ネットワーク工程表をエクセルで作成、納期管理も他にも活用できた

01 cc0333 - ネットワーク工程表をエクセルで作成、納期管理も他にも活用できた 施工管理 ソフト

ネットワーク工程表の利用価値は、大規模工事、多工種工事ほど高まる

工事行程表・作業工程表にはバーチャート工程表やネットワーク工程表、実施工程表、出来高曲線などがあり、人気です。前後の工程が込み入った工事や、多くの並行作業を伴う工事において、バーチャート工程表とよばれる工事工程表で施工管理を行うには限界があります。

規模が大きな工事や、様々な工種がある工事の施工管理におすすめなのが、ネットワーク工程表とよばれる工事工程表です。
しかし、ガントチャートやバーチャートの工程表を使って週間工程表・月間工程表・ゼロ工程表を作成していても、ネットワーク工程表を作成していない企業が多いのが実情です。

ネットワーク工程表を作成するには、エクセルのテンプレートを活用しよう

工事工程表の一種であるネットワーク工程表は、無料でダウンロードできるエクセル(excel)ソフトウェアのテンプレート・フォーマット・ひな形(雛形)やエクセルを利用したフリーソフトを活用すれば、意外と簡単に作成することができておすすめです。

しかし、ネットワーク工程表のエクセルテンプレート・フォーマット・ひな形(雛形)やフリーソフトの種類は多く、探す手間がかかります。人気のソフトやフォーマットを探すには、比較ランキングサイトなどを利用するとよいでしょう。

そこで、この記事では、ネットワーク工程表のエクセルテンプレートをダウンロードできるサイトへのリンク集を紹介します。
リンク先には、各テンプレートの特徴が記載されています。
きっと使い勝手のいいテンプレートが見つかるはずです。


また、この記事の後半では、ネットワーク工程表を作成しない企業の問題点、人気のエクセルのテンプレート・フォーマット・ひな形(雛形)やフリーソフトを用いてネットワーク工程表を作成したことで得られるメリット、などについて説明しています。


  1. ネットワーク工程表を作成しない企業に潜む問題点あり
    1. ネットワーク工程表を作成する必要性を感じていない理由とは
    2. ネットワーク工程表を作成しない理由とは
  2. ネットワーク工程表を作成することで得られるメリット
    1. ネットワーク工程表は納期管理以外にも活用できる
    2. ネットワーク工程表は効果的な工程管理ができる
    3. ネットワーク工程表の種類
    4. アロー形ネットワーク工程表の基本事項
    5. ネットワーク工程表を簡単に作成する方法
  3. まとめ/ネットワーク工程表を作成して工程管理の効率アップを図る
    1. ネットワーク工程表のメリット
    2. ネットワーク工程表の基礎知識
  4. 工事工程表を効率的に使用・作成するためのポイント
    1. 工事工程表には沢山の種類があり、フォーマットの工夫で見やすくなる
    2. 月間工程表は重要な意味を持つ
    3. 現場の人間に最も必要な週間工程表はわかりやすく作成しよう
    4. 部分工程表・詳細工程表を使う部分とは
    5. ネットワーク工程表を使う目的と作成方法
  5. 各種工事工程表の違いを把握し、それぞれに見合った作り方で作成しよう
    1. ガントチャート、ネットワーク工程表、出来高曲線入り工程表などの特徴とは
    2. 工程を計画するときの注意点と手順について
      1. ①施工方法を決める
      2. ②計画の準備
    3. 工種の拾い出し作業
    4. 拾い出しの順序
    5. 日数見積は人数や工具・材料・猶予日まで検討材料にしなければならない
    6. ネットワーク工程表の作成手順とソフトウェアのすすめ

