このページでは、仮囲い・万能銅板のCADデータのリンク集を紹介しています。
リンク集には、汎用性が高い万能銅板から最近のものまで、各メーカーごとの仮囲いのデータが揃っています。形状なども豊富にそろっているので、イメージに合った2m以上の仮囲い・万能銅板の2Dcad、3Dcadデータ、規格寸法図も手に入れることができるでしょう。無料のデータでも十分に使えるので、まずは無料で試してみてください。
また、このページの後半では、仮囲いの種類と景観への配慮や役割、仮囲い設置にCADデータを活用するメリット、などについても解説しています。
それぞれの現場環境に合った仮囲いのCADデータの入手は、下記の仮囲い・万能銅板のCADデータリンク集からダウンロードしてください。
万能鋼板・仮囲い 2Dcadデータ その1
万能鋼板・仮囲い 2Dcadデータについては、LiXIL、オールサポート、サクラレンタリース、株式会社 ビルマックス、北海産業 株式会社、などのサイトで、人気のデータがダウンロードできます。
ご要望のデータが簡単に探せますよ。
LiXIL
LiXIL
窓・玄関・インテリア・エクステリア、住設機器のメーカーです。万能鋼板・仮囲い、ゲートなどの2Dcadデータがフリーでダウンロードできます。2Dcadデータは、製品の姿図・基本寸法図・断面図・標準図・平面図・仮設計画図があります。3Dcadデータ・カタログ情報・エクセルでの仮囲い計算・設置方法などもダウンロードすることができます。
オールサポート
オールサポート
万能鋼板・仮囲い、立ち馬・脚立・ローリングタワーなどの2Dcadデータ・標準図・平面図が紹介されています。中古建設資材の買取・販売、新品資材販売、建設資材運搬、足場設計・施工、支保工設計・施工などを行っている会社です。標準施工図・エクセルでの仮囲い計算・設置方法もフリーで掲載されています。
サクラレンタリース
サクラレンタリース
仮設機材のリースを行う会社ですが、別部門として絵画のレンタル・販売も行う会社です。仮設機材の2DCADでの構成図、主な資材の積載可能数も掲載され、検討に適しています。単価表も詳しく、新法や重量、使用料、基本料、滅失単価と必要な情報が記載されています。このサイトでは、万能鋼板・仮囲いなどの、フリーの2Dcadデータ・標準図・平面図・仮設計画図があります。
株式会社 ビルマックス
株式会社 ビルマックス
仮囲いから枠組み足場まで建設現場において必要な仮設資材の総合レンタルを行っています。万能鋼板・仮囲いなどの2Dcadデータ・標準図・平面図・仮設計画図が掲載されています。単管ブラケット足場、急傾斜ステージ、ローリングタワーなどのフリーデータもあります。
北海産業 株式会社
北海産業 株式会社
建設土木現場で使用する機械や設備のレンタル、リースを行っている会社です。バックホーやタイヤショベル、油圧ブレーカー、転圧機械など土木工事用機械を揃えています。種類ごとに複数の商品があり、一覧で燃料や出力、重量、実物の画像を確認できます。このサイトでは、万能鋼板・仮囲いなどの、フリーの2D・3Dcadデータ・標準図・仮設計画図・エクセルでの仮囲い計算が紹介されています。
日本セイフティー
日本セイフティー
仮設資材のレンタル・販売、ラップ式トイレの販売などをしている会社です。パネルゲートなどのゲート類や、安全施設などの、規格寸法図、仕様書、カタログが無料で揃っています。細かい寸法まで掲載しているので、仮設物の細かい部分まで把握することができます。このサイトでは、2m以上の仮囲い・h鋼・単管・フラットパネル・安全鋼板などの、CADデータが揃っています。
万能鋼板・仮囲い 2Dcadデータ その2
株式会社 スチール工業
株式会社 スチール工業
工事現場向け資材や、スポーツで使用するフェンスや整備用品・h鋼・単管・フラットパネル・安全鋼板などの通販サイトです。宅配便では送れない重量物・長尺物の配送についても細かく記載されています。全体的に画像が多いサイトで、寸法や形状が判りやすく、どのような商品なのか一目瞭然です。このサイトでは、2m以上の仮囲いなどの、CADデータ・設置方法が掲載されています。
日建リース
日建リース
建設用鋼製軽量仮設資材、運搬用器材、介護福祉用具などの賃貸・販売会社です。バリケードやパネルゲート・h鋼・単管・フラットパネル・安全鋼板などの安全施設、ビケ足場などの規格寸法図、仕様書、カタログ・エクセルでの仮囲い計算 ・設置方法が無料で揃っています。細かい部分の寸法までも掲載してありますので、CAD作成の際に大いに役立ちます。このサイトでは、2m以上の仮囲いなどの、CADデータがダウンロードできます。
鈴東 株式会社
鈴東 株式会社
2m以上の仮囲い鋼板の製造・販売・レンタルをメイン事業に、仮設機材や一般鋼材も取り扱っている企業です。安全鋼板タイプやフラットタイプ、クリアフェンスなどの断面詳細図をPDFファイルで無料でダウンロードできます。パイプ・クランプ式など2m以上の仮囲い鋼板の一般的な設置方法やエクセルでの仮囲い計算の設置手順を、スライドショーで公開しています。このサイトでは、2m以上の仮囲い・h鋼・単管・フラットパネルなどの、CADデータが揃っています。
万能鋼板 図面cadデータ Google
