このページでは、配管アイソメ図を作成できるCADフリーソフトについて紹介しています。
CADソフトを使用すれば、アイソメ図が簡単に作図できます。
配管記号・水栓記号・配管継手・配管部品・ガス配管、塩ビパイプ・塩ビ管・ダクタイル鋳鉄管・排水トラップ・受水槽・水道にも対応しています。
アイソメ図を作成するCADソフトは、強度計算との提携機能、平面図・施工図から出図、アイソメ図から施工図作成、部品仕様と積算システムを連携させ見積り作成、などの機能を有しています。
アイソメ図を作成できるCADソフトには、フリーで全機能を試せるものがあります。
jwcad・autocadに対応したフリーアプリ、エクセルテンプレートも多くあるので、 まずは無料でダウンロードしてみましょう。
配管アイソメ図 とは
配管アイソメ図は、配管図を等角投影法で表すことで、配管ルートを立体的に把握できる図面です。
線やバルブ、継手、計器などの接続部品・接続機器・配管記号・水栓記号・配管継手・配管部品・ガス配管は、記号で表します。
アイソメ図を見やすくするポイントは、平行な配管の向きを合わせ、交叉する配管の前後関係を明確にすることです。
配管工事や維持管理に必要
配管アイソメ図は、配管設備施工時や、更新・改造工事の既設配管ルート・サイズを変更、追加するときに用います。
日常点検で異常を発見した場合には、配管アイソメ図で配管のルートやサイズ、塩ビパイプ・塩ビ管・ダクタイル鋳鉄管などの構成部材などを確認し、取替などを検討します。
CADデータ、アイソメ図ソフトを使うことで配管図の管理が簡単に
CADソフトで作成した配管アイソメ図なら、改造を行った際のデータを残せるので、管理が容易です。アイソメ図が多い場合は、業務効率化につながります。
配管だけでなく、フランジやエルボ部材の数、塩ビパイプ・塩ビ管・ダクタイル鋳鉄管などの部材を把握できるため、積算や見積もりができます。
一部の配管アイソメ作図ソフトなら、CADデータや配管仕様から、配管流量や圧力損失などの自動計算が可能です。
配管アイソメ図の管理上の課題
配管図面が適正に管理されていなければ、配管トラブル発生時に復旧工事を即座に行えません。水道管やガス管などでトラブルが起きれば、甚大な被害をもたらす恐れがあります。既設配管設備の改造工事を行う場合に、余計な時間とコストがかかってしまうこともあるでしょう。
図面が古いままで配管設備の定期工事や改造を行う場合、まず、現場を見て配管アイソメ図の作成を行わなければいけません。
ただし、配管設備は保温施工されているため、配管図を作成するとなれば、保温部材を取り除く必要があります。
配管図面がなぜ古いままなのか、なぜ管理できないのでしょうか。
設備変更を行う度に、配管図の変更をしていないので、古い図面が残ってしまうからです。
トラブルが起き、図面変更は後回しで緊急工事を行うケースなどは、工事終了後に図面変更を忘れてしまうことがあります。
エリアごとに設備変更の担当部署が異なる場合、部署間の連携がなく、図面の変更ができていないことも原因のひとつです。
配管アイソメ図を常に最新にする方法
配管アイソメ図は、配管工事の管理に必要なツールです。設備の現状に合致した最新の図面になっていることが重要になります。トラブルで即、緊急工事を行う場合は、最新の配管アイソメ図が欠かせません。
配管図面が最新かを確認する確実な方法は、配管系統を一点ごとに追うことです。
配管の改造工事を行うときは、図面の承認後に施工するため、工事前に図面を作成しています。改造を行った際の図面と既存設備の精査を行い、図面を修正しましょう。
複数部署に図面が保管されている場合は、全部署の図面を同時に差し替えることがポイントです。大規模設備なら、3次元スキャニングで配管系統を把握する方法もあります。
アイソメ図が最新でない場合の対策
最新の図面となっていなければ、現場をチェックし図面に反映させます。
過去の設備変更時の図面を元に修正し、図面を最新にしましょう。
アイソメ図の作成はCADを使うとさらに強力に
アイソメ図が多い場合は、CADソフトやアイソメ図作成ソフトを用いることで、管理が容易になります。
CADソフトには、配管平面図からアイソメ図に、アイソメ図から平面図に変換できるものや、jwcad・autocadに対応したものがあります。
CADやアイソメ図のデータから、流量計算・見積作成が可能なソフトがあり、業務の効率化が図れます。
