写真・画像を用いて計測できるフリーソフトは測量の労力軽減に貢献します。
さまざまな工事の着手前に欠かせない作業のひとつである測量は、多くの機材を抱えて現地へ行く必要があるので大変な作業です。
写真画像から寸法を測れるソフトを導入しておけば、測量にかかる労力を軽減できます。
なぜなら、以下のようなことが簡単にできるソフトウェアやシステムがあるからです。
これらのことを現場で行う作業とソフトウェアやシステムで行う作業を比較すると、労力や経費、時間の節約になることは間違いありません。
・画像から寸法測定する ・画像から角度を測定
・画像から寸法測定 ・画像から面積を測定する
・画像から長さを測定 ・画像からサイズを測る
・写真から長さを測る ・写真から面積を求める
・写真から寸法を割り出す ・写真の距離測定
・写真から高さを求める
- 写真や画像から、長さ・角度・面積を測定できるフリーソフト その1
- 写真や画像から、長さ・角度・面積を測定できるフリーソフト その2
- 写真や画像から、長さ・角度を測定できるフリーソフト その1
- 写真や画像から、長さ・角度を測定できるフリーソフト その2
- 写真や画像から、長さ・面積を測定できるフリーソフト その1
- 写真や画像から、長さ・面積を測定できるフリーソフト その2
- 写真や画像から、長さ・面積を測定できるフリーソフト その3
- 写真や画像から長さ・面積を測定できるフリーソフト導入のメリット
- 「計測アプリ」はどうやって画像から距離測定しているのか
- フリーソフト・アプリによる画像の長さ測定の「誤差」はどれくらいなのか
- どんなシーンで活躍しているの?画像から寸法測定できる技術
- 写真や画像から長さ・面積を測定できるフリーソフト・アプリへの期待
写真や画像から、長さ・角度・面積を測定できるフリーソフト その1
画像解析ソフトウェア AreaQ
画像解析ソフトウェアAreaQ【エリアキュー】は、JPEGやビットマップ形式の画像ファイルから、色々な画像解析が行えるシェアウェア版ソフトウェアです。
画像ファイルを色補正、回転した画像を拡大・縮小を行い、写真に写った物体に目印をつけて数えることができます。
平面上の物の位置、距離および面積を、座標変換を行うことで、歪んだ画像からでも正確かつ容易に測定することができます。
座標変換では航空写真から緯度・経度を求め、地球表面上での距離や面積を計算することもできます。
はかるんII
スキャナーで取り込んだ地図画像、図面や航空写真、顕微鏡写真などの2次元平面図の距離や寸法を測定し、図面として保存管理ができます。
距離、面積の単位を換算できます。
「ハッチング機能」の追加や、「図面データのデータベース保存」、「ページ印刷」、「図面スケールに合わせて原寸大に拡大縮小」、「測定後の微調整」、「カーソルキーでの移動や変形」などといった機能が追加されています。
作図された図面をBMPファイルへの書き戻しも可能です。
間取り図での面積測定、デジカメ写真での被写体の傷の測定などが簡単に行えます。
画像を元にトレースが出来、座標データは、CSVファイルに保存できます。
Leafareacounter Plus
軽量な、写真用測定ツールです。面積などの測定ができます。
写真上の様々な物体の面積、長さ、角度を簡易に測定するとこができます。
測定する写真は、長さの分かっている基準物体を含むことが必要です。
科学、工学、教育や地図などの分野に応用できます。
写真から長さを測る、写真の寸法を測る、写真から寸法を割り出す、写真の長さ測定する、写真から高さを求める、写真の距離測定する、写真からサイズを測る、写真から面積を求めるなどができる人気アプリです。
Measure PRO
MeasurePROは、マイクロスコープや顕微鏡、マシンビジョンカメラなどの「視る」をコンセプトにした光学機器を企画、製造、販売を行っている、株式会社松電舎の販売する高機能画像計測ソフトです。
画面上での計測、画像データのサムネイル表示が簡単に行なえます。
