単線結線図にシンボル集、電気図記号などのCADデータを使うメリット

a131ccb8 8670 4dbb 9667 8c2f19fd4188 - 単線結線図にシンボル集、電気図記号などのCADデータを使うメリット 電気設備 CADデータ

電気設備の計画・設計・施工に必要な図面は、結線図や電気機器配置図など数多くあります。
その中で、計画から施工、維持管理に欠かせない図面が単線結線図です。
電気機器間を単線で繋ぐ簡単な図面に見えますが、電気設備の基礎と本質が凝集されています。

電気設備工事に必要な工事計画を端的に示すのが、単線結線図です。
改造・更新を頻繁に行う電気設備では、改造の都度図面を変更しなければ、現状設備とは異なった図面になってしまいます。

このページ後半では、このような単線結線図の最新状態をキープする問題をどう解決するかを解説しています。

CADソフトの利用が、単線結線図作成の効率化に繋がります。
単線結線図では、JIS・JSIAで定義されたシンボル図と記号で電気機器を表します。
電気図のシンボルには、有料版もありますが、フリーCADデータが色々なサイトで公開されています。
autocad・jwcad・エクセルなど、さまざまな拡張子に対応できます。
また、電気機器の容量計算や保護協調計算、工事施工の端子結線図を作成できる電気設計専用のCADソフトなども有料・無料合わせてたくさんあります。

それではまず、単線結線図・電気シンボル集・電気図記号・電気記号・電気設備記号・コンセント記号・記号一覧などのCADデータ、イラスト素材がすぐに欲しい人のために、ダウンロードサイトのリンク集を紹介しましょう。


  1. 単線結線図・シンボル集・電気記号 2Dcadデータ
    1. ニューコム
    2. Hos.CAD 電設シンボル・データ集
    3. 単線結線図等を簡単に作成できる CAD・BLOCKO2
    4. 単結部品I
    5. denzuq_for_jww
    6. 単線結線図 図面 Google
  2. 単線結線図で表されたものと現場が異なる、なぜ起きるのか
    1. 単線結線図が正しくないと困るのか?
    2. 単線結線図と現場が違う、なぜ起きるのか?
  3. 単線結線図が現場と異なることがないようCADを使って管理する
    1. 単線結線図が現場と異なることがないようにする方策
    2. 単線結線図を管理しやすくする作成方法
    3. 単線結線図をCADで使って管理するメリット
  4. まとめ/CADを使うメリット、単線結線図と現場の異なりを避けるポイント
    1. 単線結線図が現場と異なってしまう原因とは
    2. 単線結線図と現場が異なることを避けるポイントは
    3. CADを使った単線結線図のメリットは
  5. 単線結線図と金属管配線図の特徴とCADデータの使用方法
    1. 電気配線図と単線結線図に記す内容~電気シンボルは無料CADデータがおすすめ
    2. 金属管工事に必要な金属管配線図とは
    3. 金属管配線工事の付属品
      1. ① アウトレットボックス
      2. ② スイッチボックス
      3. ③ コンクリートボックス
    4. 金属管露出工事の配線図
    5. 金属管露出工事の付属品
  6. 単線結線図・高圧単線結線図等の電気配線図作成のための幹線布設方式
    1. 幹線の布設方法と布設方式
      1. (1)ケーブルラックを使ったケーブル配線方式とは
      2. (2)金属管を使用した布設方式について
      3. (3)金属ダクトは幹線出入口部分で使う
      4. (4)屋内の乾燥した露出部にはバスダクトを使おう
    2. 防火区画貫通処理
      1. (1)金属管
      2. (2)金属ダクト
      3. (3)ケーブルラック
    3. 電気配線図作成に必要な接地及びボンディング
    4. 分電盤・動力盤の概要
      1. (1)電灯分電盤
      2. (2)動力制御盤
    5. 電気配線図作成のための盤形状の分類
      1. (1)設置場所で分類しよう
      2. (2)取付方法で分類しよう
    6. 分電盤等の主な構成部品

