施工計画書の作成要領を理解し、着工前にしっかりと準備しましょう
工事を受注し、これから着工というときにやることは、施工計画書を作成し承認を得ることです。
承認が得られないと工事着工ができず、準備した資材や人材などに、大きな損失が起きます。
こうならないように、施工計画書の作成要領を理解し、しっかり準備することをおすすめします。
施工計画書を作成するのに便利なツールである施工計画書作成ソフトウェア(アプリ)は、無料でダウンロードができるフリーソフトや有料版のシステムなど、たくさんの種類があります。人気のソフトをランキング形式比較検討して紹介している記事などを参考にしてみましょう。
施工計画書作成ソフトウェアは、工種ごとに分かれているため、テンプレート(フォーマット・ひな形(雛形))を集めるのは大変な作業です。
リンク先では、それぞれのソフトの特徴が記載されています。
きっとソフト導入の参考になるはずです。
また、この記事の後半では、施工計画書の内容が充実していないことで起こる問題点を説明し、それに対応する方法と、施工計画書の作成を簡単にできることから人気の高い支援システムのソフトウェア(アプリ)を導入するメリットなどについて説明しています。
目的のソフトをダウンロードしてくださいね。
施工計画書のフリーソフト・エクセルテンプレートおすすめ15選
施工計画書のフリーソフト・エクセルテンプレートです。
土木現場で即活用できるEXCELのテンプレート(フォーマット・(ひな形(雛形))のシート集、現場で即活用できる計算集、施工体制台帳、現場で使える便利ツールマニュアル、業務記録台帳・工事監理報告書の作成、建設工事現場のFAX送信状、工事施工計画書・総合施工計画書・安全管理書類、工事経歴書、建設業許可エクセル書式集などのフリーのアプリ・ソフトが、無料でダウンロードできて人気です。
犬にもできる施工計画書
現場や会社などの最低限の情報を入力するだけで、簡単に施工計画書のひな型(エクセル形式)が簡単に作成できる有料ソフトです。施工計画書に必要な項目だけチェックして書き込めたり、もくじを自動で作成したりします。工程表にも対応していて、着工日を入力するだけで自動的に日付入力が行われます。現場の地図は画像を切り取って貼り付けるだけ。細かい修正はエクセル変換をした後に調整が可能です。
土木工事 施工方法書式集
国土交通省、その他の官公庁(地方自治体含む)発注工事提出用の土木工事施工方法書式集データファイルツールです。各工事に応じた詳細内容の追加・修正等を行うだけなので簡単です。施工住所および施工内容が具体的かつ詳細で、作業手順書等をはじめとする各種関連書類にも引用・応用ができます。テンプレート(フォーマット・(ひな形(雛形))は全124種。国土交通省発注工事、その他の官公庁発注工事(全国自治体発注工事含む)に適用できて、ソフトの比較ランキングなどでも人気です。テンプレートや作成した書類はクラウドにアップしておくと、関係者と簡単に共有できます。
エクセル寒中コンクリート施工計画支援システム
エクセル寒中コンクリート施工計画支援システム
寒中コンクリート工事の調合計画や加熱養生に関連する計算が簡便かつ効率的に行えるシェアウェアです。強度推定については、寒中コンクリートだけではなく通常期におけるコンクリートにも活用することができます。なお、算定方法は「公共建築工事標準仕様書(建築工事編)平成25年版」および日本建築学会「寒中コンクリート施工指針・同解説(2010年)」を基本としています。
建築図面用テンプレート(for AutoCAD)
建築図面用テンプレート(for AutoCAD)
建築設計図・施工図・仮設計画図用のAutoCAD用のテンプレートです。建築設計・施工図や仮設計画図の作図に対するAutoCADの煩わしが軽減できるシェアウェアです。細かい手直し作業なども行われているので、設計図や施工図の作成に対して効率がアップします。ソフトウェアに対する満足度アンケートを行っているので、ユーザーの要望や声が反映しやすいのも特長だといえます。
エクセルファイル整理方法
施工計画書・総合施工計画書・土木提出書類・各種計算書等のエクセルファイルの整理の方法が簡単に行えるツールとして人気です。ダウンロードは無料です。
図形が有ると各施工条件にあわせて、施工方法等がわかりやすく作成でき、非常に便利です。エクセルファイル整理方法でファイル管理すると、非常に楽に整理できると思います。ファイル管理はクラウド上で行うと、多くの人とファイルを共用できて便利です。
施工計画書
官庁工事受注者必達の施工計画書のテンプレート(フォーマット・(ひな形(雛形))です。施工要領・安全管理・工事内容などを記入するだけで使用できるシステムです。施工管理計画、安全管理、緊急時の体制及び対応、交通管理、環境対策、現場作業環境の整備、再生資源の利用の促進と建設副産物の適正処理方法などの記入例です。
施工計画書 (土木工事・国土交通省タイプ)
エクセルで作成された国土交通省・その他の官公庁工事(地方自治体含む)にも提出可能な施工計画書・総合施工計画書、全64シートのテンプレート(フォーマット・(ひな形(雛形))が揃っていておすすめです。各種土木工事に応じた必要事項の入力及び工事計画内容に準じた加工・修正を施すだけなので簡単です。一般的な施工方法関係記入例を5シート記載しています。
土木工事施工管理基準及び規格値 for Excel
国土交通省、その他の官公庁(地方自治体含む)発注工事に提出する施工計画書・総合施工計画書添付用に活用できる無料ツールです。国土交通省の土木工事施工管理基準及び規格値(写真管理基準・品質管理基準及び規格値・出来形管理基準及び規格値)に対応した文書を作成する際、使用し編集することができ、人気です。簡単で比較的スピーディーに、作成・編集することができます。
現場即活用 EXCEL
