浴室・トイレ掃除とは?カビ防止と臭い対策徹底ガイド集大全版!

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浴室やユニットバス、トイレは湿気や汚れが蓄積しやすく、放置するとカビの発生や悪臭、素材劣化の原因になります。日々の換気と水滴拭き取り、週一の中性洗剤洗浄で汚れを予防し、排水口や便器は重曹とクエン酸で分解洗浄すると安全かつ経済的です。
素材に適したブラシとゴム手袋を準備し、掃除の順番を守れば作業効率も向上します。初心者でも簡単に始められます。

このページでは、浴室とトイレの掃除術について解説しています。

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ユニットバス・浴槽・浴室・トイレ・便器・便座のCADデータ
ユニットバス、システムバス、浴槽、バスルーム、浴室のCADフリーデータです。ユニットバスのサイズには、1坪タイプや1.25坪タイプなどがあります。ユニットバスのバス素材には、人工大理石、FRP・ガラス繊維強化プラスティックなどがあります。

浴槽・浴室・ユニットバスのカビを発生させないコツ

浴槽・浴室はカビが発生しやすい場所のひとつ。カビが発生しやすい条件は大きく3つあり、うまく対策することでカビを予防できます。

《浴槽・浴室でカビが発生してしまう3つの条件》
・湿度が70〜90%
・温度が20〜30度
・石鹸カスや皮脂などカビの栄養分が残っている

浴室・浴槽・ユニットバスのお手入れポイント

石鹸やシャンプー、皮脂、髪の毛は、カビが好みやすい栄養分です。特に、立ったままシャワーを浴びる習慣がある人は浴槽の壁や床まで飛び散るため、上がるときにシャワーで浴室全体を洗い流すようにしましょう。

浴槽につかる方は、毛髪や皮脂、トリートメントなどが壁につきやすいので、浴槽周りの壁もしっかり洗い流すようにします。

洗い流したあとは、浴室の温度と湿度を下げるため、浴室の水滴を残さないことがポイントです。吸水クロスで浴室の水滴を拭くのは大変なので、浴室用のワイパーやスクイーザーで、水気を取りましょう。

カビの発生を防ぐには、浴室の換気扇は少なくとも2時間以上まわしましょう。早く乾燥させるため、浴室の扉はきっちり閉めることも重要です。

浴槽を洗うときは、アクリルたわしやスポンジに浴室用中性洗剤をつけ、外側から内側・床の順番でこすり洗いします。特に湯垢が溜まりやすい四隅の角と水際部分は念入りに洗うようにしましょう。

浴室のカビ防止で重要なのは天井

実は、一度カビが発生するとカビの胞子が天井へ舞い上がっていきます。そのため、週1回のペースで天井を消毒用エタノールで拭き上げましょう。フローリングワイパーに消毒用エタノールを含ませたシートで拭くと簡単に済みます。基本的に天井の掃除はこの”殺菌”で十分です。

浴室の床は、水はけを良くするために凹凸になっており、凹凸部分に石鹸やシャンプーのカスが残ってしまうことがあります。天井の掃除と同じペースで、浴室用の中性洗剤を使いアクリルたわしやバスブラシでこすり洗いします。

水垢には洗剤よりクエン酸スプレーが有効

ユニットバスのなかでも、蛇口や浴槽のフタ、洗面器やイス、シャンプー棚などは水垢や石鹸カスが溜まりやすい場所です。放置するとぬめりや赤カビが発生するため、週に1回のペースで掃除します。水垢を落とすには、クエン酸スプレーが役立ちます。掃除用クエン酸はスーパーや薬局、ホームセンターなどで購入できます。作り方は、スプレーボトルに水100mlとクエン酸小さじ1/2を入れ、よく混ぜれば完成です。※クエン酸スプレーは長持ちできないので一度に使い切れる量でつくるようにしましょう。

クエン酸スプレーは水垢以外にもニオイ消し、除菌効果もあるので浴室・浴槽以外にもキッチンやトイレでも役立ちます。

排水口のぬめりが気になるときは?

掃除をしていても、排水口のぬめりやニオイが気になるときもあります。そんなときは、酸素系漂白剤を大さじ2〜3杯ふりかけ、その後40度前後のお湯をコップ1杯ほど全体にかけます。一晩置き、翌日洗い流しましょう。

ぬめりやニオイは排水口に溜まる髪の毛やシャンプーカスなどが原因なので、排水口のゴミ受けは毎日歯ブラシなどを使い取り除くようにしましょう。あらかじめ市販のシートをかぶせておき、掃除の手間を省く方法もおすすめです。

