運輸施設や港湾施設設計におけるトレーラ・セミトレーラCADデータの必要性

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トレーラ・セミトレーラCADデータはどうすれば活用できるの?

トレーラーやセミトレーラー、フルトレーラーCADデータは、その車両の構造や種類によって、様々なCADデータが存在しています。

トレーラーは、非けん引自動車のことです。その用途や積荷によって、バン・ウイング型や平ボディー型、タンクローリーや高床式、低床式、ポールトレーラーなどの、様々な形状があります。

物流の要である、セミトレーラのCADデータは多種多様です

セミトレーラーは、トレーラーをけん引するトラクターと、連結された状態の車両を指し、現在、我が国の物流の要になっています。

ポールトレーラーや高床式、低床式などがあり、その種類の多さから、CADデータは多種多様に存在しています。また、積載量によって10tトレーラーや20tトレーラーがあります。
メーカーサイトや、リース・レンタル会社サイトは勿論、有料サイトやフリーダウンロードサイトに、数多く取り扱われている車両CADデータです。

2DCADや3DCADを用途に応じて使い分け、お客様や依頼施主にわかりやすい図面を提供する他に、施工前に問題点を炙り出す事が可能です。

トレーラ・セミトレーラのCADデータをまとめて紹介
このページでは、トレーラ・セミトレーラのCADデータのリンク集をまとめて紹介しています。有料サイトだけでなく、フリーのダウンロードサイトもあります。ご自分の作業にぴったりなCADデータを探してみてください。


記事の後半では、トレーラ・セミトレーラCADデータの、施設に応じた設計への生かし方について説明しています。

  1. 運輸施設や港湾施設設計におけるトレーラのCADデータの必要性を実感
    1. 土木工事とCADデータとの密接な連携が必要です
    2. 大規模運輸施設や港湾工事は設計事例が少ないという現状
  2. 特殊な施設や施設に応じた設計が求められている
    1. 最新のCADデータを使用し現場で使える縮尺や寸法を考慮する
    2. 使用状況をよく確認して設計に生かすことが重要
  3. トレーラーのこだわりプリクラッシュ・セーフティシステム
    1. トレーラーは「車両運搬車」からカートランスポーターと呼ばれている
    2. トレーラーの取り外しのできるアームロール車とは
    3. トレーラーの脱着ボディの仕組みに迫る
    4. トレーラーメーカーがこだわるプリクラッシュ・セーフティシステムとは
  4. トレーラーの連結装置、カプラーについて解説すると
    1. トレーラーの連結装置の構造
    2. トレーラーの1軸式カプラー
    3. トレーラーの2軸式カプラー
    4. トレーラーの連結過程
    5. 実際のトレーラー走行でのカプラーの動き
    6. トレーラーの図面と軌跡図が役立つ場面
  5. トレーラーの軌跡図と省エネ技術の関係を探る
    1. 工事現場ではトレーラーやトラフターの図面を活用
    2. カプラーには多様な種類がある
    3. 注意したいトレーラーの種類
      1. セミトレーラーとは
      2. フルトレーラーとは
      3. 特殊なポールトレーラー
    4. 低床トレーラーと高床トレーラーの違い
    5. トレーラーのボディの形も重要
    6. トレーラーの重量には注意しよう
    7. トレーラーの軌跡図を作成する時に気をつけたいのが省エネ技術
    8. トレーラーの種類を把握して図面を仕上げよう

運輸施設や港湾施設設計におけるトレーラのCADデータの必要性を実感

土木工事とCADデータとの密接な連携が必要です

運輸施設や港湾工事の建築設計では、土木工事と密接に連携を取らねばなりません。
セミトレーラーやフルトレーラーの運版経路や、トレーラーの駐車スペースなどです。

他にも、港湾工事であれば、貨物船から貨物を積み下ろす際に使われるガントリークレーンの設計において、トレーラーやセミトレーラーの配置の確認や通路の確認の為、正確なトレーラーやセミトレーラーのCADデータが必要となります。

