観葉植物は室内外の景観を高め、空気清浄やリラックス効果も期待できる身近なグリーンです。種類ごとの光・温度・湿度の好みを把握し、置き場や水やり、肥料、用土を適切に管理すれば一年中美しい姿を楽しめます。
吊り鉢やハイドロカルチャーなど多彩な飾り方もあり、CADデータを利用すればプレゼンや植栽計画のイメージ共有が容易です。
このページでは、観葉植物の分類・育て方と総合管理法の基礎知識を詳しく紹介しています。

観葉植物の分類と特徴
観葉植物は、施設住宅のインテリアとして、一般的に鉢植えで置かれることが多い、観賞用の植物です。
観葉植物は、日本で自生していない、南アメリカや熱帯原産の植物が多いです。
有名なのは、アイビーセイヨウキヅタという、公園や住宅のベランダなどに適したツル性の種類で、ゴミ箱など景観の妨げになるものを覆ったり、カーテンの代わりになります。
アレカヤシは、細長いリボンのような葉がみずみずしい、飲食店や公共施設に人気の観葉植物です。
世話が簡単ですが、鳥類や蝙蝠の食べ物で、害虫も付きやすいので、室内に置くのが無難です。
パキラは、縄のような主幹にアフロヘアのうな葉を持つ植物です。
中南米の河岸などに自生し、水に強く根腐れしにくいのが特徴です。
昔から日本に自生する種で、観葉植物としても人気なのが、ソテツです。
バナナのような常緑灌木で、和風住宅にも似合います。
風水として、人気が高いのがガジュマルです。
ガジュマルは熱帯に分布するクワ科の常緑高木ですが、子ぶりな鉢植えとして多く流通しています。
大根のようなずんぐりとした幹が特徴的です。
レクリエーション緑地と公園樹木について
従来から利用されている水遊びの河川、見晴台、桜や梅等花見の場所、地域の行事広場など、自然のオープンスペースであり、整備を目標にするよりも、公園緑地を住民すべてが利用できることを優先して考えることが重要です。
メタセコイアは、落葉性の針葉樹です。幹は直立し、円錐形の整った樹形になります。さわやかな淡緑色の新緑が美しく、紅葉は赤褐色~黄褐色に樹全体が染まり味わい深い風貌になります。葉は扁平な針状葉で対生し、秋には小枝ごと落ちてしまいます。
モチノキ(冬青)は、葉は革質で、暗い感じがしますが、樹形は円筒形に整ってきます。地味な樹木ですが、枝が暴れることも少なく、穏やかで落ち着いた印象があります。年間を通じての見た目の変化が少ないのも特徴です。雌雄異株で雌木には秋に赤い実がなります。
ケヤキ(欅)は、造園に利用される日本産の落葉広葉高木の中でも、最も高く成長し、幹回りも大きくなる雄大な樹木です。逆さホウキ状の樹形は独特で、大きく斜上する枝ぶりに大きな魅力があり、冬季には一層目立ちます。新緑や黄葉の時期も観賞価値があり、年間を通じて楽しめる高木です。
観葉植物の育て方
観葉植物の育て方は、思っている以上に難しく、戸惑うことも多いのではないでしょうか。具体的な置き場や株の選び方、水やりの方法、肥料など覚えておきたい基本を中心にご紹介していきたいと思います。観葉植物ならではの美しいシルエットを楽しむためにも、植物とはどんなものなのかを知っていきましょう。
事前準備
観葉植物を育てるためには、まずは株を選ぶことからはじめていかなくてはいけません。株は通年通して販売されていますが、比較的育てやすいのは暖かい時期に購入する方法です。
株の値段だけ見れば秋頃が一番お得ですが、寒い時期になると“冬越しの問題も出てきます。また家のなかのどこに置くのかも考えておかなくてはいけません。植物の性質に合わせた環境にしっかりと整えてあげる必要があります。
観葉植物を購入できる場所はたくさんあります。スーパーマーケットやホームセンター、花屋などがありますが、初心者のうちは専門店での購入をおすすめします。観葉植物は専門的な知識が必要になるので店員さんに知識がないと、鉢の管理ができなくなってしまいます。なかには株を腐らせてしまうこともあり、状態のいい観葉植物とはいえません。
置き場
観葉植物は種類も多いので性質に違いがあります。基本的には亜熱帯、熱帯生まれのものが多いので高温・多湿を好みます。置き場は、植物の日光や温度、湿度などの好みを重視します。室内に置いて楽しむ場合が多く、耐陰性に富んでいます。
ただし光線分素行になってしまうと、株が軟弱になり葉が黄ばんでしまい枯れる原因になります。春から秋にかけては植物の好みを優先します。光線が強いと葉焼けを起こすこともあり、乾燥しがちになります。
日陰を好む観葉植物はレースのカーテン越しに日光を当てるのがポイントです。冬は、明るい室内に置き日照不足にならないように工夫します。ときどき鉢を回して日光がまんべんなく当たるようにします。日光の高低差が激しい環境に置かないように注意してください。
水やり
鉢の土が乾いてきたら、水やりを行います。水やりの目安として、鉢土の表面が白くなってきたときになり、水をたっぷりと含んでいると土は黒っぽくなります。水は鉢底から流れ出るまでたっぷりと与えて、鉢の全体に行き渡るようにします。
