写真・画像を用いて計測できるフリーソフトは測量の労力軽減に貢献します
さまざまな工事の着手前に欠かせない作業のひとつである測量は、多くの機材を抱えて現地へ行く必要があるので大変な作業です。
写真画像から寸法を測れるソフトを導入しておけば、測量にかかる労力を軽減できます。
なぜなら、以下のようなことが簡単にできるソフトウェアやシステムがあるからです。
これらのことを現場で行う作業とソフトウェアやシステムで行う作業を比較すると、労力や経費、時間の節約になることは間違いありません。
・写真から長さを測る
・写真の距離測定
・写真から寸法を割り出す
・写真から高さを求める
・画像の長さ測定
・画像からサイズを測る
・画像の面積測定
・画像から角度測定
写真・画像を用いた計測ができるフリーソフトは十分な実力がある
写真や画像から寸法を測るソフトは種類が多く、どのソフトを導入するか迷ってしまいます。
計測ソフトには、有償システムだけではなく、無償ソフトがあります。
無償で入手できるフリーソフトやテンプレートでも、十分に活用できる実力を備えています。
もちろん無料のソフトやシステムでも、以下のことはexcelの入力のように簡単に作業可能です。
写真の長さ測定写真の寸法を測る、写真からサイズを測る、写真から面積を求める、画像から距離測定、画像の長さを測る、画像から寸法測定、画像から面積を求める。
このようなランキングに入るようなおすすめアプリを集めましたので、ぜひご検討ください。
各ソフトの特徴がリンク先に記載されていますので、ソフト導入の参考にしてください。
また、この記事の後半では、写真や画像から寸法を測るソフトを導入しない企業の問題点、導入後のメリットなどについて説明しています。
まずはこのページのダウンロードサイトから、画像処理、測定ツールのフリーソフトを覗いてみましょう。
お目当てのデータが見つかるかもしれません。

- 写真や画像から長さを測定できるフリーソフト
- 写真や画像から面積を測定できるフリーソフト
- 画像処理のフリーソフト
- 写真や画像から長さ・面積を測定できるフリーソフトを利用しない理由とは
- 写真や画像から長さ・面積を測定できるフリーソフト導入のメリット
- 「計測アプリ」はどうやって画像から距離測定しているのか?
- フリーソフト・アプリによる画像の長さ測定の「誤差」はどれくらいなのか?
- どんなシーンで活躍しているの?画像から寸法測定できる技術
- 家具寸法の測り方
写真や画像から長さを測定できるフリーソフト
ClickMeasure
ClickMeasure
マイクロスコープなどで撮影した画像と基準の寸法を元に、画像上で寸法を測定するソフトウェアです。ズームウィンドウにより、正確なポイントの指定を行うことができます。長さ、高さ、幅、角度、円の半径の測定を行うことができます。画像の拡大・縮小や傾き補正も可能。測定して算出されたデータは、CSV形式で書き出しすることも可能となっていますので、データの取り扱いも簡単です。
画像カラスンポ
画像カラスンポ
画像の上の名目上の寸法や角度を測定するフリーソフトです。直感的に操作ができるため、簡単に計測を行うことが可能です。インストーラーは32nit版と64bit版がありますので、使用するパソコンの情報を確認してからインストールを実行するようにしましょう。また、インストーラーがないバージョンもそれぞれに用意されていますので、そちらを使用するのもおすすめです。
測ルンです
測ルンです
デスクトップ上に表示されている物を測ることができるフリーソフトです。対象物の幅・高さ、長さを測ることが可能です。測定単位はピクセル・ミリ・画面専用ミリ・ポイント・インチ・Twip(VisualBasic用)に加えて、地図尺度(17種類の選択項目と任意尺度可)・フリースケール(任意の単位を5つ登録可)を選ぶことができます。操作性にも優れている人気の高いソフトです。
FLand-日本地図 & 情報表示-で2点間の距離を測定する
FLand-日本地図 & 情報表示-で2点間の距離を測定する
日本地図&情報表示で2点間の距離を測定するフリーソフトです。日本世界の地図を取り扱う「FLand」というソフトを使用します。使い方は簡単で、FLandの地図上で基準点となる場所を設定し、当ソフトで基準点設定ボタンを押して使用します。当ソフト「FLaSok」はフリーソフトですが、「FLand」はシェアウェアとなっていますので、その点には注意が必要です。