万能鋼板 図面cadデータ Google
万能鋼板・仮囲いのCADデータが、多数紹介されています。無料のものもあります。仮囲いは、関係者以外の立入禁止、防犯や安全、防塵、遮風、遮音目的で、工事現場、加工場、資材置場などと、外部を遮断するために設けられる高さ2m以上の囲いのことをいいます。2m以上の仮囲いの材料としては鋼製板、波鉄板、合板などが用いられます。
株式会社 かねなか商店
株式会社 かねなか商店
土木・建設・橋梁・プラント向けの建設・仮設資材のレンタル・リース会社です。枠組足場や落下物防止用材、仮囲い鋼板・ゲート類など、さまざまな仮設機材を幅広く取り扱っています。カタログや注意事項のデータはすべてダウンロードできます。このサイトでは、万能鋼板・仮囲いなどの、2Dcadデータや図面・標準図・平面図・仮設計画図がダウンロードできます。
カンサイカセツ
カンサイカセツ
建設資材、仮設資材のレンタル、販売、また重機など機械レンタルを行う会社です。総合カタログでは、枠組、手摺枠、関連資材、鋼管などの規格寸法図が掲載されています。サポート、OKサポートに強く、平面図、立体図、標準図、仮設計画図、そしてスペックの説明が掲載されています。このサイトでは、万能鋼板・仮囲いなどの、2Dcadデータや図面・標準図・平面図・仮設計画図が揃っています。
万能鋼板・仮囲い 2Dcadデータ その3
株式会社 スタック
株式会社 スタック
クサビ式足場などの建設仮設機材の設計・施工、開発・販売・レンタルの会社です。関東を中心に、中部、北陸、東北、北海道エリアにサービス展開しています。施工事例や施工中の写真も多く、商品イメージが掴みやすいため、検討しやすいです。このサイトでは、万能鋼板・仮囲いなどの、2Dcadデータや図面・標準図・平面図・仮設計画図が掲載されています。
株式会社 清水
株式会社 清水
仮設資材リリース、販売を行う会社です。万能鋼板・仮囲いなどの2Dcadデータや図面・平面図・仮設計画図が紹介されています。取扱の商品には、建枠・調整枠、鋼製布板、筋違・手摺・ストッパー、階段、ジャッキベース・ブラケット関係、鋼製足場板、安全鋼板、パイプ・サポート、h鋼などがあります。
株式会社 セキノ興産
株式会社 セキノ興産
万能鋼板・仮囲いなどの2Dcadデータや図面・標準図・平面図・仮設計画図が紹介されています。万能鋼板・仮囲いは、軽量で取扱い易く取付け・取外しが簡単です。雨に強い優れた断面性能のパネルで繰り返し使用できます。また、強い支柱でパネルの安全性を確保し、外観の化粧から美観と安心感があります。
共栄機工 株式会社
共栄機工 株式会社
ゲート・2m以上の仮囲いなど、建築・土木現場用仮設機材のレンタル、リース、販売を行う会社です。各ゲートの規格寸法図や仕様書、組み立て方、写真など、型番毎にPDFでフリー公開されています。パネルゲート、シートゲート、キャスターゲートの取扱いの品のほぼ全ての規格寸歩図やエクセルでの仮囲い計算・設置方法が公開されています。
仮囲い 図面cadデータ Google
仮囲い 図面cadデータ Google
万能鋼板・仮囲いのCADデータやエクセルでの仮囲い計算が、多数紹介されています。仮囲いは、関係者以外の立入禁止、防犯や安全、防塵、遮風、遮音目的で、工事現場、加工場、資材置場などと、外部を遮断するために設けられる高さ2m以上の囲いをいいます。仮囲いの材料としては鋼製板、波鉄板、合板などが用いられます。
万能鋼板・仮囲い 3Dcadデータ
万能鋼板・仮囲い 3Dcadデータについては、3D Warehouse、Grab CAD、cgtrader、などのサイトで、高品質のデータが紹介されています。
検索すれば本当に沢山のデータが出てまますよ。
3D Warehouse
3D Warehouse
動物や建築物、電子機器、人物といった素材のほかに、家の間取りやインテリアデザインに活用できる3Dモデルも用意されています。ダウンロードをするために会員登録などは不要です。サムネイルをクリックし、ダウンロードボタンを押して「Sketch Up」のバージョンを選びます。検索機能は日本語入力にも対応しています。また、トップページの右下には言語選択のタブがあり、日本語も含まれています。このサイトでは、万能鋼板・仮囲いなどの、3Dcadデータがダウンロードできます。
Grab CAD
Grab CAD
様々な3D CADデータが揃っており、プロフェッショナルな3D印刷が簡単に使えます。カニクレーン・ミニクレーン、ユニック車・トラッククレーンなどの3Dデータが紹介されています。STLファイルを変換して、修正する時間を無駄にせず、CADファイルを直接印刷できます。このサイトでは、万能鋼板・仮囲いなどの、3Dcadデータが掲載されています。
cgtrader
cgtrader
世界最大級の3DCGモデルデータサイトです。ダウンロードは一部無料のものもありますが、多くは有料です。データは、.maxや.obj、.fbxなど多くのフォーマットに対応しています。乗り物や建物、車、人物などあらゆるカテゴリーの高品質3DCGモデルが約76万点用意され、VRやAR、ゲームなどのアプリケーション制作に活用できます。このサイトでは、万能鋼板・仮囲いなどの、3Dcadデータが紹介されています。
