土木建築工事に工事工程表を導入するメリット

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明確な工事工程表の導入は、前後工事を関係者に周知し、工期短縮にも繋がります。

土木工事や建築工事の現場では多種多様な工事があり、工程管理のための工事工程表は工事に携わるすべての関係者にとっての指針になるツールです。

それぞれの工事を混雑させることなく進めるため、週間工程表や月間工程表などの日程や期限を明確にした工事工程表は、工期短縮やコスト削減に大きく貢献することができ、管理担当者から高い人気を得ています。

土木や建築工事に適した工程表のExcel版テンプレート・フォーマット・ひな形(雛形)、導入前には比較検討が大切です。

ネット上には有料、無料合わせて多くのソフトウェア(アプリ)やテンプレート・フォーマット・ひな形(雛形)があります。
工事工程表についても、実施工程表や作業工程表、週間工程表、月間工程表、ゼロ工程表、出来高曲線など、土木工事、建築工事それぞれに適したものが数多くリリースされています。
ダウンロードするだけで、難しい操作も必要ありません。
しかし多くの中から、工事に合った工程表や、運用しやすい工程表を見つけ出すのは大変な作業です。

この記事では、土木工事、建築工事の工程表を作成する際の問題点を洗い出し、Excel版の工程表を導入することによって、生み出されるメリットをご紹介致します。

工事工程表エクセルテンプレートについては、下記の記事で紹介しています。

無料で使える!工事工程表エクセルテンプレート おすすめ6選

  1. 工事工程表について現場が抱える問題点と導入できない理由
    1. 土木建築工事の工程表の問題点とは、導入にためらう障害とは
    2. 工事工程表のソフトを導入しない理由は一体なぜなのか
  2. エクセルによる工事工程表の作成方法
    1. 普段使っているExcelだから、簡単に工事工程表を作成できる
    2. 工事工程表は大切な工事の指針、タイムリーな変更でコスト削減
  3. 工事工程表を導入することで生まれる多くのメリット
    1. 土木工事や建築工事に対応できる効率的な工程表の作図が可能
    2. Excel版の工事工程表のフリーソフト、導入コスト削減に貢献
    3. データ化したExcel工事工程表なら、全ての工事関係者で工事状況の共有化ができます
  4. 土木建築工事の工事工程表の種類と特徴
      1. ガントチャート
      2. バーチャート
      3. 出来高曲線
      4. ネットワーク工程表
      5. ゼロ工程表とは
    1. 工事工程表にはエクセルのテンプレートを使用する
    2. 無料ダウンロードソフトや無料テンプレートを活用しよう
    3. ランキングサイトを活用しよう
  5. 土木建築工事に欠かせないネットワーク工程表
    1. 行う工事に適切な工程表を使う意識を
    2. 理解しやすいネットワーク工程表を取り入れてみよう
    3. ネットワーク工程表で最も使われるアロー型とは
    4. アロー型のネットワーク工程表には基本ルールがある
    5. 工程管理や進捗管理に関わるさまざまな工程表
    6. ネットワーク工程表の作成にはエクセルテンプレートやツールを使う
    7. フリーソフトやアプリもネットワーク工程表の作成に使える
  6. 工事工程表のエクセルテンプレート
    1. 犬にもできる工程表
    2. 工程管理原価集計ソフト「工作」
    3. 工程表自動作成
    4. AICOMS
    5. ガントチャート forExcel
    6. my工程表

工事工程表について現場が抱える問題点と導入できない理由

工事工程表は人気が高いソフトですが、導入に前向きでない人もいます。
この項では、土木工事や建築工事の工程表の問題点とは企業が導入にためらう障害とは何なのか、
工事工程表のソフトウェア(アプリ)を導入しない理由は一体なぜなのか、など建築工事の工程表を作成する際の問題点を洗い出して説明しております。

土木建築工事の工程表の問題点とは、導入にためらう障害とは

・土木工事、建設工事ともに、施工方法や工事手順、工期などの変更がとても多く作業工程表がつくりにくい。
・また、季節や天候によっても左右されるので、工期通りに工事は中々進行しない。