単線結線図・シンボル集・電気記号 2Dcadデータ

ニューコム

ニューコム
電気制御設計、システム受託開発やネットワーク構築、IT技術者派遣などを行っている会社です。電気制御設計を支援するWebサイトは、CAD事業部が運営している無料ダウンロードのサイトです。JISの電気用図記号、国土交通省認可の電気用図記号、工作機械用の電気用図記号、電気記号、電気設備記号、コンセント記号、記号一覧がダウンロードできます。autocad・jwcad・エクセルなど、さまざまな拡張子に対応できます。

Hos.CAD 電設シンボル・データ集

Hos.CAD 電設シンボル・データ集
電気設備シンボルやキュービクル・避雷針・分電盤などの電気設備配線図用の、シンボル・各種初期設定データ集のサイトです。国交省営繕要綱に準拠しており、実践的でわかりやすい操作説明書も提供されます。練習用の図面ファイルも添付されています。初期導入時の膨大な労力を解消し、電設専用CADに近い操作性と経済的・効率的に実現します。

単線結線図等を簡単に作成できる CAD・BLOCKO2

単線結線図等を簡単に作成できる CAD・BLOCKO2
単線結線図等を、簡単に作成することができるCAD・BLOCKO2ソフトウェアが、無料でダウンロードできます。単線結線図、展開接続図、油圧回路図、電気回路図、高圧単線結線図、電気図面、電気配線図等の作成に実用的なソフトウェアです。配電盤、一般電気工事、油圧回路、計装、配管、キュービクル、避雷針、分電盤などの図面作成に役立つ機能が豊富に揃っています。

単結部品I

単結部品I
電気設備シンボル・電気シンボルなどをダイナミックブロックで作成した、電気設備用単線結線図のシンボル集が無料でダウンロードできます。JIS C0617のシンボル集です。電設シリーズで無料シンボルをお探しの方におすすめです。電気施工図用の電設シンボルIIIも追加されました。DXF対応で、高圧単線結線図・電気図面・電気配線図・キュービクル・避雷針・分電盤などの施工図作成が格段に楽になるソフトです。電気記号・電気設備記号・コンセント記号・記号一覧などもわかりやすいですよ。autocad・jwcad・エクセルなど、さまざまな拡張子に対応できます。

denzuq_for_jww

denzuq_for_jww
Jw_cad用の、電気設備図記号、JWKファイルをフリーでダウンロードすることができます。フリーのCAD用ソフトQcadの電気設備用図記号(denzuq)のJw_cad(jwcad)版です。基準は、日本電設工業協会発行の、電気設備シンボル・電気シンボルは、電気設備CADシンボル寸法基準2001年版に準じています。電気工事系や電気設備からの需要が高いソフトです。電気記号・電気設備記号・コンセント記号・記号一覧などに対応し、高圧単線結線図・電気図面・電気配線図などに使えます。

単線結線図 図面 Google

単線結線図 図面 Google
単線結線図の高圧単線結線図・電気図面・電気配線図などに使える図面、写真、イラストが、フリーのものを含めて色々見れます。電気回路系統を単線で示した結線図を、単線結線図といいます。電気設備の設計図では、特別高圧の受変電設備、高圧の受変電設備、電灯分電盤や動力制御盤の内部結線、キュービクル、避雷針などが、代表的な単線結線図として取り扱われます。autocad・jwcad・エクセルなど、さまざまな拡張子に対応できます。


お好みのCADデータは見つかりましたでしょうか。
データが見つからなかった方は、リンク集のまとめサイトからダウンロードしてください。
次のサイトでは、単線結線図のCADデータのリンク集をまとめて紹介しています。
単線結線図、CADデータのまとめサイト


単線結線図で表されたものと現場が異なる、なぜ起きるのか

老朽化による電気設備の更新で、現場調査を行うと、単線結線図と現設備が異なるケースがあります。図面と現設備が違えば、更新計画の見直しが必要です。

単線結線図が正しくないと困るのか?