動画状態、静止画状態のいずれも計測可能です。
測定した値はExcel形式で保存できますので市販の表計算ソフトでも読み出しができます。
ダウンロードサイト: Measure PRO
ImageJ
ImageJは、生命科学系分野で広く使われている画像処理ソフトウェアで、オープンソースでパブリックドメインの画像処理ソフトです。
ユーザが決めた選択範囲に対して、その面積やピクセル値(輝度値)に関する統計量を算出できるだけでなく、距離や角度も計算できます。
コントラスト操作、シャープ化、スムージング、エッジ検出、メディアン フィルタリングなど、その他の標準的な画像処理機能もサポートしています。
ダウンロードサイト: ImageJ
写真や画像から、長さ・角度・面積を測定できるフリーソフト その2
MicroLabo
「MicroLabo」は、マイクロ・スクェア株式会社が販売している計測ソフトです。
様々な計測用途に対応し、画像合成 ・画像連結といった画像処理まで搭載したMicroLabo計測ソフトと、画像保存や基本的な 寸法計測といったシンプルな機能に絞ったMicroLaboLT簡易計測ソフトの2タイプがあります。
どちらのタイプも計測時のキャリブレーション作業をサポートする自動キャリブレーション機能や画像と計測結果をレポートしてエクセルへ転送できるレポート作成機能を保有しています。
ダウンロードサイト: MicroLabo
GOKO Measure Plus
「GOKO Measure Plus」は、GOKO映像機器株式会社が販売する、画像計測・解析ソフトです。
「GOKO Measure Plus」は、GOKOのマイクロスコープで撮影した鮮明な画像の応用可能性を大きく広げるソフトウェアです。
毛細血管・皮膚・細胞など、生体の観察・研究を徹底的にサポートします。
ダウンロードサイト: GOKO Measure Plus
Photo Modeler
「PhotoModeler」は、フォトグラメトリ (写真測量) ツールで、写真データを使用することによって実世界のオブジェクトや現場を測定し、モデリングできる Windows ソフトウェア パッケージです。
汎用的なお手持ちのカメラで撮影した写真から、高精度でクオリティの高い 3D モデルの作成や 3D 測定値の取得が可能となります。
ダウンロードサイト: Photo Modeler
Kuraves-MD
「Kuraves-MD」は、三次元写真応用計測システムです。
デジタルカメラから取り入れた2枚以上の画像データ(写真)をもとに、被写体の三次元位置座標(X、Y、Z)を出力し、様々な自然対象物や構造物を三次元データ化することができます。
計測結果は三次元データとして作成されるため、物体の長さや面積、体積計測、断面図作成、角度計算のほか、三次元CADデータを取り込んで合成表示や追加作図も行えます。
また複数カメラ設定を利用した同期撮影(ステレオ撮影)システムへの応用も可能です。
ダウンロードサイト: Kuraves-MD
写真や画像から、長さ・角度を測定できるフリーソフト その1
PC_ものさし
パソコンの画面上の寸法を測ることができるソフトウェアです。
2点間の寸法を簡単に測ることができます。
測れる寸法の単位は「Twip」「mm」「Inch」「Point」「Pixel」の5種類で選べます。
X座標の寸法またはY座標の寸法、角度の計測が行えます。
半透明フォームなので測りたい画面を表示したまま計測が行えます。
画像カラスンポ
画像から名目上の寸法や角度を測定することができるソフトです。
画像の中で長さや角度がわかっている基準となるものを設定することで、測定を行います。
画像カラスンポProもリリースされており、そちらには以下の機能が追加されています。
・パスワード付きPDFを開ける機能
・PDF読み込みの堅牢さ
・日本語マニュアル付き
・回転・明るさ・コントラストの調整
「画像カラスンポPro」はPro仕様となっていますが、そちらもフリーソフトとなっています。
三点式計測器