・土木工事、建築工事ともに、工事作業の内容が煩雑なので工程管理がしづらい。
・また、工程ごとの出来高や進捗管理等も把握しづらい。

・工事内容によって長期工事や短期工事がある。
・長期工事の場合は、数か月から数年までの作業期間があり、工程管理がしづらい。
・短期工事の場合は、多くの作業を同時進行で行う必要があるため、工程管理が非常に困難である。

・日々の施工管理者の業務が多忙を極めている。
・工程管理や進捗管理など、これ以上の作業を科してしまうと残業や休日出勤で対応しなくてはならなくなってしまう。

工事工程表のソフトを導入しない理由は一体なぜなのか

・PCスキルを持った従業員がいない。
・Excelは使用できるが、体裁の整った工程表を上手く作成することができない。

・工事計画書を提出する際に、大体の工事工程表を提出している。
・工事の変更があれば、それを元に少々変更すればそのまま使えてしまうから。

・直近の工事内容では、工程表作成ツールを使わなくても、変更点などを手書きで掲示板に表示すれば、それで良い。
・工程管理や進捗管理などをしなくても、今まで何とかその方法でできていたから。

・高価な工事工程表ソフトウェア(アプリ)を導入したとしても、そのメリットがよく理解できない。

 

エクセルによる工事工程表の作成方法

それでは、普段使っているExcelによる多忙な施工管理者でも簡単に工事工程表を作成できる方法、工事工程表は大切な工事の指針、タイムリーな変更で業務の効率化とコスト削減を図る方法について解説していきます。

普段使っているExcelだから、簡単に工事工程表を作成できる

パソコンをあまり使い慣れていない人であっても、エクセル版の工事工程管理ソフトウェアであれば、色の付いたセルに数値を入力するだけで、あとは自動的に工程表を作成してくれるシステムです。実施工程表や作業工程表、週間工程表、月間工程表、ゼロ工程表のほか、出来高曲線など、欲しいタイプの工程表が簡単に得られるのでおすすめです。
入力する箇所は色分けされているので、入力ミスを防止することができます。

土木工事や建築工事関係でよく使われるのが“バーチャート工程表”です。
Excel版の工程表のほとんどが、縦のセルが工事内容になり、横のセルが工期というシステムになっています。
矢印や色で簡単に表示できるので、誰にでも見やすく、解りやすい工程表が作成できます。

シートのコピーや移動で編集もしやすく、週間工程表や月間工程表はもちろん、短期から、半年や年間の長期工程表の作成も簡単にできます。
各種工事の変更、工期の短縮や延長があった際にも、エクセルであればセルのコピーや削除、追加など操作が簡単に行えるシステムです。
また、進捗率をはかるために必要となる実施工程表や、実働日数のみを記したゼロ工程表も簡単に作成できます。
Excel版の工事工程表では、工事日数と工事費の計算を行うことが出来ます。工事費の計算を行う際には、ゼロ工程表が便利なのでおすすめです。
工事内容によって一定期間しか行わない作業についても、工程表の日数に金額の情報を追加するだけで工事費の集計が簡単にできます。
バーチャート工程表のほか、よく使われる工程表としてガントチャート工程表やネットワーク工程表があります。ガントチャートは横軸が進捗率になっており、進捗管理に便利です。いずれもエクセルで作成できます。
作った工程表は、クラウドに保存しておくと、複数の人で簡単に共有ができます。
ダウンロードしてエクセルで作業するだけなので、導入も簡単です。人気のアプリは比較ランキングサイトで探すとよいでしょう。

工事工程表は大切な工事の指針、タイムリーな変更でコスト削減

突発的な工程変更があったとしても、いつもの使い慣れたエクセルなら簡単に変更ができます。無料のフリーソフトであっても、多くの機能が備わっています。
専任の施工管理者でなくても、バーチャートやガントチャート、ネットワーク工程表などの工事工程表の作図ができるシステムになっています。
後はメールやFAXで変更された工程表を送信し、監督員の承諾を得るだけです。
これで、遅延なく工事変更に伴う処理が完了したことになります。
最初に立てた作業工程表と実際の進捗率の差を見るために、実施工程表の作成をおすすめします。