Measure
Measure
画面上の画像をピクセル単位で計測する定規です。フリーソフトとなります。アプリケーションを起動すると、定規が表示されます。表示された定規を画像にあてがう事で、ピクセル数を計ることができます。非常にシンプルな作りとなっていますので、使い方に迷うことはほとんどありません。数値の測定は目測となっていますので、より正確な数値を必要とする場合は、他のソフトを検討しましょう。
!0_0! Excel 長さ・面積測定
HPの地図、デジカメ写真等の長さ・面積を測定するソフトです。地図上の距離や面積、デジカメで撮った写真の長さや面積を測定したいときに、役立ちます。基準となる長さを自動的に読み込むため、拡大縮小率が自動計算され、計算結果に反映されます。
Win Ruler
Windows上で動作する半透明の定規で、あらゆるものをピクセル単位で測ることができます。色・サイズ・形状の指定もできます。各種ウィンドウのサイズ測定や、画像作成時の目安として、HTMLデザイン時、デスクトップアクセサリ等、使用方法は多彩です。
Hi Ruler
ピクセル、ミリメートル、インチなどで測れる定規ソフトです。デスクトップ上で使う定規で、デザイン系の作業時に使えます。定規に斜辺を描画でき、底辺と斜辺間の角度も表示できます。定規の位置、サイズ、色、透明度を変更する事が可能です。
写真や画像から面積を測定できるフリーソフト
3D_photo
3D_photo
デジタルカメラ等で撮影された写真を元に、「立体感」や「距離感」等の感覚的操作により、空間距離や面積等を算出するプログラムです。DXF形式等でデータを保存することも可能となっています。ダウンロードしたファイルには、フリーソフト版とシェアウェア版が存在します。フリーソフト版とシェアウェア版では、読み込み画像数や評定点数、評定点数、測量結果の記録点数に違いがあります。
写真測量ソフト
写真測量ソフト
デジタルカメラで撮影された複数の写真に対して、実際の形状の同じ点を設定することで、3次元形状を作成することができるソフトウェアです。3次元形状はVRML、STL、DXF、IGES、MQO、OBJ形式のファイルで出力することが可能です。なお、当プログラムは64bit版になっています。使用する端末が64bit版に対応している確認した上で、導入するようにしましょう。
3Dパノラマ画像計測システム『PanoMeasure2』評価版
3Dパノラマ画像計測システム『PanoMeasure2』評価版
リコーの360°パノラマ映像作成ツール「THETA」で撮影された360°画像を使用して、寸法計測や3D図面作成が可能となるソフトウェアです。パノラマ画像を背景に寸法計測や3次元図面が作成することができます。撮影した画像を取り込み、360°の画像をマウスや指先で直観的に確認することで操作が可能です。作成した3次元図面データは、DXF形式やCSV形式で出力することができます。
はかるん
はかるん
BMPファイル等の任意位置間の距離・寸法、面積を測定・保存・管理ができるシェアソフトです。スキャナーで取り込んだ地図画像や図面、航空写真、顕微鏡写真などの2次元平面図の距離や寸法を測定することができます。測定されたデータは、図面として保存管理が行えます。作成された図面は印刷することも可能で、用紙幅に合うように縦横比を維持した印刷などにも対応しています。
はかるんII
はかるんII
BMPファイル等の任意位置間の距離・寸法、面積を測定・保存・管理ができる「はかるん」を、より機能アップしたのがこちらのソフトウェアです。「ハッチング機能」の追加や、「図面データのデータベース保存」、「ページ印刷」、「図面スケールに合わせて原寸大に拡大縮小」、「測定後の微調整」、「カーソルキーでの移動や変形」などといった機能が追加されています。
測ルンです PRO
測ルンです PRO
デスクトップに表示された物の距離・角度・面積が測定できるツールです。測定単位はピクセル・ミリ・画面ミリ・ポイント・インチ・寸・尺度・フリースケールを選択できます。尺度単位は様々な尺度の地図を正確に測ることができるので、移動に掛かる所要時間も計算が可能です。加えて徒歩、自転車、自動車、新幹線などの算出も可能となっています。マルチディスプレイ対応。
画像解析ソフトウェア AreaQ
画像解析ソフトウェア AreaQ
