河川のCADデータ

b8587ea14e3d679d6b93eaae6043e45d e1698213403647 - 河川のCADデータ 建設関連 CADデータ

このページでは、河川のCADデータがダウンロードできるサイトを紹介しています。
 ・河川のCADデータ ダウンロードサイトを紹介
  河川・環境の各種コンクリート製品や土木建材のCADデータ、張りブロック、  
  護岸ブロック、基礎ブロック、護床・根固めブロック、魚道、コンクリート二次製品、
  吸出し防止、遮水シート、仮設資材、消波工、法面工などのCADデータがあります。
 ・河川のイラスト・寸法図 ダウンロードサイトの紹介
  積ブロック、張りブロック、暗渠、フリューム、二次製品水路、積ブロック、
  張りブロック、根固めブロック、ボックスカルバート暗渠、二次製品水路などの
  CADデータがダウンロードできます。

河川のCADデータ ダウンロードサイト その1

土木建材.com

土木建材.comは、土木建材の最新のカタログやCADデータなどを一元的に管理し、設計の合理化及び、建材等の最新情報をユーザーに提供することを目的とするサイトです。
「土木建材.com」に掲載されているカタログやCADデータなどは全て無料で閲覧/利用することができます。
河川に関するものだけでなく、土木建材に関する最新の設計情報やCADデータなどを提供されています。
ファイルの拡張子は、dwfと請求することでdwgを入手することができます。

ダウンロードサイト: 土木建材.com

千葉窯業株式会社

千葉窯業株式会社は、各種コンクリート製品の素材開発から設計、製造、販売、施工までを手がける会社です。
会社で取り扱っている各種コンクリート製品のCADデータをdwg、dxf形式で提供されています。
河川関係では次のものがダウンロードできます。
[製品分類:河川]
・張りブロック
・帯コンクリート、帯コンクリート滑り止め付き、帯コンクリート小口留め
・基礎コンクリート
・ビオグリーン
・鋼材格納庫
・オールガードパネル

ダウンロードサイト: 千葉窯業株式会社

不二高圧コンクリート株式会社

不二高圧コンクリート株式会社は、プレキャストコンクリートの企画・設計・製造・販売を行っている会社です。
会社で取り扱っているコンクリート製品等のCADデータを提供されています。
河川・環境に関する製品は次のものがダウンロードできます。
[河川・環境]
カゴボックス、PEC階段、エルドレーン、ロックル、テトラックPG、
テトラック法尻ブロック、リーフロック、NP ロック

ダウンロードサイト: 不二高圧コンクリート株式会社

河川 cad Google

河川 cad Google

河川の図面、寸法図、写真が、見れます。
CADの形式は、PDF、DXF、SFC、p21、DWG、JWWが主です。
検索から多数のアイテムを表示できます。
河川の護岸、法面、堤防、根固め、水路等、必要なCADデータを見つけることができます。

河川のCADデータ ダウンロードサイト その2

株式会社高見澤コンクリート事業部

株式会社高見澤コンクリート事業部は、長野県のコンクリート二次製品メーカーで各種コンクリート製造・販売を行っている会社です。
護岸ブロックや護床・根固めブロックといった河川製品のCADデータをダウンロードすることができます。
CADの形式は、PDF、DXF、SFC、p21、DWG、JWWがあります。
その他、コンクリート二次製品のCADもダウンロードすることができます。

ダウンロードサイト: 土留OS側溝 株式会社高見澤コンクリート事業部

株式会社シートック

株式会社シートックは、総合コンクリートメーカーとして、二次製品の製造・加工、生コン製造・販売、コンクリート診断等の事業を行っている会社です。
側溝や擁壁といった自社製品のCADを提供されており、河川環境類のCADとしては、護岸ブロックや基礎ブロックといった河川製品のCADデータをダウンロードすることができます。
CADの形式は、PDF、DXF、SFCがあります。
その他、コンクリート二次製品のCADもダウンロードすることができます。