塩ビパイプ・塩ビ管・ダクタイル鋳鉄管・排水目皿・排水トラップ・受水槽・水道にも対応していますよ。
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使いやすい配管アイソメ図を作るコツ
配管図の種類は以下の通りです。
- 組立図
- 平面配管図
- 部分組立図
- 系統図(P&ID)
- プロット図
いずれも平面的な配管の流れや配管の接続が分かります。
実際の配管は、上部にある貯槽から配管が下りて曲がってを繰り返して、地上付近の水平配管へと流れるような配管図となります。
しかし、配管図では、上記のような立体的な流れは書かれていません。
配管アイソメ図では、配管を立体的に捉えることができ、上から下へと曲りを繰り返しながらの配管ルートが頭にすぐに描かれます。そうすると、現場を見たときに、どのように配管を配置して接続すればよいかという、イメージがすぐに浮かびます。
配管アイソメ図を見やすくするポイントは以下の通りです。
- 配管寸法を入れる
- 配管記号を書き込む
- 配管の種類を入れる
見やすく・配管系統がイメージしやすくすることを意識しましょう。
配管サイズが変わるところでは、レジューサ配管継手の配管記号をサイズとともに入れるなど、配管継手をアイソメ図に記載することが重要です。
アイソメ図を作成するときには、どこで配管の系統やサイズが変わったかを意識しておきましょう。
配管の組み立てに欠かせない配管継手
配管の組み立てを行うときに、配管継手は欠かせない部品で、JISの定義によれば、配管(パイプ)の接続などに用いる継手とされ、次のような場合に使います。
- 流体の方向を変える・分岐する・集合する
- 配管どうしの接続、配管径の異なるものとの接続、配管の末端の閉鎖
- 計器、弁(バルブ)などを取付け
- 配管の膨張、収縮などを吸収
- 配管の回転または屈曲
配管継手の種類には、その用途や目的、材質、接続する配管の種類によって、色々な種類があります。鋼管製、ステンレス鋼製、塩ビ継手等プラスチック製のような用途や材質、ねじ込み形、溶接形、フランジ継手のような接続配管の違いにより、配管継手規格にはいろいろな種類があります。
例えば、エルボは、配管の方向を曲げる必要があるときに2本の配管に角度をつけて接続して使います。曲げ半径が小さく曲げる管継手で、曲がり角度によって45°、90°、180°に分類されています。エルボの外径をDとすると、曲げ半径が1.5Dのものはロングエルボ、曲げ半径が1.0Dのものはショートエルボと言います。
配管は、敷設ルートの形状・材質・サイズなど色々な種類がありますが、その配管を支える配管支持金具も、配管の素材に合ったものを選ぶ必要があります。
ここでは、配管の布設方式に対する配管支持に適合する支持金物、として取り付ける方式ごとの支持金物の種類は何かについて見てみましょう。
吊配管支持金具
横走り配管に対しては、吊配管支持金具を用います。
吊配管支持金具は、天井から吊り下げられた横走り配管を支持する金具です。
吊金具・ハンガー類
各種形鋼・デッキ吊り下げ支持配管に対しては、吊金具・ハンガー類で支持します。
各種の形鋼やデッキプレートに穴を開けないで、吊ボルトを吊り下ろすための金具です。
立配管支持金具
立配管の振れ止めを支持するには、立配管支持金具を使います。
立管の振れ止め支持をするための配管支持金具です。
床貫通配管支持金具
床を貫通する立管の振れ止めを支持するには、床貫通配管支持金具を使います。
集合住宅で使用される排水特殊継手が付いた集合管と、排水立管および横枝管の支持金具です。
配管支持金物 の効果
アイソメ図を描くときに、配管や配管継手や配管付属品を、配管記号とともに描きますが、配管支持金具も書き加えることで、現場でアイソメ図を確認するときに、配管系統がどのように固定され、支持金具の位置が配管以外の機器に影響するかなどの検証が行えます。
さらに、支持金具の個数なども把握でき、見積作成に効果的です。ただし、メインとなる配管や付属品と支持金具を一緒に書くことで、アイソメ図が見難くなることもあります。支持金具の配管記号はなくフリーで欠けるため、色を付けるなどの工夫で、見やすいアイソメ図となります。