土木現場で即活用できるEXCELのシート集ツールです。機能は、座標測量計算、敷地図、曲線、縦曲線、ユニットクロソイド、砂置換法密度試験、突き砂置換法密度試験、展開図などがあります。誰でも簡単に使えておすすめです。即戦力となるEXCELのシートです。クラウドにアップしておき、共有するとよいでしょう。
現場即活用計算集
すぐに役立つ123のウィンドウズ版です。座標測量計算、敷地図、面積計算、砂置換法密度試験、展開図、マンホール手動・自動組合せ、見積書、予算書、工事記録などを梱包しています。工事現場で活用できる計算集としてソフトの比較ランキングサイトなどでも人気です。
施工体制台帳 for Word
全建統一様式 施工体制台帳をベースにWord 形式で作成できるツールです。元請業者、協力業者ともに利用できるのでおすすめです。 施工体制台帳 for Wordは、手間のかかる作業を簡単に行える無料のアプリ・ソフトウェアです。施工体制台帳は、現場代理人、監理技術者、主任技術者の氏名、連絡先を記入します。
建築設計 : 業務台帳・監理報告書
建築士法で決められた業務記録台帳、工事監理報告書が作成できるソフトウェアです。ソフトのランキングでも人気です。法規の変遷が著しい法規にも対応し、作業の手間を軽減できるシステムです。業務記録台帳は、各物件の契約日~完了日に業務記録台帳へ記入します。閲覧に供する書類は事務所に備え付けておくと便利です。
入力シート 土現様式
一枚のExcelシートに入力すると、他の様式に自動で入力するシステムです。土木工事施工計画書・総合施工計画書・安全管理書類等、文書を何回も入力する手間がはぶけ、書類の作成時間が軽減できるツールとしてソフトの比較ランキングなどで人気です。個々の工事の施工方法や留意事項等を取り入れた、土木工事の施工計画書が作成できます。
hatsuriya_EDB 工事経歴書
Excelに打ち込んだデータをデータベースファイルに保存し、管理できるツールとしてランキングサイトなどで人気です。年間の工事実績を、複数の会社ごとに、経歴書を作成できます。年度毎に工事経歴書を整理でき、改変等は自由なのでおすすめです。出力するフォーマット(テンプレート・ひな形(雛形))をエクセルで出力できます。複数の会社名を管理できます。
エクセル図形メニュー
花子で作図した図形を、エクセルでメニューファイルで管理エクセルで、図形として認識するシステムです。エクセルで編集も可能です。 エクセルで、建設機械・仮設機材の図形整理が、メニュー形式でできます。施工計画・土木、建設工事の提出書類におすすめです。
駱駝.5
駱駝.5
工事現場の測量作業で必要な測量計算をエクセルで使いやすく作られています。幅杭の設置と幅杭間の曲線の位置出しに便利な計算表があります。平面図と横断図とヘロン公式の面積図と法面展開図のCad作図用fail( Jwcad用,AutoCad用)の座標ファイルを出力します。直線の設置や円曲線の設置、クロソイド曲線の設置などのほか線形の計算などの機能が備わています。
施工計画書とは
契約書の内容に疑問があれば、発注者に問い合わせます
契約書の内容に疑問があれば、発注者に問い合わせます。主要工事の内容について、図面・仕様書・施工管理基準などにより各種規格値を確認します。鉄骨工事、土木工事下請け注文書、作業主任者、全建統一書式、重要事項説明書など、施工計画書のフリーのアプリ・ソフトです。アプリのランキングサイトなどで探すとよいでしょう。
主要工事数量の確認、増減時の取扱い、図面と現場の相違点、監督員の指示・承諾・協議事項、仮設備について、規定などの確認を行います。工事内容を十分に把握するとともに、契約約款、設計図、仕様書を理解し、工事数量をチェックします。調査の精度を高めるために、複数で調査を行ったり、回数を重ねることが重要です。契約書など各種書類は、クラウドを利用して関係者の間で共有するとよいでしょう。
工種分類に準拠した施工方法文例集、施工計画書・総合施工計画書・提出書類・各種計算書、規格値・出来形管理基準、規格値文書の作成などの施工計画書のフリーソフトです。不可抗力による損害の取扱い、かし担保責任、条件変更による工事代金の変更、用地未解決の有無などについて、確認する必要があります。
地形・地質・土質・地下水などを調査し、設計との照合を行います。動力源、工事用水の入手を検討します。施工法、仮設規模、施工機械の選択を行います。
施工現場での組立てが容易であるものを優先して使用します
施工現場での組立てが容易であるものを優先して使用します。市町村道などの既設道路を走行して運搬する場合、利用道路の縦断勾配、幅員、局部的な改艮についても検討が必要です。実行予算書、建設廃棄物処理委託契約書、解体工事、緊急連絡体制表、施工要領書などのフリーアプリ・ソフトが、無料でダウンロードできます。
無料のものをいくつか使って比較し、自分に合うものを選ぶとよいでしょう。
仮設構造物は、使用する期間が短いため、設計上の安全率を若干差し引いて設計します。ユニット組立式の仮設資材、部材接合にボルトを使用使用した材料が採用されています。仮設備には、本工事と違って施工業者の技術、創意工夫、改善できる余裕があります。
施工方法、仕様書の変更に対応できるような柔軟性をもった計画を策定します。仮設備計画には、仮設備の種類、諸元、数量、配置を計画するとともに、仮設備の設置と維持、撤去と後片付けの計画も含みます。
施工体制台帳、現場で使える便利ツールマニュアル、工事施工計画書・総合施工計画書、安全管理書類、工事経歴書、建設業許可エクセル書式集など、施工管理の書式・様式のアプリ・ソフトウェアです。仮設材料は、できる限り一般市販品を使い、比較的汎用性のあるものとします。
施工に関わる気象、環境を調査します
施工に関わる気象、環境を調査します。現場状況を調査する必要があります。施工計画、工事内容を確認します。施工要領・安全管理・工事内容の記入、施工計画書添付用の写真管理基準・品質管理基準、土木工事施工方法書式集のデータファイルなど、施工計画書のフリーのアプリ・ソフトウェアです。資材の供給元と価格、搬入路を確認します。