電気設備機器の繋がりを表している単線結線図は、設備の電気回路系統を単線で示した図です。
受電盤から配電盤を通し、MCCBを経て現場のポンプモーターへ接続、という繋がりです。
配電盤の更新時、単線結線図が正しくないと、接続機器の電源容量が分かりません。
また、誤配線や電源協調計算ができない、などの問題が発生します。

単線結線図と現場が違う、なぜ起きるのか?

電気設備では、改造や追加、更新を頻繁に行います。
小規模改造であれば、改造エリアだけの単線結線図を変更した施工図面だけを作り、設備全体の結線図を変更しないことがあります。
対象エリアの単線結線図を変更すれば、単線結線図全体の修正不要と考えるためです。
また、改造が頻繁なため、変更図面の差し替えが後手に回っていることも理由です。

図面と現設備が異なれば、現場調査を行いますが、相異点を見つけられないことがあります。
・電気配線がダクトやピット、電線管を通っているため、目視で追えない。
・高圧電気系統の調査は高電圧の活線近接作業のため、端子番号などを確認できない。
・運転中の電気設備を止められず、導通テストが行えない。


引き続き、CADデータ使って単線結線図を常に最新にする方法について説明しましょう。



単線結線図が現場と異なることがないようCADを使って管理する

単線結線図が現場と異なることがないようにする方策

図面と現設備を同一にするため、変更設備全てを図面に反映しましょう。
変更履歴が残るよう、図面作成をCADで行うデジタル化も必要です。
ここでの図面管理とは、単線結線図と現設備に相違がない管理のことです。
図面管理の重要点は、設備の変更があれば、変更した図面と関連する図面を全て関連付けることです。

単線結線図を管理しやすくする作成方法

電気設備の設置計画・設計・施工の基本は、単線結線図です。
大規模設備の単線結線図は、エリアごとに複数作成し、ページの繋がりをインデックスで示します。
あるページを変更すれば、変更ページへの関連を示すページを作成しなければ、整合性がとれなくなるおそれがあります。
単線結線図のポイントは、関連図面が作成しやすいよう、電気設備や機器の情報を書き込むことです。

単線結線図をCADで使って管理するメリット

CAD図面は、電気シンボル・電気設備シンボルのCADデータを使用します。
CADで作成した図面を全て保存しておけば、図面の関連が把握できる、履歴での検索が容易になる、などのメリットがあります。
CADソフトには、単線結線図作成以外にも、MCCBの容量計算や保護協調計算を行い、端子図面作成ができるものもあります。
目的に合ったソフトを選べば、作業の効率化が図れます。


まとめ/CADを使うメリット、単線結線図と現場の異なりを避けるポイント

単線結線図が現場と異なってしまう原因とは

単線結線図は、電気設備を表す基本図面です。
電気設備の改造・更新工事は頻繁に行われるため、時の経過と共に単線結線図と現場設備との整合性がとれないことが多く発生してしまいます。
これは、該当図面のみの変更に留まり、全体的に変更を行っていないためです。
図面と現設備が異なっていると、立案した更新計画の見直しが必要になりかねません。

単線結線図と現場が異なることを避けるポイントは

単線結線図と現設備の相違を避けるため、図面管理のルール作りが必須です。
設備変更があれば、全ての関連図面を確実に変更しましょう。
CADでの図面作成・管理も効果的です。
CADでの図面管理なら、変更履歴を保存できるため、改造時期や図面の更新状況を把握できます。

CADを使った単線結線図のメリットは

CADを使うメリットは、単線結線図作成の効率化が可能であり、設備変更時に関連図面の全てを容易に変更できる点です。
電源容量計算や保護協調計算ができるソフトなら、設計支援が可能な点もメリットです。