JPEGまたはビットマップ形式の画像ファイルから、様々な画像解析を行うことができるシェアウェアです。歪んだ画像からでも位置・距離・面積を正確に測定することが可能です。また、写真に写った物体の数を数えたりすることもできます。5日間の無料お試し期間が付与されていますので、まずは試用期間で使い心地などをチェックした上で、導入に向けて検討すると良いでしょう。
ピクセル測定ソフト
ピクセル測定ソフト
画面上でピクセル単位での距離の測定・面積を調べることができるフリーソフトです。画面上のある地点からある地点までの距離(XY値の差、ピクセル単位)と、その二つの地点の間の面積(平方ピクセル)を調べることができます。画像編集やCAD、3D画像を取り扱う時には、あると便利なソフトだと言えます。ダウンロードしてexeファイルを実行するだけで簡単に使用することができます。
画像処理のフリーソフト
Leafareacounter Plus
軽量な、写真用測定ツールです。面積などの測定ができます。写真上の様々な物体の面積、長さ、角度を簡易に測定するとこができます。測定する写真は、長さの分かっている基準物体を含むことが必要です。科学、工学、教育や地図などの分野に応用できます。
写真から長さを測る・写真の寸法を測る・写真から寸法を割り出す・写真の長さ測定・写真から高さを求める・写真の距離測定・写真からサイズを測る・写真から面積を求めるなどができる人気アプリです。
Graph Reader
Graph Reader
グラフ画像で、マウスで選択したポイントの数値の読み出り、近似式作成などを行う人気ソフトです。線形軸、対数軸に対応しています。傾いた画像、歪んだ画像も判読できます。各系列毎に、データ処理が可能です。定義、読み取りデータの保存機能もあります。
Img Measure
Img Measure
マイクロスコープなどの画像を読み込み、形状測定するソフトです。スケールを、3種類記憶させることができます。幅、高さ、斜め寸法、角度、3点による円が測定できます。バイトチップの形状測定や磨耗量の測定などに使えます。画像から距離測定・画像からサイズを測る・画像から面積を求める・画像から角度測定などに使える、ランキング上位の人気ソフトウェアです。
画像位置情報取得ツール
画像位置情報取得ツール
画像の位置情報を取得するおすすめソフトです。写真のExif情報に含まれている、GPS位置情報を取得し、地図で表示します。GPS機能付きカメラや携帯電話で写真を撮影した場合、GPS緯度経度情報が付加される場合があります。その情報を元に撮影位置をGoogle Mapで表示します。
写真圧縮変換
写真圧縮変換
一度に複数の、写真や画像のサイズを変更できる人気ソフトです。JPG、PNG、GIF、BMPなどの形式に対応しています。簡単な設定で一括変換できます。一度設定した後は、ドラッグ&ドロップで変換できます。デジカメで撮った写真が大きすぎる時に使えます。excelの入力のように比較的簡単に使えますよ。
画像拡縮
グラフからイラスト・写真まで、あらゆる画像に対応した画像の縮小・拡大ツールです。縮小・拡大のサイズは、パーセント指定と直接サイズ指定があります。ディスク上の複数画像ファイルを一気に拡縮する、まとめて拡縮機能も搭載しています。
JpegAnalyzer Plus
デジカメ画像のExif情報を詳細に表示する、画像ファイルの解析ソフトです。JPEGファイルの破損修復、デジタルカメラの撮影情報の閲覧などが、できる多機能画像ファイル解析ソフトです。デジタルカメラの画像ファイルから、詳細なカメラ設定が読み取れます。
シンプルコラージュ作成 Panelize.exe
複数の画像を、指定のサイズの画面の中にはめこんで、画像ファイルとして保存するソフトです。複数の画像を連結して、一枚の画像にできます。最大縦横10枚づつ、100枚まで対応しています。画像の読み込みは、クリップボード経由でも可能です。
写真や画像から長さ・面積を測定できるフリーソフトを利用しない理由とは
計測ソフトには、写真から長さを測る、写真の距離測定、写真から寸法を割り出す、写真から高さを求める、画像の長さ測定、画像からサイズを測る、画像の面積測定、画像から角度測定などがあります。計測ソフトを利用しない理由として次のものがあげられます。
・高額なソフトを購入しても、使いこなせる自信がないから。
・現場の撮影で使用している一般的なデジカメしか持っていないから。
・一眼レフなどの高性能カメラを、測量のためだけに購入するのは無駄だから。