画面上の2点を指定することで長さを測ることができるソフトウェアです。
画面上の3点を指定することで角度を測ることもできます。
ソフト作者の「ダイゴ文具店」では、デスクトップ上の図形の角度を分度器感覚で計測できる「分度器で測りましょ」も、用意されています。
いずれも無料提供されている角度測定フリーソフトです。
また、2つのフリーソフト以外にも、「ものさしpix」「斜めものさし」「L型ものさし」「曲がるものさし」といった便利な図形計測用フリーソフトが、数多く用意されています。
Hi Ruler
ピクセル、ミリメートル、インチなどで測れる定規ソフトです。
デスクトップ上で使う定規で、デザイン系の作業時に使えます。
定規に斜辺を描画でき、底辺と斜辺間の角度も表示できます。
定規の位置、サイズ、色、透明度を変更する事が可能です。
写真や画像から、長さ・角度を測定できるフリーソフト その2
Img Measure
このソフトウェアは主にマイクロスコープなどの画像を読み込み形状測定するためのソフトウェアです。
画像ファイルの寸法、角度、半径を測定し印刷が出来ます。
スケールを3種類記憶させることが出来、幅、高さ、斜め寸法、角度、3点による円が測定できます。
測定した画像の保存、コピーしてエクセルなどに貼り付けが出来ます。
バイトチップの形状測定や磨耗量の測定などにご使用出来ます。
Single View
SingleViewは、計測のソフトウェアに強みを持つ株式会社アイティーティーが販売している、写真計測ソフトです。
写真計測ソフト『SingleView』を使って、穴位置・穴径・エッジ間距離・エッジ点群出力・クラック等を計測できます。
必要な写真は対象物正面付近から撮影した1枚があれば、校正プレート(または校正プレートと平行な)面上にある対象物を測定することができます。
「SingleView」は、航空業界、土木建築会社、部品メーカー、など様々な業界また会社の規模に関わらず用いられているフォトカルクシリーズの中のソフトウェアです。
ダウンロードサイト: Single View
フォトキャリパー
「フォトキャリパー」は、株式会社アイディールが販売する、寸法測定ソフトウェアです。
フォトキャリパーは、対象物の輪郭形状を自動で認識して寸法測定を容易に行います。
測定したい任意の箇所をクリック指定するだけで自由に追加や編集ができます。
また、その指定された箇所を自動的に測定します。
測定データをエクセルデータ形式やCADデータ形式で保存することができます。
ダウンロードサイト: フォトキャリパー
Easy Inspector2
「EasyInspector2」は、は簡単操作の汎用画像検査ソフトウェアです。
ユーザはソフトをインストールしてお手持ちのパソコンとカメラを接続するだけで使用できます。
AIによる欠陥検出や計数、マスター画像との比較、寸法角度測定、OCR、バーコード読取、アナログメーター読取などの機能があります。
すべてEI2に搭載されているため導入に必要な学習コストが低く、検査、監視、記録などの用途に応じて様々な場面での利用が可能です。
ダウンロードサイト: Easy Inspector2
写真や画像から、長さ・面積を測定できるフリーソフト その1
Data Picker
DataPickerは画像ファイルからピクセル値の位置データを読み取り、実際のデータに換算するためのソフトです。
換算されたデータから線分の長さや囲んだ領域の面積の計算もできます。
画像形式は、ビットマップ、GIF、JPEGの3種類を扱えます。
斜交系の座標や対数軸の読み取りも可能です。
読み取ったデータはタブ区切りテキストで保存されます。
実測くん
デジカメで撮った画像からカンタンに距離や面積が計算できるソフトウェアです。
デジカメで撮った建物の実際の長さ、面積がカンタンに計算できます。
面積計算では不要な場所を除くこともできます。
また、@マークを入力することにより、金額も計算できます。
インストール後10日間だけ使用できる体験版も公開されています。
ピクセル測定ソフト