一部が乾いていると鉢土の一部が乾いてしまったり、値が水不足で枯れてしまい植物を傷めます。水やりは季節によっても変わり、3月~4月水やりは控えめで、5月中旬以降は鉢土が乾いたら与えます。
夏は、水やりの回数を増やして、天気の良いときは朝夕で1日2回与えます。秋は、水やりを控えめにして、低音に弱い観葉植物には十分に注意します。冬は、生育休止期間となりますので、鉢土が十分に乾いているときに水を与えます。水分量を減らしますが1回に与える水の量は十分なものになるようにしましょう。
肥料やり
植物にとっては大事な栄養素になります。春から秋にかけて肥料を施すようにします。肥料を与えると葉の艶も良くなりますし、株もがっちりとしてきます。花も生き生きとした見事なものになります。肥料には無機質肥料と有機質肥料があります。ホームセンターなどで気軽に購入できるのは、総合肥料や観葉植物用肥料、油化かす固形肥料です。
用土
植物にとって欠かせないのが、用土です。観葉植物 には、水はけと保水や保肥のよい土が適切になり、pHは5.8~6.5のものです。水を与えてもベタベタしませんし、鉢底から水が流れ出るような土です。水はけの悪い土は水を与えるとすぐに水見出しになりますし、根詰まりになってしまいます。用土には「赤玉土」「鹿沼土」「腐葉土」「ビートモス」「水苔」などがあります。
また、植物は人間と同じように病気になります。よい環境の下で育てれば心配はありませんが、なかには病気になってしまう植物もあります。植物の性質にあった環境に置いたり、培養土は常に新しくしておく、病害虫を持ち込まない植物の注意点を覚えておきましょう。
低温になると障害や枯死のリスクが高まる
冬越しとは、観葉植物によっても違うのですが、一定の温度(最低)になると、生育が止まり、障害や枯死のリスクが高まることをいいます。観葉植物の耐寒温度を知ったうえで、その条件をどれだけ満たした生育ができるかが鍵を握ります。
特に春から秋にかけての育て方によって、冬越しが大きく変わってきます。日光をしっかりと浴びさせて水切れや肥料切れを起こさないように管理していきます。寒くなってきたら水分量を減らして少し乾かし気味にするように調整します。
寒い冬でも乗り越えられる環境や、生育状況を作る準備をしておかなくてはいけません。地域によっては、冬越しできる観葉植物を選ぶのもポイントになります。
観葉植物を選ぶ時に重要なポイント
観葉植物を選ぶときに、良質な株を選ぶことも必要です。例えば、株全体のバランスがもちろん、根元がしっかりといる、葉に艶がありシミや異変した葉がないこと、枯れている葉がないことなども重要です。
また葉にボリュームがあり元気なこと、病害虫などの虫がいないものを選ぶ必要があります。観葉植物によっては、アブラムシやハダニ、カイガラムシなどが繁殖しているものもあり、観葉植物がすぐにだめになってしまっている、自宅の植物に影響が出てしまうこともあります。
観葉植物に適した環境や肥料のあげかたなども含め、総体的に判断したうえで決めるようにしてくださいね。また、観葉植物の鉢植えにこだわったものも見かけますが、本来であれば用土の色や粒の具合を見て判断しましょう。
観葉植物の株も、平面図や立面図など角度を変えてシルエットを見ると、イラストにしやすくなります。dwg、dxf、jwcad、jwwなどの違いもありますし、autocadのソフトウェアを使いこなせばとても心強い存在になります。
平面図と立面図でも見え方が変わりますし、イラストにしてみたからこそわかることもあります。Cadデータはもちろん、無料のフリー素材の図面をダウンロードするなど、autocadで図面をぜひ使いこなしてみてくださいね。
観葉植物の楽しみ方
今や、どのご家庭でもグリーンを育てるのが当たり前、といっても過言ではない時代になりました。かつては植物とは室内よりも庭などの外で育されていますよね。てるのが一般の感覚で、室内に置く植物といえば切り花などがメインでしたが、最近は植木鉢や宙づりにするハンキングで観葉植物を育てるご家庭も多いです。インスタグラムなどのSNSでも、おしゃれな観葉植物の写真がたくさんアップされていますよね。
観葉植物はただ鉢植えでポンと置くだけでもじゅうぶんに華やかになりますが、ほかにもさまざまな方法で楽しむことができます。植物の種類によって、例えばつる性の植物なら上から吊るすタイプのハンキングがディスプレイとして適していたり、小さな植物なら寄せ植えとしてみたり、アレンジが無限大です。
吊り鉢
園芸店に行くと、吊り鉢に向いている植物は吊り鉢にセットされて販売されていることがあります。つる性のポトスやブライダルベール、オリヅルランなどは、茎や葉が垂れるので吊って地面から浮かせる吊り鉢には最適の観葉植物といえます。
植物を買い、自分で吊り鉢にセッティングするときは、水ゴケなどの比較的軽く保水性の高い用土を使い、根が落ち着くまでは土が乾かないように気を付けます。定着したあとは、植物に合わせた一般の管理で大丈夫です。