浴槽・浴室にカビが生えたら?効果的な対策術

カビには、カビ取り洗剤を使う方が多いと思いますが、効果を最大限に発揮させるにはいくつかのテクニックが必要です。

カビ取り洗剤は、カビの胞子や菌糸を殺菌し、漂白・カビを消滅させる役割を果たします。一方、浴室用の洗剤は軽い水垢や皮脂汚れを落とすのに役立ちます。同じ洗剤であっても役割・効果は異なり、「カビ取り剤で汚れ落ちまでまとめて…」ではなく、目に見える汚れは浴室用の洗剤で落としておきましょう。

※カビ取り洗剤(塩素系漂白剤)は酸性洗剤やアルコール類と混ぜると有毒ガスが発生するため、浴室用洗剤は、”中性”を選びましょう。また、カビ取り洗剤は混ぜないように注意してください。
最近では、カビ取り洗剤のなかにも界面活性剤が入っており、汚れ落とし効果が期待できるものもありますが、カビに対するパワーを最大限発揮させるためにも、汚れ落としは事前にしておくことをおすすめします。

汚れを洗い流したら、すぐにカビ取り洗剤をふきかけるのではなく、一度水分を拭き取り乾燥させます。水気があるままだとカビ取り洗剤の濃度が下がってしまうためです。

乾燥したら、いよいよカビ取り洗剤を吹きかけます。カビ取り洗剤に含まれる塩素系漂白剤は、乾燥しやすいため、吹きかける⇒キッチンペーパー+ラップで密閉します。面倒な場合は、泡やジェルタイプなどのカビ取り洗剤もあるので、うまく活用しましょう。

指定時間が経過したら、ブラシやスポンジでこすりながら洗い流しましょう。効果を期待して長時間カビ取り洗剤を塗布したままだと、浴室や浴槽の材質を傷めることもあるので、時間は厳守します。

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トイレのニオイや汚れを徹底予防する掃除術

トイレ掃除の基本は「除菌」です。便器の黒ずみやニオイも除菌によって防ぐことができます。最近のトイレには、便器を使うたびに毎回除菌してくれるタイプもありますが、自分でトイレ掃除をする人のほうが多いと思います。特に気になるのはニオイですが、消毒用エタノールを活用しこまめに掃除することで、雑菌の繁殖を防ぎ、清潔を保てるようになります。

トイレ掃除の順番と持っておきたい掃除道具

トイレ掃除には順番があり、便器・便座⇒壁⇒床の順に掃除することで、雑菌を広げずに済むのです。

トイレ掃除で役立つ道具は、使い捨て布と消毒用エタノールです。また、毎日のトイレ掃除には市販の除菌ペーパーや厚手のウェットシートでも代用できます。誰かひとりだけが掃除するのではなく、家族みんなできれいに保つ習慣を持つようにすると負担が減ります。

トイレ掃除〜便器・便座〜

タンクの水受け
タンクの水受けに黒ずみができたときは、粉末のクレンザーを直接ふりかけ、金属タワシで円を描くようにこすります。そのあとスポンジに水を含ませ水受けのクレンザーをあらいながします。こびりつきがひどい場合は、ちょっとこすっただけでは取れないので何度も根気よく繰り返してください。

タンクの金属部分
水道管と接続部分の金属には、金属磨き剤を使い捨て布にとり、薄く伸ばすようにして磨きます。磨き終わったら、別の使い捨て布で乾拭きをして完了です。

便器の内側
水が溜まる部分に汚れがついているときは、その箇所にトイレットペーパーを敷きます。トイレ用洗剤を吹きかけ、およそ30分ほどつけ置きします。その後、トイレ用のブラシでトイレットペーパーごとこすり洗いをしましょう。

シャワーノズル
自動洗浄してくれるシャワーノズルもありますが、掃除をするときは、ノズルを引き出して先端部分を市販の除菌ペーパーで拭きます。または台所用洗剤をうすめた洗剤溶液をつけた雑巾で拭きましょう。

便座・便器の外側
使い捨ての布と消毒用エタノールで拭き上げます。便座の表・裏、フタの表・裏、タンク全体の順に拭きます。ポイントは常にきれいな面を使うことです。市販の除菌ペーパーを使うのもいいでしょう。

トイレ掃除〜壁〜


トイレの壁は、汚れがひどい部分を集中的に掃除します。特に男性がトイレを使う場合は、便器の両脇を腰の高さまで除菌するようにしましょう。放置すると、雑菌が繁殖しニオイの原因になります。

ペーパーホルダー
ペーパーホルダーは表面のほこりだけ拭き取る方が多いかもしれませんが、トイレットペーパーを外して、ペーパーホルダーの裏側や奥部分も拭き取りましょう。

トイレ掃除〜床〜

トイレの床は飛び散った尿やホコリなどで汚れやすい部分ですこちらも使い捨ての布と消毒用エタノールを使い、拭き掃除をしましょう。特に、便器と床の境目は汚れが溜まりやすいのでこまめに掃除します。

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