画面上でピクセル単位での距離の測定・面積を調べることができるソフトウェアです。
画面上で、ある地点からある地点までの距離(XY値の差、ピクセル単位で)と、その二つの地点の間の面積(平方ピクセルで)を調べることができます。
画像編集やCAD、3D画像を取り扱う時には、あると便利なソフトだと言えます。
ダウンロードしてexeファイルを実行するだけで簡単に使用することができます。
!0_0! Excel 「長さ・面積測定」
HPの地図、デジカメ写真等の長さ・面積の測定を行うことができるソフトウェアです。
地図上の距離や面積、デジカメで撮った写真のいろいろな長さや面積を測定することができます。
パソコン上に表示できるものなら、何でも測定することが出来ます。
基準となる長さを自動的に読み込ませることによって拡大縮小率が自動計算され、計算結果に反映されます。
「!0_0! Excel 「長さ・面積測定」」はExcelマクロ版ブックですので、Excelが別途必要です。
画像解析ソフトウェア WinROOF(ウインルーフ)
WinROOFは、顕微鏡やマイクロスコープの写真を画像解析し、画像解析を行うことができるソフトウエアです。
金属表面や生物細胞など様々な画像の面積や長さの計測を行えます。
また、粒度分布を求めることができます。
その他、画像のコントラスト調整、ノイズ除去の機能もついています。
画像解析のマクロ作成も簡単に行えます。
写真や画像から、長さ・面積を測定できるフリーソフト その2
PICT エリア
PICT エリア は、ワンクリックで、面積・周囲長・重心・フェレ径等が計算できる画像計算ソフトです。
画像を領域別に抽出し、領域別に、面積・周囲長・重心・中心・フェレ径等を計算できます。
画像とリストの該当部分が、12色で表示されます。
領域計算では、二値化画像の自動処理を行います。
ファジー&ポイント機能を用いて、特定領域を瞬時に計算することができます。
測ルンです PRO
このソフトはデスクトップ上に表示されているものなら何でもそのサイズや距離、更に面積を測ることができるツールです。
測定単位はピクセル・ミリ・画面ミリ・ポイント・インチ・寸・尺度・フリースケール(任意単位)で表示できます。
面積測定は3ポイント以上の多角形で囲まれた範囲を計算して求める方式と、指定範囲の中の特定の色(最大5色)の密度から面積を計算する2方式が選べます。
尺度では測定できない、顕微鏡 写真やGoogleMap,GoogleEarthなどの航空写真から長さ・距離・面積を測ることができます。
徒歩、自転車、自動車、新幹線などの算出も可能となっています。
マルチディスプレイ対応です。
Simple Digitizer
Simple Digitizerは、スキャナ等により画像ファイルから以下の情報を取得することができます。
1. グラフ(散布図)上のデータを,マウスクリックすることにより数値化してテキスト形式で保存(座標取得モード)。
2. 顕微鏡画像などの画像上の距離や面積の測定(距離測定モード)。
3. 任意のピクセルのRGB成分やRGB条件合致ピクセル数(率)の測定(簡易画像解析モード)。
座標取得モードでは対数軸にも対応しています。また,取り込んだグラフの軸が傾いていても正確に計算されます。
3D_photo
デジタルカメラ等で撮影された写真を元に、「立体感」や「距離感」等の感覚的操作により、空間距離や面積等を算出するプログラムです。
DXF形式等でデータを保存することも可能となっています。
ダウンロードしたファイルには、フリーソフト版とシェアウェア版が存在します。
フリーソフト版とシェアウェア版では、読み込み画像数や評定点数、評定点数、測量結果の記録点数に違いがあります。
はかるん
BMPファイル等の任意位置間の距離・寸法、面積を測定・保存・管理ができるシェアソフトです。
スキャナーで取り込んだ地図画像や図面、航空写真、顕微鏡写真などの2次元平面図の距離や寸法を測定することができます。
測定されたデータは、図面として保存管理が行えます。