ネットワーク工程表を作成しない企業に潜む問題点あり

ネットワーク工程表を作成する必要性を感じていない理由とは

・バーチャート工程表を作成すれば、前後工程や並行作業の進捗状況がそれなりに把握できる。
・ネットワーク工程表の提出を求められるのは、大型公共工事などごく一部の工事だ。
・民間からの工事を請け負うときは、ネットワーク工程表の提出が不要なことが多い。
・使い慣れたバーチャート工程表やガントチャート工程表などの作業工程表なら、貼り出しておくだけで、全作業員に作業工程を共有でき、進捗管理もできる。
・作業員の多くは、ネットワーク工程表に慣れていないため、見るだけでは理解できない。
・ネットワーク工程表で作業工程を共有する場合は、説明が必要になり時間の無駄だ。
などの理由が挙げられます。

ネットワーク工程表を作成しない理由とは

・手書きでもエクセル(excel)でも、バーチャート工程表やガントチャート工程表といった作業工程表なら容易に作成できるから。
・ネットワーク工程表を手書きやエクセルで作成するのは、手間がかかるし難しいから。
・ネットワーク工程表の作成ルールや作成方法を知らないから。
・ネットワーク工程表を作成できるソフトウェアを購入するのがもったいないから。
・ネットワーク工程表を作成するソフトはシステムが複雑そうだから。
・ネットワーク工程表では、実施工程表や出来高曲線のように進捗率の管理ができないから。
・ネットワーク工程表では、週間工程表・月間工程表・ゼロ工程表のように日々の進捗率が把握できないから。

などの理由からです。


引き続き、ネットワーク工程表を作成する際の問題点を解決する方法について説明しましょう。


ネットワーク工程表を作成することで得られるメリット

ネットワーク工程表は納期管理以外にも活用できる

・ネットワーク工程表を活用することで、並行施工が可能な作業を把握できます。
・並行施工が可能な作業を把握できれば、工期の短縮を図ることが可能です。
・工期の短縮が図れれば、仮設材・重機のレンタル料や労務賃金の削減につながります。

ネットワーク工程表は効果的な工程管理ができる

・バーチャート工程表は、作業の手順や進捗状況といった工程管理をある程度しか把握できません。
・作業の手順や進捗状況を明確に把握できるのは、ネットワーク工程表です。
・ネットワーク工程表を作成しておけば、ひとつの工程の遅延が他の工程にどれほどの影響を及ぼすのかを早く正確に把握することが可能になり、進捗管理もできます。

ネットワーク工程表の種類

・ネットワーク工程表には、サークル形とアロー形があります。
・作業を丸印で記載しているのがサークル形であり、矢線で作業を表示しているのがアロー形です。
・主に、作成されるネットワーク工程表は、アロー形です。

アロー形ネットワーク工程表の基本事項

・アロー形ネットワーク工程表は、矢線と丸印、点線の矢印で表示されます。
・作業が進行する方向へ矢線を描きます。
・矢線の上部に作業内容を、下部に作業に要する日数を記載します。
・矢線の長さと、所要時間は無関係です。
・矢線は、アクティビティと名付けられています。
・各作業の開始・終了時点を丸印で表示し、作業順に従って番号を丸印の中へ記載します。
・丸印は、イベントと名付けられています。
・イベントに向かって引かれている矢線の作業が終わらなければ、イベントからのびる矢線の作業を始められません。
・架空の作業を表すのが、点線の矢印です。
・【 ?→③→ 】と【 ①→②→ 】と2つの工程が記載されたネットワーク工程表を例に説明します。これ以外に記載がなければ、?から③の作業と①から②の作業をそれぞれ行い、お互いの作業の進捗状況に関わりなく、各作業が終わり次第、③以降、②以降の作業を始められます。しかし、②から③へ向かって点線の矢印がのびていた場合、③以降の作業を開始するには、?から③の作業が終わるのは当然として、①から②への作業も完了しなければ、③以降の作業を始められません。
・点線の矢印は、ダミーと名付けられています。