施工計画、現場状況を確認します。工事により支障がでる問題点をあげます。工事代金の支払方法、工事中止の場合の取扱い、工事遅延によるペナルティ、スライド条項・インフレ条項を確認します。騒音、振動などに関わる環境保全基準、文化財の有無を確認します。
エクセル、書式、建築工事施工計画書、作業計画書、国交省、電気工事、土工事、土木工事現場必携などのフリーソフトが、無料でダウンロードできます。労務の供給、労務環境、賃金を検討します。現場調査の項目は非常に多く、抜けのないようチェックリストを作成しておきます。用地買収の進行状況、附帯工事、別途関連工事、隣接工事などの調査を行います。つくった書類はクラウドでアップしておくと、多くの人と簡単に共有できます。
工事規模を考慮し、十分に検討した計画とします
工事規模を考慮し、過大な計画、過少な計画にならないよう、十分に検討した計画とします。仮設備は、豪雨地震などの予期しない災害、事故についても留意し、災害防止の対応ができるように検討をします。規格を統一させ、他工事への転用もできるように計画します。
工事施工計画書、建築工事、ひな形(雛形)、様式書式、エクセルexcel、施工計画書、作業計画書など、施工計画書・作業計画書のアプリ・ソフトウェア集です。フリーダウンロードです。さまざまなテンプレート(フォーマット)が揃っています。作成した書類は、クラウドを活用して共有しましょう。
山留工、仮締切りなど、長期間使用するもの、重要度の高い資材や工法については、適切な安全率をとって計画します。
工事用電力設備の計画は、使用機械と照明設備などの電気容量、稼働計画により策定します。現場事務所、労働者寄宿舎などの仮設備計画については、労働基準法、労働安全衛生法、建築基準法に対応したものとします。
土木現場で即活用できるEXCELのシート集、現場で即活用できる計算集、業務記録台帳・工事監理報告書の作成、建設工事現場のFAX送信状などの施工管理の書式・様式のフリーソフトです。合理的な仮設備計画は、今後の参考となるため、データを整理、保管して、活用を図ります。
騒音・振動対策の施工法や建設機械の取り決めは、仕様書に記載します
騒音、振動対策として、施工法、建設機械、作業時間帯を取り決める時は、仕様書に記載しなければなりません。騒音、振動対策にかかる費用については、正確に積算して、計算に組み込む必要があります。騒音、振動対策については、騒音、振動のボリュームを減少させるほか、発生する時間を短かくするなど、全体的に影響を小さくするように検討しなければなりません。
建設工事は、周辺地域の生活時間帯を考慮して、その作業時間を決定し、作業の延長などについても検討を行う必要があります。発注者、施工者は、騒音、振動対策が有効に講じられるように協議します。
建設工事の着工前には、工事の目的、内容について、事前に地域住民に対して説明を行い、工事に理解と協力が得られるように努力します。騒音、振動の発生を抑制すること、騒音・振動が発生してもボリュームを低減すること、発生時間を短くすることなどが重要になります。
総合施工計画書とは
工事を行う際に、安全を前提としながら品質と工期そして費用などを計画的に実行するための計画書に「総合施工計画書」があります。
総合施工計画書は、施工計画を立案することから始まります。工事の契約や工事の基本工程などのほかにも、施工方法や施工手順といった施工管理、機材の選定から仮設計画まで、施工に関わるあらゆる作業計画書を総合施工計画書として作成します。
また、総合施工計画書としては、高度な技術を保ちつつ最新の施工法や施工手法を取り入れていくといった点にも留意するほか、近隣への影響や沿道や交通への課題にも注意することが大切です。
総合施工計画書や施工計画作成にはさまざまな調査や計画が必要
総合施工計画書の内容や施工計画を策定する際の調査や計画には、契約条件の検討や工事仕様書、設計図書の調査、現場の調査や施工法計画の策定や手順の決定、工期および工費の検討、予定工程や仮設備計画の策定を行うことが大切です。
施工方法や工事仕様書の内容により工数管理表を作成、場合によっては労働者の確保および使用期間の決定、工事用材料の数量や種類の決定、建設機材の決定や搬入時期の計画決定などを行います。加えて、実行予算や資金調達の計画なども策定も大切です。
総合施工計画書と工種別施工計画書はそれぞれ必要な調査が違う
総合施工計画書策定の手順としては、一般的に、契約条件や現場条件を理解して事前調査を行い、施工方法や施工手順について検討した上で施工計画書を作成していきます。
そして、総合計画書で策定された全体の進め方に対して、工種別施工計画書を策定していきます。工種別施工計画書は、総合施工計画書で定められた大枠の方式に対して、より詳細な施工法や手法などを含めて策定していきます。
そのため工種別施工計画書は、より現場に密着した施工計画書として作成されます。
総合施工計画書も工種別施工計画書も施工管理や進捗管理、予算管理には非常に大切な書類となります。
現場条件調査で必須の検討事項とは
現場条件というものは各工事で異なります。そのため、現場条件を確認するためには、必ず現場に出向き調査が必要となります。現場条件の調査を怠ると、施工計画立案には大きな影響を及ぼします。
現場条件の調査には、複数の人数で現場に足を運ぶか、複数回の調査を重ねるなどして、調査の漏れがないように細部に渡るまで注意する必要があるのです。できるのであれば、複数人で複数回調査に訪れるというのが理想的だと言えるでしょう。
こうした細部に渡るまでの事前の現場条件調査が、経済的な施工計画をもたらせてくれるはずです。
現場条件調査を行う際には、以下の検討事項について調査を行うと良いでしょう。
○地形や地質、土質および地下水の調査
○水位や天候といった水文に関わる事例や気象に関する調査