また、土木工事も含めた設計の場合は、初期段階の設計に誤りあった場合に、そのまま工事に進んでしまうと大変な損失になるので、CADオペレーターは細心の注意を払い作図することが求められます。

大規模運輸施設や港湾工事は設計事例が少ないという現状

専門のゼネコンでも、大規模運輸施設や港湾工事の設計事例は、数多くはありません。
その為、過去の図面をもとに作図するケースが多くなります。

その場合には、当時のトレーラー・セミトレーラーの車両サイズや、車両の回転や旋回時に必要なスペースに必要な大きさが、現在のものとは合わないことがあります。

サイズが合わなければ、クレーンの設置や建屋の位置などに大きく影響があり、最悪は計画から見直さなければならないこともあります。

他にも、車両の動きを表す軌跡図も、使用する車両に合わせて作成する必要もあり、それによって確保する車幅や建屋の位置が決定するので、一から作図する時には正確な大きさや数値が必要となります。

ダウンロードしたCADデータを利用する場合でも、サイズや寸法の変更が、必ず必要となります。


それでは、トレーラ・セミトレーラCADデータの、施設に応じた設計への生かし方について説明します。

特殊な施設や施設に応じた設計が求められている

最新のCADデータを使用し現場で使える縮尺や寸法を考慮する

トレーラーやセミトレーラー、フルトレーラーCADデータは、大規模な運輸施設や工場、港湾施設の設計など、大手ゼネコンや専門工事会社で頻繁に利用されます。

その為、有料ダウンロードサイトでは、無料に比べ使い勝手の良いCADデータが揃っており、使用するCADに応じたデータを得ることができます。

また、軌跡図も、使用するトレーラーやセミトレーラー、フルトレーラーCADデータに合わせたものも存在しています。
作図時間と手間を考慮すれば、有料サイトを活用するのも良いでしょう。

無料ダウンロードサイトなどの場合でも、縮尺や寸法に十分気を付けて使用すれば問題はありません。

しかし、実際に使用する使用するトレーラー・セミトレーラーの車両サイズが古いものであると、土木設計や建築設計に狂いが生じてきます。特にフリーのダウンロードサイトのデータは注意が必要です。

トレーラー・セミトレーラーのCADデータは、必ず最新のCADデータを使用するようにしましょう。

トレーラーにはフルトレーナーやセミトレーナー、平ボディ、高床式、低床式などの種類があります。また、10tトレーラーと20tトレーラーでは大きさが異なります。軌跡図を作成する際にも、まずは、使用される車両のサイズを、車両のパンフレットやメーカーサイトで寸法確認して、正確なサイズのCADデータを図面に落とし込みましょう。

使用状況をよく確認して設計に生かすことが重要

大規模な運輸施設や港湾工事の設計では、トレーラーやセミトレーラーのCADデータは必要不可欠です。
設計事例が少ない場合には、連携をよく取って設計に臨みましょう。

机上と現場では、大きな差があると常に心掛けなければなりません。

トレーラーやセミトレーナーには、ポールトレーラーやフルトレーラー、平ボディ、高床式、低床式といったさまざまな種類があります。大きさも10tトレーラーと20tトレーラーでは異なります。

実際に現場に出向き、トレーラーやセミトレーラーの動きはどうなのか、建屋の位置や車道のサイズはどのくらい必要か、といった情報を、設計前に工事の施工管理者にリサーチして設計に臨みましょう。

軌跡図に関しても、作成する際にはあくまで車体の最小の回転の値なので、実際には安全上これより、数メートル余裕を持った広さが必要となります。

現場に出ることにより、よりよく状況が見えるようになり、設計にも大きく役立ちます。

上記のような場合は、2DCADデータで十分に足りるとは思いますが、客先や施工主に対して営業活動やプレゼンを行うときには、3DCADが有効です。

建物も当然ですが、トレーラーやセミトレーラーの3DCADデータを取り入れ、完成後の雰囲気や車両の動きを把握できるので、積極的に活用しましょう。



トレーラーのこだわりプリクラッシュ・セーフティシステム

一言にトレーラーと言っても種類はさまざまなものがあります。役割や形状なども違えば、それぞれの呼び方も変わります。

例えば一度は耳にしたことのあるトレーラーも、セミトレーラーやポールトレーラー、フルトレーラー、10tトレーラー、20tトレーラーなど、種類が多すぎてきりがありません。トレーラーにはどんな種類があるのでしょうか。

