RCCM試験の過去問と解説まとめ!2019年度問題4-1(共通基礎技術)の1~3問

こちらは、2019年度(令和元年)RCCM試験の過去問の解説です。
今回は、2019年度RCCM試験過去問4-1(共通基礎技術)の1~3問について詳しく解説していきます。

RCCMとはどのような資格なのか、RCCM試験の内容・日程・難易度・合格率・勉強法については、下記の記事で詳しく解説しています。

https%3A%2F%2Fkakomon goukaku - RCCM試験の過去問と解説まとめ!2019年度問題4-1(共通基礎技術)の1~3問
https://kakomon-goukaku.com/rccm-01/

RCCM試験問題4-1(共通基礎技術)の内容

RCCM試験問題4-1は、土木関連に関する必要な基礎技術についての問題です。
問題の形式は4択問題で、20問出題されます。
大学で学ぶような基礎レベルで、過去問の使い回しが多いので、RCCM試験の過去問に目を通しておけば、比較的簡単に解けます。

RCCM試験『問題4-1(共通基礎技術)の1』の解説

2019年度RCCM試験過去問『4-1の1』の正解は、「d」です。
GPSとは、人工衛星より発信された信号をもとに、位置情報を特定するシステムです。

カーナビゲーション

カーナビゲーションは、GPSを利用して、目的地までのルートを案内する便利なシステムです。

地殻変動調査

地殻変動調査とは、地表面がどのように変形しているか調査するもので、防災や地震調査研究に活用されます。
国土地理院ではGPSで連続観測を行い、全国の地殻変動を監視しています。
地殻変動調査には、GPS以外にも水準測量、三角測量、水管傾斜計、石英管伸縮計などの方法があります。

斜面の変位計測

斜面安全監視の観点から斜面の変位計測が非常に重要となりますが、変位計測でもGPSが利用されます。
最近は、斜面安全監視に特化したGPS自動変位監視システムも登場しています。

CALS/EC

CALS/ECは、「公共事業支援統合情報システム」の略称で、各業務で発生する書類などを電子化し、共有・有効活用を図ることによって、公共事業の生産性向上やコスト縮減などを実現するための取り組みのことです。
よって、CALS/EC にはGPSは利用されていませんので、2019年度RCCM試験過去問『4-1の1』の誤っているものは、「d」のCALS/ECです。

過去問の傾向

RCCM試験の過去問をチェックすると、2015年度(平成27年)RCCM試験でも同じ問題が出題されています。
選択の並びが変わっていましたが、GPSが位置情報を特定するシステムと理解しておけば、簡単に解ける問題です。

RCCM試験『問題4-1(共通基礎技術)の2』の解説

2019年度RCCM試験過去問『4-1の2』の正解は、「c」です。
こちらは単純な数学の問題です。
20m:10m=15m:h
20m×h=10m×15m(20h=150)
h=7.5m
A地点の標高は30mですので、P点の標高は、
30m+7.5m=37.5m
となります。
よって、2019年度RCCM試験過去問『4-1の2』のP点の標高は、「c」の37.5mです。

過去問の傾向

RCCM試験の過去問をチェックすると、これまで過去問では一度も出題されておらず、2019年度(令和元年)RCCM試験で初めて出題されています。
単純な数学の計算なので、計算ミスだけはしないよう気をつけましょう。

RCCM試験『問題4-1(共通基礎技術)の3』の解説

2019年度RCCM試験過去問『4-1の3』の正解は、「b」です。
中央に荷重が作用する単純梁の最大たわみの計算式は、以下のとおりです。
δ=PL^3/48EI
δ:最大たわみ
P:加重
L:はりの長さ
E:縦弾性係数(ヤング率)
I:断面二次モーメント

最大たわみに正比例するもの

δ=PL^3/48EI
中央に荷重が作用する単純梁の最大たわみに正比例するものは、「P:加重」「L:はりの長さ」の2つで、「L:はりの長さ」の3乗に正比例します。

最大たわみに反比例するもの

δ=PL^3/48EI
中央に荷重が作用する単純梁の最大たわみに反比例するものは、「E:縦弾性係数(ヤング率)」「断面二次モーメント」の2つです。
よって、断面二次モーメントは反比例しますので、2019年度RCCM試験過去問『4-1の3』の誤っているものは、「b」の『はりの断面二次モーメントIに正比例する。』です。

過去問の傾向

RCCM試験の過去問をチェックすると、2015年度(平成27年)RCCM試験でも同じ問題が出題されています。
中央に荷重が作用する単純梁の最大たわみ「δ=PL^3/48EI」の計算式を覚えておけば、簡単に解ける問題です。
2016年度(平成28年)RCCM試験の過去問では、最太たわみの計算式そのものが問題になっていますので、どちらの問題がでても回答できるよう「δ=PL^3/48EI」の計算式を覚えておきましょう。

RCCM試験の対策

RCCM試験問題4-1(共通基礎技術)は、4択問題で過去問を何度も解けば確実に点数を稼げる項目です。
しかし、RCCM試験では、専門技術問題は学習範囲が広く、記述問題の対策もしなければいけません。
特に、毎日の業務に追われ、RCCM試験の学習になかなか時間が取れない方は、効率よく学習する必要があります。
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