○動力源の確保方法や工事用水など工事に関わる資材の入手手段
○材料供給源と価格および搬入経路の選定
○労務の供給源の確保手段と賃金や労務環境といった労働に関わる条件
○工事予定地における用地買収の進捗状況の確認
○工事を進める際の作業場所用地の確保が可能か
○附帯工事や関連工事などのほか、近隣工事などにおける同一作業員や同一業者の実務状況
○騒音や振動など、公害や環境保全に対応するための基準の確認
○文化財保護法や公園法などといった規制措置の確認
○工事を行うことによる付近地盤への影響など
○地下埋設物、地上障害物、磷接地構造物の確認
○交通問題や公害問題への影響
○利権関係
上記以外にも気になる箇所や不明な点がある場合は、何度も足を運ぶなどして確認漏れがないように調査を重ねていくことが大切です。
土木建築の書式・様式には沢山の種類がある
施工計画書以外にも施工管理や進捗管理、予算管理を行う上では、工事仕様書を基本としながら作業計画書、工数管理表、施工体制台帳などといった書類を作成する必要があります。さらには、工事完了時には工事完了報告書が必要となります。
これら作業計画書、工数管理表、施工体制台帳、完了報告書などの書類は、どれも工事を行う上で管理を怠ってはならない書類です。
工事仕様書に基づいて工事が進められているか、作業計画書や工数管理表での進捗管理、現在の施工方法で安全に作業が進んでいるかなどが確認することができる施工体制台帳、そして工事仕様書に紐付いた工事が完了したことを証明する完了報告書と、それぞれに意味がある書類となっています。
施工管理・進捗管理・予算管理の書類作成を楽にするexcelのひな形
工事仕様書を元に、施工方法などを選定していくわけですが、施工管理・進捗管理・予算管理に必要な施工計画書、作業計画書、工数管理表、施工体制台帳などの書類および完了報告書は、無料でダウンロードできるexcel(エクセル)ソフトのひな形を使用するのがおすすめです。
施工管理・進捗管理・予算管理に必要な施工計画書、作業計画書、工数管理表、施工体制台帳などの書類および完了報告書のひな形を使用することで、複数の書類を効率よく作り上げることができるからです。また、ひな形があると、統一した書類を作成することが可能となるからです。
無料でダウンロードできるexcel(エクセル)ソフトのひな形であれば、施工管理・進捗管理・予算管理に必要な施工計画書、作業計画書、工数管理表、施工体制台帳などの書類および完了報告書といった書類に必要な項目が、漏れること無く網羅されているのでおすすめなのです。
excel(エクセル)ソフトのひな形を、ダウンロード人気ランキングなどで比較検討を行うことで、最適なアプリケーションソフトを探すことができおすすめです。
ダウンロード人気ランキングでは、使いやすいexcel(エクセル)ソフトのひな型が数多く紹介されていますので、一つ一つを比較しながら、システムを把握してマッチングするひな形を選ぶと良いでしょう。
工程管理や進捗管理、予算管理にはフリーソフトやマクロツールも人気
無料でダウンロードできるexcel(エクセル)ツールは、フリーソフトやフリーアプリのマクロにも人気があります。excel(エクセル)ツールで作成した資料をテンプレートとしながら、工程管理や進捗管理、予算管理を進めていくのがおすすめです。
こうしたフリーソフトやフリーアプリといったソフトウェアも、ランキングなどで人気があるソフトをダウンロードするのがおすすめです。
人気があるソフトウェアであれば、テンプレートとしても使いやすいものが多く、質の良いテンプレートを手に入れることができるはずです。
無料ランキングでフリーソフトやフリーアプリを無料でダウンロードして、それぞれを比較しながら使用するのがおすすめです。
また、フリーソフトやフリーアプリの中には、業種や施工方法にマッチしているテンプレートを作成できるソフトウェアも存在します。この業種にはこのフリーソフトを、この施工法にはこのフリーアプリをといった形で、使用目的によって適用するテンプレートソフトを変更するのもおすすめです。
ただし、どのようなテンプレートを入手したとしても、全ての部分でマッチするシステムはありません。そのため、自分自身でテンプレートを作り変えるなど、ソフトウェアだけには頼らない、あくまでも作業ツールとしてのシステム化を考えるようにしましょう。
フリーソフトやフリーアプリで作成した工程表などの資料は、共有ソフトウェアなどを使用して必ず情報共有しましょう。情報共有のソフトウェアについても、無料ツールやシステムなどを人気ランキングで見つけて、それらツールを比較検討してからシステム導入するがおすすめです。ランキング上位のツールやシステムから比較するなど、比較検討するツールは絞った形で行いましょう。
施工計画書の項目と作成手順
総合施工計画書および施工計画書を作成する場合、どういった項目や手順が望ましいのか、雛形として簡易例を考えて見ましょう。
まず、総合施工計画書および施工計画書を作成する時には、大項目名として「工事概要」、「工程表」、「現場構成」、「機械設備」などを羅列します。さらに、それぞれの大項目名内には中項目、小項目として以下の項目を簡易例として紹介します。
「工事概要」の中項目には「工事内容」、「工事条件」、「現場の課題」、「現場目標」、「予防処理」、「自己評価」、「概要(工事概要)」を掲げます。
「工程表」の中項目には「工程管理」を、「現場構成」の中項目には「現場編成共通」、「現場組織」、「有資格者、「教育・訓練」、「就業規則」を、「機械設備」の項目には「機械設備共通」、「使用機械設備」などの項目を記述します。
さらに、総合施工計画書および施工計画書では各中項目について小項目と施工プロセス評定や工事成績評定、法令・仕様を簡単に書き示します。