ネットワーク工程表を簡単に作成する方法

・ネットワーク工程表を簡単に作成するには、エクセルテンプレートを活用しましょう。システムは簡単です。
・エクセル(excel)テンプレートの多くは、無料でダウンロードできます。
・ネットワーク工程表を作成できる無料や有料のソフトウェアがあります。



まとめ/ネットワーク工程表を作成して工程管理の効率アップを図る


実施工程表やガントチャート工程表、バーチャート工程表を使った週間工程表・月間工程表・ゼロ工程表に比べて認知度が低いため、これまで、ネットワーク工程表を作成していない方も、以下のようなメリットがありますので、ネットワーク工程表の作成を検討されてはいかがでしょう。システムも難しいものではないのでおすすめです。
また、作成したネットワーク工程表をクラウドに保存しておくと、社内で簡単に共有できます。変更点も全員にすばやく周知することが可能になります。
テンプレートやフリーソフトは、比較ランキングサイトなどの評判を参考に選ぶとよいでしょう。

ネットワーク工程表のメリット

・ネットワーク工程表は、工程管理・工期短縮の検討に活用できます。
・工期短縮は、経費削減・利益拡大につながります。
・ネットワーク工程表は、作業の手順や進捗状況などの工程管理正確に把握することが可能です。クラウドに保存すれば、社内で簡単に共有できます。
・作業の遅延が、どれほど工事全体に影響するのかを判断することができ、進捗率を管理する出来高曲線のように進捗管理にもつながります。

ネットワーク工程表が作成できるソフトやエクセルのテンプレートは、比較ランキングサイトなどを探せばたくさん見つかります。

ネットワーク工程表の基礎知識

・ネットワーク工程表には、作業を丸印で表すサークル形と矢線で作業を表示するアロー形がある。
・一般的に作成されているのは、アロー形ネットワーク工程表です。
・アロー形ネットワーク工程表は、矢線(アクティビティ)と丸印(イベント)、点線の矢印(ダミー)で表示されます。
・作業内容は矢線の上に、所要日数を矢線の下に記載します。
・所要日数が長い作業だからと、矢線を長く引くことはありません。
・作業順序に応じて、丸印の中に番号を記載します。
・作成したネットワーク工程表は、クラウドに保存すれば社内で簡単に共有できます。

工事工程表を効率的に使用・作成するためのポイント

工事工程表には沢山の種類があり、フォーマットの工夫で見やすくなる

工事工程表は、土木工事や建築工事のような大規模で長期にわたる工事を、計画通りに進めるために、工事の工程管理と進捗管理を行う工程表です。工事工程表は、全体工程表から部分工程表へと、段階的に詳細になって工程管理行います。工事着工から完成まで表した全体工程表では、数か月から1年以上の工事工程となり、毎日行われる工事の工程管理をすることはできません。
現場で実際に工程管理や工事進捗管理を行う道具は、月間工程表や更に詳細にした週間工程表、さらにある作業のみの工程を表した実施工程表や作業工程表のような部分工程表を使って、工事の工程管理を行います。月間工程表や週間工程表は、全体工程を単純に拡大したような工程表では、現場では管理できない工事工程表となってしまいます。
部分工程表は、全体工程表では見えなかった部分が、見えることがポイントとして作成し、工程表のフォーマットに工夫を凝らすことが必要です。例として紹介すると、全体工程は、1月から12月までの工事期間に大きな工事項目として何を実施し、実施項目間の関連を示します。これが月間工程表となると、4月の1日から30日までに建物の1階部分の作業の詳細と、2階部分の詳細など、部分的に工事が大きく分けられる工程の詳細を書き出します。さらに、週間工程表では、2週目の8日から15日までに、1階部分の工事項目をすべて書き出し、項目間の関連といつまでに終えるかを書き出す工程となります。
工事工程表を作成する無料のフリーソフトは、エクセル(excel)をベースに、人気のあるソフトやアプリ、ランキング上位にあるソフトやアプリなど多数あります。ガントチャート、バーチャート。ネットワーク工程表、出来高曲線を入れた工程表、進捗率を表示する工程表など、いつまでに、何を、何日でなどの情報を入力することで、工程表を作成します。それぞれのソフトは比較することで特徴や、入力ツールの使い易さ、テンプレートの多さなどが比較できます。ダウンロードして使ってみることをおすすめします。