作成された図面は印刷することも可能で、用紙幅に合うように縦横比を維持した印刷などにも対応しています。
写真や画像から、長さ・面積を測定できるフリーソフト その3
計測 express
「計測express」は、兼六コンピュータサービスが販売している面積算出システムです。
建物の図面や写真をパソコンに取り込み、屋根の面積や窓の周長、亀裂の長さなどを簡単に計測できるソフトです。
基準となる窓やドアなどの長さを入力するだけで、建物のあらゆる部位における面積や距離が算出されるため、 塗料の使用量などを見積もる際に重宝します。
ダウンロードサイト: 計測 express
Area Manager
「AreaManager」は株式会社ビジョナリーが販売している、面積計測・ゾーニングシステムです。
AreaManagerは、紙図面から面積を簡単に計測します。
場所別・床財別・汚染区分別など10種類の図面を同時に作成し、ユーザ様のお持ちの清掃作業基準表や見積書にデータを転送いたします。
ビルメンテナンス、建築、医療研究などに利用されています。
ダウンロードサイト: Area Manager
Pick Map
「PickMap」は、ホームページ「K’sソフトウェア」Kさんが作成して公開しているソフトウェアです。
画像中の距離、面積も測定できる画像ビューア、画像加工ソフトです。
表示可能な画像ファイルは、 ビットマップ(*.bmp)、JPEG(*.jpg)、GIF(*.gif)、PNG(*.png)です。
2値化した画像の白、黒の個数を数えます。
単位長さが指定されていると、面積を表示します。
測定に用いた曲線(群)をビットマップに書き込むことができます
ダウンロードサイト: Pick Map
Area Smart
「AreaSmart」は、ラスタ処理、画像処理分野のソフト開発に強みを持つ、株式会社リバックが販売している距離・面積計算ソフトです。
デジカメやスマホのカメラで撮影された建物の壁など、斜めから撮影された画像の任意の位置における長さ(距離)や面積を計算することができます。
操作方法は、撮影した画像の平面領域を矩形で指定し、窓などサイズがわかっている領域(矩形)に幅と高さを与えます。
距離を計算する場合は2つの点を指定すると、その2点間の距離が表示されます。
面積を計算する場合には領域を矩形または多角形で指定すると、その領域の面積が表示されます。
ダウンロードサイト: Area Smart
スーパー積尺くん
「スーパー積尺くん」は、平面図から天・壁・床の積算ができ、また図面が無いリフォーム現場でも現場写真から積算できます。
デジタルカメラで施工面を撮影し、基準寸法(縦横)となる箇所を測ることで、天・壁・床の面積、巾木の長さが算出されます。
FAX等の縦横の比率が異なる図面からも拾い出しが可能です。
拾い出した場所は色が変更されるため、拾い漏れを無くしたり、二重拾い出しを防ぐことができます。
ダウンロードサイト: スーパー積尺くん
写真や画像から長さ・面積を測定できるフリーソフト導入のメリット
写真や画像から寸法を測定するフリーソフトがあります
写真や画像から寸法を測定するソフトには、さまざまな有料ソフトがありますが、フリーソフトもたくさんの種類が公開されています。
・写真から長さを測る
・写真の距離測定
・写真から寸法を割り出す
・写真から高さを求める
・画像の長さ測定
・画像からサイズを測る
・画像の面積測定
・画像から角度測定
フリーソフトをダウンロードすれば、導入コストはかかりません。
写真・画像を用いた測定ツールで必要になるカメラは、一眼レフのような高性能カメラを使用する必要はありません。
現場の撮影に用いる一般的なデジタルカメラやスマートフォンで撮った写真・画像で、計測できるフリーソフトが大半です。
画像処理・距離計測アプリを用いてコスト削減
画像処理・距離計測ツールで用いる写真・画像は、空から撮影したものだけではありません。
地上から撮影した写真・画像からも、距離や寸法を計測することができます。