ちなみに施工プロセスとは、主任監督員が常日頃の計画や活動状況を評価するものです。また、工事成績評定は「施工体制一般」、「配置技術者」、「施工管理」、「工程管理」、「安全対策」、「対外関係、「出来形」、「品質」、「出来ばえ」、「高度技術」、「創意工夫」、「社会性等」、「法令遵守等」から算出されます。
例えば施工プロセスを見てみると、施工体制として、「契約工程表」、「工事カルテ」、「品質証明」、「建設業退職金共済制度、その他保険」、「請負代金内訳書」などが記載されます。また、工事成績評定で「厳しい周辺環境、社会条件への対応」、「地中埋設物等の地中内の作業障害物」、「周辺住民等に対する騒音・振動に対する配慮」、「周辺水域環境に対する水質汚濁の配慮」、「生活道路を利用しての資機材搬入等 の工事用道路の制約、路面覆工下・高架下等の作業スペース制約」、「現道上で、特に交通規制及びその処 理が伴う作業」、「騒音・振動・水質汚濁以外の環境対策、廃棄物処理等6施工環境での対応」、「災害等での臨機の処置」、「施工状況(条件)の変化に対応した 施工・工法等の自発的提案と対応等」などといった工事成績評定に加算されるべき項目について記述が行われます。
施工計画のライフサイクル
国民からの要望に応えて、公共工事は、企画から計画が始まり、設計・積算・発注、工事着手、施工・管理、完成、引き渡しと運用となり、その後数年ごろから維持管理・補修が繰り返されます。国民にとって不要または更なる要望に対して対応できなくなると、建設物の撤去・解体となります。
こうしたライフサイクルに沿って、工事段階と施工計画書形態に関しては、発注者は、設計コンサルタントを使って、目的の建造物の仕様を決めます。公共工事のライフサイクルは、企画・計画、設計・積算・発注、工事着工、施工管理、完成、維持管理・補修という段階で進められます。
発注機関や設計コンサルタントは、初めに、事業計画・構造物・用地・工費・工期・収支・資金について調査・基本設計を行い、それから構造設計・図書作成・工期設定・積算と予算価格などの設計を行い、施工計画書または総合施工計画書の段階です。工事着工後には、工事環境整備・安全管理・工期管理・品質検査・出来形検査・工事写真・条件変更などを行い、施工者が作成する施工計画書または総合施工計画書の技術資料として、施工者に渡されます。
施工者側、一般的にはゼネコンですが、見積と施工計画を作成し応札し、受注後から施工計画書作成、工事施工、完成検査というステップで進めることになります。見積と施工計画では、施工計画書を作成して許認可を得てから、基本施工計画を作成し、実行予算を立て、資材調達を行います。工事施工段階では、工種ごとの施工計画書を立て、総合して総合施工計画書を作成します。施工管理として、施工方法・施工手順書・施工要領書の作成、工期管理・検査試験・出来形管理・工事記録などについて、施工管理と検査報告書及び工事日報の作成を行います。完成検査では、完成図書として、品質・出来形・工事写真・工事記録を完成報告書としてまとめ発注者に提出します。
以上が、建設工事のライフサイクルです。
施工計画書のフォーマット
施工計画書のフォーマットは、官庁関係がテンプレートを備えていて、そのフォーマットに準じてデータを入力すれば、官庁に報告できる型式に出来上がります。施工計画書または総合施工計画書を作成する無料のフリーソフトは、エクセル(excel)をベースに計画書の項目ごとのテンプレートや選択ツールを備え、必要データを入力することで、官庁関係にあった施工計画書のフォーマットで作成できます。官庁関係のテンプレートに沿ったフォーマットにデータを入力すれば、官庁に報告できる型式に出来上がります。そうしたソフトで、人気のフリーソフトをダウンロードして使用するのがおすすめです。フリーで施工計画書の項目ごとの計画書のひな形(雛形)やテンプレートが、web上にエクセル(excel)形式で公開されているソフトもあり、ひな形(雛形)を無料でダウンロードし、そのままエクセル(excel)入力すれば、施工計画書ができるものも多数公開されています。ランキング上位のソフトやアプリをダウンロードして比較すれば、自分の工事に合ったソフトが見つけられます。
施工計画書には全体の様式と、項目ごとの様式を組合せて出来上がりますが、システム化されたパッケージソフトウェアを使えば、入力データ間で連携され、重複してデータを入れる手間やミスがないため、システム化ソフトウェアもおすすめです。
施工計画の法的根拠
施工計画書を作る施工計画は、建設業法の第26条の3に法的な根拠として、主任技術者と監理技術者が計画すると規定されています。国土交通省の土木工事共通仕様書の施工計画に、電気工事積算基準や土機械設備事積算基準でも同様ですが、請負者は、施工計画書に(1)~(14)の事項について記載することで、簡易版の施工計画書(総合施工計画書)が作成でき、そこから詳細を入れて届けできる形式に加工します。
(1)工事概要、(2)計画工程表、(3)現場組織表、(4)安全管理、(5)主要機械、(6)主要資材、(7)施工方法、(8)施工管理、(9)緊急時の体制、(10)交通管理、(11)仮設備計画、(12)環境対策、(13)再生資源の利用の促進、(14)その他
施工計画の構成
工事計画書・工程表工事概要・現場編成
施工計画の法的根拠から、施工計画書の全体の構成は、土木工事積算基準・工事成績評定・施工会社のノウハウなどから、次のように設定されます。これはまた、電気工事積算基準や機械設備事積算基準でも同じように決められています。
①工事計画書(工事概要)の構成は次のような項目です。
はじめに、工事条件、現場目標、自己評価、工事内容、現場の課題、予防処置、目的構造物の形状寸法、工事数量・規模、工事条件を明確にする。そのために、現場のQC活動の目標を工事計画書に反映するとさらに良い工事計画書となります。
②工程表工事概要の構成は次のような項目です。
工期管理と資源工程表について、工事計画書の中に全体工程表を作成し、完成が工期内となるように計画します。使用する資源も管理表を作成し、管理します。