月間工程表は重要な意味を持つ

月間工程表と全体工程表と週間工程表の関係を、ビル構築時の見方と比較すると、全体工程表に当たる捉え方は、周囲のビル群の中で構築中のビルの様子が分かります。月間工程表に当たる捉え方では、ビルそのものの構築の様子が分かり、詳細工程表での捉え方は、ビルの外装に焦点を当てて、外装の材料や外装工事の手法が分かる、というようなビルと工程表との対比ができます。
現場の様子は1ヶ月で大きく変わるため、月間工程表には、現場の変化と工程表の順序関係と、工事に関する段取りや材料、人員などの手配状況も書き加える必要があります。
現場管理者や現場監督にとっては、最低30日スパンの目標と方針をもって現場工事を遂行しないと、全体的な目標を見逃す恐れがあるため、その意味で月間工程表は重要です。

現場の人間に最も必要な週間工程表はわかりやすく作成しよう

週間工程表は、工程表という枠を超えて、作業工程表や実施工程表の枠域にある工程表です。月間工程表は、現場管理者が管理しやすい工程表という枠組みに対して、週間工程表は、現場で作業する人のための工程表で、土木工事や建築工事の専門工職人やその工事を指揮する監督者が使う工程表であるべきです。週間工程表に表すことは、次の点です。
①作業の種類ごとに誰が担当するかを表します。
②どこからどこまでという、施工場所と施工順序を表します。
③いつからいつまでという、工事の着手日と終了日を決めて、終了したら次にやることを明確にします。
①~③を明確に表すためには、今日・明日・明後日に、何をどのような状態にするのかなどを、明確に決める必要があり、作業員がそれでできるという納得と手順の理解、責任の所在が分かるような詳細工程表の内容が含まれたフォーマットが必要です。
週間工程表の様式は、ネットワーク工程表とする必要はなく、ガントチャート工程表でもバーチャート工程表でも、7日間の表示の中に着手日と終了日を表示し、工事項目と工事日数を表します。また、7日を超えるような作業であれば、7日間以上で表す方法を考えて詳細工程を作成する必要があります。1つの方法としては備考欄を設け、7日間に書ききれないことを書けるようにする工夫も良いでしょう。
週間工程表を分かりやすくするためには、業者別、工種別にネットワーク工程表・ガントチャート工程表・バーチャート工程表などを作成し、工種担当者がお互いに確認できるようにするのも、一つの方法です。また、週間工程表に出来高曲線を加え、工事の進捗率を日々確認するのも、担当者のモチベーションにつながり、進捗率管理は有効です。出来高曲線で工事の進捗率を見るのは、月間工程表でも使えますので、出来高曲線による工事進捗率は、発注者や会社へのアピールにもなります。
週間工程表を作成する無料のフリーソフトやアプリは、項目とスケジュールを入力するだけで、ガントチャートやバーチャートの工程表を作成します。エクセル(excel)上に、テンプレートや選択ツールを備え、エクセル(excel)を使い慣れた人には人気です。また、ランキングも上位にあります。ただし、週間工程表は項目間の関連が複雑になるため、ネットワーク工程表で作る必要があり、そのために必要な情報を入力するツールやテンプレートが増え、いかに使い易くするかが、人気のソフトの条件でしょう。ダウンロードして試用することをおすすめします。システム化されたソフトウェアも多くの会社から出されていますが、エクセル(excel)を基本としている点は、フリーソフトと同じですが、土木工事や建築工事に係る全業種の工程表を作成し、それぞれにの重複していないかなどのチェックがなされ、大型工事の工程表作成には、有料であっても使い易いと思われ、ダウンロードしての試用もおすすめです。