詳細の配管接続図には、配管支持金具も詳細に寸法や位置を書く必要があります。配管図面は、AUTOCADや無料でフリーのJWCADでCAD図面を作成しますが、配管支持金具もCADデータをダウンロードして利用すると便利です。配管支持金具は、メーカーのサイトやフリーのダウンロードサイトから仕様書と図面がダウンロード可能です。ただし、すべてがCADデータではなくPDFファイルも含まれるため、PDFファイルをCADデータに変換して利用できる場合もあります。
パイプサポート
ある区分の管路を見ると、配管上には配管を含めて、継手・バルブ・計器類など、配管と配管部品や付属品が接続されて構成される、配管系です。パイプサポートは、配管系全体の荷重を支えるための金具・金物・装置であって、これを総称してパイプサポートと言います。パイプサポートは、配管サポート、配管支持装置、配管支持金具、などとも呼ばれています。
パイプサポートの目的は、管路途中の重量が掛かっていそうな場所に設置することで、配管系の荷重を分散し、配管や配管に接続する機器類を保護することです。
配管系にかかる荷重には、次のような色々な種類のものがあります。
- 配管の自重、内部流体、配管の保温・保冷材等の重量を含んだ配管重量
- バルブや制御弁、その他の配管部品による集中荷重
- 降雪地帯での、積雪荷重などの静的重量
- 熱によって配管が伸縮し、そのために配管に発生する熱応力荷重
- 振動・地震・風による動的荷重
これらの荷重が配管系に掛かると、機器の性能低下や破損を引き起こすだけでなく、配管自体にたわませたり、配管を破損させたりする可能性が大いにあります。このため、管路の途中の荷重がかかる場所には、いくつかの支持点を設置し、荷重を分散して配管や付属機器を破損などから守る方法を取る必要があります。
ビル内の店舗への水道水の供給は、ダクタイル鋳鉄管の水道本管から受水槽に貯められ、その後、先分岐方式で水道水が各店舗に供給されます。先分岐方式は、受水槽から配管で、個々の店舗に配管を分岐して水道水を運ぶ方式です。
水道配管の材料は、本管のダクタイル鋳鉄管を含め、鋼管やステンレス配管、塩ビ管や塩ビパイプなどが配置されます。さらに、それぞれの配管は、水平配管・垂直配管・壁に沿った配管・集合配管などがあり、アイソメ図に配管ルートや障害物や配管支持金具も含め表されます。アイソメ図からパイプサポートが必要な個所も分かるため、アイソメ図中に位置とどのようなサポートかを分かり易く書いておきます。詳細のパイプサポート図は、詳細配管図面を製図するときに設計して書き込みます。
この水道水供給方法は、AUTOCADソフトやフリーのJWCADソフトまたはCADアプリのCADソフトを使って書くことで、水道水がダクタイル鋳鉄管から各店舗までの水道ルートと支持金具やパイプサポートを分かり易く書くことができます。CADを使うときには、配管記号、水栓記号、配管継手、配管部品、塩ビ管の水道配管などのCADデータをダウンロードすることが必要ですが、ダウンロードは無料のサイトからもダウンロードが可能です。
パイプサポートの図面は1品ごとに手作りのため、製作依頼するときにCADデータと合わせて納品できるように依頼することでCADデータとCAD図面が得られます。
なお、CADで作成した配管図面は、エクセルに貼り付け、他のエクセル帳票と合わせて説明用や見積書として使えます。
水道の供給と同様に、家庭からの排水設備のアイソメ図も同じようにCADデータを利用して、CADソフトを使って書くと、施工しやすくなります。排水設備は、排水目皿や排水トラップを通して排水が流れ塩ビパイプの排水管を通して、排水管本管までのルートをアイソメ図で表され、必要な個所の配管支持金具やパイプサポート図も加えてアイソメ図を仕上げます。
なお、以上のアイソメ図の作成の例は水道水について書いていますが、ビルの店舗に運ばれる配管にはガス配管もあります。ガス配管も同様にして各店舗に運ばれますので、ダクタイル鋳鉄管からガス配管のアイソメ図も同様に書けます。ただし、使用する配管継手や配管部品が異なりますので、ガス配管に必要な配管記号を使ってアイソメ図を完成させましょう。
<参考記事>
アイソメ図作成時の配管材料の種類
水道やガス配管に使われる材料の種類
図面作成のためには水道やガス配管に使用される配管継手、排水目皿、排水トラップ、受水槽の他にも塩ビパイプ、塩ビ管、ダクタイル鋳鉄管などの材料について理解する必要があります。ここでは水道やガス配管の種類や材料について解説します。
