CADを使った配管アイソメ図は、工事に欠かせない強力ツールだ

c4d54647 ecd4 4bb2 a633 a0e3d240d1ef - CADを使った配管アイソメ図は、工事に欠かせない強力ツールだ 配管設備 CADデータ

配管工事の施工に必要な図面は、平面図、立体図、配管系統図、配管アイソメ図です。
配管施工図には、平面図や立体図などがあり、役割に応じて使います。
施工図のひとつである、配管アイソメ図は、配管ルートを立体的に描写した配管図面で、配管接続の要領が明確に理解できます。

CADソフトを使用すれば、アイソメ図を簡単に作図できます。
しかし、作図要領を知っておかなければ、CADソフトを用いても配管図面をアイソメ図にする作図は難しいでしょう。
配管記号・水栓記号・配管継手・配管部品・ガス配管なども簡単にできますし、塩ビパイプ・塩ビ管・ダクタイル鋳鉄管・排水目皿・排水トラップ・受水槽・水道にも対応していますよ。
まずはアプリやエクセルテンプレートなどを無料でダウンロードしてみてください。
jwcad・autocadに対応したフリーアプリ、エクセルテンプレートも多くありますよ。

このページでは、配管アイソメ図を作成できるソフトを紹介しています。

アイソメ図を作成できるCADソフトの種類は多く、個々に特徴的な機能を有しています。
 ・強度計算との提携機能
 ・平面図、施工図から出図
 ・アイソメ図から施工図を作成
 ・部品仕様と積算システムを連携させ見積もり作成

アイソメ図を作成できるCADソフトには、一定期間、フリーで全機能を試せるものがあります。

また記事の後半では、配管アイソメ図がなぜ管理できないのかの問題点を解明し、CADを使ってアイソメ図の作成する解決策も提示しています。

配管アイソメ図を作成できるサイトのリンク集を紹介
それではまず、配管アイソメ図を作成できるソフトの内容を知りたい人のために、無料ダウンロードサイトのリンク集を紹介しましょう。


配管アイソメ図 2Dcadデータのダウンロード

A-PIPING/2D 配管図作成支援ツール

A-PIPING/2D 配管図作成支援ツール
平面図とアイソメ図に特化した、オートCAD、CAD LT専用のソフトです。型鋼、ボルト・傾斜座金等、配管シンボルが数多く収載されています。配管シンボルを自分の好みに色変え、配置する事ができます。継手類フランジなどのライブラリが豊富で、ポケットブックなしでも楽に作図できます。

LPGCad R1

LPGCad R1
LPG配管図を作成できるCADシステムを紹介しているサイトです。平面配管図やアイソメ配管図、建物図、排水目皿、排水トラップ、受水槽を描けます。LPG配管図を作成するために必要となる、機器シンボルが用意されていて、シンボルの追加も可能です。部材シンボルに属性を設定することで、保安情報などのレポートを出力できます。

aisome CAD

aisome CAD
アイソメCADは、ノンスケールの配管立体構造を、アイソメ図で2次元中に描くために使用します。配管同士の接続状態を、分かり易くするため、ノンスケール描画です。配管の寸法線やシンボルを、ドラッグ&ドロップの簡単操作で直接平面図中に描けます。配管シンボルはユーザー独自の追加が可能です。

配管 アイソメ図面 Google

配管 アイソメ図面 Google
配管アイソメ図面、配管記号、水栓記号、配管継手、配管部品、ガス配管、排水目皿、排水トラップ、受水槽、写真、イラストが、見れます。配管の状態を図示する方法は、正投影法により二次元的に表現する方法と、等角図・アイソメ図により図示する方法があります。配管との接続方法の違いによるバルブ図記号などが掲載されています。フリーのデータやjwcad・autocadに対応したものもありますよ。


イメージ通りのCADデータは見つかりましたでしょうか。
データが見つからなかった方は、リンク集のまとめサイトを覗いてみてください。
次のサイトでは、配管アイソメ図のCADデータのリンク集をまとめて紹介しています。
配管アイソメ図、CADデータのまとめサイト


配管アイソメ図がなぜ管理できないのかを解明

配管アイソメ図の管理上の課題は…

配管図面が適正に管理されていないと、配管トラブル発生時に復旧工事を即座に行えないという問題があります。
水道管やガス管などでトラブルが起きれば、甚大な被害をもたらすおそれがあります。
既設配管設備の改造工事を行う場合に、余計な時間とコストがかかってしまうこともあります。
図面が古いままの配管設備の定期工事や改造を行う場合、まず、現場を見て配管アイソメ図の作成を行わなければいけません。
しかし、配管設備は保温施工されているため、配管図を作成するとなれば、保温部材を取り除く必要があるからです。