万能鋼板・仮囲い 規格寸法図
万能鋼板・仮囲いの規格寸法図では、カワモリ産業、ゲート工業株式会社、株式会社 ハマネツ、株式会社 村江工業、明治商工株式会社、あしばバンクなどのサイトで、多くの種類のデータが揃っています。
要望に合わせて自由にお好きなデータが選択できます。
カワモリ産業
カワモリ産業
仮設ゲートの製造、販売、リースの会社で、各商品の規格寸法図などがフリーでダウンロードできます。パネルゲート、キャスターゲート、借囲いの寸法図をダウンロードする事ができます。管打ち兄弟、セーフティブリッジなどの土木関連製品、部品も幅広く取り扱っています。このサイトでは、万能鋼板・仮囲い・単管・フラットパネル・安全鋼板などの、規格寸法図・設置方法・エクセルでの仮囲い計算が揃っています。
ゲート工業株式会社
ゲート工業株式会社
現場用ゲートや仮設資材、フェンスなどを全国の企業向けに製造し、リース・販売しています。常に上部や左側に表示されたメニューにてアイテムごとに検索できて便利です。商品ページには写真と品名は勿論、サイズや重量、注文単位、送料なども細かく掲載されています。このサイトでは、万能鋼板・仮囲い・h鋼・単管・フラットパネル・安全鋼板などの、フリーの規格寸法図・設置方法・エクセルでの仮囲い計算があります。
株式会社 ハマネツ
株式会社 ハマネツ
万能鋼板・仮囲い、パネルゲート・キャスターゲート・h鋼・単管・フラットパネル・安全鋼板などの2Dcadデータ・標準図・平面図・仮設計画図・設置方法・エクセルでの仮囲い計算が紹介されています。ゲートや仮囲いは、安全確保のための設置はもちろんのこと、資材等の飛散防止、隣家への配慮、PR効果など、最適な仮設資材・仮設アイテムとして、大きな効果を発揮します。
株式会社 村江工業
株式会社 村江工業
屋根・外壁・雨樋の施工を専門としている会社です。万能鋼板・仮囲い、アサガオ・h鋼・単管・フラットパネルなどの、規格寸法図、仕様書、カタログがフリーで掲載されています。セーフティーガードは軽量で付けはずしが容易です。丈夫で繰り返し使えます。仮囲い、朝顔の参考構成図・設置方法・エクセルでの仮囲い計算も掲載されています。
明治商工株式会社
明治商工株式会社
建設土木現場で使用する仮設資材を中心に、幅広い種類の製品をレンタル、販売しています。防炎メッシュシート1類、2類、幅広メッシュシート、採光防音シートなどのシート類を揃えています。ラッセルネット、ネット用ブラケット、キャスターゲート、フラットパネルなど種類も豊富です。このサイトでは、万能鋼板・仮囲い・h鋼・フラットパネル・安全鋼板などの、規格寸法図・設置方法・エクセルでの仮囲い計算が掲載されています。
あしばバンク
あしばバンク
仮設資材の販売・買取をしている会社です。商品は、メーカーやカテゴリ別で紹介されているほか、新品か中古かも選べます。セール情報では、大幅にディスカウントされた商品をチェックできます。このサイトでは、万能鋼板・仮囲い・h鋼・フラットパネル・安全鋼板などの、規格寸法図・設置方法・エクセルでの仮囲い計算が掲載されています。
仮囲いとは
仮囲いは、建築現場や工事現場、資材置場などの防犯や安全を確保するため、工事期間中、敷地境界線に沿って設置される仮の塀設備です。
あらゆる仕切りとしても利用でき、最近では、喫煙所のパーテーションとして使われたり、女性作業員のための、更衣室設備としての利用も期待されています。
仮囲いの目的は、工事現場・内作場・資材置場などの区画を明らかにすることです。
関係者以外が現場に立ち入ることへの禁止措置、盗難の防止、工事中に発生する粉塵の飛散防止、さらに周辺の景観維持などが目的です。
建築基準施行令では、一定の大きさの工事現場に仮囲いを設置する義務を求めています。
仮囲いの種類は、ガードフェンス、鋼管にシート貼る方法、鋼管に波型鉄板を貼る方法、万能鋼板などがあります。
その中の万能鋼板は、鋼板を使って組み立てられ、材料は亜鉛メッキ鋼板、アルミニウムと亜鉛板との合金、亜鉛板にコーティングして防錆効果を狙ったものなどが使用され、板1枚の高さは2~4m、幅が0.5m程度です。
工事に当たって作成する工事計画書に、この仮囲いの計画を提出されますが、目的に沿ったものかを確認してから提出する必要があります。
すなわち、囲いから工事現場内に侵入防止が確実か、付近住民に対し害を及ぼさないか、設置範囲は適切に囲まれているかなど、目的に沿ったものかどうかです。
このときに便利なものが、CADデータ、3Dデータを使った計画書で、仮囲い全体を俯瞰して見れるようにすることができ、施工主に対して納得できる説明ができます。
もちろん、フリーのデータでもじゅうぶん納得できる出来栄えなので、まずはフリーデータを試してみることをお勧めします。
仮囲い(フラットパネル)の目的や機能
私達の生活のさまざまな場所で見かけるのが「仮囲い」です。別名フラットパネルと呼ばれることもあり、安全銅板や万能胴板などがこの仮囲いに含まれます。仮囲いについては明確な基準が設けられているため、そもそもの目的や機能、設置期間なども覚えておかなくてはいけません。仮囲い(フラットパネル)について解説していきたいと思います。