住宅のリフォームなどを請け負った際には、工事着手前の現地での計測が必要になります。
多くの機材を携えて数人で下見に行っていたのが、デジカメだけ持って行けばよくなります。
ドローンの操縦ができる社員がいれば、広範囲の測量を自社でおこなえます。
つまり、広いエリアの測量が必要な際、航空機や衛星による航空写真測量を依頼することによって支払っていた高額なコストが不要になります。
計測結果には信憑性があります
フリーソフトで測定したから、写真や画像の計測結果の信憑性が低下する訳ではありません。
正確な距離や寸法の計測結果を得るために、写真を撮影する方法と必要枚数が定められています。
正しい撮影方法で撮影した写真を必要枚数用意さえすれば、計測数値が極端に狂うことはなく、誤差の範囲内に収まります。
使い勝手を比較しやすい
写真画像から計測できるフリーソフトやエクセルテンプレートなら、無料ダウンロードできます。
コストがかからないフリーソフトは、無料で、様々な種類のソフトを使い比べることができます。
複数のフリーソフトを使い比べてみて、使い勝手のいいソフトがなければ、有料ソフトの購入を検討しましょう。
有料ソフトの中には、30日間など期間は限定されますが、無料で試せるソフトがあります。
有料ソフトの導入を検討するなら、試用版のある有料ソフトを優先して検討しましょう。
画像処理、写真画像から寸法を測るソフトの中には、寸法を測るだけではなく、CADソフトやexcelで使える3Dモデルを作成できるソフトもありますので、おすすめです。
「計測アプリ」はどうやって画像から距離測定しているのか
画像から距離測定をする・写真から長さを測る…そうした便利機能を持つアプリがお手持ちのiphoneやandroidで、無料に、誰でも、気軽に使える時代になりました。例えば家具や部屋のサイズを測るとき、写真を撮影するだけで測ることができれば、引っ越しの時にもとっても便利ですよね。そしてそうしたアプリでは寸法だけではなく、画像からサイズを測る・画像から面積を求める・画像から角度測定をすることができるアプリもあります。誤差はありますが許容できる範囲であることが多く、世間では「スゴイ!」となかなかの評判です。そんな最新ツールはどのようにして写真から長さを測るのか、その仕組みについて、気になったことはありませんか?
測量・計測が多い建設・土木業界では、一つ一つの計測に時間を取られるのが大変という声がよく上がります。そんなとき、人気ランキングでご紹介するフリーソフトを使えば、写真から長さを測ることや、画像から長さを測るといった作業が簡単に行え、また同時に写真の整理・管理も行えるため、とてもおすすめです。
まずは無料のソフトを利用して、ご自身の使い方に合っているか試してみるのが良いでしょう。
なぜ画像を撮影するだけで距離測定が可能なのか
例えばiphone12以降に搭載されている「計測アプリ」の仕組みを見てみましょう。iphoneの計測アプリとは12にアップデートすると自動で「便利ツール」にダウンロードされるアプリのことですが、このアプリでは、カメラで物体を映すだけで四角形なら横縦の長さに加え、画像の面積測定までを自動で行ってくれます。四角形以外の形でも、任意で線を引くことにより、線の実際の長さを計測することができます。長さを記した写真をスクリーンショットで保存するということもクリック一つで可能です。
AR技術を利用した「写真から長さを測る」計測アプリのメカニズム
こうした計測アプリではAR技術(拡張現実)を活用して写真から距離測定を行うことや、画像から長さを測ることができるようになっています。現実の情報(カメラに映る景色)にデジタル情報(イメージCGやイラストなど)を重ね合わせることができる技術は色々なところで応用されていますが、計測アプリではこのARの「画像内の空間認識」技術を利用しています。
こうしたARでは、「GPS」「電子コンパス」「加速度センサー」などの技術を使って自己位置を特定したり、画像の特徴点抽出(物体の角など)を使って画像内の物体の空間を認識したり、「SLAM」というリアルタイム処理が可能な技術を使った例があります。