図面がなぜ古いままなのか、なぜ管理できないのか

設備変更を行う度に、配管図の変更をしていないので、古い図面が残ってしまうのです。
トラブルが起き、図面変更は後回しで緊急工事を行うケースなどは、工事終了後に図面変更を忘れてしまうことがあります。
エリアごとに設備変更の担当部署が異なる場合、部署間の連携がなく、図面の変更ができていないことも原因のひとつです。


引き続き、配管アイソメ図の配管記号・水栓記号・配管継手・配管部品・ガス配管などのCADデータやソフトを利用することで、配管図管理の問題点を解決する方法について説明しましょう。



常に最新の配管アイソメ図はCADデータの使用から

アイソメ図を見やすくするポイントは…

配管アイソメ図は、配管図を等角投影法で表すことで、配管ルートを立体的に把握できる図面です。
線やバルブ、継手、計器などの接続部品・接続機器・配管記号・水栓記号・配管継手・配管部品・ガス配管は、記号で表します。
アイソメ図を見やすくするポイントは、平行な配管の向きを合わせ、交叉する配管の前後関係を明確にすることです。

アイソメ図は配管工事や維持管理に必要

配管アイソメ図は、配管設備施工時や、更新・改造工事の既設配管ルート・サイズを変更、追加するときに用います。
日常点検で異常を発見した場合には、配管アイソメ図を用い、配管のルートやサイズはもちろん、塩ビパイプ・塩ビ管・ダクタイル鋳鉄管などの構成部材などの確認、および、取替などを検討します。

配管アイソメ図を常に最新にする方法は…

配管図面が最新かを確認する確実な方法は、時間を要しますが、配管系統を一点ごとに追うことです。
配管の改造工事を行うときは、図面の承認後に施工するため、工事前に図面を作成しています。
改造を行った際の図面と既存設備の精査を行い、図面を修正しましょう。
複数部署に図面が保管されている場合は、全部署の図面を同時に差し替えることがポイントです。
大規模設備なら、3次元スキャニングで配管系統を把握する方法もあります。

CADデータ、アイソメ図ソフトを使うことで配管図の管理が簡単に

CADソフトなら、配管アイソメ図の作成は容易です。
改造を行った際のデータを残せるので、管理が容易です。
アイソメ図が多い場合は、業務効率化につながります。
配管以外に、フランジやエルボ部材の数、塩ビパイプ・塩ビ管・ダクタイル鋳鉄管などの部材を把握できるため、積算、および、見積もりが可能です。
一部の配管アイソメ作図ソフトなら、CADデータや配管仕様から、配管流量や圧力損失などの自動計算が可能です。


まとめ/CADを使ってアイソメ図の作成をさらに強力に

アイソメ図は配管工事に欠かせない強力ツール

配管アイソメ図は、配管工事の管理に必要なツールです。
設備の現状に合致した最新の図面になっていることが重要です。
トラブルで即、緊急工事を行う場合は、最新の配管アイソメ図が欠かせません。

アイソメ図が最新でない場合の対策は…

最新の図面となっていなければ、現場をチェックし図面に反映させます。
過去の設備変更時の図面を元に修正し、図面を最新にしましょう。

アイソメ図の作成はCADを使うとさらに強力に

アイソメ図が多い場合は、CADソフトやアイソメ図作成ソフトを用いることで、管理が容易になります。
CADソフトには、配管平面図からアイソメ図に、アイソメ図から平面図に変換できるものや、jwcad・autocadに対応したものがあります。
CADやアイソメ図のデータから、流量計算・見積作成が可能なソフトがあり、業務の効率化が図れます。
塩ビパイプ・塩ビ管・ダクタイル鋳鉄管・排水目皿・排水トラップ・受水槽・水道にも対応していますよ。
まずはアプリやエクセルテンプレートなどを無料でダウンロードしてみてください。
jwcad・autocadに対応したフリーアプリ、エクセルテンプレートも多くありますよ。
無料のアプリやエクセルテンプレートでもじゅぶんに便利です。