部分工程表・詳細工程表を使う部分とは

部分工程表とは、次のような機能を持たせた工程表です。工程表自体は、ガントチャート、
バーチャート、ネットワーク工程表などを使います。
①部分工程表は、例えば、マンション建設で、1階のロビー部分だけは、年内にどこまで進めるかを決めて、どのような工事工程でそこまで出来上がるかを工程表に表したものです。
②8月までには、ここまで建設を進めたいため、どのようにするかを工程表に表したものです。
③マンションの2階の222号室だけの工事工程を作成する場合も、部分工程表または詳細工程表とします。
④マンション1階部分を数か所に区切り、1区切りの工程は、他の区切りの工程と同じにできるため、マンション1階部分の工程表を組む場合を部分工程表としますが、サイクル工程表という言い方もあります。
⑤マンション1階部分の仕上げだけの工程表は、部分工程表あるいは詳細工程表となります。
⑥最終仕上げとしての残った外構工事を追い込みで工事するときの、工程表です。

ネットワーク工程表を使う目的と作成方法

現場監督が、ある業者に次のような話をして、工事を進めるようにしているとします。
①「3月1日から現場に入って、作業を開始してください」
②「3月1日から現場に入って、8日までに完了してください」
③「3月1日から現場に入って、4日までに8件を終わらせ、8日までに残りの4件を完了してください」
工程表が監督者から業者へ渡されているとしたとき、工程表はバーチャート工程表あるいはネットワーク工程表とします。
バーチャート工程表を渡されていれば、①と②の指示に業者は答えられますが、③の指示には答えられません。ネットワーク工程表を渡されていれば、①、②、③のどの指示でも、工程を理解して、指示通りに仕事を終わらせるように、人や材料の手配を行うでしょう。
ネットワーク工程表の作成は、次の手順で行います。
・必要な工事項目を出して、それぞれの前後関係を関連付けます。
・Aが終えたらBを、Bを終えたらCを、Aが終えてもBが終わらなければCに進めないが、Aが終えてCを始めるまでには10日を要するなら、AとCをダミー線で結び、ゼロ工程表を作ります。また、AからB、BからCへ結ぶ線はアロー型の線で、結びます。
・アロー型の線上に必要な工事日数を書き込み、スケジューリングします。
・それぞれのアロー型の線で結ばれた工事工程は、全体のコストが最低になるように、人員配置を決め、アロー型線上に書き込みます。
ネットワーク工程表を作成する無料のフリーソフトは、人気のあるソフトやアプリ、ランキング上位にあるソフトやアプリが、エクセル(excel)ベースとして多くされています。もちろんシステム化されたソフトウェアの多くの会社からだされ、かんたん工程表もその1つです。ネットワーク工程表を作成するためには、工事項目間の関連を詳しく入力しないと、正しいものができないため、ソフトの良さはダウンロードして比較することが一番です。