トラックの構造の違い(高床・低床)なども含め解説していきます。

トレーラーは「車両運搬車」からカートランスポーターと呼ばれている

自動車を後ろに何台も乗せている大型トラックを目にしたことはありませんか。これは軌跡図から「車両運搬車」といい英語表記でカートランスポーターと呼ばれています。

車を工場から輸送するときや、移動、配送するときに使われるもので大きさにも種類があります。小さなものだと荷台傾斜装置をつけたものもあれば、6~8台を一気に移動できる大型のものもあります。

車両運搬車の横から観たときの軌跡で「亀の子」と表されることあり、2通りのものがあります。「トラックタイプ」になると平ボディから造り上げたように見えるもの、「車載トレーラー」になるとトラクターに組み合わせているようにも見えます。

平ボディタイプの場合、荷台を低く調整できる「低床」になります。「高床」と比較すると積み下ろしが簡単で、積み上げる台数も多くでき大型のものも見かけます。平ボディタイプは低床と高床を昇降して調整できる機能を搭載しています。

平ボディの機能はこれだけでなく、油圧ウィンチも採用しています。主な構造は銅材・油圧部品・油圧シリンダ・車輪の構成や軌跡になります。メイン素材は一般構造用圧延鉄板のSS材が使われています。

平ボディは車両を乗せるときは低床になりロードプレートを使いますが、軌跡図を見ると使用しないときは高床や直角に折り曲げられた形になります。平ボディの軌跡を見ると構造物が常に外部にあり風雨にさらされる仕組みになるので防錆加工の高さも求められています。

他にも平ボディで安全に運ぶために、荷崩れや事故を防ぐための安全装置を施しています。油圧機器のセルフロックや低床や高床からのフロア落下防止機能、専用ワイヤーや制限ピンなどの工夫があります。

Cadの図面データを使えば、平ボディもより立体的に表現することができます。無料(フリー)のダウンロードなどもありますので、cadデータを使うときは軌跡や軌跡図も含め参考にしてみてくださいね。

トレーラーの取り外しのできるアームロール車とは

トレーラーのボディ部分とシャシー部分を切り離しできることを、アームロール車といいます。トレーラー自身が自分の力でコンテナ部分をまるごと切り離して積み下ろしができる便利なものになります。軌跡をたどると昭和51年に新明和工業がフランスの企業と提携したものになります。1台でコンテナの脱着とダンプの排出の機能を備えています。

以前は脱着ボディのロールオンと呼ばれるボディ車も販売されています。車両の入りにくい奥にある場所でもコンテナを引き上げられる良さがありますが、フック付きのワイヤーをコンテナにつけるなどの手間がかかるのを問題だと考えられていました。

でも高さ制限もあるような場所でも、高床や低床などを気にせずできるのも大きな点です。アームロール車がメインになってはいるものの、ロールオンも長年人気があり併売されています。

脱着ボディはとにかく互換性の高さもありさまざまな種類が登場しています。セミトレーラー、ポールトレーラー、フルトレーラー、10tトレーラー、20tトレーラーなど利用用途に合わせて選べます。低床や高床だけでなく、トラックシャシーとコンテナを自由に組み合わせて使える柔軟性も人気です。

アームロール車とロールオンの違いもcadデータを使うと図面で確認できます。無料のフリーダウンロードなどもありますので、cadを使いこなすと、図面がわかりやすくなります。cadデータを使って軌跡図を確認しつつ配置位置や構造などを比較してくださいね。無料でもフリーダウンロードでも満足できます。