ダウンロードサイト: 株式会社シートック

前田工繊株式会社

前田工繊株式会社は、土木資材、建築資材、各種不織布の製造・販売の事業を行っている会社です。
自社製品のCADを提供されており、盛土・地盤補強、斜面対策、排水・吸出し防止・遮水等の製品の図面をダウンロードすることができます。
河川関係では護岸、根固め、吸出し防止、遮水シート、仮設資材・工法、洗堀防止、汚濁防止、流出油拡散防止といった河川製品のCADデータをダウンロードすることができます。

ダウンロードサイト: 前田工繊株式会社

株式会社アドヴァンス

株式会社アドヴァンスは、土木建築用資材の企画開発及び製造・販売及びそれらに関わる設計業務、型枠リース事業、土木工事業等を行っている会社です。
自社製品のCADを提供されており、河川、砂防・治山、道路、海岸、地すべり、農業・林業用のコンクリート製品の図面を提供されています。
河川関係では河川整備に用いる護岸ブロックや根固めブロック、魚道、といった河川製品のCADデータをダウンロードすることができます。

ダウンロードサイト: 株式会社アドヴァンス

河川のCADデータ ダウンロードサイト その3

株式会社不動テトラ

株式会社不動テトラは、土木事業、地盤事業、ブロック事業を手掛ける、土木系のゼネコンです。
会社で取り扱っている、沿岸や河川で使用する消波工、根固工、傾斜堤、離岸堤、人工リーフ、突堤、根固工、床固工、水制工、締切工等に用いるブロック環境製品のCADを提供されています。
サイトでは形状寸法図が掲載されており、CADデータは問合せることで手に入れることができます。

ダウンロードサイト: 株式会社不動テトラ

大和クレス株式会社

大和クレス株式会社は、
プレキャストコンクリート製品の設計、製造、販売、施工行っている会社です。
カルバート・下水、擁壁、側溝・道路、水路、拡幅・床版といった用途のコンクリート製品を扱われています。
河川の製品としては、護岸工、法面工、河床・根固め工といったものの形状及び寸法図を提供されています。
製品CADデータのダウンロードは、会員登録が必要となります。

ダウンロードサイト: 大和クレス株式会社

興建産業株式会社

興建産業株式会社は、コンクリート製品の製造、販売、施行を行っている会社です。
扱っているコンクリート製品は、片手で持てる小さなものから貯留槽のような大きなものまで多岐にわたった製品を開発・製造しています。
河川の関連としては、河川護岸基礎用ブロック、調整池・遊水池・貯留槽等のカタログ、寸法図、PDFをダウンロードすることができます。
製品CADデータのダウンロードは、会員登録が必要となります。

ダウンロードサイト: 興建産業株式会社

アスザック株式会社

アスザック株式会社は、主にコンクリート二次製品の製造・販売をしている会社です。
擁壁、縁石、マンホール、側溝、暗渠工、機能性コンクリート製品、一般製品の取扱いをされています。
河川関係では、法面尻ブロック、張りブロック、基礎ブロック、透水性堤脚保護ブロックなどがあり、それらのCADデータをダウンロードすることができます。
CADデータの拡張子は、DXF、p21、SFC、DWG、PDF、BFO、JWWと自身の環境にあったものを入手することができます。

ダウンロードサイト: アスザック株式会社

河川のイラスト・寸法図 ダウンロードサイト

インフラテック株式会社

インフラテック株式会社は、インフラパーツ(土木・建築用プレキャストコンクリート製品、GRC製品)の製造販売、建築・土木工事を行っている会社です。
道路・交通、住宅・景観、河川・水路、防災・復旧、維持・管理といった分野の製品の図面をダウンロードすることができます。
河川関係では積ブロック、張りブロック、暗渠、フリューム、二次製品水路のようなもののPDF、寸法図データをダウンロードすることができます。