・高性能カメラを使ったことがないので、カメラの細かな設定なんて全く分からないし、まともな写真を自分が撮れるとは思えないから。
・ドローンを操縦できる人がいないので、計測ソフトやアプリに利用する写真を撮影できないから。
写真や画像から長さ・面積を測定できるフリーソフトの不安点とは
測定ソフトの不安点とは、このような内容です。
・手間はかからないのかもしれないけども、パソコン上で測定するよりも、実際に測量した方が正確なはずだし、数値に信用を持てるから。
・写真撮影してからパソコン上でソフトの操作が必要だから、実測するよりも時間がかかりそう。
・寸法の測定ソフトを導入するには、ソフトと高性能カメラの購入に多額のコストがかかりそう。
写真や画像から長さ・面積を測定できるフリーソフト導入のメリット
高額なコストは不要
写真や画像から寸法を測定するソフトには、さまざまな有料ソフトがありますが、フリーソフトもたくさんの種類が公開されています。
・写真から長さを測る
・写真の距離測定
・写真から寸法を割り出す
・写真から高さを求める
・画像の長さ測定
・画像からサイズを測る
・画像の面積測定
・画像から角度測定
フリーソフトをダウンロードすれば、導入コストはかかりません。
写真・画像を用いた測定ツールで必要になるカメラは、一眼レフのような高性能カメラを使用する必要はありません。
現場の撮影に用いる一般的なデジタルカメラやスマートフォンで撮った写真・画像で、計測できるフリーソフトが大半です。
コスト削減
画像処理・距離計測ツールで用いる写真・画像は、空から撮影したものだけではありません。
地上から撮影した写真・画像からも、距離や寸法を計測することができます。
住宅のリフォームなどを請け負った際には、工事着手前の現地での計測が必要になります。
多くの機材を携えて数人で下見に行っていたのが、デジカメだけ持って行けばよくなります。
ドローンの操縦ができる社員がいれば、広範囲の測量を自社でおこなえます。
つまり、広いエリアの測量が必要な際、航空機や衛星による航空写真測量を依頼することによって支払っていた高額なコストが不要になります。
計測結果に信憑性がある
フリーソフトで測定したから、写真や画像の計測結果の信憑性が低下する訳ではありません。
正確な距離や寸法の計測結果を得るために、写真を撮影する方法と必要枚数が定められています。
正しい撮影方法で撮影した写真を必要枚数用意さえすれば、計測数値が極端に狂うことはなく、誤差の範囲内に収まります。
使い勝手を比較しやすい
写真画像から計測できるフリーソフトやエクセルテンプレートなら、無料ダウンロードできます。
コストがかからないフリーソフトは、無料で、様々な種類のソフトを使い比べることができます。
複数のフリーソフトを使い比べてみて、使い勝手のいいソフトがなければ、有料ソフトの購入を検討しましょう。
有料ソフトの中には、30日間など期間は限定されますが、無料で試せるソフトがあります。
有料ソフトの導入を検討するなら、試用版のある有料ソフトを優先して検討しましょう。
画像処理、写真画像から寸法を測るソフトの中には、寸法を測るだけではなく、CADソフトやexcelで使える3Dモデルを作成できるソフトもありますので、おすすめです。
「計測アプリ」はどうやって画像から距離測定しているのか?
画像から距離測定をする・写真から長さを測る…そうした便利機能を持つアプリがお手持ちのiphoneやandroidで、無料に、誰でも、気軽に使える時代になりました。例えば家具や部屋のサイズを測るとき、写真を撮影するだけで測ることができれば、引っ越しの時にもとっても便利ですよね。そしてそうしたアプリでは寸法だけではなく、画像からサイズを測る・画像から面積を求める・画像から角度測定をすることができるアプリもあります。誤差はありますが許容できる範囲であることが多く、世間では「スゴイ!」となかなかの評判です。そんな最新ツールはどのようにして写真から長さを測るのか、その仕組みについて、気になったことはありませんか?
測量・計測が多い建設・土木業界では、一つ一つの計測に時間を取られるのが大変という声がよく上がります。そんなとき、人気ランキングでご紹介するフリーソフトを使えば、写真から長さを測ることや、画像から長さを測るといった作業が簡単に行え、また同時に写真の整理・管理も行えるため、とてもおすすめです。
まずは無料のソフトを利用して、ご自身の使い方に合っているか試してみるのが良いでしょう。
なぜ画像を撮影するだけで距離測定が可能なのか?