仮囲いの目的にも安全銅板や万能銅板などによってさまざまなものがあります。例えば、入退場の位置を限定して、管理のしやすさを追求したもの、関係者以外の無断立ち入りを禁止して、機密の保持や盗難の防止などの作業書への安全性を高める役割もあります。他にも仮囲い(フラットパネル)として、新設建物や施工会社のイメージPRなどの宣伝に使うこともあります。仮囲い(フラットパネル)にのぞき窓を作って、工事予定の提示や近隣の住民とのコミュニケーションを図る、クリアパネルによる通行者の安全の確保など、とても万能に使えるアイテムでもあります。
仮囲い(フラットパネル)には、設置目的に合わせた機能が求められるのがもちろん、着工時から施工近くまで設置する必要もあるので、耐久性も重要です。仮囲いは撤去や復元などの柔軟性を求められることもあり、容易にできるものが求められます。一時的なものだとしても、入退場の動線が閉鎖される事態は好ましくありません。できるだけ移設の必要のない位置を選定することも求められます。
仮囲いの目的についても、仮設計画図や仮囲い計算書など考えなくてはいけないことがたくさんあります。標準図や平面図によっても違いますし、エクセルの管理だけでは不十分なことも多く感じます。その点cadデータを使って図面をフリー(無料)ダウンロードできるのがとても便利です。
仮囲いの種類
仮囲いの種類の一つに「安全銅板」があります。安全銅版が主流といっても過言ではなく、ニーズに合わせて選ぶ必要があります。安全銅板のなかでも、現場の安全性や経済面、美観性のすべてに優れているのが「亜鉛メッキ」を使用したタイプです。安全銅板のなかでも、55%のアルミニウムと亜鉛が一体になっているのが「ガルバリウム安全銅板」です。設置方法なども含めて、安全銅板について考えていくことが大切です。
次に、万能銅板は近年の工事のさまざまな問題を解消するために使われているものです。万能銅板は、2m程度のものでなく仮囲いが数百メートルの長さになるときや、数千メートルにもなるときなど到来のものでは相当な風圧がかかってしまうため、緩和を目的に使われています。万能銅板なら、子供が工事現場に入ってしまったときも、視覚的に確認できます。万能銅板は限られた場所でのみ設置方法が取られていますが、今後より重要になってくると思います。
仮囲いの種類についても、標準図や平面図などの見る角度によって違います。架設設計図や仮囲い計算は簡易的なものならエクセルでもできます。ただcadデータを使って図面でフリー(無料)ダウンロードするのも便利でおすすめです。
仮囲いの設置方法
仮囲いの設置方法について考えるときに、単管やh銅などに限らず、法規制についても熟知しておく必要があります。建築基準法施行令によると、木造ではない2階建て以上の建物の新築工事になると、高さ1.8m以上の仮囲いを設けるように決められています。ようは2m以上あれば十分ということになります。設置方法として、道路を使わなくてはいけないときは、道路管理者に図面や構造計画書を添えて申告する必要があります。規定の違いもありますし、事前の協議がないと話になりません。先程2m以上と言いましたが、地方の自治体によっては3m以上としているところもあります。外部からの視線を遮り、不法な侵入を防ぐのに適している十分な高さだと考えられています。2mでも問題ないが3mは構造上安定していることもあり、決められた高さとしても認められています。
また、仮囲いの位置についても施工性を重視するのであれば、工事に使用できる範囲をできるだけ広く確保します。単管やh銅などの問題もありますが、使用幅は1m程度にするのが一般的なものになります。学校や病院、向上などの構内工事の囲いについては、発注者側の使用範囲や通行動線、駐車場などを考慮して協議する必要があります。
仮囲いの設置方法の留意点も、標準図や平面図などの違い、仮設計画図による違いもあります。仮囲い計算やエクセルなどの違いもありますし、cadデータを使う方法も視野に入れてみてください。図面はフリー(無料)ダウンロードできるので便利です。
仮囲いの安全性に考慮した設置方法
仮囲いは構造上、安全性にも考慮した設置方法が求められています。単管やh銅などの違いもありますが、風圧力を低減するためには、低くしたり空気の通りをよくなるなども考えられます。ただし、本来の機能性を損ねる方法になり限界も考えなくてはいけません。風圧を計算する、単管やh銅などの部材応力計算などを考慮しながら、強度や地盤への固定方法なども検討して決めていく必要があります。できるだけ余裕をもたせる構造によって、重機の接触程度では破損や損壊などの事故が生じることのないように、配慮していかなくてはいけません。落下に対する安全性の配慮が必要なこと、仮囲いの隙間を金網やメッシュシートなどを使って塞いでいきます。飛来や落下による事故を防止することも大切です。
他にも工事中に発生する騒音についても、規制値を守る対策をしっかりと行う必要もあります。例えば住宅地などは45dBを目標とすることが望ましく、仮囲いでは10~15程度しか防ぐこともできません。遮音はもともとの材質や厚さによっても異なります。
安全性の考慮も、標準図や平面図を見て決めるのがおすすめです。仮設計画図や仮囲い計算などエクセルを活用する手段もあります。Cadデータならではの使いやすさもありますし、図面はフリー(無料)のダウンロードも使えます。