各種工事工程表の違いを把握し、それぞれに見合った作り方で作成しよう

ガントチャート、ネットワーク工程表、出来高曲線入り工程表などの特徴とは

大規模な建設工事に伴って行う土木工事、建築工事のような工事は、開始時期と完了時期が決まっていて、工事の進捗率を常に管理する必要があります。その管理に用いられるものが、工程管理と進捗管理を行う工事工程表です。工事工程表の種類には、ガントチャート、バーチャート、ネットワーク工程表、工程表と組み合わせた出来高曲線などがあります。
ガントチャートは工事項目と進捗率の対比、バーチャートは工事項目と日付の対比、ネットワーク工程表は工事項目と互いの関連で何をいつまでにやるか、などのようにして工程管理と進捗管理を行います。それぞれの工程表では、業種によっては使い易さがありますが、大規模な工事を管理する側では、1つの工程表ではわかる範囲が狭まり、色々な工程表を同時に使って、工程管理と進捗管理を行うことが普通です。
工事工程表には、全体工程表と部分工程表(詳細工程表)があります。全体工程表は、土木工事や建築工事が着工から完成までの工程を示したものです。部分工程表では、月間工程表や週間工程表のように工事期間を区切って、工事項目が出来高曲線や進捗率でどこまで進んで遅れは何かを把握する工程管理と進捗管理を行う工程表です。詳細工程表は、さらに業種ごと施工者ごとに実施工程表や作業工程表が作られ、1品ごとの工程管理と進捗管理が行われます。
しかし、工程管理や進捗管理によって工事を管理するには、いかに工事内容を把握して工程表を作成するかが、土木工事や建築工事の遅れやミスをなくし、工事を完了させるかが重要なポイントです。
エクセル(excel)をベースにした、工事工程表を作成する無料のフリーソフトは、人気のあるソフトやアプリ、ランキング上位にあるソフトやアプリなど多数が出されています。エクセル(excel)特有の、選択ツールや入力ツールも充実し、土木工事・建築工事・電気工事・足場工事など業種ごとのテンプレートも備えられています。ガントチャート、バーチャート。ネットワーク工程表、出来高曲線を入れた工程表、進捗率を表示する工程表など、作業時間・作業項目・作業日数などの情報を入力することで、工程表を作成します。それぞれのソフトは比較することで特徴や、入力ツールの使い易さ、テンプレートの多さなどが比較できますので、ダウンロードして使ってみることをおすすめします。また、システム化した工程表作成ソフトウェアも各社から出され、一部は、機能制限を設けても無料のフリーのソフトとしてダウンロード可能です。ダウンロードして使ってみて、機能を比較しさらに機能が必要ならば有料版に乗り換えることもでき、一度使ってみることがおすすめです。

工程を計画するときの注意点と手順について

工程表を作成するときの注意点は、客先から指定された工期を守るために、工期を重点として工期を守る工事項目を割り付けた工程を作ってしまうことです。工程表を作成する初めに、契約した工期に捉われてしまうと、工事項目意図工事内容を把握できないまま工程を作成してしまうため、工期が厳しいのか同化さえ分からない状況に陥ってしまいます。
工程表を作成するときのポイントは、ネットワーク工程表のルール通りに、計算工期を出し、不足や余裕が何日あるかなどを見ることです。

①施工方法を決める

コンクリート工事、電気内装工事でも、つまりどの業種でも、使用機材や施工方法によって、作業日数に直接関わってくるため、まずは、施工方法を決めないと、工程表は作成できません。また、立地条件や工事環境によって、作業の日数が決まるときもあり、逆にそのような環境でも決められた作業日数で終えないと全体工事に遅れが出ると分かれば、お金を掛けてでもできる工事方法を選ぶことになります。

②計画の準備

工事計画に必要なものは、施工数量が不明では工程計画ができないため、数量関係が特に重要です。工事計画に必要なものは、設計図、立地条件、施工時期、施工方法、施工数量、作業能率、労務資材などの詳細な資料が必要です。

工種の拾い出し作業

工程計画の最初の作業が、工種の拾い出しから始まります。どの時点からの作業で、拾い出し方法が異なりますが、普段やっている作業工種から拾い上げていきます。
作業工種を拾い出した順序は、作業工程の順序とほぼ同じになりますが、重複作業などもあるため、ある程度大まかな順序とならざる負えません。
原則として、作業時間がたとえ1時間であっても、工程表には1日として表します。
拾い出す作業の精度は、作業に要する時間よりも作業の重要性を優先させるべきです。
作業時間が例えば10分であったとしても、この作業を終わらせないと後の工程が進まないという場合、非常に重要な単独作業の場合、すべて拾い出しの対象とします。
工種の拾い出しは、根気のいる作業ですが、拾い方が細かくても、拾い出せる工種は実際の2/3程度です。