トレーラーの脱着ボディの仕組みに迫る

PTOを使って油圧ポンプで動かしています。コンテナの上下で使われるものになり、アームの動作をスムーズに行うためにも3本備わっています。2本は外から見られる仕組みになり、残りの1本は外から見えずアーム本体に内蔵する仕組みになります。

アームの根元にはメタルブッシュを内蔵していること、グリスニップルによって定期的な補充も必要です。コンテナの自重量によっても対応できるアームも変わりますし、ベテラン作業員による手作業に近い製作技術も必要になります。コンテナ部分はセミトレーラー、ポールトレーラー、フルトレーラー、10tトレーラー、20tトレーラーなどの違いもありますが、基本的には受注性になります。

軌跡図を見ると上蓋なしのもの、カバー付きのもの、天蓋付きのもの、散水用のタンクコンテナ、マトリョーシカ風など、それぞれに工夫があるからこその違いもあります。

脱着ボディの違いもcadを使ったcadデータで図面に表現できます。無料のフリーダウンロードからお試しで始めることもでき、cadデータならではの軌跡や機能性の高さを活かせます。無料のフリーダウンロードだからとダウンロードしないのは損ですよ。

トレーラーメーカーがこだわるプリクラッシュ・セーフティシステムとは

セミトレーラー、ポールトレーラー、フルトレーラー、10tトレーラー、20tトレーラーなどの大型のトラックが事故を起こしてしまうと、被害が大規模になってしまいます。

ユーザーへの安全性に注目されているなか、メーカーそれぞれがこだわっている工夫があります。例えば、日野自動車に採用されているのはPCSになり、衝突時の速度を抑制し、被害の軽減に努めています。

停止した車や歩行者までも検知して「車間距離を自動抑制し、運転の負担を軽減する」ための装置ともいえます。

車間距離が近くなると警告を発してくれるのでセミトレーラー、ポールトレーラー、フルトレーラー、10tトレーラー、20tトレーラーなどの大型トラックを運転している人にも安心です。

他にもヘッドライトのハイビームを自動で抑制してくれる機能や、脇見運転によるドライバーモニターにも定評があります。セミトレーラー、ポールトレーラー、フルトレーラー、10tトレーラー、20tトレーラーなどの長距離トラックになると、ちょっとした脇見や居眠りなどの事故が多くなります。

ダッシュボードの上部に取り付けることによって、ドライバーの顔を赤外線で検知し、注意力の低下を防止します。警告を発しても衝突の危険性があるときは、自動ブレーキがかかるので、長距離運転も安心です。

他にも車両ふらつき警報や、車両逸脱警告、左折時巻き込み防止などもあります。近頃のニーズを形にした高齢者ドライバー向けのマルチディスプレイなどを搭載しているものも。7インチの大きなものになるので、運転を始めたばかりの初心者にとっても負担が少なくなります。

各メーカーのこだわりもcadデータや軌跡図を見ると、どうしたらいいのかが見えてくるはずです。Cadならではの図面の見方も違うので軌跡を知ること、ある程度の慣れは必要です。フリーでcadを使える素材もたくさんあるので無料でも図面のその違いを実感できるはずです。

トレーラーも含めそれぞれの違いを実感してみてくださいね。Cadを使えば、外側から見えない内部構造までしっかりと確認できるはずですよ。


トレーラーの連結装置、カプラーについて解説すると

トレーラーの連結装置の構造

トレーラーには、セミトレーラーやポールトレーラー、フルトレーラーなどがあり、それぞれの連結装置(カプラー)に対してJIS規格が定められています。現在、市場に多く出回っているカプラーが、5thホイールカプラー(5輪式連結器)です。構造は10tトレーラーや20tトレーラーで変わることはありません。一方で、平ボディや高床・低床といった要素はトラクターとトレーラーの組み合わせに影響しますが、仕組みは変わりません。
5thホイールカプラーの取り付け位置は、セミトラクターの後輪車軸の中心より少し前に設定されています。この連結装置の位置によって荷重配分が決定されます。例えば、後輪車軸よりも後方にカプラーを設置すると、フリーな状態であってもトレーラーの荷重がトラクターの運転に影響し、重大な事故につながってしまう可能性があります。
効率を考えるのであれば、カプラーの位置を可変式にした方がよいものの、日本では安全の観点からカプラーの位置が固定となっています。一方で、アメリカではトラクターの汎用性を高めるために、カプラーの位置を前後に移動させられるスライディングカプラーが主流です。こうした違いは無料でダウンロードできる海外メーカーのフリーCADデータや図面で確認できます。
カプラーはセミトレーラーやポールトレーラー、フルトレーラーの荷重を支え、牽引する支点となるもので、1軸式と2軸式があります。