仮囲いの設置は通行人や近隣への配慮を忘れずに
仮囲いで囲まれた作業所は、周囲からは閉鎖的な場所だと認識されます。でも派手な色や図柄などをPRとして表示することを、禁止している地域もあります。長く続く仮囲いには花を植える、灰皿を置くなどの配慮をすることによって、歩行者にかかる負担を軽減することにも繋がります。週間の作業時間を提示するのもそうですし、ガラス窓やメッシュパネルを設置することによって、工事の状況を外から見られるようにもできます。透明なアクリルパネルなどを使用して、出会い頭の衝突を防ぐ工夫なども大切です。
また仮囲いには仮門の設置も必要になります。スライディングゲートやシャッターゲート、シートゲートなどの種類がありますが、高さや幅、用途、頻度などを考慮して決める必要も出てきます。車両が入る十分な高さや幅はもちろん、安全性を考慮するための警備員の配置もしくは施錠の有無なども考える必要があります。車両が入るときにブザーが鳴るようにするなどの、ちょっとした工夫一つでも変わります。
Cadデータを使って、標準図や平面図、仮設計画図を作ることもできます。仮囲い計算はエクセルでの管理もでき、使い分けるのをおすすめします。図面はフリー(無料)ダウンロードなども充実していますよ。
仮囲いは少しの工夫で安全確保と美観を両立できる
仮囲いは現場の顔!仮囲いでイメージアップを目指そう
建設現場などでよく使われる仮囲い、これが唯一現場と外との境界線であり、通行人にとっては仮囲いだけがその現場の全て、といっても過言ではありません。
近頃では仮囲いにイラストや写真、会社の宣伝文句などをラッピングしている現場も見られますよね。その反面、仮囲いにあまり気を配っていない会社だと、仮囲いが斜めになっていたり、鋼板が曲がっていたり…そんな現場を見たお客様は果たしてどう思うでしょうか?
汚い仮囲いは悪いイメージを植え付けてしまう
仮囲いは建設現場を四方取り囲むように設置することが多く、高さは2メートル以上あるものです。そうした理由から設置範囲が広く、通行人などの目に触れることが一番多いことから、少しの汚れやズレが目に留まりやすいものです。
仮囲いを綺麗に見せるコツ
客観的に見て、綺麗な状態の仮囲いに対しては何も思いませんが、汚い仮囲いを見ると(悪い意味で)印象に残ります。汚いというのは何も、古いもの、汚れているものというだけではありません。
例えば、仮囲いの高さは綺麗に揃っているでしょうか?
仮囲いの上辺の高さがバラバラだと、それだけでだらしのない印象を与えてしまいます。
高さを揃える、鋼板と鋼板のすき間をなくす……それだけで揃っている感じが出て印象はぐっと良くなります。
傷や凹みのある鋼板を使うのは、通行人が多く通るような表面は避けた方が無難でしょう。古いものを使うのでも構いませんから、時には乾拭きをして清潔を保つようにすると良いかと思います。
フラットパネルなら美観を損ねず設置できる
仮囲いにもさまざまな種類があります。その中でも面がフラットであるフラットパネルは高級百貨店の内装工事などにもよく使用されているように、とにかく見映えの良い仮囲い素材です。また、イラストや写真などのラッピング塗装も行いやすいので、美観を意識するならフラットパネルがおすすめですね。
他の万能鋼板よりも良い?フラットパネルのメリットとは?
見映えがするという理由以外にも、フラットパネルを採用するメリットがあります。
まず、連結部が見えないクランク構造が可能なため、防犯上のリスクを削減することができます。また表面から金具が露出しないということは通行人の邪魔にならないというメリットでもあります。
フラットパネルは一般的な商品ですと一人で設置することが可能なので、これは時間短縮、作業効率のアップに繋がります。
さらに従来の万能鋼板・安全鋼板と強度は変わらず、耐水性に優れているので長期間の使用にも耐えます。
美観よりも必要なのは第三者の安全確保
さて、お客様の信頼を得るために仮囲いの美観は大切、とお話しましたが、実は一番気を付けておきたいことが「第三者の安全性」です。
安全性というと、現場で作業されている人は「ちゃんと考えているよ」と思われることと存じます。作業マニュアルや安全点検等、現場によって多少は違えど、安全性について甘く見ている現場はそうそうないと思います。しかし、毎日工事作業をしている人にとっては何気ないことでも、現場付近を通行する第三者の目線に立ってみると意外と気づかないケースがあるかもしれません。
例えばちょっと余った板を歩道に仮置き。仮囲いの部品が少し突出している。ブロックの一部が歩道にも突き出ていて路面に段差が生じている…など、普段作業している人からすると「その程度のこと」と思えるようなことも、仮囲いの外はご老人も小さい子どももいる場所です。現場の外にはモノを置かない徹底、怪我のリスクや事故のリスクを常に考える意識を持つことが何よりも大切です。
仮囲いの標準図、平面図はcadデータが便利
仮設計画図の作成には、cadデータを使った検証をおすすめします。Cadデータを使えばより正確性の高い計画図を作成することができて、とても便利です。安全鋼板や単管のCadデータは無料でダウンロードできるフリー素材を探してみると、お好みの素材が見つかるかもしれません。
その仮囲いの仮設計画図、ちょっと待った!