③現場編成は次のような項目です。
現場組織、教育・訓練、有資格者、就業規則などの項目について、それぞれ施工計画書を作成します。現場に必要な5MのManに相当する人への教育、社員・従業員・協力会社を、施工計画書に合致するように編成します。
施工計画書や総合施工計画書を作成するためには、現場情報や協力会社を含めた会社情報の入力が必要です。その情報を元に、工事計画書、工程表、現場編成表、安全衛生管理表など多くの書類の作成とまとめが必要です。無料のフリーソフトやアプリ、シェアウェアのソフトなどで、人気が高くランキング上位にあるソフトは、必要な情報を入力するだけで、雛形(ひな型)で登録した工事計画書などの書類が作成できます。多くがエクセル(excel)をベースにしているため、書類型式を選ぶツールや、土木工事・電気工事・機械設備などの職種用のテンプレートがあって、法に沿った様式で書類の作成ができます。ダウンロードして、ランキング上位のどれが自分の会社に合っているか比較するのがおすすめです。ソフトウェア会社が出している施工計画書作成ソフトウェアは、色々な書類作成だけでなく、職種ごとのひな形(雛形)やテンプレートを備え、また、会社が過去に作成した書類を雛形(ひな形)にして、これからやる工事の施工計画書の作成をします。さらに工事機械や安全管理手順などを3D画像で表すなどの機能やツールも備え、施工主に公表となるソフトウェアもあり、ダウンロードしての試用もおすすめです。
安全衛生・機械設備・主要資材・直接工事・施工管理
④安全衛生は次のような項目です。
安全一般、安全教育、事故発生時の連絡体制、災害予防対策
安全に必要な5MのMan、Method、Materialのように、個々のバラツキをなくするように、教育や整備、材料受入などを改善できるように計画します。
⑤機械設備は次のような項目です。
使用機械・設備、指定機械、購買、機械点検について施工計画書を作成し、5MのMachine機械・設備を念頭に、精度維持・点検西部などの計画を行います。
⑥主要資材は次のような項目です。
工事材料、支給品及び貸与品、再生資源、購買、工事発生品などで、5MのMaterial材料を念頭に、ばらつきが生じないような受け入れ体制や取引先の保証や再発防止などを計画します。
⑦直接工事は次のような項目です。
工事計画書の中には、施工管理、施工概要、直接準備工、施工方法、施工要領書、施工手順書を作成します。直接工事に係るすべての書類を工事計画書の計画段階で準備しますが、工事の種類、工種によって工事計画書の構成に違いが出ます。
⑧施工管理は次のような項目です。
工程管理、施工要領書、施工手順書、出来形管理、計測機器の管理、品質管理、写真管理、データの管理などが施工管理で使われるため、工事の施工管理全般について計画します。
緊急対応・共通仮設・再生資源・文書管理
⑨緊急対応は次のような項目です。
緊急時体制、緊急資材二覧、水防対策、緊急時連絡系統、震災対策、交通管理について、体制表や緊急対応の手順などを総合施工計画書に整理します。
⑪環境公害は次のような項目です。
地球温暖化対策、環境循環型社会の構築、化学物質対策、環境保健計画、環境保全公害対策、自然と人間の共生について、どのように環境対策するかについて施工計画書に整理します。
⑫共通仮設は次のような項目です。
運搬計画、事業損失防止計画、役務計画、営結計画、調査準備計画、安全計画、技術管理計画、イメージアツプ計画について計画を立てます。共通仮設工事についても総合施工計画書に計画します。
⑬再生資源は次のような項目です。
廃棄物抑制、廃棄物再生利用、廃棄物再使用について処理手順を含め施工計画書を作成します。これらは、循環型社会の形成に関連する事項の計画です。
⑭文書管理は次のような項目です。
官公庁等への手続き、外部発行文書管理、社内管理文書、現場作業計画と記録、外部発行文書管理、社内管理文書、工事損害補償の個々の文書作成計画と、文書管理全般についての工事計画書を立てます。
施工計画書の提出時期と工事の事故の問題
施工計画書・総合施工計画書の提出時期と提出部数は、発注者から指定されるのが一般的です。
この指定時期は施工計画書がほぼ出来上がっていることが前提とした時期設定です。
施工計画書の不備によって再提出するとなると、承認までさらに時間を要します。
その結果、施工開始日が遅れることになります。
工事計画書の提出期限は受注が決まった時点で発注者から通告されます。
しかし、提出を期限ぎりぎりにすると、承認が遅れることがあります。
施工計画書の内容が充実していないと承認を得るまで、再提出が数回に及ぶことがあります。
再提出になると、発注者の関連部門を点検回覧された後に、施工者に戻されます。
そのような場合は、点検回覧のコメントを修正し、再提出し承認を再度受けることになります。
工事中に起こる事故に関する問題
工事中に人身事故などの大きな問題が起きると、労災として調査が入り、事故の原因を追究されます。
もし施工計画書の工事手順の抜けや、現場に合った安全管理が計画されていないなど、施工計画書の不備に一因があれば、発注者から施工計画書の再作成が求められます。
この間、施工計画書が承認されるまで工事が中断されるため、工事完了時期が遅れるなど大きな問題に発展します。
提出時期や事故対応のための解決すべきこと
提出時期や事故対応の問題が大きくならないためにも、施工計画書・総合施工計画書の内容が現場に合った抜けない内容を盛り込む必要があります。
計画書内容の項目と内容をどのように記載するかが、最も重点におく課題です。
引き続き、施工計画書に関して起こる問題点を解決する方法について説明しましょう。
施工計画書の内容を充実させるポイント
施工計画書の記載項目は、工事によって多少異なります。
主な記載項目は、工事概要、工事日程、工事体制、施工内容、施工手順、施工方法、施工管理計画、安全管理、品質管理、法的対処、緊急連絡系統などです。