配管アイソメ図を使いやすく作るコツと配管継手について

配管アイソメ図を見やすくするポイントとCADデータ使用のすすめ

配管図の種類には、組立図・平面配管図・部分組立図・系統図(P&ID)・プロット図などがありますが、いずれも平面的な配管の流れや配管の接続は分かります。しかし、実際の配管は上部にある貯槽から、配管が下りて曲がってを繰り返して地上付近の水平配管へと流れるような配管図となるはずですが、それが分かる先に書いた配管図の中にはありません。そのような、配管を立体的に捉える配管図が、配管アイソメ図で、上から下へと曲りを繰り返しながらの配管ルートが頭にすぐに描かれます。そうすると、現場を見たときに、どのように配管を配置して接続すればよいかという、イメージがすぐに浮かびます。
配管アイソメ図を見やすくするには、配管寸法を入れる、配管記号を書き込む、配管の種類を入れるなどで、見やすく・配管系統がイメージし易くすることがポイントです。もう一つのポイントは、配管系統には直接関係あることで、配管サイズが変わるところはレジューサ配管継手の配管記号をサイズとともに入れるなど、配管継手をアイソメ図に記載することが、アイソメ図を分かり易くするための重要なことの1つです。
このコラムでは、配管継手や配管サポートについて紹介していきますが、アイソメ図を作成するときに、どこで配管の系統やサイズが変わったかを注目することで、正しい配管ルートが描けます。
アイソメ図はAUTOCADや無料でフリーのJWCADなどのCADソフトかCADアプリを使えば、簡単に作成できます。そのために、配管継手や配管部品や配管記号などのCADデータを、配管部品メーカーやフリーのダウンロードサイトから、無料でダウンロードできますので、配管図面を書くためのCADデータのダウンロードをして準備することが必要です。

配管継手を使うシーンとは

配管の組み立てを行うときに、配管継手は欠かせない部品で、JISの定義によれば、配管(パイプ)の接続などに用いる継手とされ、次のような①~⑤のときに使います。
① 流体の方向を変える・分岐する・集合することに用います。
② 配管どうしの接続、配管径の異なるものとの接続、配管の末端の閉鎖を行います。
③ 計器、弁(バルブ)などを取付けます。
④ 配管の膨張、収縮などを吸収します。
⑤ 配管の回転をさせ、または屈曲させます。

配管継手の種類には、その用途や目的、材質、接続する配管の種類によって、色々な種類があります。鋼管製、ステンレス鋼製、塩ビ継手等プラスチック製のような用途や材質、ねじ込み形、溶接形、フランジ継手のような接続配管の違いにより、配管継手規格にはいろいろな種類があります。
例えば、エルボは、配管の方向を曲げる必要があるときに2本の配管に角度をつけて接続して使います。曲げ半径が小さく曲げる管継手で、曲がり角度によって45°、90°、180°に分類されています。エルボの外径をDとすると、曲げ半径が1.5Dのものはロングエルボ、曲げ半径が1.0Dのものはショートエルボと言います。

配管支持金物

配管は、敷設ルートの形状・材質・サイズなど色々な種類がありますが、その配管を支える配管支持金具も、配管の素材に合ったものを選ぶ必要があります。
ここでは、配管の布設方式に対する配管支持に適合する支持金物、として取り付ける方式ごとの支持金物の種類は何かについて見てみましょう。
・横走り配管に対しては、吊配管支持金具を用います。
吊配管支持金具は、天井から吊り下げられた横走り配管を支持する金具です。
・各種形鋼・デッキ吊り下げ支持配管に対しては、吊金具・ハンガー類で支持します。
各種の形鋼やデッキプレートに穴を開けないで、吊ボルトを吊り下ろすための金具です。
・立配管の振れ止めを支持するには、立配管支持金具を使います。
立管の振れ止め支持をするための配管支持金具です。
・床を貫通する立管の振れ止めを支持するには、床貫通配管支持金具を使います。
集合住宅で使用される排水特殊継手が付いた集合管と、排水立管および横枝管の支持金具です。
アイソメ図を描くときに、配管や配管継手や配管付属品を、配管記号とともに描きますが、配管支持金具も書き加えることで、現場でアイソメ図を確認するときに、配管系統がどのように固定され、支持金具の位置が配管以外の機器に影響するかなどの検証が行えます。さらに、支持金具の個数なども把握でき、見積作成に効果的です。ただし、メインとなる配管や付属品と支持金具を一緒に書くことで、アイソメ図が見難くなることもあります。支持金具の配管記号はなくフリーで欠けるため、色を付けるなどの工夫で、見やすいアイソメ図となります。
詳細の配管接続図には、配管支持金具も詳細に寸法や位置を書く必要があります。配管図面は、AUTOCADや無料でフリーのJWCADでCAD図面を作成しますが、配管支持金具もCADデータをダウンロードして利用すると便利です。配管支持金具は、メーカーのサイトやフリーのダウンロードサイトから仕様書と図面がダウンロード可能です。ただし、すべてがCADデータではなくPDFファイルも含まれるため、PDFファイルをCADデータに変換して利用できる場合もあります。