例えばiphone12以降に搭載されている「計測アプリ」の仕組みを見てみましょう。iphoneの計測アプリとは12にアップデートすると自動で「便利ツール」にダウンロードされるアプリのことですが、このアプリでは、カメラで物体を映すだけで四角形なら横縦の長さに加え、画像の面積測定までを自動で行ってくれます。四角形以外の形でも、任意で線を引くことにより、線の実際の長さを計測することができます。長さを記した写真をスクリーンショットで保存するということもクリック一つで可能です。
AR技術を利用した「写真から長さを測る」計測のメカニズム
こうした計測アプリではAR技術(拡張現実)を活用して写真から距離測定を行うことや、画像から長さを測ることができるようになっています。現実の情報(カメラに映る景色)にデジタル情報(イメージCGやイラストなど)を重ね合わせることができる技術は色々なところで応用されていますが、計測アプリではこのARの「画像内の空間認識」技術を利用しています。
こうしたARでは、「GPS」「電子コンパス」「加速度センサー」などの技術を使って自己位置を特定したり、画像の特徴点抽出(物体の角など)を使って画像内の物体の空間を認識したり、「SLAM」というリアルタイム処理が可能な技術を使った例があります。
元々は火星探査機のため開発された技術「SLAM」
「SLAM」は「Simultaneous Localization and Mapping(位置特定と地図作成を同時進行できる)」という意味の略語です。人が初めての場所へ来たときに周囲を見ながら「自分が今どこにいるのか?(位置特定)」という把握をしつつ、同時に「周囲の建物や道を覚えていく(地図作成)」作業を行うのと同じことがロボットでできるようになるのがSLAM技術です。元は火星探査機を操作するために開発された技術のようですが、今では自動運転や計測アプリなど幅広い分野で活用されている便利な技術です。
SLAM技術はこんなところにも!ロボット掃除機
SLAM技術を搭載していないロボット掃除機は、ランダムに部屋内を走行することで部屋全体を掃除する仕組みを取っていましたが、それでは同じところを何度も掃除してしまったり、逆にどうしても掃除しきれない細かな箇所が残ってしまったりして、企業課題となっていました。
SLAM技術の応用によってそれらの問題が解決され、より効率的に、そして綺麗に部屋全体を掃除することが可能になりました。
ARとVRはどう違うのか?
ARはVRの一種と言えます。ARとVRの大きな違いは、「現実世界の情報を活用しているのか?」という点にあります。ARは計測アプリなどで画像から距離測定をしたり、写真からサイズを測ったりする、というように映した映像を利用する技術です。一方VRは、空間を使ってゼロから仮想現実を作り出していく技術のことを言います。
画像から面積測定ができる・または画像から距離測定が行えるフリーソフトを使えば、現場での指示やコミュニケーションにも一役買ってくれるでしょう。例えば問題が起きて何が起きたか説明したいとき、測定による意見を誰かに聞きたいとき、工事写真を撮っているとき、そんなときに、写真管理も同時に行える計測ソフトがあれば、画像を見ながら視覚的に論理的な説明をする手助けとなります。
どんなフリーソフトが良いかお悩みなら、比較サイトや人気ランキングサイトを使って無料でダウンロードできるフリーソフトを選んでみましょう。エクセルで使えるテンプレートやひな形といったような素材も一緒に見ることができて、おすすめです。
フリーソフト・アプリによる画像の長さ測定の「誤差」はどれくらいなのか?