工事工程は工事項目ごとにネットワーク行程、バーチャート工程で表します。
工種ごとに開始時期と完了時期を記入することがポイントです。
工事体制は、工事全体の組織編成と総責任者及び各工種の工事責任者を示し、指揮命令系統を明らかにすることがポイントです。
安全管理は、工事を安全に進めるために、統括安全衛生責任者を筆頭に、工種ごとの安全管理担当者などの安全管理組織を明示します。
KYK、早朝安全ミーティング、入構者教育などの安全活動も記載することがポイントです。
施工手順は、工事全体のフローと工種ごとの作業フローを表します。
工事フローには足場のような仮設計画も含みます。
特に、特殊工法や特殊機材を用いた工事、フロン回収のような環境対策工事などは抜けなく記述することがポイントです。
工事開始遅れのないように施工計画書の提出はお早目に
施工計画書・総合施工計画書の提出が遅いと、施工開始日が遅れることがあります。
工事日程や施工方法、施工管理計画など、施工計画書の内容が充実していることが、計画通りに工事を行うためには重要な事柄です。
施工計画書は、粗削りなもので構いません。
事前に発注者や工事担当とよく話し合い合い、工事概要や施工手順、施工管理計画など、施工計画書に記載するマスト項目を把握します。
複数の人間で施工計画書を見るときは、クラウドを活用するのがお勧めです。施工計画書をクラウドに上げておくと、発注者や工事担当者と簡単に共有でき、時間を節約できます。
これが施工計画書を早く承認できるようにするポイントです。
工事担当者にとっては、工事着工準備で忙しいときに計画書作成に十分な時間が掛けられないという事情があります。
エクセル(excel)の施工計画書・総合施工計画書の作成支援システムのソフトウェア(アプリ)の書式テンプレート(フォーマット・ひな形(雛形))ツールを利用してみましょう。無料でダウンロードできるフリーソフトもあって人気が高いです。ランキング形式でソフトを紹介しているサイトなら、いろんなソフトを比較して選ぶことができます。
作成時間の短縮が可能となり、簡単かつ効率的に仕事を進めることができるようになるのでおすすめです。
大きな問題とならないように施工計画書の変更管理をしっかりと
工事中に人災事故のような重大災害が発生すると、工事が中断され事故原因の特定と再発防止策を官庁や発注者に報告しなければなりません。
その了解を得ないと工事再開ができません。
事故原因が明確で対策がすぐに取れれば、工事再開はすぐできます。
しかし、事故原因が施工計画書内容と異なる施工方法であると、施工計画書の見直しと不備が生じた理由を説明する必要があります。
例えば、重量物の吊り下げ作業で、チェーンブロックを使う計画を変更し、レッカー車を使って工事し、施工計画書を変更せずに進めたとします。
万一、レッカー車の転倒によって人身事故が起きたときは、施工計画書の不備が指摘されます。
その結果、施工計画書不備の原因究明と再発防止策に、膨大な時間を費やすことになります。
ここで重要なことは、工事中に施工計画通りできないことが起きたときは、直ちに計画書を変更し承認手続きをとることです。
施工計画書の作成支援のエクセルソフトを活用しよう
施工計画書・総合施工計画書の作成支援システムのソフトウェア(アプリ)は、エクセル(excel)でできたものが便利で人気です。無料でダウンロードできるフリーソフトをうまく活用しましょう。ランキング形式の比較記事などを参考にして、ソフトを見つけます。
書式テンプレート(フォーマット・ひな形(雛形))ツールの記載例を参考に、これから行う工事に合った事項を書き加えていくだけで簡単に作成できるのでおすすめです。
官公庁用の施工計画書のエクセルファイルでは、施工手順や施工方法、施工管理計画など、官庁から要求される項目が網羅されているため、書き洩らしが少ないことが特徴です。
施工計画書の支援エクセル(excel)には、配管工や電気工など工種ごとに分かれたテンプレートツールがあります。
工種ごとに共通した安全対策などを参考にすることができるため、たいへん便利で人気です。
エクセルの書式テンプレートで便利なのが、参照コマンド機能です。
このツールを使えば、資材などのデータ表から、配管サイズなどを計画書に簡単に付記できます。
配管資材の変更があっても、計画書の資材データに確実に反映されるのでおすすめです。
エクセルテンプレートによる施工計画書作成の効率化
書式テンプレートを使用した施工計画書の作成で受注率アップ
家の塗装工事のような規模の小さな工事では、あまり施工計画書を求められませんが、高層マンション全体の塗装工事のような規模の大きな工事では、施工計画書の提出が必要になります。
施工計画書の作成内容が良く、計画書通りに工事を終えることができれば、発注者からの評価が高くなり、次回の受注を得やすくなります。
そのためにも、評価が高くなるようなエクセル(excel)の書式テンプレート(フォーマット・ひな形(雛形))を使用した、施工計画書の作成ポイントを押さえておきたいものです。ランキング形式で人気ソフトを紹介しているサイトなどで、無料でダウンロードができるフリーソフトがあるので、探してみましょう。
無駄な修正をなくす施工計画書の作成ポイント
工事を行うときに工期を守ることは絶対条件ですが、同時に事故を起こさず工事を完了させることが最重要課題です。
施工計画書の内容は、工事概要・工事工程・体制表・工事内容・施工方法・施工管理計画・安全管理などを記載します。
工事によっては資材や特殊機材、品質管理方法、公害防止対策を盛り込むことがあります。
これらは発注者から通知されることも多いため、事前によく打ち合わせることが、無駄な修正をなくすために必要です。
クラウドに施工計画書をアップし、発注者と共有できるようにしておくとよいでしょう。
県庁などのホームページでは、土木工事などの作成サンプルが公開されているのでおすすめです。
エクセルの書式ソフトを活用