Excelでの工事工程表は、簡単な操作と作図ツールがあるため、短時間で工程表を作成することができます。
例えば、工事現場内において、Aさんは終日1つの作業。Bさんは2つの作業といった様に、
一日の作業内容を各作業員に周知することも可能です。クラウドに工程表を上げておけば、リアルタイムで各作業員が確認できます。
これにより、各関係者に作業内容が周知徹底され、やみくもに作業を行うこともなくなります。
ガントチャートや出来高曲線を作成すると進捗率が可視化されるため、目的意識もはっきりするため、業務の効率化、経費削減にも繋がるのでおすすめです。

エクセルでは、簡単に図形や画像を挿入するツールがあります。
工事工程表内に作業場所の画像や、移動方向の図形などを挿入して見ましょう。
これで、見やすく解りやすい工程表が出来上がります。
うっかりミスや、作業手順の勘違いといったヒューマンエラーの防止に繋がります。
ソフトのランキングサイトなどで各ソフトの評判を見て、自分に合ったソフトを使いましょう。


工事工程表を導入することで生まれる多くのメリット

土木工事や建築工事において、Excel版の工事工程表を導入することで、次の様なメリットがあります。
無料でダウンロードできるものも多いので、導入に消極的だった方も、これを機会に検討されてみてはいかがでしょうか。

土木工事や建築工事に対応できる効率的な工程表の作図が可能

エクセルで、ガントチャートやバーチャート、ネットワーク工程表などの工程表が簡単に作成できます。
専任の施工管理者だけでなく、各施工会社の作業指揮者、班長でも操作や作図が可能になるのでおすすめです。

全体の工程表の他に、それぞれ工事内容に合せた工事工程表を作ることもできます。作業工程表、週間工程表、月間工程表、ゼロ工程表、実施工程表、出来高曲線など、工事期間や状況に合わせた工程表が作成可能です。
見やすく、誰が見てもわかりやすい工事工程表を、誰でも簡単に作成することができます。作った工程表はクラウドなどを利用して、社内で共有できるようにしておくと便利です。
ランキングサイトなどを見ていろんなソフトを比較し、使いやすいものを見つけましょう。

Excel版の工事工程表のフリーソフト、導入コスト削減に貢献

インターネット上には、様々な工事内容に合わせた無料のフリーソフトやテンプレート・フォーマット・ひな形(雛形)が多くあります。バーチャートやガントチャート、ネットワーク工程表の無料テンプレートツールも数多くあります。ダウンロードすれば、すぐに使えます。
専門工事や特殊工事といった場合には、業務内容に合った専用の工事工程表を、簡単にカスタマイズして利用できるのも、エクセル版工程表の特徴の一つです。フリーソフトであっても豊富なテンプレート・フォーマット・ひな形(雛形)が揃っています。
無料の人気ソフトやテンプレートは、比較ランキングサイトなどで見つけるとよいでしょう。

データ化したExcel工事工程表なら、全ての工事関係者で工事状況の共有化ができます

エクセル版の工事工程表では、工事内容に変更があった場合でも、作業現場事務所に出向かずとも、変更した工程表のデータを送ることができます。
工事工程表をメールに添付して各関係会社に一斉に送信することもできます。

また、Excel版の工事工程表を、クラウドなどのネットワーク上にアップロードして“共有化”することにより、全ての工事関係者が現時点の工事状況や、これからの作業状況を把握することがシステム化できるようになります。

 

土木建築工事の工事工程表の種類と特徴

工程管理や進捗管理を表す工事工程表・実施工程表・作業工程表および週間工程表・月間工程表を作成する場合に、さまざまなツールが存在しますが、実際にそれぞれの手法にどのような特徴があるのでしょうか。ここでは、ガントチャート工程表、バーチャート工程表、出来高曲線工程表、ネットワーク工程表について紹介します。

ガントチャート

まずはガントチャートです。ガントチャートは各作業に対する完了時を100%とし、進捗率を縦軸にとり示しています。
ガントチャートで作成された工事工程表・実施工程表・作業工程表および週間工程表・月間工程表は、作業手順や作業に必要な日数および工期に影響する作業を判断することはできません。一方でガントチャートは、作業進捗率の度合いを判断するのには向いています。また図面の作成が簡単なのも特徴の一つで、これがガントチャートが工事工程表・実施工程表・作業工程表および週間工程表・月間工程表などの使用に人気がある理由の一つです。