ダウンロードサイト: 前田工繊株式会社

こおげコンクリート工業株式会社

こおげコンクリート工業株式会社は、コンクリート二次製品、生コンの製造販売を行っている会社です。
型枠工、床版工、排水工、擁壁工、護岸工、護床工、防護柵工といったコンクリート二次製品を取り扱っています。
階段ブロック河川関係では積ブロック、張りブロック、根固めブロック、ボックスカルバート暗渠、二次製品水路といった製品のカタログ、PDF、寸法図データをダウンロードすることができます。

ダウンロードサイト: こおげコンクリート工業株式会社

illustAC

illustACは、フリー素材のダウンロード&アップロードサイトです。
配信している素材は、すべて無料で利用でき、営利目的で作成される商業印刷物やホームページにも、無料のまま自由にダウンロードして利用できます。
加工(切り抜きや色変更)も自由に行えます。
イラストダウンロードページには、イラストレーターのプロフィールページへのリンクもあり、直接オリジナルイラスト作成のお仕事を依頼することもできます。

ダウンロードサイト: illustAC

河川堤防の種類とその役割

河川沿いには、大量の水が流れ込むことによる洪水被害を防ぐため、さまざまな種類の堤防が設置されています。ここでは、各種堤防の特徴とその役割について詳しく解説します。

河川堤防はその設計と配置により、洪水対策の効果が大きく変わります。このため、洪水の発生リスクや地形に応じた適切な堤防の選定が必要です。それぞれの堤防が持つ特徴を理解し、適切に利用することで、多くの人々の生活や資産を守ることができます。

本堤 (ほんてい)

本堤は河川堤防の中で最も重要な役目を果たすもので、主要な洪水防止機能を担っています。河川の両岸に設置され、水があふれることを防ぎます。

副堤 (ふくてい)

副堤は本堤の背後に設置される堤防で、本堤が決壊した際に洪水がさらに拡大するのを防ぎます。このため、控堤や二重堤とも呼ばれることがあります。本堤が万が一破損した際のセーフティネットとして機能します。

横堤 (よこてい)

横堤は河川の流れに対してほぼ直角に設けられており、洪水時の流速を減少させることで洪水の影響を軽減します。この堤防は遊水池のような効果も期待され、広い河川敷に設置されることが一般的です。さらに、道路としても利用されることがあります。

背割堤 (せわりてい)

背割堤は通常、二つ以上の河川が合流する地点に設けられます。この堤防は一方の河川で増水があった際にもう一方の河川への影響を最小限に抑える役割を持っています。また、逆流や堰上げによる影響を減少させることで、流量が異なる河川の円滑な合流を促進します。

導流堤 (どうりゅうてい)

導流堤は河川の分流や合流地点、河口などに設けられる堤防で、水の流れと土砂の移動を望ましい方向に導くために使われます。背割堤がこの導流堤の役割を兼ねることが多く、背割堤と導流堤を合わせて分流堤とも呼ばれます。

越流堤 (えつりゅうてい)

越流堤は堤防の一部を低くして設けており、洪水時に水を調整池や遊水地に誘導する役割を持っています。これにより、洪水の影響を緩和し、下流域への過剰な水流を防ぐことができます。

締切堤 (しめきりてい)

締切堤は不要となった河川や古い流路を締め切るための堤防です。この堤防により、廃川となった部分に水が流れ込むのを防ぎます。

霞堤 (かすみてい)

霞堤は上流部の堤防と下流部の堤防との間に設けられたもので、洪水時に不連続部に逆流することで一時的に貯水が可能です。この堤防は特に急流河川で多用されます。

輪中堤 (わじゅうてい)

輪中堤は特定の区域を洪水から守るために設置された堤防で、堤防で囲まれた区域を洪水から保護します。この堤防は歴史的に見ても重要で、地域全体を防御するための重要な構造物として知られています。

河川堤防の構造

河川堤防の役割

河川堤防は、主に洪水から地域を守るために設置される施設です。基本的な目的は、計画高水位という設計された水位以下の水を安全に導き、住民や農地を保護することにあります。日本全国に多くの河川が流れており、それぞれの河川に対して左右岸に堤防が設けられています。ただし、特定の地形、例えば山間地を流れる河川においては、堤防が片側にしか設置されていないこともあります。