工事現場の責任者ともなると、工事を始める前に仮設計画図を作成しなければなりません。ベテランなら経験と勘で最適な仮囲い計画を立てることができると思いますが、初めての場合は「これで合っているだろうか?」と少し心配かもしれませんね。いざ現場で仮囲いを設置して「こんなはずじゃなかった!」とならないために、ちょっとしたコツをお話したいと思います。
車両用ゲートとくぐり戸は両方いるの?と疑問に思っているあなたへ
仮囲いは工事車両などが通れるように道路側にゲートを計画するのが普通です。このゲートがあれば、人が出入りするためにあるくぐり戸は必要ないのでは?…いえ、このくぐり戸はあった方が格段に良いのです。
というのもくぐり戸がない場合、実際に現場で仕事を始めると工事車両が出入りしない朝一番や夕方以降も人の出入りで大きなゲートを使用しなければならないことになります。
扉の施錠管理を行うのは大抵経験の浅い若手です。例えば残業して夜遅い時間に、大きなゲートを閉める…それが毎日となると面倒に感じると思います。重たい荷物を抱えている場合もあります。人用の通路は工事車両用とは別で用意しておいた方が良いでしょう。
ゲートを何メートル予定すれば良いか?仮設計画図でお悩みのあなたへ
工事車両用のゲートですが、どのくらいの幅を計画しておけば良いのか良くわかりませんよね。
ゲートは、指示されていない場合は取れるだけ長く計画しておくのがベターです。
工事現場ではイレギュラーなケースがよく起こります。例えば突然大型ポンプ車が入ることになった、建築材料の置き場が変更になる、というようなことです。そうした時に、最初からぎりぎりの幅でしかゲートを設置していないと、無駄に切り返しを多くしないと進入できなくなってしまったり、ゲートの位置を変更しないといけなくなったり、何かと面倒です。
通行人や車道への配慮を忘れずに!仮囲いは2mバックせよ
一番気を付けたいのが、通行人や道路を走行する一般車両への配慮です。先ほども少し触れたように金具の飛び出しなどの危険に気を付けること以外にも、仮囲いの設置方法で注意したいところがあります。例えば、仮囲いの位置です。もし余裕があるのなら、仮囲いを行う位置は歩道もしくは道路から2m以上後退させておくこと。そうすればゲートの開け閉めの際に車両を仮停めしておける空間ができ、一般人の通行の妨げになりません。
仮囲い計算はエクセルやフリーソフトを利用しよう!
仮囲い設置の安全性確保のため欠かせないのが風速の検討です。この仮囲い計算は、エクセルやフリーソフトで行うと効率的にできておすすめです。フリーソフトは無料で誰でもダウンロードすることができますので、いろいろなソフトから選んでみてください。
仮囲いの設置方法を使い分けよう
仮囲いの設置方法についてはおよそ3種類が一般的な設置方法となっています。その違いを詳しく見てみましょう。
設置方法①「パイプ・クランプ式」
最もよく行われるのがこのパイプ・クランプ方式の設置方法です。単管パイプで足場を組み上げ鋼板を取り付けます。簡単で低コストなのがメリットですが、その反面風荷重は弱く、控え材の補強が必要になり、スペースの確保が必須です。
設置方法②「H形鋼2列据置式」
このH形鋼2列据置式は、設置場所の地面に杭打ちや掘削ができない場合、H鋼を使って仮囲いを固定する方法です。
設置方法③「コンクリート基礎式」
パイプ・クランプ方式を取れるようなスペースがない場合、このコンクリート基礎式で鋼板の背面に補強を入れることで仮囲いを設置することができます。スペースを選ばない反面、コストはややかかってしまうのがデメリットです。
仮囲いの種類と景観への配慮について
仮囲いは強風によって倒壊したり、飛散したりしないよう堅固な構造が求められます。
仮囲いの種類には、単管にメッシュシート貼、単管バリケード、なまこ板、バリケード、コンパネ張り、万能鋼板などがあります。
万能鋼板は、亜鉛メッキ鋼板やアルミニウムと亜鉛版の合金などを材料とし、組み立てられます。
仮囲いやゲートは建築物の完成後には撤去しますが、一時的なものとはいえ周囲の景観への影響が問題視されるようになってきています。
市街地での仮囲いには、美観やデザイン、通行人に対する安全性も要求されます。
近年では工事現場のイメージ向上を狙い、人目に付きやすい場所での仮囲いには工夫がされています。
例えば、様々な色を使ったカラフルなものや、森林などをプリントしたもの、近隣の学校の生徒が描いた作品を外観に採用して地域との関わりをアピールするものなど、様々な試みが行われています。
また、建築物の完成イメージや営業用看板スペースとして、仮囲いを利用するケースもあります。
どのようなデザインが適しているかは、工事現場の特性を考慮して決められています。
仮囲いのCADデータの使用、直面する課題とその解決策
1. 仮囲いのCADデータを使用するときの課題
2m以上の仮囲いや万能鋼板の設置の際には、作業計画書にCADデータを使用して、設置のイメージを提案すると良いでしょう。
最近は、万能鋼板を使った、従来の仮囲いばかりを用いる時代ではなくなってきました。