バーチャート

次にバーチャートです。バーチャートは縦軸に工事種別など工事分類や作業分類を記述、横軸に日程をとり、各工事や作業を実施する予定日をバー状で記入していく工事工程表です。
バーチャートは、作業手順の把握や進捗率に関する情報には曖昧な部分が多いのですが、作業に必要な日数を把握するのには向いています。一方でバーチャートは、工期にどの作業が影響するかという点はつかみにくい特徴があります。バーチャートも図面の作成は簡単なため、工程管理や進捗管理を表す工事工程表・実施工程表・作業工程表および週間工程表・月間工程表の作成では人気があります。

出来高曲線

出来高曲線は、縦軸に工事の出来高および施工量の累計を記述します。横軸は工期の時間的経過を示します。出来高曲線とそれぞれの軸を比較することにより、工程の計画修正や実施工程の管理などに活用することができます。また、工程に対する予定と実施を比較対照することで、工程管理を適切に行うことができます。
出来高曲線は、作業手順や作業日数、工期に影響を及ぼす作業については工程表から判断することができません。一方で、進捗率の度合いを確認するのには向いている工事工程表です。
出来高曲線を作成するのはやや困難なので、先の工程表に比べると人気はありません。慣れが必要にもなる部分だと言えるでしょう。

ネットワーク工程表

ネットワーク工程表は矢印と丸印で表される工程表です。各作業について順序や関係性が明確に理解することができます。また、ネットワーク工程表は作業の遅れが工期に対してどういった影響があるか、1つの作業単位から把握することが可能で、計画変更にも対処できるという特徴があります。
さらに、ネットワーク工程表は工事のどの作業が懸念事項になるかを把握できるので、対象の工事に対する重点的な工程管理や進捗管理を行うことが可能となります。
このようにネットワーク工程表は、作業手順や必要な日数、進捗率、工期に影響する作業などを把握するのには優れているのですが、その一方で作成方法が非常に複雑です。
そのため、ネットワーク工程表を取り入れる場合は、経験と知識が必要となる場合がほとんどです。
なお、ネットワーク工程表には作業を実線で結ぶ「アロー型」と、作業を丸線で結ぶ「サークル型」が存在します。
アロー型とサークル型、どちらが主流かと比較するとアロー型が主流でしょうか。工程管理や進捗管理などが出題される施工管理技士の資格試験などでは、アロー型のほうが出題が多いとされています。そのため、現場でもアロー型が取り入れられることは少なくないのです。そのため、まずはアロー型の書き方や読み取り方を覚えておくのがおすすめです。

ゼロ工程表とは

ちなみに、「ゼロ工程表」という記述方法があります。
ゼロ工程表は簡単に言えば時間軸のない工程表です。土木工事や建築工事で例えると、土砂搬送やコンクリート流し込みなどの作業はゼロ工程表には記載されますが、祝日や作業が休みの日はゼロ工程表には記載されません。あくまでも土木工事や建築工事の作業が行われている日だけを表すのがゼロ工程表なのです。
そのため、ゼロ工程表を用いて実施工程表や作業工程表ならびに週間工程表、月間工程表などを作成すると、作業工程のみが理解できるので、各作業員は自分の分担する作業工程が把握しやすくなります。
一方でゼロ工程表は、全体的な工程管理や進捗管理を行う実施工程表や作業工程表ならびに週間工程表、月間工程表の場合は、あまり使用されません。それは、工事全体の進捗率がわかりにくいからです。

工事工程表にはエクセルのテンプレートを使用する

ガントチャート・バーチャート・出来高曲線・ネットワーク工程用など、工程管理・進捗管理に取り入れられる工程表の作成は、excel(エクセル)などソフトウェアを活用するのが一般的です。
excel(エクセル)などソフトウェアを使用して工程表を作成する場合は、多くの場合テンプレートを使用します。テンプレートは独自のものや、フリーダウンロードした無料で手に入れたものなどさまざまです。
工程管理や進捗管理が必要な工事があるだけ、excel(エクセル)などのソフトウェアを用いてテンプレートから工程表を作成するのです。