単線結線図と金属管配線図の特徴とCADデータの使用方法

電気配線図と単線結線図に記す内容~電気シンボルは無料CADデータがおすすめ

電気工事を行うときの設計図というものが、電気配線図で、電気機器の配置を表す平面図と、電気機器がどのようにつながるかを表す接続図からなります。この接続図が単線結線図です。電気配線図には、設備場所・部屋であれば部屋の全体構成図・付帯事項・工事の種類・記号一覧・縮尺を記載します。
単線結線図では、6,600V高圧や66kV特別高圧の受変電設備に設備を知る設計図として重要で、高圧単線結線図とも言えます。受変電設備は断路器・遮断器・避雷器・変圧器などの電気機器が使われ、機器間の電気的な接続関係が分かってから、詳細の電気図面が作成されます。高圧電気設備の単線結線図としては、特別高圧受変電設備・高圧キュービクル・高圧分電盤・動力制御盤などの内部の電気配線図が、単線結線図として作成されます。
ビル内の室内電気工事の場合、単線結線図には、照明器具・コンセント・スイッチ・空調付帯機器・煙検知器などと、どのように配線されているかを表す結線を、電気シンボルや電気記号で表し、電気配線図をもとに施工されます。また、電気配線図をもとに、電気工事に必要な材料や工数を算出し、工事見積もりが作成されます。
単線結線図では電気機器はJISやJSIAで定義される電気記号・電気設備記号と電気シンボル・電気設備シンボルで記述します。電気記号や電気設備記号そして電気機器の図面やCADデータは、メーカーサイト、フリーのサイトから、無料でダウンロードできます。そのCADデータを使った単線結線図や電気配線図などの電気図面を使うことで、電気図面作成の効率も上がりますし、施工しやすい図面図となります。CADデータをダウンロードして結線図と電気図面の準備をしましょう。CADデータをダウンロードできるサイトには、有料のサイトもありますが、多くの有用な電気シンボルや図面テンプレートが揃っていて、試用版をダウンロードして試してみることをおすすめします。

金属管工事に必要な金属管配線図とは

電気配線図に基づき電気配線を行うとき、金属管配線は、建物内のいんぺい部分・コンクリート埋込み部分・屋内外での露出工事部分で、使われます。単線結線図の電気シンボルでは、配線だけと金属管配線では、電気シンボルや電気記号が異なり、金属管配線と分かるように書かれます。
金属管配線は、機械的強度があり、配線の引換えが容易にできることが利点です。金属管配線で使う金属管には、厚鋼電線管・薄鋼電線管・ねじなし電線管があり、機械的に安全を優先させる必要があるときや、防水防食が損なわれる恐れがあるときには、厚鋼電線管が使用されます。そのような問題がなければ、薄鋼電線管やねじなし電線管を使用します。ねじなし電線管は、施工がしやすいため、多くのケースで使用される電線管配線です。
金属管のいんぺい工事は、木造、鉄筋コンクリート造などで使われます。壁のコンクリ―ト部分から天井を通り照明器具まで配線する場合、天井配管配線図は金属管いんぺい工事として施工されます。スイッチの壁内立上り部分が、金属管配線による埋込み工事で、照明器具間が金属管いんぺい工事です。金属配管線と照明をつなぐときは、アウトレットボックスを経由して接続され、電気配線図にはそのように電気設備シンボルや電気設備記号で書かれます。

金属管配線工事の付属品

配管配線工事では、照明器具やスイッチへ電線を接続するためのボックス、管路が長い場合に途中を管路接続用のボックスで接続するように、ボックスが多く使われます。金属管を隠ぺいするとき、金属管を埋め込むときに使用するボックスには、次のような①~③の種類があります。なお、ボックスの種類ごとに電気シンボルや電気設備シンボルが異なり、電気配線図には種類ごとの電気シンボルが書かれます。

① アウトレットボックス

照明器具用位置ボックスとして照明器具への電線引出し用、天井いんペい内で電線同士の接続用、壁に埋め込むスイッチやコンセントの位置ボックス用、として使用されます。

② スイッチボックス

スイッチやコンセントの配線器具用として用い、スイッチやコンセント数が1個用から6個用まであります。

③ コンクリートボックス

照明器具が天井に直付けで固定している場合、天井がスラブであったときに、ボックスを天井スラブ内のコンクリートに埋込む必要がり、電線管配線をスラブ内で接続するときには、コンクリートボックスを用います。天井面のコンクリート型枠に固定し、その後、上部の蓋を開けて作業できるような構造となっています。