トレーラーの1軸式カプラー

1軸式のカプラーは基本的にローリングができないタイプ(ピッチングオンリー型)で、路面が良好であれば問題なく走行できます。このタイプのカプラーは、さらにシャフト付きカプラーとラバー付きカプラー、ラバー&シャフト付きカプラーに分類でき、それぞれ特徴が異なります。
まず、シャフト付きカプラーは、カブラーベースの左右に結合部部があり、ピッチングシャフトによってブラケットと接続されます。回転部分にはメタルブッシュが採用され、サブベースに固定されます。ピッチングシャフトを中心に回転運動ができます。比較的フリーな状態で運用できますが、軌跡図などを確認して回転範囲を確認しておきましょう。
一方、ラバー付きカプラーはラバーの弾力でピッチングが行えるようになっています。カプラーベースの裏側にラバーが入ります。ブラケットにはクランプが付属していて、カプラーベースの力を受け止める働きがあり、弾力によって上下運動をします。また、多少のローリングであれば受け止めてくれます。
こちらのカプラーの特徴はセミトレーラーやポールトレーラー、フルトレーラーからの突き上げを吸収してくれるため乗り心地がよく、運転に負担がありません。部品交換も簡単で、シャフト式に比べて軽量です。10tトレーラーや20tトレーラーではカプラーにかかる力の大きさがあるため、乗り心地への影響は違います。
3つめのラバー&シャフト付きカプラーは、上記2つのカプラー機構を搭載しています。カプラーベースの裏側にラバーブッシュを設けてホルダーピンをクランプで国定します。これらをピッチングシャフトをで接続しています。こうした構造は図面で確認しておくことをおすすめします。

トレーラーの2軸式カプラー

2軸式はローリングできるタイプ(ピッチング・ローリング型)と呼ばれ、悪路走行に向いています。重量用のトラクターや、10tトレーラー・20tトレーラーの連結にも採用されています。
2軸式のカプラーは、カプラーベースの左右の結合部分にピッチングシャフトが通されていますが、こちらはブラケットではなく、ウォーキングビームサポートに接続されます。ウォーキングビームサポートにはシャフト穴が空いていて、ローリングシャフトによってサブベースに接続される構造です。このウォーキングビームにはスプリングが備えられていて衝撃を吸収できる仕組みになっています。また、サブベースの両側には楔の形をしたウェッジがあり、前後に動かすことでウォーキングビームの可動域を制限することができます。
例えば、10tトレーラーや20tトレーラーを牽引した状態で悪路を走行する場合、ウェッジを最大まで引き出してローリング角度を大きくすることで、対応可能です。平坦な路面を走行する場合はローリング角度を小さくして運行することができます。これはセミトレーラー、ポールトレーラー、フルトレーラーで共通しています。
また、カプラーベースには丸型と角型があり、形状によって圧力を受ける面積は変わりません。判断基準はフリーですが、角型の方がフレームの強度が高く合理的です。そのため、現在は角型のカプラーベースが主流となっています。