一般的に、河川堤防は土を盛り上げた盛土によって築造されます。しかし、特別な事情がある場合には、コンクリートや鋼矢板(鉄を板状に加工したもの)などの材料を使用することもあります。これらの特別な材料は、主に洪水のリスクが高い地域や地形が難しい場所で使用されます。また、これらの材料は耐久性や設計の自由度を高めるために用いられることが多いです。

右岸と左岸

河川を上流から下流に向かって眺めた場合、右手側を「右岸」、左手側を「左岸」と呼びます。この基本的な用語は、河川の地理を理解する上で欠かせないものであり、堤防設計や水管理においても重要な概念となります。

川表と川裏

堤防を基準に、水が流れている側を「川表」、住居や農地などが存在する側を「川裏」と呼びます。川表は洪水時に直ちに水流にさらされるため、堤防の設計や補強が重要となります。一方、川裏は日常的に住生活が営まれる場所であり、堤防の役割が一層際立つ場所です。

河川区域

河川区域とは、堤防の川裏側の法尻から対岸の堤防の川裏側の法尻までの間の土地を指します。この区域は主に洪水や災害の発生を防ぐために設けられ、その管理は河川法によって規制されています。河川区域は、洪水時に流水を一時的に収容する役割も持っています。

高水敷

高水敷は、河川が複数の断面の形を持つ場合の上段の土地を指し、通常時にはグラウンドや公園などとして利用されます。このエリアは洪水時には水に浸かってしまいますが、普段は市民のレクリエーションの場として、多様な用途に利用されています。

低水路

一方、低水路は常時水が流れている部分であり、河川の流れを常に確保しています。この区域は特に洪水時に大量の水を迅速に流下させるために重要です。

堤内地

堤防によって洪水から保護されている地域を「堤内地」と呼び、ここには主に住宅や農地が広がっています。日本の歴史的な低平地では、これらの地域が「輪中堤」と呼ばれる堤防システムによって洪水から守られてきました。

堤外地

一方、堤外地は堤防に挟まれている川の部分を指し、水が自由に流れる場所となっています。堤外地は直接流水にさらされるため、堤防の管理や維持が重要です。

側帯について

河川堤防の構造には、多くの工夫が凝らされています。その一つが側帯です。側帯とは、堤防の裏側、すなわち堤内地側に設置される土砂の盛り上がった部分のことを指します。この側帯には様々な役割がありますが、主には堤防の安定性を保つためのものです。さらに、側帯には非常時に使うための土砂が備蓄されることもあります。このため、洪水や災害時に迅速な対応が可能となります。また、側帯は環境の保全にも一役買っています。土砂の積み上げによって、自然の植生を保護し、野生動物の生息地を確保することもできます。これにより、地域の生態系が守られ、持続可能な環境づくりが促進されるのです。

法勾配の重要性

次に注目すべきは、法勾配です。法勾配とは、堤防や護岸の斜面部分の勾配(傾斜)を指します。この勾配は非常に重要で、堤防の設計において大きな役割を果たします。斜面の勾配は、1:nという形式で表されます。たとえば、1:2の勾配は2割の勾配を意味し、1:0.5の勾配は5分の勾配を意味します。2割勾配は5分勾配よりも緩やかであり、洪水時の水の急激な流れを減少させる効果があります。このため、適切な法勾配の設計は堤防の安全性を高め、河川の氾濫を防ぐための重要な要素となります。

複断面と単断面の違い

河川堤防の設計において、複断面と単断面という概念も重要です。単断面の場合、高水敷と呼ばれる部分が存在せず、低水時と高水時で水面の幅にそれほど大きな差がありません。これに対して、複断面の堤防では高水敷が設計されており、高水時には水面の幅が大きく広がる構造となっています。この高水敷のおかげで、水面が広がることにより水深が浅くなり、その結果、流速も遅くなります。これにより、洪水時に堤防にかかる負荷を軽減し、堤防の破壊を防ぐ効果があります。複断面の設計は、特に洪水のリスクが高い地域で非常に有効とされています。