iphoneの測定アプリは評判の良いアプリですが、それでも誤差はミリ単位から10cm単位まで幅広く起きてしまうことが確認されています。カメラをかざしたときの室内環境にも影響を受けます。日光や電球の明かりが暗い・手ブレ・物体の輪郭がはっきりしないなどの要因は誤差を大きくしてしまうことがあります。
例えば「Arrim ONE」という計測用装置なら、スマートフォンに付けるだけで簡単に1.5mm以内の誤差で正確な長さ・角度・直径・円周などを測定できるようになるとのこと。AR技術だけではなく、独自にレーザーシステムを採用していて、仮想3D座標を使ってデータ化するため、ここまでの精密な計測が可能になっているようです。
このように有料の装置を使えば複雑な形でも簡単に画像から寸法測定ができ、写真から寸法を割り出すことも可能になります。ただ、なるべくコストを抑えて計測を行いたいなら、装置を購入しなくても無料でダウンロードできるフリーソフトの導入がおすすめです。写真からサイズを測る・写真から面積を求める・画像から角度測定できるなど、無料のフリーソフトでも行える機能は遜色ないものがあります。
どんなシーンで活躍しているの?画像から寸法測定できる技術
SNOWやポケモンGOなどエンタメ系のイメージが強いAR技術ですが、各ビジネス分野でもどんどん活用が進んでいます。
箱を開けなくても中身が見える「AR収納ボックス」
倉庫作業をしていると、「商品がどの箱に入ったのか分からない」といった問題が起こったりします。これを解決するのがAR収納ボックス「CA-TON(カートン)」というサービスかもしれません。
カートンは、箱に入れる前に専用のアプリで荷札を作り、箱の中身と一緒に撮影すると、その後箱の荷札をスマホにかざすだけで登録されている箱の中身が確認できるサービスです。
ARによってまだ建っていない建物の完成をリアルにイメージする
世の中に膨大なCADデータがある建設業界では、AR技術をいち早く活用できる準備がもう出来ていることになります。AR技術を使えば、まだ更地の土地に建物の完成予想イメージを投影させることや、実際の現場で機材の配置などをリアルにシミュレーションすること、工事写真による業務報告などを効率化することなどが簡単にできるようになります。
写真から寸法測定を行ったり、画像からサイズを測るといった作業は最も精密さが求められるため、あくまでおおよその目安として利用するにとどまっていますが、それでも現場作業中の効率化に大きく貢献しています。
家具寸法の測り方
引っ越し、転勤、結婚…人生で住処を変えるという経験はそこまで多くはない、という方がほとんどではないでしょうか。あまり頻繁な頻度ではないため、いざ引っ越しの準備を始めると不備が出るのが当たり前。その中でも、特に大きい家具を新調するときに、知っておいて損はないお話です。
とても基本的なことで恐縮ですが、まず大切なのは何と言っても「サイズを知る」ことです。販売されている家具には必ず「サイズ表」がありますので、そちらを参考にします。カタログ、店頭のプライスカード、家具本体に貼り付けされている、いずれかで知ることができると思います。家具はたいてい「幅×奥行×高さ=W×D×H」という略語で記載されています。
ときには「120mm×75mm×170mm」というように、数字だけ書かれているサイズ表記の場合があります。現物を見て長さの違いが顕著であれば、大体「高さが一番あるから、170mmかな…」と当たりを付けられますが、どの長さも似たり寄ったりな場合は、「幅×奥行×高さ」で表記されていることが多いので、それを目安にしてみましょう。
ソファの測定
ソファはたいていリビングに置くものでも割と大きく、どの位置に置くか悩むことの多い家具の一つだと思います。「意外と大きかった」「人が通るスペースがなかった」というような失敗をしないために、気を付けることはいくつかあります。特に、「座高(床から座面までの高さ)を測っておくと、座った時の視線の高さが分かるのでおすすめです。他にも、ドア・窓と干渉しないか確認する(ドアの位置の確認・ドアを開けたときに当たる位置の確認・窓の高さの確認)、幅・高さ・奥行はそれぞれ一番膨らんでいるところで測定しておく、といった工夫で、失敗のない買い物ができると思います。
テーブルの幅と奥行き
どちらが正面でも使うことができるテーブルなどは、どの辺が奥行でどの辺が幅になるのか、迷ったことはありませんか?実は、長い辺を幅、短い方の変を奥行とするのが一般的だそうです。ちなみに正方形の場合は、「幅〇×〇」という表記のものが多いですね。
写真や画像から長さ・面積を測定できるフリーソフトに過度な期待は禁物?
ネットでは人気ランキング形式で紹介されているように、たくさんのフリーソフトが出回っていますが、こうした写真の長さ測定ができるような測定フリーソフト・アプリには、もちろん補い切れない部分もあります。
例えば測定した数値の整合性はどうでしょうか?誤差1ミリ以下が欲しい場合は、フリーソフトではちょっと難しい、と言わざるを得ません。画像からサイズを測ると言っても、画像が鮮明でなければ誤差は広がってしまうため、ビジネスで活用するには期待しすぎてはトラブルの元になってしまう可能性があります。
人気ランキング上位のフリーソフトなら優秀か?