元々は火星探査機のため開発された技術「SLAM」
「SLAM」は「Simultaneous Localization and Mapping(位置特定と地図作成を同時進行できる)」という意味の略語です。人が初めての場所へ来たときに周囲を見ながら「自分が今どこにいるのか?(位置特定)」という把握をしつつ、同時に「周囲の建物や道を覚えていく(地図作成)」作業を行うのと同じことがロボットでできるようになるのがSLAM技術です。元は火星探査機を操作するために開発された技術のようですが、今では自動運転や計測アプリなど幅広い分野で活用されている便利な技術です。
SLAM技術はこんなところにも!ロボット掃除機
SLAM技術を搭載していないロボット掃除機は、ランダムに部屋内を走行することで部屋全体を掃除する仕組みを取っていましたが、それでは同じところを何度も掃除してしまったり、逆にどうしても掃除しきれない細かな箇所が残ってしまったりして、企業課題となっていました。
SLAM技術の応用によってそれらの問題が解決され、より効率的に、そして綺麗に部屋全体を掃除することが可能になりました。
ARとVRはどう違うのか
ARはVRの一種と言えます。ARとVRの大きな違いは、「現実世界の情報を活用しているのか?」という点にあります。ARは計測アプリなどで画像から距離測定をしたり、写真からサイズを測ったりする、というように映した映像を利用する技術です。一方VRは、空間を使ってゼロから仮想現実を作り出していく技術のことを言います。
画像から面積測定ができる・または画像から距離測定が行えるフリーソフトを使えば、現場での指示やコミュニケーションにも一役買ってくれるでしょう。例えば問題が起きて何が起きたか説明したいとき、測定による意見を誰かに聞きたいとき、工事写真を撮っているとき、そんなときに、写真管理も同時に行える計測ソフトがあれば、画像を見ながら視覚的に論理的な説明をする手助けとなります。
どんなフリーソフトが良いかお悩みなら、比較サイトや人気ランキングサイトを使って無料でダウンロードできるフリーソフトを選んでみましょう。エクセルで使えるテンプレートやひな形といったような素材も一緒に見ることができて、おすすめです。
フリーソフト・アプリによる画像の長さ測定の「誤差」はどれくらいなのか
iphoneの測定アプリは評判の良いアプリですが、それでも誤差はミリ単位から10cm単位まで幅広く起きてしまうことが確認されています。カメラをかざしたときの室内環境にも影響を受けます。日光や電球の明かりが暗い・手ブレ・物体の輪郭がはっきりしないなどの要因は誤差を大きくしてしまうことがあります。
例えば「Arrim ONE」という計測用装置なら、スマートフォンに付けるだけで簡単に1.5mm以内の誤差で正確な長さ・角度・直径・円周などを測定できるようになるとのこと。AR技術だけではなく、独自にレーザーシステムを採用していて、仮想3D座標を使ってデータ化するため、ここまでの精密な計測が可能になっているようです。
このように有料の装置を使えば複雑な形でも簡単に画像から寸法測定ができ、写真から寸法を割り出すことも可能になります。ただ、なるべくコストを抑えて計測を行いたいなら、装置を購入しなくても無料でダウンロードできるフリーソフトの導入がおすすめです。写真からサイズを測る・写真から面積を求める・画像から角度測定できるなど、無料のフリーソフトでも行える機能は遜色ないものがあります。
どんなシーンで活躍しているの?画像から寸法測定できる技術
SNOWやポケモンGOなどエンタメ系のイメージが強いAR技術ですが、各ビジネス分野でもどんどん活用が進んでいます。
箱を開けなくても中身が見える「AR収納ボックス」
倉庫作業をしていると、「商品がどの箱に入ったのか分からない」といった問題が起こったりします。これを解決するのがAR収納ボックス「CA-TON(カートン)」というサービスかもしれません。