内容が充実した施工計画書を作成するためには、社内にある過去の計画書を参考にすれば比較的抜けなく簡単に作成ができます。
社内にない事例がない場合や作成した経験がないときには、施工計画書の作成を支援するエクセル(excel)の書式テンプレートを利用すると効果的です。
クラウドサービスを活用してテンプレートや施工計画書をクラウドに保管しておくと、必要なときに従業員同士で共有ができます。
支援システムのソフトウェア(アプリ)の多くがエクセルを使ったものとなっており、人気の書式テンプレート(フォーマット・ひな形(雛形))も充実しているため、効率的な作成が可能です。無料でダウンロードできるフリーソフトのものもたくさんあります。ランキング形式でさまざまなサイトを比較しているダウンロードサイトなどを参照に、ソフトを選びましょう。
総合施工計画書や各種施工計画書はエクセルテンプレートが便利
総合施工計画書は工事全体の施工計画書となります。そのため、より詳細な工種になる土木工事や電気工事については、土木工事には土木工事用の、電気工事には電気工事用の施工計画書が必要となります。
そして総合施工計画書や各種施工計画書にて施工方法・使用機械設備などについて施工管理を行います。また、施工要領書・工事計画書・施工手順書の作成テンプレートとしても活用できます。
そのためそれぞれ施工計画書については、テンプレートに基づいた統一が取れた施工計画書であることがおすすめです。
総合施工計画書および土木工事施工計画書や電気工事施工計画書は、excel(エクセル)の雛形がテンプレートとしてフリーソフトで無料ダウンロード可能な場合があります。excel(エクセル)の雛形をテンプレートとして各種書類を作成することで、統一性の取れた書類が作成できます。統一性のある書類が作成できれば、施工方法の確認や施工管理について手際よく作業を進めることができるでしょう。
また、施工要領書・工事計画書・施工手順書などの書類もexcecl(エクセル)の雛形をテンプレートとして無料ダウンロードすることが可能です。それぞれのexcel(エクセル)の雛形をテンプレートして使用して、分かりやすい書類を作成するのがおすすめと言えるのです。
施工計画書のエクセル用ひな形には比較サイトがない
施工計画書のexcel(エクセル)ひな形は人気がある無料ダウンロードテンプレートが数多くあります。フリーソフトやフリーアプリといったソフトウェアと同様に、ダウンロードは無料ですし、数多くのテンプレートが存在します。
また、excel(エクセル)のマクロツールを使用し施工計画書を作成するフリーのソフトも提供されています。こうしたソフトやシステムツールを使うことで、施工計画書を比較的簡単に作成することが可能です。
では、どのソフトやシステムツールを使えば、より良い施工計画書が作成できるかというところが問題となります。
フリーソフトやフリーアプリであれば、それぞれのシステムソフトウェアをランキングサイトで比較して、人気があるツールやソフトを使用するのが簡単です。ただ、一般的なフリーソフトやフリーアプリなどといったシステムソフトウェアと異なり、こうした書類にはランキングなど比較を行うサイトが存在しません。
施工計画書なら日本建設連合会のひな形がおすすめ
フリーソフトやフリーアプリのように、ランキングが存在しないシステムやツールといった場合のおすすめの方法は、スタンダードとなっている主流のひな形を探すことです。スタンダードなひな形であれば、フリーソフトやフリーアプリの人気ランキングのように、人気が数値として現れないものの、基本的には誰もが使っているひな形となるからです。
施工計画書の場合、「日本建設業連合会」が提供しているexcel(エクセル)のひな形が、比較的使用者数が高いソフトウェアだと言えるでしょう。この日本建設業連合会が提供しているソフトは無料でダウンロードが可能です。また、各工事種別ごとに細かくツールが細分化していますので、無料でダウンロードできる他のexcel(エクセル)ツールと比較しても、満足できるシステムとなっています。
場合によっては工事資料の簡易版を用意しよう
工事の説明や地域住民に説明する必要がある場合は、施工方法や施工管理、施工要領書、工事計画書、施工手順書といった資料を提示するよりも、工事情報の簡易版を作成するのがおすすめです。
建設業に携わっている人であれば、土木工事や電気工事といった工事種別や、機械設備に関するさまざまな事柄を知っていますが、一般市民は土木工事や電気工事が何であるかすらわからない場合があります。
工事の要点やポイントに絞った簡易版であれば、難しい工法や工種に悩むこと無く工事を説明することができるのでおすすめなのです。
工事説明の簡易版として一番想像しやすいのが「工事看板」です。工事看板は簡単ではありますが、工事の内容やポイントについて記述してあります。工事看板をテンプレートとして簡易版を作成するのがおすすめです。
工事看板のテンプレートやひな形は、無料でダウンロードできる著作権フリーのものもあります。また、著作権フリーのイラストなどもあります。こういった著作権フリーで自由にダウンロードできる材料を使用し、アプリケーションソフトなどを使って簡易版を作成してみましょう。
イラストを編集することができるソフトウェアは、ランキングサイトでおすすめが簡単に見つかります。ランキング上位のソフトウェアをダウンロードして作成すると良いでしょう。
なお、工事資料の簡易版を作成する必要がある時には施工方法や施工管理、施工要領書、工事計画書、施工手順書で十分な場合もありますが、その元となる施工方法や施工管理、施工要領書、工事計画書、施工手順書を作る時にはやはり施工計画書が必要となります。そのため、施工計画書は人気がありおすすめの日本建設業連合会のひな形を使用して作りましょう。また、施工方法や施工管理、施工要領書、工事計画書、施工手順書も、比較的人気が高い資料をダウンロードして使用するようにしましょう。