無料ダウンロードソフトや無料テンプレートを活用しよう

土木工事や建築工事の件数が増えれば増えるほど、こうしたソフトウェアによるテンプレートの活用は大切です。
誰でも分かりやすく使いやすいテンプレートを作成したいのであれば、著作権フリーの無料ダウンロード可能なexcel(エクセル)ファイルがおすすめです。
excel(エクセル)であれば多くの端末で使用されているソフトウェアであり、なおかつ著作権フリーの無料ダウンロード可能なテンプレートファイルであれば、工程管理に必要な事項を網羅していることが多いからです。
excel(エクセル)テンプレートをダウンロードする時は、比較的人気の高いテンプレートをダウンロードするのがおすすめです。
人気が高いテンプレートファイルであれば、内容が充実していたり使いやすい可能性が高いからです。
ダウンロードできる人気テンプレートの中には、土木工事に特化したものや建築工事に特化したものも存在します。無料でダウンロードを行う前に、土木工事用か建築工事用か、それとも土木工事と建築工事どちらにも適用できるのかといったところを確認するとよいでしょう。

ランキングサイトを活用しよう

フリーソフトやフリーアプリといったツールを使用する時には、ランキングサイトを活用するのがおすすめです。ランキングサイトなどでは、かんたん工程表ソフトやアプリが、フリーソフトやフリーアプリとして数多く紹介されています。ランキングで紹介されているかんたん工程表ソフトは、ソフトウェアからexcel(エクセル)までさまざまです。
どのフリーソフトやフリーアプリを導入すればよいか、比較検討に迷っているのであれば、こうしたランキングサイトでかんたん工程表ソフトを探すのがおすすめです。
また、現行の工程管理システムや進捗管理システムの補助ツールのフリーソフトやアプリを、ランキングサイトから新たなかんたん工程表ソフトを探すのもおすすめです。無料でダウンロードできるかんたん工程表ソフトであれば、工程管理システムや進捗管理システムなどの、少し手間のかかるシステムを使用するほどでもないちょっとした作業や研修などで使用するツールとしては、フリーソフトやフリーアプリはおすすめなのです。
ランキングにあるかんたん工程表ソフトを比較検討して、ツールとして使いやすく、また現行のシステムにマッチしたツールとして、フリーソフトやフリーアプリを無料でダウンロードして活用しましょう。

 

土木建築工事に欠かせないネットワーク工程表

行う工事に適切な工程表を使う意識を

工事工程表による工程管理や進捗管理を行うにあたり、ガントチャート工程表、バーチャート工程表、ネットワーク工程表、出来高曲線式工程表などがありますが、どの工事工程表を取り扱うかは、土木工事や建築工事などの工種や工事工程によって変わってきます。
また、実施工程表、作業工程表、週間工程表、月間工程表、ゼロ工程表などといった、工程管理・進捗管理を行うためにどの工事工程表がベターかも変わってきます。
例えば、ゼロ工程表に出来高曲線やネットワーク工程表はあまり使われませんし、実際にゼロ工程表に出来高曲線が使用されても工事工程表としては役に立たないはずです。

理解しやすいネットワーク工程表を取り入れてみよう

ガントチャート工程表、バーチャート工程表、ネットワーク工程表、出来高曲線式工程表のうち、ガントチャートとバーチャートは工事工程表でよく目にするはずです。実際に土木工事や建築工事の工事工程表を見たことがある人であれば、ガントチャートとバーチャートが最も目にすることが多いはずです。
それは、出来高曲線とネットワーク工程表は作成するのがやや難しいとされているからです。
しかしながら、工程管理・進捗管理を行うにあたり、進捗率や工期に影響しやすい作業を把握するには、ガントチャートやバーチャートでは役不足です。また、出来高曲線は進捗率の把握には向いていますが、工期に影響しやすい作業を把握するのにはおすすめはできません。
ネットワーク工程表であれば、進捗率も工期に影響しやすい作業も比較的簡単に理解ができる工事工程表を作成することができるのです。