トレーラーの連結過程

カプラーベースの裏側中有に取り付けられている部品の一つにキングピンを受け止める顎型の構造部分があります。この部分はジョーと呼ばれ、ジョーピンによって接続されています。このジョーとジョーピンは、発進と停止時に大きな荷重がかかる部品です。
ジョーの前方にはロックプランジャーがあり、カプラーベース先端の結合部にステム部が誘導され、操作レバーと一体になって動くように設計されています。ジョーの前方にあるロックプランジャーは、操作レバーと一体になって動く機構になっていて、拉致機構によってレバーの位置を保持できます。
ロックプランジャーの前方にはプランジャースプリングが設置されていて、このスプリングがプランジャーをジョー側に押し付けます。カプラーベースの結合部にはストッパーがあり、ロックプランジャーを固定しています。ジョーを開くためにはワイヤーを操作してストッパーを外し、ロックプランジャーを前方に移動させます。この状態でトラクターをバックさせて、トレーラーのキングピンをカプラー内に完全に入れると、ジョーピンが回転しながらジョーが閉じます。同時にストッパーを閉じると、ジョーが完全にロックされます。
セミトレーラー、ポールトレーラー、フルトレーラー、10tトレーラー、20tトレーラーなど種類は数多いものの、基本的な連結手順は変わりません。ただし、連結部の機能は日々進化を遂げており、最近はジョーが完全にキング品を固定しているかを検出できるカプラーも増えてきています。安全性が高くなっているので、搭載されている機能を熟知しておく必要があります。

実際のトレーラー走行でのカプラーの動き

キングピンは第5輪カップリングとも呼ばれ、トレーラー前方の床下に取り付けられています。こちらの機構もセミトレーラーやポールトレーラー、フルトレーラーでも一緒です。10tトレーラーや20tトレーラーなど、重量によっても変わりはありません。キングピンはトレーラーの牽引荷重や坂を走行している時、右左折や連結・分離・制動時の衝撃が加わるため、十分な強度と耐摩耗性が求められます。軽量のトレーラーであれば炭素鋼が用いられることもありますが、大型であれば特殊鋼が使われます。

トレーラーの裏面が全面平ボディであれば、トレーラーが回転してもトラクターの後部に接触することはありません。しかし、積載容量を増やすためにトレーラーの床が低く(低床)設計されていて、なおかつカプラーより低くなってしまっている場合は、トレーラーとの接触を避けるため、高床・低床問わず、シャシーフレームがせり上がっていくような形状になっています。
また、トレーラーの裏が平ボディであったとしても、実際の走行中にはトレーラーのローリングがあるため、トレーラーの床がトラクターに接触する可能性はあります。トレーラーはこうした実際の走行状況も加味して設計されています。詳しくはトレーラーのフリーCADデータや無料で提供してもらえる図面、軌跡図を確認するとよいでしょう。

トレーラーの図面と軌跡図が役立つ場面

トレーラーで積載容量を可能な限り大きくするためには、接触を回避するために切り詰める部分を最小限にし、グーネックにも無駄をなくしたいところですが、やりすぎるとトレーラーの床面がトラクターに接触してしまいます。そのため、えぐられる範囲はカプラーを中心としたトラクターの裾まわりの半径で決定されています。こちらもCADデータや、無料の図面・軌跡図で確認できます。特に平面図面よりも平ボディ、高床・低床といった違いを視覚的に捉えられるCADデータは特に有用でしょう。
さらに、キングピンより前のトレーラーを長くしたいところですが、右左折の際にトラクターのキャブとトレーラーの前部分が接触してしまいます。そのため、この長さはトレーラーのカプラーを中心とした前周り半径で決定されていましう。
こうした要件を満たして安全に走行できるようにJIS規格が定められています。無料で公開されているJIS規格では最大積載量、連結していない状態でのセミトラクターのカプラー高さ、ピッチング角度、双方傾斜角度、グースネック形状、可動範囲などが定められています。適用困難な部分については日本独自のものもあるため、海外では運用が異なる可能性があります。ただし、必ず従う必要がありません。例えば、低床トラクターと低床平ボディのトレーラーや、高床トラクターと高床平ボディのトレーラーの組み合わせもJIS企画を満たしていなくても運用可能です。
カプラーの構造はCADデータや図面で確認できますし、可動域は軌跡図などがあればわかりやすいと言えます。実際の運用ではトレーラーが平ボディであるケースや、高床・低床といった違いがあるので、正確なCADデータで視覚的に捉えて関係者の理解を深めておくとよいでしょう。メーカーによっては無料でダウンロードできる軌跡図やフリーCADデータを提供しているところもあります。また、ネット上になくても問い合わせれば無料で提供してくれるでしょう。