(1)配管部品材料にはさまざまな種類がある
配管材質、材料の違いにより配管部品材料には様々な種類があります。また、鋼管には、構造用の鋼管と配管用の鋼管があります。配管部品の材料はダクタイル鋳鉄管などの金属のものと塩ビパイプ、塩ビ管などの非金属のものがあり、使用目的や使用環境により使い分けます。
配管は、建築設備の空調給排水設備では水、湯、排水、通気、蒸気、冷温水、冷却水、冷媒など様々な用途で使用されます。排水管には排水目皿や排水トラップが取り付くこともあります。給水管は受水槽と接続されることもあります。これらを建物内の各室に送るために使用する配管は、流体を支障なく通過させ、かつ浸透しない材質とする必要があります。一般的に建築設備で使用されている配管の材料として、ダクタイル鋳鉄管などの金属、塩ビ管・塩ビパイプなどの非金属、両方を組み合わせたライニング鋼管があります。また、それぞれの材料にも様々な種類があります。
(2)材質別に配管を分類してみよう
配管を材質別に分類すると、大きく金属と非金属に分類できます。また、金属、非金属の中でもいくつかの種類に分類できます。
A.金属
鋳鉄 |
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鋼(スチール) |
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非鉄金属 |
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B.非金属
樹脂 |
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コンクリート類 |
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樹木 |
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建築設備で使用する配管に使われる材料の種類
設備図作成には水道に使用する排水目皿、排水トラップや受水槽以外にもガス配管の配管継手など様々な種類があります。また、用途により塩ビパイプ、塩ビ管、ダクタイル鋳鉄管などの様々な材料が使用されます。
建築設備で使用する配管は用途により水道などの給排水衛生設備と空調設備に分類でき、それぞれの管内を通過する流体の性状に合わせた配管材料とする必要があります。そのため、多くの種類がある配管の中から、適切な材料を選定する必要があります。
給排水衛生設備の配管に使われる材料の種類
建築設備用配管を用途により分類すると、受水槽、水道などの給排水衛生設備の配管と空調設備の配管に分類ができます。ここでは、給排水衛生設備の配管について説明をしていきます。
(1)給水管の材料と問題点
給水管とは、建物に飲料水などの上水や雑用水を供給するための配管です。受水槽と接続されることもあります。以前は水道用亜鉛めっき鋼管(SGPW)が一般的に使用されていましたが、亜鉛の流出による白濁現象や、錆などの配管の腐食による赤水の発生、錆こぶによる配管の閉塞、さらに配管継手部が腐食孔(ピッチング)により漏水が発生するなどの問題がありました。そのため、近年では飲料水用の配管では使用されなくなりました。JISでも水道用亜鉛めっき鋼管という名称から水配管用亜鉛めっき鋼管という名称に変更され、飲料水用配管としては適用することが減ってきています。これに代わる代替配管材料としては、合成樹脂ライニング鋼管、一般配管用ステンレス鋼鋼管が使用されることが一般的です。
(2)排水・通気管は部位によって素材や呼び名が変わる
排水・通気管は部位によって名称が異なります。排水管は便器、洗面器から排水横枝管、排水立管を通過して排水横主管に接続します。また、屋外汚水ますと汚水槽に設置された汚水水中ポンプは汚水揚水管で接続されます。通気管は通気立管から各個通気管、逃し通気管、ループ通気管、伸頂通気管に分岐します。排水目皿や排水トラップが取り付くこともあります。
また、排水管、通気管の配管材は用途により、鋼管、ライニング鋼管、ダクタイル鋳鉄管、塩ビ管、塩ビパイプなど様々なものが使用されます。
(3)給湯管の材料について
給湯管は給湯機器の温水を給湯栓などの末端器具まで送る配管であり、主管を循環する方式が採用されることもあります。給湯管の材料は被覆鋼管が一般的には使用されますが、近年ではステンレス鋼管や耐熱樹脂管なども使用されます。