金属管露出工事の配線図

金属管露出工事は、配線を必要とする部屋、例えば倉庫などは、周囲が鉄筋コンクリート造・鉄骨造・コンクリートブロック造などで建造されています。そのほかにも、コンクリート造りでなくとも、次のような場所では、金属管露出工事の配線が施工されます。
・建物内で、いつでも新たな配線替えが起こることが多い場所
・倉庫や機械室のような、美観上からも体裁からも、支障がない場所
・建物の屋上の床で、配管を埋め込んだときに、水が溜まる、侵入するなど、防水が良くない場所
ビル事務所の会議室の照明設備の配線では、いんぺい部の金属管配線ですが、これを倉庫として見た場合には、露出照明器具を使い、器具の近くに丸型露出ボックスを置いて、金属管電線との配線を施工します。また、スイッチも露出スイッチボックスに設け、ボックスと丸型露出ボックスの間を金属管配線で敷設して接続します。屋上の避雷針と天井下のボックス間も金属管露出工事となります。露出工事と、いんぺい工事が重なることが普通にあることですが、それらの違いは電気配線図に電気シンボルとともに書いてあるため、施工時の誤りは発生しません。
CADソフトとCADデータを使うことで、要領よく電気図面が作成できるため、仕事の効率が格段に進みます。CADデータを使って単線結線図のような電気図面を書くときは、手書きで書くのと同じですが、CADソフトで書く場合は、電気シンボルやテンプレートがCADデータとして揃っているため、効率的に作図が可能です。
また、CADソフトには、単線結線図作成以外にも結線図を基に電気の容量計算や保護協調計算を、さらには電気配線図から必要な資材を割り出し、見積の作成までできるソフトもあります。有料のシステム化されたソフトであっても、効率的な作図ができるため、ダウンロードして試用してはどうでしょうか。なお、単線結線図や電気図面は、エクセルで作成するのは難しいので、CADソフトで作成した図をエクセルに貼り付ければ、その他のエクセルでの帳票と合わせることができます。

金属管露出工事の付属品

露出用ボックスは、金属管いんぺいまたは埋込み工事用のボックスとは違います。露出ボックスには、専用の丸形露出ボックス、露出スイッチボックスがあり、ほかにもC形エルボは金属配管の曲がり部分に適用し、その他のエルボには、ユニバーサルエルボやサービスエルボがあります。
CADを使った単線結線図・電気配線図などの電気図面は、有料のAUTOCADソフトでも、無料でフリーのJWCADソフトでも作成することができます。金属電線管や配線材料・エルボなどの付属品・電灯やコンセントの電気・スイッチ電気シンボルなどのCADデータは、スイッチやアウトレットボックスまたはエルボなどの電気機器メーカーのダウンロードサイトから、無料でダウンロードできます。また、フリーのCADデータダウンロードサイトからのダウンロードも可能です。
しかし、メーカーのダウンロードできるCADデータのファイル形式は、AUTOCADソフトで使うDXF形式が多く、AUTOCADソフトでしか開けません。一方、多くの電気工事関係者が使うソフトは、フリーのJWCADソフトが多く、このソフトのファイル形式がJWWで、逆にAUTOCADソフトでは開けません。しかし、DXFファイルからJWWファイルへの変換、その逆の変換もできるため、金属電線管やスイッチの図面や電気シンボルなどのCADデータは、DXFでダウンロードしても、JWW型式に変換し、無料のJWCADソフトで単線結線図や電気機器図面の作成が可能です。また、サイトによってはPDFファイルでしか図面をダウンロードできない場合もありますが、PDFファイルをCADデータに変換できるソフトもあるため、金属管工事のCADによる図面作成も可能です。

