CADデータは、設計計画や構築時のリポジトリなど、さまざまな目的で使用できる大切なデータです。
油圧ショベルやバックホウ、ユンボなど掘削機(excavator)のCADデータやcad図は、複雑な作りでデータが重くなりがちです。
また、油圧ショベルやバックホウ、ユンボなどの
CADデータは数が少なく、探し出すのがとても大変です。
CADデータが見つかったとしても、種類やタイプ、デザインが異なるなどの問題は残ってしまいます。
特に、バックホウと油圧シャベルやユンボには、0.25m3・0.45m3・0.7m3・0.8m3などの多数の大きさがあるうえ、ミニバックホウ・小型バックホウ、ロングアームやブレーカーなど多数のタイプがあるから余計です。
そのうえ、クボタ、コベルコ、ヤンマー、コマツなど各メーカーによりデザインや呼び名が違います。
また記事の後半では、油圧ショベルやバックホウ、ユンボなどのCADデータやcad図を扱う際に起こり得る問題点を紹介し、それに対する解決策も提示しています。
油圧ショベルやバックホウ 2Dcadデータ
西尾レントオール
西尾レントオール
建設機械・器具全般、産業用機械、通信・情報機器、安全対策機器のレンタル会社です。バックホウ・油圧ショベル、クラムシェル・アタッチメント、ブルドーザー、コンクリートホッパー・バケット、ミニクレーンなどのCADデータ、仕様書、カタログが無料で公開されています。ロングアームもあります。
iStock
iStock
2DCADデータなどの素材専門のサイトです。ミキサー車・アジテータ車・生コン車、クローラダンプなどの2DCADデータが掲載されています。ロングアームやブレーカーなど、種類も豊富です。重機関係だけではなく、道具や人など、建設関係のイラストも多数掲載されています。
油圧ショベル 図面cadデータ Google
油圧ショベル 図面cadデータ Google
クボタ、コベルコ、ヤンマー、コマツなど各メーカーの掘削機(excavator)のバックホウ・油圧ショベル、ミニバックホウ、小型バックホウやブレーカーなどのCADデータが、多数紹介されています。バックホウと油圧シャベルやユンボは、0.25m3・0.45m3・0.7m3・0.8m3などさまざまです。原動機と走行装置が付いた機体に、腕の形状のものがあり、その先にバケットを取り付けて、土砂地山などを掘削または整地します。腕部分を機体本体部分に近いほうから順にブーム、アームと呼びます。
油圧ショベルやバックホウ 3Dcadデータ
トラスト
トラスト
安全掲示板、産業廃棄物収集運搬車、標識販売等を行う会社が運営する、建設業支援サイトです。建設業や土木業関連の作業者に便利な、CADデータやイラスト、テンプレートを無料で公開しています。建設作業員、作業車、工事看板、標識・誘導燈、バリケードなどのデータが公開されています。特に、工事看板は、正面と立体的に見える左右斜めからのものを揃えていて便利です。
CAD forum
CAD forum
CADデータ、CADに関する情報、技術ヒントが無料でダウンロードできるサイトです。家具、階段、樹木、ライト、人物、地形など、ダウンロードできるデータは豊富にあります。AutoCADを始めとしたCADソフトのパッチやアップデートをダウンロードすることも可能です。ミニバックホウや小型バックホウ、ロングアームも揃っています。
excavator 3D Google
excavator 3D Google
0.25m3・0.45m3・0.7m3・0.8m3のバックホウと油圧シャベルやユンボなどのCADデータが、無料で多数紹介されています。バックホウひとつ取っても、ロングアームやブレーカー、ミニバックホウ、小型バックホウなどさまざまです。クボタ、コベルコ、ヤンマー、コマツなど各製造メーカーにより、油圧式ショベル、ユンボ、バックホー等の商品名がついています。ブーム、アームの先端にバケットを取り付けて、地山などを掘削・整地する自走式の掘削機(excavator)です。
データが見つからなかった方は、リンク集のまとめサイトを活用してください。
次のサイトでは、バックホウ・油圧ショベルのCADデータのリンク集をまとめて紹介しています。
バックホウ・油圧ショベル、CADデータのまとめサイト
作業効率を大幅に低下させてしまうCADデータの2つの問題点
CADデータ容量が大きくなり過ぎる問題
CADデータは電子データであるため、用途が多様であるという大きなメリットを持っています。
データを簡単に送りあえたり、データを複製して違う図面を作成していくことができる訳です。