測定フリーソフトで過度な期待は禁物、というのと同様に、人気上位のフリーソフトだからと言って最も優秀か?と言うと、そうとは言い切れません。上位になるほど写真の長さ測定を行ったときの誤差が少ない、という保証はありません。測定ソフトとして誤差が少ないのはもちろん大切ですが、それよりも「操作性」や「互換性」といったフリーソフトとしての「扱いやすさ」を重視してフリーソフトを選ぶ人も多いからです。
とはいえ、ダウンロード数が多いフリーソフトには、万人受けするメリットが多いのも事実。あなたの使用目的に合っているか、求める基準に達しているか見極めたいところですね。
あくまで簡易的な確認ツールとして使用するならコスパ◎!
建築関係や製造関係の職場などでは3Dデータを構築する仕事もありますが、そうした精密なデータを必要とするシーンでは、測定フリーソフトを使用するのは精密性から言ってあまりおすすめはできません。
しかし、「ちょっとこの長さの感じを知りたい」「あれって何センチくらいだったっけ?」というようなときには、スマホをかざしてカメラの画像から距離測定や寸法測定ができれば、わざわざ測定道具を用意していなくても簡単に用事を済ませることができます。
無料で高性能ソフトが利用できるシェアソフトを利用しよう
無料でダウンロードできるフリーソフトよりも、有料ソフトウェアの方がより高性能な機能が備わっているのが一般的です。しかし、使いこなせるかどうかも分からないのにいきなり有料のソフトを購入するのは抵抗がある…そんなときにおすすめなのが、「シェアソフト」です。
シェアソフトなら、一定期間は無料で機能を試すことができる!
シェアソフトとは、購入する前にソフトを無料で試せる期間を設けているソフトのことを言います。ある一定期間だけ、有料ソフトと同じ機能か、あるいはある程度制限された機能を使用することができます。
気になるソフトが複数あって迷っているとき、比較して導入を検討するのがおすすめです。
シェアソフトよりもハイグレードを求めるなら専用システムを導入しよう!
写真から長さ測定を行うようなソフトの場合、より高度な測量に使用したいなら、一般的なシェアソフトでも精度に満足できない場合もあります。そこで、写真から寸法を割り出す、または画像からサイズを測るといったことに特化した、専用システムの導入もおすすめです。
しかしながら、これにはコストがかかってきます。本当に業務に必要なシステムか?コスト対効果を検討しつつ、じっくり吟味する必要があるでしょう。
エクセルテンプレートによる写真・画像の寸法測定
「写真から寸法を測る必要がある」……そんなシーンで思い浮かべるのは、例えば家具を購入したいとき。ネットで掲載されている写真から長さを測ることができれば、わざわざショップに問い合わせたり現地に見に行ったりすることなく自分の部屋に収まるかどうかが確認できるため、とても便利ですよね。
ほかにも、部屋の部分的な模様替えや、家の改築を行うときなど、より大きなモノを測定したいときがある場合。そんなときは、手動で測るメジャーや測量機を使用するのは、作業効率的にあまりおすすめとは言えません。写真から、あるいは画像からサイズを測ることができれば、一人で、ちょっとの時間で済ませることができますよね。
計測・測量のフリーソフトを導入するほかにも、エクセル(excel)のテンプレートなどを活用して画像からサイズを測る・写真の距離測定を行うといった作業も可能です。エクセル(excel)ならあらかじめお手持ちのパソコンに導入されていることが多く、使い方も少し調べれば色々なhow to記事がネットに載っていますから、まずお手軽に自身で測定を始めたいときにはおすすめです。
画像から面積測定…エクセル(excel)の活用はちょっと無理がある?
ただ、エクセル(excel)だけではカバーし切れないのも正直なところです。例えば写真から長さを測る・写真から寸法を割り出すということなどはできても、あくまで鮮明で扱いやすい写真があればこそ。写真ではない実物サンプルの測定や、画像から面積を求めるといった少し複雑な作業になると、エクセル(excel)のテンプレートだけでは扱いきれないときも出てくるでしょう。
エクセル(excel)は補助的なツールあるいは初心者用の練習ツールとして使い、ビジネスで使用するツールとしては測定用のアプリやシステム・フリーソフトを導入した方が望ましいでしょう。
測定ソフトが役に立つのはこんなとき!