拾い出しの順序

拾い出す工種には、鉄筋組立のような大きな工種と、スラブ配筋のような細かな工種がありますが、初めは大きく拾って行き、目的のところまで行った次に、工事の初めに戻り、細かな工種の拾い出しを行います。例えば、掘削なら、3通りまで掘削として、同上床付け・敷き砂利固め・捨コンクリート打設・杭頭処理のように拾い出します。
効果的な拾い出しの方法とは、ハード工種とソフト工種に分けることです。ハード工種とは現場工事で形となって表れる工種すべてであり、仮設工事や運搬、養生などを除く主工種と、仮設工事のような支援工種に分けると、拾い易くなります。
次に、ソフト工種とは、現場事務所でのデスクワークを含め、工場から現場までの材料運搬・現場内の運搬・官庁申請などの現場内外での工種です。

日数見積は人数や工具・材料・猶予日まで検討材料にしなければならない

工程表の時間単位は同じとする必要があり、日か月単位が一般的で、店舖改修などのような場合は、1日24時間での工程表を必要とします。また、半日のような半端な時間は、1日として作成します。
工程表に現れる作業の所要日数とは、作業にかかる日数ですが、何人で何日かかるかという日数です。そのため、この場所の作業には何人で作業できるか、1人が1日でやれる作業量、作業に必要な最低人数、使う工具や機械、必要な材料、足場などがどの程度できている必要があるか、などを理解しておく必要があります。
一般的には、所要日数は、工事の総作業量を1つのグループ(極端な場合は一人)がどれだけやれるかという能率から、割り出します。しかし、1日当たり5人で50m3という数値は、トラブルや天候不順で作業がストップしたという数値は含まれていません。そのため、ギリギリで所要日数を決めて工程を組むと、予想外のことが起きたときの対応に苦慮することになります。そのため、平均作業量の見積は、慎重を期する必要があります。

ネットワーク工程表の作成手順とソフトウェアのすすめ

工種と日数見積の割り出しを終えた後は、工事工程表の作成となります。工事工程表はガントチャート、バーチャート、ネットワーク工程表などがありますが、ここでは、ネットワーク工程表を例として作成します。
ネットワーク工程表の作成上の注意点としては、ネットワーク工程表を書いていく際に、アロー型の矢線の長さは、日数に関係なく作業と作業の関係だけを表します。
A → B → Cという工程があったとき、A作業が終われば、B作業を始め、B作業が終了した時点からC作業が始められる、という工程の表示です。したがって、BはAが終わるまで始められず、CはAが終わっても始められず、Bが終わってから始められます。
作業項目には日数と作業者の人数が書き込まれ、AからBへの作業がコストとして表され、ネットワーク工程表全体から日数と作業員の必要認数が分かります。
もし、Bからもう一つの作業があってDとした場合、DからCへアロー型線で結びますが、DからCへの作業がなければ、CからDへはアロー型点線でゼロ工程表として結びます。この線はダミー線です。
ネットワーク工程表は、無料のフリーソフトやアプリで人気のあるソフト、ランキング上位のソフトなど多数が出ていて、多くがエクセル(excel)をベースに、工程表作成用ツールを別にダウンロードできるものやこれまで作成した工程表をテンプレート化して作成の手間を省いたものなど、エクセル(excel)の機能を十分に活用しているのが特徴です。高い人気もランキングも上位とダウンロードしての試用がおすすめです。かんたん工程表のようなソフトもありますが、工程管理会社が販売するシステム化されたソフトウェアは、エクセル(excel)の機能では限界があるため、ネットワーク工程表に、出来高曲線と進捗率を加え、さらにバーチャートと見比べるようにシステム化した所が特徴の1つです。ネットワーク工程表の作成だけならフリーソフトで十分でも、豊富な機能と、社内のデータベースと連動して工程表を作成する機能、クラウド化してどこからでも工程表を変更が加えられるなど、システム化ソフトウェアの機能も魅力です。ダウンロードしての試用がおすすめです。




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