しかし、データの容量が増えて大きくなってしまうと、作図の効率が悪くなってしまいます。
そうなると、データをメールで送り合うこともできなくなります。
作業効率を良くするためにCADデータを導入したにも関わらず、反対に作業効率が悪くなってしまっては意味がありません。
CADデータがうまく開けない問題
特に油圧ショベルやバックホウなど掘削機(excavator)は作りが複雑なので、データも重くなりがちです。
そのため、油圧ショベルやバックホウのCADデータを活用する場合には、利用者はデータが重くなり過ぎないように工夫しなければいけません。
また、CADデータをメールで送り合う場合には、ファイルを渡した相手先でデータが開けずに困ってしまう問題も多くみられます。
データ容量が大き過ぎる、うまく開けない問題を解消する
ここで解決策を提示する問題は、データが増え過ぎて作業効率が悪くなってしまう問題と、データをメールで送る場合に相手先でデータが開けない問題の2つです。
データ容量の増え過ぎを解消する方法
まずは、データが増え過ぎて作業効率が悪くなってしまう問題から解決策を提示していきます。
この場合の解決策には、必要な情報だけ切り出してファイルを軽くする方法があります。
ファイルの中には、以前は必要だったけれど今の段階では使われていない図形が存在します。
特に寸法やブロックは見えないデータとして図面に残っている場合が多く、それほど密度がない図面なのにデータ容量が大きいというケースがよくみられます。
解決策としては、定期的にPURGE(名前削除)コマンドを利用して、データを整理しながら作図していくことが大切です。
データ容量が重ければ、図面を開くのに時間がかかってしまう、印刷の処理に時間がかかってしまう、ペーパーの切り替えに時間がかかってしまうなど作業にかかる時間が増えてしまいます。
作業時間を少しでも節約するために、必要最低限のデータ容量で作業を進めるのが効果的です。
データが開けない問題を解消する
続いて、データをメールで送る場合に相手先でデータが開けない問題に対する解決策を紹介します。
CADデータを作成したソフトが異なっても、通常であれば問題なく交互交換できる状態になるのですが、それができないということは何らかの問題が起きている可能性が高いです。
データを相手先で開けないという場合には、以下の3つの手順を試してみてください。
1.相手先のソフトウェアが、CADファイルを開くことができるソフトウェアか確かめる。
CADデータで多いのは、DWGやDXFファイルなのです。
相手のソフトウェアがこれらのファイルを開くのに対応していない場合には、対応しているソフトウェアを導入する必要があります。
2.バージョンを確認する。
相手先のソフトウェアがCADデータのファイルに対応している場合には、どのバージョンまで開くことができるか確認します。
古い型式までしか対応していない場合には、ファイルの種類を古いバージョンで保存したものを送るようにしましょう。
3.データが壊れていないか確認する。
上記2つに問題がない場合には、データが破損している可能性があります。
確かめる方法は、一度図面検査(audit)コマンドでデータをチェックしてから保存します。
エラーが修復された場合には、うまく読み込めるようになるかもしれません。
上記3つの方法を試してもデータが送れない場合には、受け渡し先のCADソフトがうまく対応できていない状態だと言えます。
その際は他の図面型式を試してみるといいでしょう。
データが増え過ぎて作業効率が悪くなってしまう、データをメールで送る場合に相手先でデータが開けない問題を抱えている人は、上記の方法を試してみてくださいね。
油圧ショベルやバックホウのCADデータ、使用上の問題点と解決策
CADデータは多様な使い方ができる貴重なデータですが、自分が望んでいる油圧ショベルやバックホウなど掘削機(excavator)のデータを見つけるのがとても大変です。
バックホウと油圧シャベルやユンボには、0.25m3・0.45m3・0.7m3・0.8m3などの大きさがあり、ミニバックホウや小型バックホウ、ロングアーム、ブレーカーなど種類もさまざまです。
さらに言えば、クボタ、コベルコ、ヤンマー、コマツなど各メーカーにより呼び名やデザインも違います。
油圧ショベルやバックホウのCADデータは、無料のものでも作りが複雑になっているものが多く、見つけられたとしてもデータの容量が大きすぎて使い物にならないという問題が起こる可能性があります。