ネットワーク工程表で最も使われるアロー型とは

他の工程表に比べると比較的難しいとされるネットワーク工程表ですが、その分多様な情報を含んでいる工程表でもあります。
ネットワーク工程表は作業を矢印表示する「アロー型」と、楕円で表示する「サークル型」および「イベント型」があります。3つの表示方式を比較すると、最も多く使用されるのがアロー型だと言われています。そのため、ネットワーク工程表を作成する場合はアロー型を採用すると良いでしょう。
アロー型で表される矢線は「アクティビティ」または「ジョブ」と呼ばれます。矢線は、作業活動や見積りなど時間が必要となる行動を意味しています。
矢線は作業名の上に記述をし、その作業を行うのに必要となる時間は矢線の下に記述します。アロー型では矢線の長さは時間軸を表していないので注意してください。
また、アロー型では作業軸となる矢線は左から右へと流れていきます。材料の発注搬入やコンクリ養成なども矢線で表示します。
丸印で表示される記号は「結合点」と呼ばれ、作業の開始および終了を表しています。結合点には番号が記されています。結合点に記されている番号は、一つの工程表で重複してはなりません。また、作業の進行方向に向けて数字が大きくなっていく必要があります。矢線が結合点に到達した時点で、その作業は完全に終了したものとなります。ちなみに、結合点部分は時間はゼロ時間となります。

アロー型のネットワーク工程表には基本ルールがある

アロー型のネットワーク工程表の基本ルールとして、矢線が結合点に全て入ってきた後でないと、結合点から出てくる矢線、いわゆる作業には着手できません。また、一つの結合点からの次の後続結合点に入る矢線の数は1本です。
作業がループするような矢線を戻すという使い方はできません。また、一つのネットワークについて、工事着手となる結合点と工事完了となる結合点は1つである必要があります。このルールにより工程に関する所要時間の計算ができるため、非常に大切な決まりごとの一つとなるのです。
施工手順の組み立てが終了して全ての作業が矢線で結ばれることで、工程の所要時間が計算でき、そうすることで、工期内に完了するよう工程を調整することができるようになってきます。

工程管理や進捗管理に関わるさまざまな工程表

工程管理や進捗管理における工事工程表の作成は1種類だけではありません。土木工事や建築工事などといった工種や進捗率により取り扱う工程表が変わります。
また、実施工程表・作業工程表・週間工程表・月間工程表およびゼロ工程表と、数種類の工程表による工程管理や進捗管理が必要となる場合があります。
こうした場合、実施工程表・作業工程表・週間工程表・月間工程表およびゼロ工程表をゼロから作成するわけにはいきません。加えて土木工事や建築工事などの工種ごとの工程表も加わり、工程表を管理するだけでも重労働になってしまいます。
本来であれば進捗率など工程管理・進捗管理を行いやすくするためのツールやシステムである工程表が、作業の負担になってしまいます。
こうした実施工程表・作業工程表・週間工程表・月間工程表・ゼロ工程表および土木工事・建築工事の工種別工程表については、ソフトウェアやアプリケーションソフトによる作成および管理がおすすめです。

ネットワーク工程表の作成にはエクセルテンプレートやツールを使う

実際にネットワーク工程表を作成する時には、excel(エクセル)のテンプレートやツールを使うのがおすすめです。これは、ネットワーク工程表だけではなく、ガントチャート、バーチャートそして出来高曲線でも同じことが言えます。
excel(エクセル)のテンプレートやツールはかんたん工程表ソフトウェアとして、無料でダウンロードできるものがほとんどです。また、excel(エクセル)のテンプレートツールだけではなく、マクロなどのアプリもかんたん工程表ソフトとして無料ソフトウェアとして提供されています。
まずはexcel(エクセル)のテンプレートを無料ダウンロードしてみるのがおすすめです。そして、excel(エクセル)のテンプレートにより実施工程表・作業工程表・週間工程表・月間工程表などを、ソフトウェアである程度スムーズに作成できるようになったら、excel(エクセル)テンプレートだけではなく、マクロツールやソフト、アプリなどを利用して実施工程表・作業工程表・週間工程表・月間工程表を作成すると勉強になるでしょう。