単線結線図・高圧単線結線図等の電気配線図作成のための幹線布設方式

幹線の布設方法と布設方式

幹線の布設方法は様々なものがあります。一般的には、金属管、ケーブルラック、バスダクト、金属ダクトを使用した布設方式が使用されます。布設方式は配線ルート、EPSの位置などの建物側の条件、負荷容量を分布状況、許容電圧降下、施工性、経済性などを考慮して決定します。

(1)ケーブルラックを使ったケーブル配線方式とは

ケーブルラックははしご状の形をした鉄、アルミ等の金属のものや、合成樹脂製のものがあります。多数のケーブルを敷設する必要がある場合に使用されます。配線の布設を自由に行えるため、幹線の布設によく使用されます。

(2)金属管を使用した布設方式について

金属管は幹線の布設だけでなく、様々な部分の工事に使用され、衝撃や圧縮に対して強く、不燃性であるという特徴をもつ布設方式です。また、金属管の一区画の長さ、折れ曲がり箇所のケーブル量により幹線の引き入れをしやすくするためプルボックスを設置します。プルボックスの大きさは接続する金属管の量や太さにより選定します。金属管やプルボックスは床から吊りボルト等で吊って布設されます。

(3)金属ダクトは幹線出入口部分で使う

金属ダクトは配電盤、分電盤、制御盤の幹線出入口部分で、多数の電線やケーブルを収納するために使用されます。一般的に1.2mm以上の鋼板もしくは同等以上の強度を持つ金属製で幅5cmを超えるものを指します。

(4)屋内の乾燥した露出部にはバスダクトを使おう

バスダクトとは銅、アルミの裸導体を支持したもの、または絶縁体で被覆したものを鋼製ダクトに入れたものです。屋内の乾燥した露出部または点検可能な隠蔽箇所に使用することができます。バスダクトは低圧大容量幹線として使用されることが多く、プラグインバスダクトを使用することで幹線分岐も可能となります。
電気図面の作成には電気記号、電気設備記号、コンセント記号などの記号一覧やキュービクル、避雷針などの電気シンボル、電気設備シンボルが必要です。これらのcadデータはフリーダウンロード可能です。エクセルなどのアプリに対応したものも無料でダウンロードできます。

防火区画貫通処理

建築基準法上の防火区画部を貫通する場合には、防火区画貫通部のすき間をモルタル等の不燃材料で埋め、ケーブル等には耐火被覆等を行う必要があります。金属管、金属ダクト、バスダクト、ケーブルラックの貫通部処理方法をいかに示します。

(1)金属管

金属管の場合は金属管と壁の隙間にモルタルもしくはロックウールを充填し、厚さ1.6mm以上の耐火仕切り板で押さえます。また、仕切り板端部は折り曲げるようにします。

(2)金属ダクト

金属ダクトの場合はロックウールをダクト内部に充填し、厚さ25mm以上の耐火仕切り板で押さえます。電線の相互間、電線と耐火仕切り板の隙間は耐熱シール材を充填し、シール材は仕切り板の外側50mmまで施工します。ダクト外周と壁との隙間はモルタルをクラックが発生しないよう注意して施工する必要があります。

(3)ケーブルラック

① ロックウールを充填する場合
ケーブルと壁の隙間にロックウールを充填し、厚さ25mm以上の耐火仕切り板で押さえます。また、開口部面積は0.24m2以下とする必要があります。ケーブルの相互間、ケーブルと耐火仕切り板の隙間は耐熱シール材で充填し、シール材は仕切り板の外側50mmまで施工します。耐火仕切り板と壁の隙間にも耐熱シール材を充填する必要があります。
② 延焼防止剤を使用する場合
60mm2を超えるケーブルは、防火区画壁より両側1m以上の範囲に厚さ1.6mm以上の耐火被覆を行う必要があります。
③ 配管による場合
ケーブルの本数が少ない場合、ケーブル増設がある場合は金属管を使用します。防火区画壁より1m以上突き出してラック上に配置し、管の両端に金属製の蓋もしくは耐熱シール材を充填します。
フリーダウンロードサイトには電気図面作成に必要な電気記号、電気設備記号、コンセント記号などの記号一覧のcadデータが用意されています。その他にもキュービクル、避雷針などの電気シンボル、電気設備シンボルが無料で入手できますので、jwcad、autocad、エクセルなどお使いのアプリに合わせて活用しましょう。