もしデータ容量が大きすぎる場合には、作業効率を著しく低下させてしまう可能性があるため、今回紹介した方法を活用してデータ容量を小さくするようにしてください。
また、今回の記事では、データが相手先のパソコンでひらけない場合の対処法も紹介しているので、ぜひ参照してください。
最後に、CADデータを利用する場合には著作権や意匠権などの法律に触れる場合があるため、商用利用権のあるデータを提供してくれるサイトを利用するようにしましょう。
見た目が似ている バックホウ、油圧ショベル、ユンボの違い
あなたは、バックホウとはどんなものか説明できますか?油圧ショベルやユンボと見た目が似ていることもあり、混同している人もいるかもしれません。バックホウにも、ミニバックホウもあれば、小型バックホウなどの種類もあります。日本の人気重機メーカー(クボタ・コベルコ・ヤンマー・コマツ)などの違いについても説明します。
油圧ショベルとも呼ばれるバックホウの特徴
工事現場などでよく見かける建機でもあり重機といえば、一番に思い浮かべるのがバックホウだと思います。呼び方にもさまざまなものがあり油圧ショベルと言われることもあります。バックホウは、バケットがオペレーター側に取り付けられている特徴があります。
引き寄せるように操作することから、土の中など低い場所での作業に向いています。ちなみにバックホウの名前は「back(後ろ)」と「hoe(鍬)」をもとに作られた造語になります。
バックホウのサイズによっても呼び方が変わり、ミニバックホウや小型バックホウと呼ばれることもあります。
よく名前の出てくるユンボも、ほとんど見た目も機能性にも違いはありません。小型バックホウやミニバックホウの違いではありません。じゃあユンボってなんだろう?と思う人もいるのではないでしょうか。
ユンボは、建機レンタル企業のニッケンの登録商標になります。ユンボは見た目が似ているのではなく、どこで出しているバックホウなのかの違いでユンボと呼ぶのです。
油圧ショベルも同様になります。油圧ショベルの名前を聞く機会が多い人もいると思います。もしかするとあなたは建設業界の方なのかもしれません。油圧ショベルは建設業界での呼び名になります。そのため他の業界の人には油圧ショベルといっても通じないことも少なくありません。
バックホウのそれぞれの違いも、cadやcadデータを使って比較できます。Cad図しかわからないポイントもありますので、図面を無料ダウンロードして確認してみてくださいね。Cadは外側からわからない内部構造も見えますし、無料のものも充実しています。
低燃費・安全性・耐久性・環境性を配慮した有名メーカーのバックホウ
バックホウはさまざまなメーカーから出しています。なかでも有名なのがクボタ・コベルコ・ヤンマー・コマツの4社です。ブレーカーの改良もしつつミニバックホウや小型バックホウなども展開しています。
作業内容によってはミニバックホウや小型バックホウが使いやすいケースもありますよね。0.25m3・0.45m3・0.7m3・0.8m3のバックホウと油圧シャベルやユンボなど、まずはそれぞれのメーカーの違いを説明します。
まず、クボタは誰もが一度は名前を聞いたことがある有名企業になります。優れた完成度と圧倒的な信頼のあるクボタは、排気ガス規制に対応したエンジンのバックホウを展開しています。
作業性の高さはもちろん、ブレーカーや低燃費や低振動、また低騒音などクボタならではのこだわりがあります。クボタは最先端の技術や安全性にも定評があり、ブレーカーにもこだわったプレミアムクラスなども用意されています。
0.25m3・0.45m3・0.7m3・0.8m3のバックホウと油圧シャベルやユンボなどもあります。
次にコベルコですが、現場を超えるテーマに次世代のバックホウを作り出しています。コベルコでは油圧ショベルの展開も多く、低燃費としても定評があります。
コベルコのバックホウをみると、ブレーカーやハイブリッドショベル、低炭素社会の実現にも力を入れています。コベルコは防塵テクノロジーや防音にも力を入れています。コベルコにも0.25m3・0.45m3・0.7m3・0.8m3のバックホウと油圧シャベルやユンボもあります。
ヤンマーのバックホウは、効率性・安全性・耐久性・作業性・環境性のすべてに配慮しています。ヤンマーならではのこだわりはもちろん、小回りもきいて使いやすい特徴があります。
ヤンマーの特徴としてブレーカーやラインナップの充実度の高さも定評があります。0.25m3・0.45m3・0.7m3・0.8m3のバックホウと油圧シャベルやユンボなども。選択肢の多さもヤンマーならではといえるのではないでしょうか。