建設現場とはいえ、街の一部ですから、景観への配慮も考えて、グリーンなどに着色された仮囲いが設置される場合もあります。
仮囲いに、樹木がプリントされたシールが貼られたり、通行人の安全性を考えて、角がフラットな仮囲いが設置されたりすることもあります。
より安全で、現場のイメージアップも狙うためには、道路や地域の管理者に、その場所に適切な仮囲いを、CADデータを用いて提案する必要が出てきます。
2. 主な仮囲いと万能鋼板の種類と用途
昔から広く利用されているのは、万能鋼板です。
耐久性が高いため、多くの建設現場・工事現場で用いられます。
最近、よく使われるようになってきたフラット鋼板は、シール貼りや着色がしやすく、景観への配慮がしや易いことで知られています。
また、透明タイプの仮囲いもあります。
見通しが良くなることで、衝突事故の防止、関係者以外が立ち入ったことを把握しやすくなる、などの利点があります。
効果的に仮囲いのCADデータを使用するためには、仮囲いの種類について理解を深めておくことが大切です。
3. 仮囲いのCADデータを各種サイトで参照する
各種申請書類で、工事・建設のイメージアップに繋がる仮囲いのCADデータを使用するためには、まず、各種サイトで仮囲いのCADデータを参照すると良いでしょう。
万能鋼板、2m以上の仮囲いの製造・レンタルを行うメーカーサイトでは、仮囲いのデータが多数公開されています。
これらを参照し、効果的に利用できる仮囲いを見つけていきましょう。
施工現場は、地域の景観を損なう、通行人への危険が高まる、などのイメージが付き物です。
そのため、仮囲いのCADデータを使用して、イメージアップにつながる提案をしていく必要があります。
無料のデータでも問題なく使えるので、まずは無料で試すと良いですよ。
仮囲いのCADデータを活用した工事成績評定アップ
申請書や計画書にCADデータを添付する方法
道路を借用して仮囲いを設置する場合、申請用書類を道路管理者や所轄警察署に提示し、許可を得る必要があります。
仮囲いの申請書類や打ち合わせ協議資料、施工計画書の作成に際して、多くの図面や書類が必要になります。
施工計画書や建設リサイクル法の届け出書には、総合仮設計画書として位置図・平面図・断面図・構造図・標準図・仮設計画図などを添付する必要があります。
工事着手の打ち合わせ時には、仮囲いの図面をもとに仮設工の設置場所を安全対策の提案を行います。
公共工事では工事完了後、工事成績評定が行われます。
施工上の工夫点や施工手順図などを書類で説明するとき、CADデータやイラストを入れることでわかりやすくなり、提案力が向上し、印象も良くなって工事成績評定もアップします。
事故や災害が発生すると工事成績評定の減点対象になるため、限られた時間の中で確実な現場管理が求められます。
CADや施工管理ソフト、ICT(情報通信技術)を活用して確実な現場管理を行うには、施工管理のひな型書類や法令・基準、ヒヤリハットや災害事例などのマスターが豊富に搭載されているシステムが必要になります。
仮囲いの設置などの仮設工事でも、確実に施工管理ができるソフトやCADデータを活用することは、工事成績評定アップのために重要な要素といえます。
提案力と成績評定アップに有効なCADデータを活用する
仮囲い設置では多くの図面書類の提出が求められる
道路を借用して仮囲いを設置する際、道路管理者や所轄警察署に申請書類を提出する必要があります。
申請書類や打ち合わせ協議資料、施工計画書を作成するに当たっては、標準図・仮設計画図・平面図など多くの図面や書類の提出が求められます。
仮囲い設置にCADデータを活用するメリット
役所や関係者に提出する施工手順書などにCADデータやイラストを使うことでわかりやすい書類になり、提案力がアップします。
公共工事で行われる工事成績評定では、CADや施工管理ソフト、度量管理システムなどの活用度も評価の対象となるため、仮囲いの設置などの仮設工事に置いてもCADデータの活用は工事成績評定アップの重要な要素になります。
最近の建設現場の仮囲いはイメージ向上のため、イラストが描かれたり、緑が置かれたりと、周りの風景に合わせる工夫が凝らされています。こうした提案をする際も、標準図・仮設計画図・平面図などのCADデータやイラストを使った提案が有効です。
万能鋼板・仮囲いCADデータを活用した提案力アップ法
この項では、提案力のアップなど、仕事の幅を広げ、効率も上げてくれるCADを習得するために、独学で勉強する方法をご紹介します。
CADを独学で習得する方法、上達する方法
これまでにCADを勉強してこなかったけれど、仕事上CADが使えると、かなり仕事の幅が広がると考えている方も多いでしょう。
しかし、学校や職業訓練校に通う暇がない場合、なかなか学習が進められず、気がついたら何年も経っていたということもあります。
より仕事の幅を広げ、効率も上げてくれるCADを習得するために、独学で勉強する方法をご紹介します。
・ 期限、目標設定からスタート