観葉植物は年月が経てば成長し、茎や葉が伸びますし、季節によって花を咲かせたり落葉したり、変化を考慮しなければいけません。その点、cadデータや図面を使えばそうしたシミュレーションも簡単にでき、Autocad(dwg)、jwcad(jww)、dxfなどの拡張子で共有することができます。平面図や立面図、シルエット、イラストのcadデータや図面も、無料でダウンロードできるフリー素材があります。
ヘゴ付け
ヘゴ付けも、つる性の観葉植物に適していて、よく使われます。ヘゴ板と呼ばれる板に植物をピタッと付着させ、板を鉢に立てたり、そのまま宙吊りにしたりして楽しみます。
ヘゴ付けは植物を着ける板もこだわって探す人が多いですね。熱帯雨林にありそうな木を掘って、そこに植物を付着させると自然な感じが出てインテリアにも向いています。無料でダウンロードできるフリー素材のcadデータや図面は、観葉植物で探すとあまり見つからないかもしれませんが、CADデータや図面を扱う専門のサイトで検索すると平面図・立面図・シルエット・イラストなどのお気に入りが見つかるかもしれません。Autocad(dwg)、jwcad(jww)、dxfどれでも利用できますが、共有性を考えると互換性のあるdxfがおすすめです。
コルク付け
ヘゴ付けと似たような植え方ですが、こちらは樹木で着生するタイプの植物で行うと元気よく育てることができます。コルク板の着生させたい位置に水ゴケを置き、根をからませながら植え付けるだけなので、簡単に植えることができます。そのまま置いてもいいですし、針金などで固定してもいいでしょう。
ヘゴ付けやコルク付けは土いらずで、簡単でクリーンにグリーンを楽しめる植え方です。
ワイヤーバスケット
園芸店で売られている市販のバスケットなどを使い、植物をそのまま入れて育てます。一種類でもいいですし、複数の植物を詰め合わせて寄せ植えにするのもおすすめです。やり方としては、まずバスケットの内側に水ゴケを敷き詰め、用土と元肥を入れ、植物を置きます。根が見えなくなるまで用土を足し、十分に活着するまでは風の当たらない日陰で過ごさせます。そのあとに植えた植物に適した場所に移動させ、育てます。
ハンキングバスケット
ハンキングバスケットの特徴は、かごのような容器の中だけでなく横からも植物が突き出るように植え、グリーンボールのような球体に仕上がるところでしょう。植え方はワイヤーバスケットとほぼ変わりません。手軽にでき、ミニ観葉として販売されている小さな種類の植物を数種類組み合わせることも可能です。
例えば植物の名前で検索してみると、平面図や立面図、シルエット、イラストなどのcadデータや図面が見つかります。Autocad(dwg)、jwcad(jww)、dxfお好きな拡張子のcad図を選んでいただけます。
三つ編みづくり
2本か3本の木を編み、一本の木のように仕上げるのを三つ編みづくりといいます。スタンダードな方法では、植える株をすべて一つの鉢に寄せ植えしたあと、三つ編みの要領で幹を編んでいきます。仕上がり良くしたいなら、上部以外の葉は取り除いておくこと、なるべく細い柔らかそうな木を選ぶこと、寄せ植えするときには中央に幹が集まるように株の入れ方を工夫することが大切です。ベンジャミンゴムやシェフレラ・ホンコンなどでよく使われる植え方です。
樹木の平面図や立面図、シルエット、イラストも、無料のフリー素材がダウンロードできるサイトがあります。施設などでも植栽に使われることが多いものは、無料で手に入るフリー素材をダウンロードして効率よく作業するのがおすすめです。もちろんAutocad(dwg)、jwcad(jww)、dxfの拡張子が選べます。
ハイドロカルチャー
ハイドロカルチャーは発泡煉石を用土の代わりに使い、植物を育てます。発泡煉石には土っぽいものやグミのように透明でおしゃれなものなどさまざまな種類がありますが、どれも吸水性があり、水を入れると根の付近の湿度を均一に保つため、ビンなどの底に穴が開いていない容器でも簡単に育てることができます。
ハイドロカルチャーを行う際は、まず根についている土をきれいに落とし、ある程度間引きます。そして発泡煉石の入った容器に入れ、周りを埋めていきます。発泡煉石のところまで水を流しいれ、根付くまではポリ袋などで覆っておくとよいでしょう。約20日後に取り外します。
プレゼン・図面作成に必要不可欠な観葉植物のCADデータ
施設などの図面を作成するとき、クライアントへ説明のための資料を制作するとき、人物や植物などのアクセサリーは不必要でしょうか。美しく正確性の高い図面は、それだけで説得性を持っていると感じられるでしょう。平面図では、施設と植物の配置や全体像が良く分かります。一方、立面図では、施設やそのほかのものと植物との高さの対比が人の視点として良く分かります。ぜひ、無料の素材も効率的に取り入れ、観葉植物のcadデータを有効に活用しましょう。