コマツは、建設重機としても有名な企業になります。歴史のあるコマツならではの充実したラインナップでも知られています。コマツは業界初のテクノロジーを次々に展開しています。
またコマツならではのこだわりとしてブレーカーや運転経費の削減にも力を入れています。コマツならではの充実の装備を実感してみてくださいね。コマツにも0.25m3・0.45m3・0.7m3・0.8m3のバックホウと油圧シャベルやユンボもあります。
ミニバックホウや小型バックホウなどのサイズの違いも、メーカーによってもサイズ感が変わります。0.25m3・0.45m3・0.7m3・0.8m3のバックホウと油圧シャベルやユンボも比較してみてくださいね。
バックホウのメーカーならではの違いも、cadデータでcad図をダウンロードすれば一目瞭然です。図面は無料で使えるものがたくさんありますし、cadは各メーカーのものも揃っています。
バックホウの違いをどのようにアピールしたいのか迷ったときもcadを使えば、図面の違いがはっきりとわかるはずです。Cadデータやcad図は見方さえ覚えてしまえば初心者でもできますし、無料ダウンロードでも充実しています。
バックホウのロングアームの操作方法と役割
バックホウといえばロングアームが印象的ですよね。そもそもバックホウを運転するためには、技能講習や特別教育の終了はもちろん、車両系建設機械運転士の資格が必要になります。基本はレバーを前方にすると前進、手前にすると後進します。
ロングアームの操作方法は左手操作のレバーになり、前方に動かすとロングアームを伸ばし、手前にするとロングアームを引きます。ロングアームを内側にしたいときは右旋回し、外側にするときは左旋回にします。
ロングアームを操作するのは簡単に見えるかもしれませんが、経験を積んだ作業員でないと難しく誰でもできるものではありません。アームを手前に引きながら土をたぐりよせてバケットを内側に返すようにしてすくいます。
バックホウにおいても重要視されているのは「削りすぎ」にならないことです。機械の運転がいくら上達したとしても、これだけは注意しなくてはいけないといわれています。もしやりすぎが生じてしまった場合は、部分的な補強だと不具合が出てしまうこともあります。
そのため均一性を重視するためにも徐々に作業を行いながら過剰な動作にならないように注意しています。安全性を重視するのはもちろんですが、あまり肩に力を入れすぎずに運転していくことも求められています。
バックホウのロングアームもcadを使って図面から比較してみましょう。Cadデータやcad図でしかわからない部分もありますし、無料でダウンロードできる図面が充実しています。Cadでそこまでわかるの?と思う人もいるかもしれませんが、cad図やcadデータはとても優秀ですし、cadの無料ダウンロードでも満足できるはずです。
メーカーによるバックホウの違いをcad図で比較
バックホウの違いについて説明しました。ロングアームやバッテリーなども含め、各メーカーならではのこだわりを感じますね。簡単に運転できるものではありませんが、建設重機としては欠かせないものになります。
作業内容によってもミニサイズや小型ショベルなどもあります。そんなバックホウの違いをcadやcadデータだけでなくcad図で比較するなど確認してみてください。
またcadの無料ダウンロードも充実していますので、使わない理由はありません。無料でここまでわかるの!?と驚く人も多いのではないでしょうか。
小回りが利くバックホウは工事現場に必須の機械です
バックホウが誕生する以前は土砂などを機械式で運ぶショベルという機械が広く使われていましたが、より操作が単純で掘削の正確性が高い油圧式が登場すると、そちらに主流が変わりました。その油圧式ショベルが現在も活躍するバックホウです。大型のバックホウなら一度で3トン以上の土を掬うことができます。一方、同じ量を人力で行おうとすると、一人なら500回は掘る・運ぶ・積み込むという動作が必要です。小型バックホウやミニバックホウはそこまで大量にものを運ぶことはできませんが、小回りが利くので広さが確保できない工事現場などには必須の機械です。
バックホウには油圧シリンダーで作動するアーム部、先端にバケットが付いている
何をもってバックホウとするのか?それはエンジンがあり、それゆえ走行機能があり、油圧シリンダーで作動するアーム部分があり、その先端に土などを掘削するバケットが付いているもの、といえるでしょう。バケットにはいろいろな種類があり、取り換えが可能なバックホウが多いです。ミニバックホウ、小型バックホウ、油圧ショベルなどさまざまな種類があります。