仕事をしながら独学を進める方も多いため、仕事の前や後の時間、つまり、休養していた時間を削って勉強をすることになります。
期限と目標を定めていなければ、ズルズルと先延ばししてしまうため、まずは、期限と目標の設定を行いましょう。
・ 独学でCADを習得するための学習法
CADを独学で習得するためには、まず、CADの学習本とCADソフトが必要です。
自分で理解しやすいと感じるものを選び、演習と解説を読みながら実際にソフトを触ってみてください。
CADソフトはフリーのものを使い、操作がわからなければインターネットで使い方を検索すると、答えが表示されるケースも多いです。
慣れてきたら、練習問題を検索し、一通り実施してみてください。
やっていくうちに、スキルが身についてきます。
フリーランスとしてCADのトレース業務を受けてみる、派遣として働いて実績を積んでみる方法もあります。
または、勤務先で、トレースやCAD製図をやらせてもらうなどで、実績を積んでいくこともできます。
未経験者であれば、知識があることを証明するために、2次元CAD利用技術者試験基礎や、建築CAD検定試験などの資格を取得しましょう。
そうすると、CAD技術者としての転職可能性が上がることにつながるはずです。
スキルを磨いて仮囲いの計画図をCADソフトで作成しよう
工事範囲を明確化する目的や第三者の侵入防止、騒音の低減、粉塵の流出予防など安全対策として、工事現場全体を囲っている仮設の塀が仮囲いです。
さらに、仮囲いは、資材置き場の盗難防止や現場周辺の景観保持などの目的も併せ持っています。
仮囲いに用いられる部材は、万能鋼板やフラットパネル、バリケードなど、さまざまな種類があります。
法律で定められている基準を満たすことは当然ですが、工事内容や現場周辺の環境を鑑み、仮囲いで使用する部材の選定が求められています。
また、施工前に、総合仮設計画書や総合仮設計画図・標準図・平面図などを監督官庁へ提出し承認を受ける必要があります。
監督官庁へ提出する計画図などは、手書きで作成するよりも、CADソフトを使用した方が、短時間で分かりやすい書類を作成できるでしょう。
CADソフトの取り扱いスキルを磨いていけば、作業効率の向上が図れます。
仮囲いに用いる万能鋼板のCADデータはダウンロードで入手しよう
CADソフトで、仮囲いの計画図などを作成するには、万能鋼板など仮囲い部材のCADデータが欠かせません。
CADソフトで、万能鋼板などのCADデータや図面を自作してもいいのですが、作業効率を考えると、完成したCADデータを外部から入手することをおすすめします。
万能鋼板などの製造販売や、レンタル、リースをおこなっている企業の一部は、公式サイトにてCADデータや図面を公開しており、無料でダウンロードできます。
また、企業の公式サイト以外でも、万能鋼板など仮囲い部材のCADデータを公開し、無料でダウンロードできるサイトが多数あります。
万能鋼板などのCADデータをダウンロードする際は、利用規約に目を通し、許可された範囲内でCADデータを使用してください。
CADスキルの向上はキャリアチェンジに有利
CADスキルが活かせる業界は、土木建築業界だけではありません。
インテリア業界や家電業界では、家具、家電など新商品の設計開発や図面作成などでCADソフトを利用しています。
さらに、工作機械メーカーや自動車メーカーなどでも、CADソフトを使った新製品開発やシミュレーション解析などが行われています。
CADスキルを磨いておけば、CADオペレーターとして、異業種への転職する未来を描くことが可能です。
土木建築業界内での転職の際も、高度なCADスキルは絶好のアピールポイントといえるでしょう。
ただし、CADソフトは、全てが同じような操作性ではありません。
あなたが扱えるCADソフトと操作性が似ているCADソフトはありますが、全く操作感が異なるCADソフトもあります。
各業界、企業で重宝されているCADソフトは、さまざまです。
キャリアチェンジを考えるなら、希望する業界、企業で使用されているCADソフトを調査し、自分が扱えるCADソフトとの操作性の違いなどを学んでおくとよいでしょう。
まとめ
仮囲いというのは、工事の際に破片が飛ぶ、工事場所以外の部分に資材や工事用具が出る、などのことがないように危険を防止するための、囲いを指します。
道を歩いていて、背丈よりも大きな囲いが設置されているのを、見たことがあると思います。
真っ白なものから絵が書かれているもの、企業ロゴが入っているもの、鋼製シルバーカラーでおしゃれな印象のものなど、その種類は様々です。
万能鋼板というのは、仮囲いの一種で、その名前の通り鋼製です。
仮囲いは、単管などで基礎の囲いを作った後、仮囲いを並べていき、壁のように一体化させて固定するという使い方をします。
背丈よりも大きくするのは、高い建物の上に資材を運んだ場合にも、部材が歩行者の上に落下するのを防ぐために、4mの高さを持つ場合があります。
このページでは、各社が取り扱っている仮囲いの特徴、仮囲いへのリンク集をまとめて紹介しています。