フリーソフトやアプリもネットワーク工程表の作成に使える

工程表を作成できるおすすめのツールやシステムはexcel(エクセル)のテンプレートやマクロだけではありません。無料でダウンロードできるフリーソフトやフリーアプリなども、工程表作成や管理には重要な役割を果たします。
かんたん工程表人気ランキングなどでフリーソフトやフリーアプリを比較して、無料ダウンロードして実際にシステムを使用してみると良いでしょう。
かんたん工程表人気ランキングではフリーソフトやフリーアプリなどのほかにも、excel(エクセル)などのアプリケーションソフトも紹介されています。フリーソフトやフリーアプリで無料ダウンロードして、システム的に使い方を理解し、どの機能が自分には必要なのかランキングを参考にしながら比較するのおがおすすめです。
かんたん工程表人気ランキングでフリーソフトやフリーアプリを無料ダウンロードする時に気を付けたいのが、土木工事および建築工事など、工種や分類に対してどこまで適応できるかです。また、かんたん工程表人気ランキングでどんなにおすすめ度が高くても、そのフリーソフトやフリーアプリなどのアプリケーションソフトだけで、理想とする工事工程表が作れるとは限らないということです。
人気ランキングで紹介されているソフトやシステムは、あくまでもダウンロード人気があるというソフトウェアです。実務の中で必要最低限のシステムが備わっていると捉えるほうが無難で、そのソフトウェアだけで工程管理や進捗率の全てを把握できるとは考えないのが良いでしょう。ランキングはあくまでもソフト同士を比較するツールとして捉えましょう。

工事工程表のエクセルテンプレート

犬にもできる工程表

犬にもできる工程表0 - 土木建築工事に工事工程表を導入するメリット
簡単操作だけで工程表をほぼ自動で作成してくれるシェアウェアです。エクセルで工程表が作成されます。エクセル形式のため、データの受け渡しも容易ですし、データの追記なども簡単に行うことが可能です。また、日付を入力するだけで曜日を自動で算出し表記してくれるので、工程表を作る煩わしさから開放されるはずです。試用期間には仕様動作に制限がありますので、気に入った場合は購入を検討するのも良いでしょう。

工程管理原価集計ソフト「工作」

工程管理原価集計ソフト「工作」0 - 土木建築工事に工事工程表を導入するメリット
工程管理と原価管理を誰でも簡単に取り扱うことができる、試用期間を兼ねそなているシェアソフトです。工種と期間、先行工程の登録、休日設定を行うことでExcelに工程計画表を出力します。実績も簡単に登録できるので、工事全体の進捗状況や週単位での進捗状況がひと目で把握することが可能です。加えて実行予算の登録、日々の出来高、要素別の原価登録が可能となっています。

工程表自動作成

工程表自動作成0 - 土木建築工事に工事工程表を導入するメリット
工程表自動作成は、エクセルマクロで動作するフリーソフトです。建設工事における工事工程表や作業用のフォーマットを自動作成することができます。建築物の規模や構造種別、休日設定を行うことで、「公共建築物の工期算定標準」に基づいた適正な工期を計算し、ネットワーク工程表を自動で作成してくれます。作成されたエクセルを工事種別ごとに調整することも可能です。

AICOMS

AICOMS0 - 土木建築工事に工事工程表を導入するメリット
年間契約で使用できるシェアウェアです。独自の工事原価を含む施工実績情報データベースの構築や自社の実績原価を入札・工事獲得に活用することができます。実行予算・下請契約の査定、投入日報・出来高・工事原価、下請出来高など、数々のデータを管理するこが可能です。エクセルだけで作成された一般的な工程表ではなく、よりハイセンスな工程表を作成したい方にはおすすめできるソフトです。

ガントチャート forExcel

ガントチャート forExcel0 - 土木建築工事に工事工程表を導入するメリット
エクセルを使用してバーチャートを自動で作成してくれるフリーのマクロです。1日、週間、月間、3ヶ月、半年、1年、3年、5年、10年間など、複数の期間に対してバーチャートを作成することが可能です。チャートの色や太さ、位置も自由に設定できる他、印刷の用紙サイズ変更にたいして、チャートのサイズが自動でマッチするように自動調整されるなど、細かいところに手の届くソフトとなっています。

my工程表

my工程表0 - 土木建築工事に工事工程表を導入するメリット
バーチャート工程表の作成を支援するエクセルのアドインソフトです。シェアウェアとなっていて、起動時にパスワード入力画面が表示されます。使い慣れたエクセルに組み込まれるアドインソフトなので、使い方で迷うと言ったことは少ないはずです。工程表作成フォームや出来高曲線作成フォームなど、工程表を作る上で必要な機能を備えていて、簡単操作で誰でも希望の工程表を作り上げることができるでしょう。

 

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