トレーラーの軌跡図と省エネ技術の関係を探る

工事現場ではトレーラーやトラフターの図面を活用

大型のトラックは、重量や車両全長に制限があるため、運べる荷物にも規定があります。そのため、より大きく長い荷物を運ぶには、トレーラーやトラフターを活用します。後で紹介しますが、トレーラーには種類があるため、トレーラーのcadデータは工事現場などのcad図面作成において、重要な役割を占める場合もあります。より制度の高いそして信頼される図面を作成するためには、トレーラーのcadデータにも注意が必要だという事です。

本来トレーラーは、荷物を積む貨物車部分を意味します。そのため、トレーラーはそれ単体では動作しません。牽引車の役割であるトラフターの後部に「カプラー」と言われるジョイント部分が備わっています。カプラーは駆動車輪である2輪と操能輪である2輪の間をつなぐ車輪として第5輪とも言われます。その、カプラーによりトレーラーとトラフターを連結して走行します。

カプラーには多様な種類がある

cadで図面を作成する際にはあまり関係がありませんが、トレーラーとトラフターをつなぎ合わせるカプラーには多様な種類があります。また、カプラーはトラックのメーカーが製造するものではなく、カプラー用の専門メーカーが存在します。無料素材やフリーのcadデータではあまり存在しないカプラーですが、カプラーが図面に対して影響を及ぼすことは少ないですが、トレーラーの軌跡自体には影響を及ぼしています。軌跡が変わると、軌跡図を作成する時に影響を及ぼす場合もあります。軌跡図が思い通りに描けない場合は、カプラーの軌跡に目を向けることで、軌跡図への対処ができる可能性もあるので覚えておきたいところです。

注意したいトレーラーの種類

cadデータとしてトレーラーを扱う場合に気をつけたいポイントの一つが、トレーラーの種類です。トレーラーには大きく「セミトレーラー」と「フルトレーラー」の2種類が存在します。また、特殊なトレーラーの代表格として「ポールトレーラー」が存在します

セミトレーラーとは

日本で主流と言えるのがセミトレーラーです。セミトレーラーは連結することが前提となっているトレーラーです。そのため。トラフターで牽引されない限り、走ることができません。図面で表す場合は、セミトレーラーのcadデータだけで取り扱うことはせずに、必ずトラフターとの組み合わせでcadを作り上げなければなりません。なお、セミトレーラーは、総重量の1割以上を連結装置に負荷することにより支えられています。ちなみに、セミトレーラーの全長規制は18mです。
また、セミトレーラーは一般的な大型トラックに比べ、小回りが利きます。そのため、動作軌跡がトラックより小さいため、軌跡図を表現する時には注意が必要となります。一般的な大型トラックや後に紹介するフルトレーラーと軌跡をしっかりと区別することで、安定した図面を作成することができるはずです。

フルトレーラーとは

一方のフルトレーラーは、トレーラーそのものの重量でトレーラー自体を支える造りとなっています。また、トラフター単体でも走行し運搬可能な「ドリー式」、トレーラーの中央部に車輪があるものを「センターアクスル式」の2つに分類されます。フリー素材や無料のcadデータを取り扱う場合は、現場の車輌がどちらのトレーラーなのかも大変重要なチェックポイントです。また、フルトレーラーは全長規制は25mとなっているため、セミトレーラーより多くの荷物を運べることとなります。

特殊なポールトレーラー

また、ポールトレーラーと呼ばれる、鉄道車両や鋼管などといった、一般的なトレーラーでは運搬が困難な長い部材などを取り扱うトレーラーもあります。ポールトレーラーは、運ぶ部材の長さに合わせて荷台が伸縮するのが特徴で、40mを超える部材でも運搬が可能です。ちなみに、単体で走行せずにトラフターにより牽引されて運搬を行います。連結部分のカプラーに対する荷重は、トラフターの構造により決定します。
以上のことから、ポールトレーラーをcadで図面に取り扱う際は、伸縮を想定したcadデータを探してる事が大切です。無料データやフリー素材を利用する時には、現場に搬入される部材の大きさやポールトレーラーの長さに注意し、cadデータを選択するようにしましょう。