(4)消火管とは消火設備に使用する配管のこと
消火管は、屋内消火栓設備、スプリンクラー設備、泡消火、連結送水管設備などの消火設備に使用する配管です。消火水槽と1号消火栓、易操作性1号消火栓・2号消火栓、消火ポンプユニットを接続します。主に水配管に使用されます。
(5)ガス配管の材料はガス会社により定められている
ガス配管は都市ガス、LPガスの供給管として使用されます。ガス本管より宅地建物内配管を通り、ガスメーター、ガス給湯器、ガス機器に接続します。ガス配管の配管材料は、供給するガス会社により配管仕様が定められています。
ダウンロードサイトにjwcadやautocadに使用できるフリーのcadデータやエクセルに使用できるテンプレートがあります。無料アプリでも十分に活用可能です。
<参考記事>
空調設備の配管に使われる材料の種類
続いて、空調設備配管の説明を行います。
(1)冷水配管は白ガス管が一般的
冷熱源機器から排出された冷水を冷房機器まで送り、熱交換された後の冷水還水を再度冷熱源機器まで戻すための配管です。配管部品材料は白ガス管が使用されることが一般的です。
(2)冷却水配管に使われる素材とは
熱源機器から排出された冷却水を冷却塔まで送り、再度熱源機器まで送り返すための配管です。配管部品材料は安全面にも配慮して内面被覆鋼管やステンレス銅鋼管を使用することが一般的です。
(3)温水配管は何をする配管?
温熱源機器から排出された温水を暖房機器まで送り、再度温熱源機器まで送り返すための配管です。
(4)冷温水配管は冷房と暖房に使われる
冷房を使用する際には冷水を、暖房を使用する際には温水を通すための配管です。
(5)蒸気配管は蒸気ボイラーからの蒸気を供給する
蒸気ボイラーから排出される蒸気を供給するための配管です。近年では病院やホテルなどの大規模な建物では使用されることが少なくなってきています。
(6)油配管は溶接接合を使用しよう
ボイラーに油を供給するための配管です。配管継手から油が漏れないようにするために、配管継手はボルト接合ではなく、溶接接合を使用するようにします。
(7)冷媒配管には銅管を
ビル用マルチ空調などの冷媒を通すための配管です。冷媒配管部品材料は銅管を使用することが一般的です。
<参考記事>
配管アイソメ図を作成できるCADフリーソフト・アプリおすすめ4選
A-PIPING/2D 配管図作成支援ツール
A-PIPING/2D 配管図作成支援ツール
平面図とアイソメ図に特化した、オートCAD、CAD LT専用のソフトです。型鋼、ボルト・傾斜座金等、配管シンボルが数多く収載されています。配管シンボルを自分の好みに色変え、配置する事ができます。継手類フランジなどのライブラリが豊富で、ポケットブックなしでも楽に作図できます。
LPGCad R1
LPGCad R1
LPG配管図を作成できるCADシステムを紹介しているサイトです。平面配管図やアイソメ配管図、建物図、排水目皿、排水トラップ、受水槽を描けます。LPG配管図を作成するために必要となる、機器シンボルが用意されていて、シンボルの追加も可能です。部材シンボルに属性を設定することで、保安情報などのレポートを出力できます。
aisome CAD
aisome CAD
アイソメCADは、ノンスケールの配管立体構造を、アイソメ図で2次元中に描くために使用します。配管同士の接続状態を、分かり易くするため、ノンスケール描画です。配管の寸法線やシンボルを、ドラッグ&ドロップの簡単操作で直接平面図中に描けます。配管シンボルはユーザー独自の追加が可能です。
配管 アイソメ図面 Google
配管 アイソメ図面 Google
配管アイソメ図面、配管記号、水栓記号、配管継手、配管部品、ガス配管、排水目皿、排水トラップ、受水槽、写真、イラストが、見れます。配管の状態を図示する方法は、正投影法により二次元的に表現する方法と、等角図・アイソメ図により図示する方法があります。配管との接続方法の違いによるバルブ図記号などが掲載されています。フリーのデータやjwcad・autocadに対応したものもあります。
データが見つからなかった方は、リンク集のまとめサイトを覗いてみてください。
次のサイトでは、配管アイソメ図のCADデータのリンク集をまとめて紹介しています。
配管アイソメ図、CADデータのまとめサイト