小段の役割

堤防の安定性を保つために設けられるもう一つの工夫が、小段です。堤防が高くなるにつれて、斜面の上下方向の長さ、すなわちのり長も長くなります。このため、斜面の安定性を保つために小段と呼ばれる水平な部分が設けられることが多いです。小段を設けることによって、斜面の崩壊を防ぎます。また、小段は維持補修や水防活動を容易にする役割も果たしています。これにより、堤防のメンテナンスが効率的に行われ、安全性が常に維持されるのです。

まとめ/河川堤防の構造

河川堤防は地域社会の安全を守るために不可欠なインフラです。その素材や構造、設置場所は河川の地形や洪水リスクに応じて異なります。河川堤防とその関連用語を理解することは、洪水対策や地域防災において非常に重要です。

河川堤防の構造に関する主要な要素です。堤防の設計には、ただの土砂の堤積だけでなく、多様な技術と知識が必要です。これらの工夫が組み合わさることで、地域住民の安全を守る堅固な河川堤防が作り上げられるのです。

河川堤防の基本断面の設計

河川堤防の基本断面設計においては、高さと天端幅からのり面形状まで多岐にわたる要素を総合的に考慮する必要があります。特に、洪水時や地震災害時の安全性や機能性を承知の上で、適切な設計を行うことが重要です。構造令に基づく基本的な基準を守りつつ、現場の特性に応じた柔軟な対応が求められます。

堤防の高さと天端幅

河川堤防の基本設計において、堤防の高さと天端幅は極めて重要です。具体的な数値設定については構造令に基づいて行われます。特に余裕高は、洪水時における風浪やうねり、水しぶきなどによる一時的な水位上昇を考慮したものです。これは安全性の確保だけでなく、洪水時の巡視や水防活動の安定性を高めるためのものでもあります。また、植生や風雨による堤防の劣化、流木などの流下物がゲートや橋梁を閉塞することへの対策としても必須です。これらの要素を総合的に考慮し、構造上必要とされる高さを設定します。

天端幅に関しても不可欠な要素があります。管理用通路としての利用はもちろん、散策路や高水敷へのアクセス路としても幅広く利用されています。このため、天端幅は機能性を追求して可能な限り広く確保するのが理想です。特にバリアフリー化の推進や水防時の車両通行の円滑な確保を考慮すると、広い天端幅が求められます。さらに、地震災害時の河川水利用なども考慮に入れて設計します。構造令で規定されている余裕高及び天端幅は最低限の基準であり、河川の特性に応じて柔軟に調整する必要があります。

のり面の形状とのり勾配

堤防ののり面設計もまた重要な要素です。のり勾配については、原則として3割より緩やかな勾配が推奨され、これは表のり・裏のり共に適用されます。台形断面の一枚のりとすることが基本ですが、一定の高さを超える堤防については構造令に基づき必要に応じて小段を設けることがあります。小段の設置は雨水の浸透を助長する場合があり、対策として緩斜面の一枚のりが有利です。これは維持管理や除草作業、さらに利用時の利便性も高まるため、設計上有効です。しかし、高さの低い堤防についてはこの限りではなく、小段を設けずに一枚のりで設計する場合もあります。

既存用地の範囲内で一枚のりを採用する際、のり勾配が3割に満たない場合は特別な設計が必要です。また、小段が兼用道路として利用されている場合や一枚のりにするのが困難な理由がある場合も考慮しなければなりません。その際でも、雨水排水が適切に行われるよう十分な対策を講じる必要があります。

長いのり面は雨水による侵食が起こりやすいという課題もあります。適切な雨水排水処理を行い、ガリ侵食を防ぐことが求められます。これにより堤防の耐久性や機能性が維持され、浸水被害のリスクが低減されます。