低床トレーラーと高床トレーラーの違い

トレーラーのcadデータを用いて、cadで図面を作成する際に気をつけたいチェックポイントに、低床と高床があります。
低床と高床の違いは一言でいうと、地上から床面までの高さにあります。低床は、床面の地上高が73cmとなっています。一方の高床は、地上高が140cmから160cmです。また、床面の幅にも違いがあり、低床は299cmで高床が250cmです。低床はプレス機械や建設機械など大型な機材を運搬する時に使われることが多く、積載量も20tトレーラーなどで扱う場面が多いようです。高床の場合は、鋼材やコンクリート2次製品といった部材や建材を運ぶことが多く、10tトレーラーでも活用されている場合があります。そのため、cadで図面を作成する際には、10tトレーラーや20tトレーラーといった部分だけではなく、低床か高床かといった部分までチェックして、無料データやフリー素材を扱うようにしましょう。

トレーラーのボディの形も重要

トレーラーのボディの形も重要です。一般的にトレーラーというと、平らな屋根のない荷台である「平ボディ」をイメージするはずです。平ボディは荷台が軽量であるため、積載量が大きいのが特徴です。また、平ボディは2tや4tはもちろん、10tトレーラーにも採用されている場合もあり、平ボディのサイズや大きさは、無料データやフリーのcadデータを使用した図面作成には、非常に大切な要素だと言えるでしょう。また、平ボディ以外にもアルミの箱でできている「バンボディ」や、バンボディの両側が上下に開閉する「ウィングボディ」などもあります。荷台の形状によりトレーラーの大きさは変わりますので、cadで図面を起こす際には、必ず平ボディやバンボディといった部分までチェックしておきましょう。

トレーラーの重量には注意しよう

無料やフリーのcadデータを取り扱う際、トレーラーの重量にも注意が必要です。10tトレーラーや20tトレーラーといった種類により、走行に対する軌跡や図面に対するサイズが変わってくるからです。まずは、トレーラーが10tトレーラーや20tトレーラーなのか、また、10tトレーラーであれば平ボディか高床かなどといった部分までしっかりとチェックして、軌跡図を仕上げていくように心がけましょう。

トレーラーの軌跡図を作成する時に気をつけたいのが省エネ技術

あまり影響はありませんが、軌跡図を作成する時に気をつけたいのが省エネ技術です。各自動車メーカーの省エネ技術により、アクセル制御やスピード制御などが働くため、若干ではありますが、トレーラーの軌跡へ影響を及ぼします。しかしながら、図面に起こす時には、セミトレーラーやフルトレーラー、ボールトレーラーといった部分や、10tトレーラーや20tトレーラーといった部分に気を配るほうが重要だと言えるでしょう。

トレーラーの種類を把握して図面を仕上げよう

セミトレーラー、フルトレーラーそしてポールトレーラーなど、現場の図面などを仕上げる際には、トレーラーの種類に気を配る必要性があることが理解できました。また、10tトレーラーや20tトレーラーそして平ボディや低床など、トレーラーのタイプも大切な情報だという事がわかりました。
cadなどで図面を起こし提案をする際には、より説得力のある計画図を示す必要があるはずです。また、現場の状況や配置されるトレーラーに配慮する事で、作業効率の向上や安全性の確保にも大きな影響を与えます。
フリー素材や無料のcadデータを活用して現場の図面を作成する時には、忘れずに注目しておきたい大切なファクターだと言えるでしょう。


トレーラー、セミトレーラーのCADデータのリンク集まとめ
次のページでは、トレーラー、セミトレーラーのCADデータのリンク集をまとめて紹介しています。
トレーラー、セミトレーラーのCADデータのリンク集まとめ



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