カートンは、箱に入れる前に専用のアプリで荷札を作り、箱の中身と一緒に撮影すると、その後箱の荷札をスマホにかざすだけで登録されている箱の中身が確認できるサービスです。
ARによってまだ建っていない建物の完成をリアルにイメージする
世の中に膨大なCADデータがある建設業界では、AR技術をいち早く活用できる準備がもう出来ていることになります。AR技術を使えば、まだ更地の土地に建物の完成予想イメージを投影させることや、実際の現場で機材の配置などをリアルにシミュレーションすること、工事写真による業務報告などを効率化することなどが簡単にできるようになります。
写真から寸法測定を行ったり、画像からサイズを測るといった作業は最も精密さが求められるため、あくまでおおよその目安として利用するにとどまっていますが、それでも現場作業中の効率化に大きく貢献しています。
写真や画像から長さ・面積を測定できるフリーソフト・アプリへの期待
ネットでは人気ランキング形式で紹介されているように、たくさんのフリーソフトが出回っていますが、こうした写真の長さ測定ができるような測定フリーソフト・アプリには、もちろん補い切れない部分もあります。
例えば測定した数値の整合性はどうでしょうか?誤差1ミリ以下が欲しい場合は、フリーソフトではちょっと難しい、と言わざるを得ません。画像からサイズを測ると言っても、画像が鮮明でなければ誤差は広がってしまうため、ビジネスで活用するには期待しすぎてはトラブルの元になってしまう可能性があります。
人気ランキング上位のフリーソフト・アプリなら優秀か
測定フリーソフトで過度な期待は禁物、というのと同様に、人気上位のフリーソフトだからと言って最も優秀か?と言うと、そうとは言い切れません。上位になるほど写真の長さ測定を行ったときの誤差が少ない、という保証はありません。測定ソフトとして誤差が少ないのはもちろん大切ですが、それよりも「操作性」や「互換性」といったフリーソフトとしての「扱いやすさ」を重視してフリーソフトを選ぶ人も多いからです。
とはいえ、ダウンロード数が多いフリーソフトには、万人受けするメリットが多いのも事実。あなたの使用目的に合っているか、求める基準に達しているか見極めたいところですね。
あくまで簡易的な確認ツールとして使用するならコスパOK
建築関係や製造関係の職場などでは3Dデータを構築する仕事もありますが、そうした精密なデータを必要とするシーンでは、測定フリーソフトを使用するのは精密性から言ってあまりおすすめはできません。
しかし、「ちょっとこの長さの感じを知りたい」「あれって何センチくらいだったっけ?」というようなときには、スマホをかざしてカメラの画像から距離測定や寸法測定ができれば、わざわざ測定道具を用意していなくても簡単に用事を済ませることができます。
無料で高性能ソフトが利用できるシェアソフトを利用しよう
無料でダウンロードできるフリーソフトよりも、有料ソフトウェアの方がより高性能な機能が備わっているのが一般的です。しかし、使いこなせるかどうかも分からないのにいきなり有料のソフトを購入するのは抵抗がある…そんなときにおすすめなのが、「シェアソフト」です。
シェアソフトなら、一定期間は無料で機能を試すことができる!
シェアソフトとは、購入する前にソフトを無料で試せる期間を設けているソフトのことを言います。ある一定期間だけ、有料ソフトと同じ機能か、あるいはある程度制限された機能を使用することができます。
気になるソフトが複数あって迷っているとき、比較して導入を検討するのがおすすめです。
シェアソフトよりもハイグレードを求めるなら専用システムを導入しよう
写真から長さ測定を行うようなソフトの場合、より高度な測量に使用したいなら、一般的なシェアソフトでも精度に満足できない場合もあります。そこで、写真から寸法を割り出す、または画像からサイズを測るといったことに特化した、専用システムの導入もおすすめです。
しかしながら、これにはコストがかかってきます。本当に業務に必要なシステムか?コスト対効果を検討しつつ、じっくり吟味する必要があるでしょう。