パイプサポート

ある区分の管路を見ると、配管上には配管を含めて、継手・バルブ・計器類など、配管と配管部品や付属品が接続されて構成される、配管系です。パイプサポートは、配管系全体の荷重を支えるための金具・金物・装置であって、これを総称してパイプサポートと言います。パイプサポートは、配管サポート、配管支持装置、配管支持金具、などとも呼ばれています。
パイプサポートの目的は、管路途中の重量が掛かっていそうな場所に設置することで、配管系の荷重を分散し、配管や配管に接続する機器類を保護することです。
配管系にかかる荷重には、次のような色々な種類のものがあります。
・配管の自重、内部流体、配管の保温・保冷材等の重量を含んだ配管重量
・バルブや制御弁、その他の配管部品による集中荷重
・降雪地帯での、積雪荷重などの静的重量
・熱によって配管が伸縮し、そのために配管に発生する熱応力荷重
・振動・地震・風による動的荷重
これらの荷重が配管系に掛かると、機器の性能低下や破損を引き起こすだけでなく、配管自体にたわませたり、配管を破損させたりする可能性が大いにあります。このため、管路の途中の荷重がかかる場所には、いくつかの支持点を設置し、荷重を分散して配管や付属機器を破損などから守る方法を取る必要があります。
ビル内の店舗への水道水の供給は、ダクタイル鋳鉄管の水道本管から受水槽に貯められ、その後、先分岐方式で水道水が各店舗に供給されます。先分岐方式は、受水槽から配管で、個々の店舗に配管を分岐して水道水を運ぶ方式です。水道配管の材料は、本管のダクタイル鋳鉄管を含め、鋼管やステンレス配管、塩ビ管や塩ビパイプなどが配置されます。さらに、それぞれの配管は、水平配管・垂直配管・壁に沿った配管・集合配管などがあり、アイソメ図に配管ルートや障害物や配管支持金具も含め表されます。アイソメ図からパイプサポートが必要な個所も分かるため、アイソメ図中に位置とどのようなサポートかを分かり易く書いておきます。詳細のパイプサポート図は、詳細配管図面を製図するときに設計して書き込みます。この水道水供給方法は、AUTOCADソフトやフリーのJWCADソフトまたはCADアプリのCADソフトを使って書くことで、水道水がダクタイル鋳鉄管から各店舗までの水道ルートと支持金具やパイプサポートを分かり易く書くことができます。CADを使うときには、配管記号、水栓記号、配管継手、配管部品、塩ビ管の水道配管などのCADデータをダウンロードすることが必要ですが、ダウンロードは無料のサイトからもダウンロードが可能です。
パイプサポートの図面は1品ごとに手作りのため、製作依頼するときにCADデータと合わせて納品できるように依頼することでCADデータとCAD図面が得られます。
なお、CADで作成した配管図面は、エクセルに貼り付け、他のエクセル帳票と合わせて説明用や見積書として使えます。
水道の供給と同様に、家庭からの排水設備のアイソメ図も同じようにCADデータを利用して、CADソフトを使って書くと、施工しやすくなります。排水設備は、排水目皿や排水トラップを通して排水が流れ塩ビパイプの排水管を通して、排水管本管までのルートをアイソメ図で表され、必要な個所の配管支持金具やパイプサポート図も加えてアイソメ図を仕上げます。
なお、以上のアイソメ図の作成の例は水道水について書いていますが、ビルの店舗に運ばれる配管にはガス配管もあります。ガス配管も同様にして各店舗に運ばれますので、ダクタイル鋳鉄管からガス配管のアイソメ図も同様に書けます。ただし、使用する配管継手や配管部品が異なりますので、ガス配管に必要な配管記号を使ってアイソメ図を完成させましょう。




タイトルとURLをコピーしました