ミニバックホウ・小型バックホウなどのcadデータ・cad図・図面を作成するなら、無料でダウンロードできるcadデータを利用しましょう。また、クボタ・コベルコ・ヤンマー・コマツなどの各メーカーカタログやHPにもcad図などが無料で公開されていますので、参考にできます。
バックホウの各部の名称をチェックしてみよう
バケット
先端についている、穴を掘ったり土砂をすくい上げたりする箱型の部分。バケットの爪は掘削しやすいように鋭い爪が装着されていますが、使用目的に合わせて取り外し、別のアタッチメントに取り換えることもできます。
例えば硬いコンクリート構造物や大きな岩を排除したいときは、油圧ブレーカーというアタッチメントにすれば、タガネを高速で打撃することにより簡単に破壊することができます。それゆえブレーカーは道路工事の岩盤破砕やトンネル工事などでよく使用されます。
ただし、油圧ブレーカーを使用するときは、ブレーカーの連続打撃は30秒を目安に停止すること、ブレーカーの空打ちはしないこと、ブレーカーが斜めに打っていないか確認すること、などが重要になります。
クボタ・コベルコ・ヤンマー・コマツ各社でそれぞれのバックホウに合ったブレーカーが発売されています。Cad図を作成するときも、参考にしてみてください。
アーム
バケットから延びる腕のような部分のこと。
ブーム
アームから運転席までを繋げている部分。アームとバケットを支えています。
油圧シリンダー
アームとブームの外側に装着されています。筒状の管のようなもので、中に入っている油に圧力をかけることにより、アームとブームを動かす役目があります。
クローラ
車でいえばタイヤの部分に当てはまる走行するための部品です。棒状に長くいベルトを回転させることによりバックホウを走行させます。タイヤよりも悪条件の地面に強く、建設現場や山の中ではとても役に立ちます。ちなみに、キャタピラとの違いはありませんが、キャタピラはキャタピラ社の登録商標なので、一般的にはクローラというのが正当です。
運転席
作業する人が乗ってバックホウを動かす場所です。前方・側面が全面窓になっていて、視野を広く保てるようになっています。自動車のような円形のハンドルはなく、代わりに3つのレバーが運転席の前と左右に配置されています。車体の走行、ブームやバケットの操作はすべてレバーやペダルで行います。
スプロケット
運転席の後方にある、クローラを動かすための歯車のことです。
各部位を知ることは、図面を作成する上でも重要です。cadデータを使えば誰とでも気軽にcadデータをやりとりすることができるので、正確な図面を作成できるだけでなく良好なコミュニケーションを築き上げるのにも役立ちます。cad図は自身でcadデータを作成しなくても、ネット上に多くの無料でダウンロードできるcadデータ図面があります。
バックホウの種類、油圧ショベルのことをパワーショベルと呼ぶことがある
パワーショベルと呼ばれるのを聞いたことがあるかもしれませんが、バックホウはパワーショベルの形態の一つのことなので、同じものを指しています。つまり、アームの先にあるバケットの向きが内側(作業者側)を向いているもののことを、一般にバックホウと呼びます。作業するとわかりますが、動かすと「おいでおいで」と作業者側に手招きするような動きになり、地面を掘る作業に向いています。そしてそれ以外の油圧ショベルのことを、パワーショベルと呼ぶことがあります。
ホイール式油圧ショベル
ホイールとは、自動車や自転車などでよく耳にしますが、タイヤをはめている中核のことをいいます。つまり、ホイール式シャベルとは、タイヤのついたバックホウです。一般的にバックホウに使用されているクローラとの違いは走行速度で、時速約50キロで走行することも可能です。これなら自動車とほぼ同じ速度ですので、建設現場を離れて道路で移動することも可能になり、利便性が高いバックホウといえます。
ミニバックホウ、小型バックホウ
どちらも、小型のバックホウのことを指します。ミニバックホウ・小型バックホウは一度に運べる量は少ないですが、小回りが利くので狭い場所であることの多い道路工事や配管工事などでよく使われています。
大型バックホウ
全高5メートルほどにもなる大型のバックホウは、街中よりも広い建設工事や山での開拓工事などで重宝します。どんな悪路でも進むことができるクローラで、安定した作業が可能になっています。
ローディング油圧ショベル