近くに現物があり手にメジャーを持っているならその場でリアルに測定した方がきっと早く、正確に数字を求めることができると思いますが、例えば現場まで遠く一時的に立ち寄れない場所にあるときや、写真しか素材がなかったときなど、現実的に近寄れないときには測定ソフトがあるととても役に立ちます。ほかにも、
・新居で使用する家具の寸法を写真から調べたい時
・洋服選びの際、自分の肩幅や服のサイズをその場の画像から寸法測定したい時
・絶景の総長をスマホの画像から距離測定したい時
・建設現場でちょっとした長さを調べる時
・メジャーを忘れてしまった時
・日曜大工やDIYをする時
というような場面で活躍できるため、計測ソフトやアプリがおすすめなのです。
シビアな現場では利用価値は低い?測定アプリの現実
iphoneや androidといったスマホアプリやパソコンで、無料で使えるフリーソフトで数多くの計測ソフト・アプリが出回っていますが、どのソフトが良くてどのアプリが悪いのか、判断が難しいと悩まれることもあると思います。ソフトが優秀かどうか見分けるには「測定の誤差が少ないこと」が一番の条件になると思いますが、実際の誤差はどのようなものでしょうか。数ミリ単位の測定が不可欠な建設現場などでは、こうした測定アプリの利用率は高くないと聞きます。その理由は何なのでしょうか?
理由①正確性を確かめる方法は、結局のところ実測しかない
測定アプリで写真や画像から長さ測定を行ったとき、その数値が正しいか正しくないかはさておき、「正しくないかもしれない可能性」が否定できないのなら、「その数値が正しいことを証明しなくてはならない」のが、こうしたツールを現場で採用しない一番の理由でしょう。今後、「必ず誤差は〇ミリ以下になる!」というようなソフトが出現し、国土交通省が法律などでこれを認めれば、建設現場での計測ソフト利用率は一気に高まると思います。
理由②最新ツールを誰しもが扱えるのか、という疑問
建設現場に関わらず、仕事として様々な人々が関わる場面で、新しいツールの登場は現場で混乱を招くことは予想しておかなくてはなりません。マニュアルを新たに作成する必要もあり、使い方をレクチャーする人選も考慮する必要があります。
そうした人的労力を割くという問題に加え、新しいツールというだけで嫌煙してしまう人も一定数いることも考えられますよね。一般的に歳を重ねていくほど新しいモノに対応するのが難しいなどと言われていますが、意外と若い世代でも従来通りのやり方の方が良かった、面倒だと感じる人は少なくありません。本格的に計測ソフトを導入したいときには、よく考えなければいけない課題でしょう。
理由③コストがかかる・最新機器じゃないと無理?ソフトに対する様々な誤解
こうした写真からサイズを測ることができるような最新ソフトを導入しようとすると、「写真は高解像度じゃないとダメなんでしょ?」「使い方が難しいでしょ?」「コストがちょっと気になるなぁ」と勘違いされて敬遠されている人もいます。
確かに長さを計測したいときに使う写真は鮮明な写りの方が正確性が上がりますが、プロ並みの高解像度が必要なわけではありませんし、使い方もむしろ単純な操作性のソフトの方が多いので、初心者の方にもおすすめできます。コスト面については、どこまで性能性を求めるかによりますが「まずはお試しで」という感じで行くなら、無料でダウンロードできるフリーソフトがたくさんありますので、そちらから使ってみるのがおすすめです。
どのソフトを選べばいいのか分からないときはランキングサイトを活用しよう
無料でダウンロードできるならコストも掛からない!と思っても、どのフリーソフトを選べば良いのか分かりませんよね。そこでおすすめなのが、人気順にランキング形式でフリーソフトを紹介しているwebサイトで、比較検討をすることです。ソフトは一度ダウンロードするとアンインストールしない限りパソコンの容量を圧迫したままなので、一つ一つダウンロードして使ってみて、ダメだったらアンインストールして…という作業はとても手間がかかります。ですので、ダウンロードする前にじっくり吟味した方が良いのです。
ただ、1位のソフトだからと言ってあなたに合うかどうかはまた別のこと。自身の使い方、自社のテンプレート方式に合っているかどうか、必要な機能を満たしているかどうか…といった総合的な視点で検討するのをおすすめいたします。