電気配線図作成に必要な接地及びボンディング

300V以下の低圧幹線の金属管・金属ダクト・ケーブルラック・バスダクトの金属外被はD種接地が必要です。300Vを超える場合はC種接地が必要ですが、人が触れないように布設した場合はD種接地とすることができます。
金属管またはプルボックスとプルボックスの間、ケーブルラックの自在継手部およびエキスパンション部は、ボンディングにより電気的に接続する必要があります。金属管同士、金属ダクト同士、ケーブルラック同士はボルト等により接続した場合はボンディングを省略可能です。バスダクト相互の接続は、金属外被のボンディングを行うことが一般的ですが、電気的に接続してる場合は省略可能です。ボンディングに使用する接続線は、軟鋼線または同等以上の銅帯、平編すずめっき銅線を使用します。
電気図面作成には無料ダウンロードサイトから電気記号、電気設備記号、コンセント記号などの記号一覧を入手して活用しましょう。autocad、jwcadどちらでも使用できます。

分電盤・動力盤の概要

(1)電灯分電盤

電灯分電盤は、照明やコンセント負荷に電源を供給し、保守点検、電灯負荷の事故の際の回路保護のために設置されます。

(2)動力制御盤

動力制御盤は、空調などの動力機器の保守点検、回路保護の他に動力機器の始動回路、制御回路組み込みのために設置されます。
キュービクル、避雷針などの電気シンボル、電気設備シンボルはjwcad、autocadのような無料のcadデータだけでなく、エクセル等のアプリで使用できるフリーのデータがありますので電気図面作成に活用しましょう。

電気配線図作成のための盤形状の分類

分電盤、動力制御盤は設置場所、取付方法により分類されます。

(1)設置場所で分類しよう

・屋内型:一般の建物内に設置します。
・屋外型:屋外で通常の降雨・粉塵、小動物などがいる場所に設置します。
・防滴型:少量の水滴が落下する場所に設置します。
・防塵型:室内で粉塵の多い場所、土埃が発生する場所などに設置します。
・ 耐雪型:多雪地域の屋外に設置します。
・その他:耐塵型・防食型・耐食型等があります。

(2)取付方法で分類しよう

・壁掛型:分岐回路5~20程度の小規模なものに使用され、建物壁面に設置します。
・自立型:分岐回路が20以上の大規模なものに使用され、建物床面に自立して設置します。
電気図面作成には電気記号、電気設備記号、コンセント記号などの記号一覧以外にもキュービクル、避雷針などの電気シンボル、電気設備シンボルなど様々なCADデータが必要です。jwcad、autocadのcadデータがフリーダウンロード可能です。エクセルなどのアプリに対応したものも無料でダウンロードできます。

分電盤等の主な構成部品

電灯盤、動力制御盤には遮断器、制御回路などが組み込まれています。
電動機、配線の保護装置として配線用遮断器、漏電遮断器、電動機保護用遮断器、サーマルリレー、2Eリレー、3Eリレーなどがあります。
制御装置として、電磁接触器、補助リレー・液面制御リレー・タイマー等のリレー類、操作スイッチがあります。
監視装置として、電流計・電圧計・電力計などの指示計器、積算電力量計・積算時間計などの積算計器、故障等を知らせる表示灯があります。
その他として、進相コンデンサ、端子台、接地端子、図面ホルダーなどがあります。
jwcad、autocadの無料CADデータを活用することで簡単に電気図面作成ができます。電気記号、電気設備記号、コンセント記号などの記号一覧以外にもキュービクル、避雷針などの電気シンボル、電気設備シンボルがフリーでダウンロードできるエクセルアプリがありますので調べてみましょう。




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