高さがビルの3階ほどまで達する超大型のバックホウで、下からすくい上げるローディングという方法で掘削することからローディング油圧ショベルと呼ばれています。大量の土砂を運ぶ必要がある採石場や、鉱山などで見ることができます。
ロングアーム油圧ショベル
コマツではテレスコピックアーム、コベルコではロングレンジ仕様、ヤンマーではアタッチメント式のロングアームで知られていますが、一般的なバックホウよりも長いアームが特徴です。そのロングアームで河川の改修や砂利採取など広い作業範囲を獲得した便利なバックホウです。ロングアームの中でも長さによって種類が分かれていますので、使用目的に合ったロングアームを選択することができます。ヤンマーのロングアームはエクステンションアームといって装着するタイプのものなので、便利に取り入れることができるでしょう。
初めてのバックホウ運転は小型バックホウやミニバックホウから操作してみる
作業レバー左・・・上に倒すとアームが伸び、下に倒すとアームをかきこみます。左右で車体が旋回します。
作業レバー右・・・上下でブームを上げたり下げたりでき、左に倒すとバケットが土をかきこみます。右に倒せばバケットが開きます。
走行レバー・・・それぞれ、前が前進、後ろが後進です。
操作レバーに関しては、メーカーによって操作方法が異なります。上記はJIS標準操作方式のもの、クボタ、ヤンマーのバックホウの操作方法を参考にしています。初めてバックホウを運転するときには、小型バックホウやミニバックホウから乗った方が上達しやすいでしょう。
バックホウを実際に操作せず、cad図・図面を使って操作性をシミュレーションすることも可能です。複雑なアームの動きやクローラの動作性などをcad図や図面に落とし込めば、作業効率が上がります。無料でダウンロードできるフリーサイトにも最適な図面がある場合があります。
ペインティングバックホウは子供たちの人気者
ペインティングバックホウ
キリンやシマウマや恐竜など、一度はそんな生き物に扮装したバックホウを目にしたことがあるのではないでしょうか。一般的なフル塗装で20万円ほどするのでそれ以上の値段にはなるでしょうが、大きなバックホウがキリンになって働いている姿は、子どもも大人も素敵に感じます。
バックホウとユンボってどう違うの?
バックホウは呼び方が色々あり、ショベルカー、バックホウ、油圧ショベル、ユンボなど多種多様で、何がどう違うのか混乱することも。ユンボというのは、現在はニッケンというレンタル会社の登録商標ですが、元々は1954年ごろに日本に入ってきたフランス製のバックホウの商品名「ユンボ」が由来のものです。当時ほかのバックホウと比べてユンボの性能があまりに良かったため、バックホウといえばユンボという常識が広まっていったのでした。
メーカー別と歴史で見るバックホウの違い
クボタ
農業機械で有名なクボタがバックホウの設計を始めたのは1953年、戦後復興間もない頃でした。鉱山用巻上機の技術経験を活かし設計・販売を進め、モビルクレーンの需要が高まると一気に市場を掴み、運輸省の補助金を受けて他社に先駆けて8トン吊り大型モビルクレーンを完成させたのはクボタの大きな功績といえるでしょう。そうして土木作業分野への進出を果たしていきました。
コベルコ
1911年に設立された神戸製鋼所(コベルコ)は、鋳鍛鋼事業をメインに、溶接や鉄鋼アルミ、機械、エンジニアリングなど幅広い事業分野で課題解決を担ってきた会社です。1930年に国産第一号となる電気ショベルを完成させたのは、ほかならぬコベルコ。建設機械事業を華々しくスタートさせました。
ヤンマー
1912年に大阪で創業した山岡発動機工作所は、ガス発動機の修理・販売の事業でスタートしました。後に石油発動機メーカーとして始動し、ヤンマー商品が誕生します。日本初の動力籾すり機を販売、揚水ポンプの爆発的ヒット、ディーゼルエンジンの開発に取り組み、以来農作業の動力化に精力してきました。
コマツ
1921年、石川県で誕生したコマツ(小松製作所)は、日本で初めてブルドーザーを作った会社です。第2次世界大戦中、航空基地建設に使用するため、当時農林省からの要請で開発したトラクターをベースに、「小松1型均土機」を開発したのでした。以降「ブルドーザーのコマツ」の地位を確立し、国内の高度成長期の波に乗り建設機械メーカーへと羽ばたいていったのでした。
例えば、無料でダウンロードできるcadデータを使い、自身の資料をブラッシュアップしたり、無料ダウンロード素材を使用してより正確な図面を作成したりすることがcadでは可能になります。ダウンロードしなくても使い道はたくさんありますので、さまざまなサイトを閲覧することをおすすめします。