トレーラー・セミトレーラーの2D・3Dcadデータの探し方と活用法

8a5e71a2 c8a9 4319 af73 90102d97f1e9 - トレーラー・セミトレーラーの2D・3Dcadデータの探し方と活用法 運搬機械 CADデータ

トレーラー・セミトレーラーのCADデータは、基本設計における現場の侵入経路検討などに役立ちます。
作業開始後のトラブルを防ぐためには、トレーラー・セミトレーラーのCADデータ使用が欠かせません。
事前に、トレーラー・セミトレーラーのCADデータを活用し、十分な検討をおこなうことが、安全かつスムーズな作業につながるでしょう。

また、作業手順書にトレーラー・セミトレーラーのCADデータを使うことで、作業要領がより分かりやすくなるでしょう。
さらに、プレゼンテーション資料や作業見積などでも活用できます。

トレーラー・セミトレーラーのCADデータは、さまざまな場面で活用できますが、自作するのは手間も時間もかかって大変ですよね。
さらに、自作したCADデータは、サイズの差異がないのか、不安が残ります。

インターネット検索を使えば、トレーラー・セミトレーラーのCADデータをダウンロードできるサイトはたくさん見つかります。フリーのダウンロードサイトだけでも相当の数になります。
フルトレーラー・ポールトレーラー・平ボディトレーラー・高床トレーラー・低床トレーラーなど、トレーラーは種類が多いです。また、10tトレーラーや20tトレーラーなど積載量による違いもあります。

しかし、数が多すぎてどのサイトのCADデータを使えばいいのか、迷う方もいらっしゃると思います。

トレーラーのCADデータのリンク集のまとめ
そこで、各社が取り扱っているトレーラー(trailer)やセミトレーラーCADデータの特徴、CADデータのリンクをまとめてご紹介します。

さらに、記事の後半では、トレーラー・セミトレーラーのCADデータを用いた、お悩みの解決法をご紹介しています。

トレーラー(trailer)やセミトレーラー、ポールトレーラー、低床トレーラーなどのCADデータ、規格寸法図、仕様書、図面、軌跡図などをお探しの方は、下記のCADデータリンク集を、是非ご活用ください。無料のダウンロードサイトもたくさんあります。


  1. トレーラー・trailer・セミトレーラー 2Dcadデータ
    1. 東邦車輛
    2. The-Blueprints.com
  2. トレーラー・trailer・セミトレーラー 3Dcadデータ
    1. TURBO SQUID
    2. shutter stock
    3. iStock
  3. トレーラーやセミトレーラーのCADデータを使う際の問題点
    1. トレーラー・セミトレーラーにはさまざまなCADデータがある
    2. ダウンロードしたトレーラーのCADデータの使い勝手が悪い
  4. トレーラー(trailer)のCADデータを使う際の問題点を解決する
    1. CADデータをダウンロードする前に考えておきたいこと
    2. CADデータをダウンロードする際に注意するポイント
    3. CADデータを最大限に活用するために必要なこと
  5. トレーラーやセミトレーラーのCADデータの探し方と有効活用法
    1. CADデータを収集する前の注意点
    2. CADデータを収集する際の注意点
    3. 業務を円滑に進めるための注意点
  6. フルトレーラー式、セミトレーラー式、ポールトレーラーの違いをチェック
    1. けん引する車両が必要となるトレーラー
    2. 駆動部が備わっているフルトレーラー式
    3. 荷台がなくけん引するだけのセミトレーラー式
    4. 長い物を運ぶ専用のポールトレーラー
    5. 10tトレーラー・20tトレーラー、トラックとの比較
    6. バンボディや平ボディなど荷台の違い
  7. 車輪タイプや連結カプラーを考慮したトレーラー軌跡図の作成
    1. JIS規格によるトレーラーの連結装置
    2. トラクターを接続する連結装置のカプラー
    3. カプラーは後輪の車軸中心より前方に配置する
    4. トレーラーをつなぎ合わせ牽引するカプラー
    5. 1軸式カプラーと2軸式カプラー
    6. キングピンを受け止める「ジョー」
    7. 低床トレーラーと高床トレーラー
    8. 平ボディの高床・低床の旋回軌跡
    9. トレーラーの図面や軌跡図を作成する注意点

トレーラー・trailer・セミトレーラー 2Dcadデータ

東邦車輛

東邦車輛
被牽引車、各種自動車用車体の開発、設計、製造、販売会社です。トレーラ・セミトレーラ・フルトレーラー・ポールトレーラー・10tトレーラー・20tトレーナー、吸引車・衛生車などの規格寸法図、仕様書、図面、軌跡図、カタログが紹介されています。自社製アクスルと自社製サスペンションを組み合わせたトレーラー、さまざまな環境整備車両があります。

The-Blueprints.com

The-Blueprints.com
このサイトでは、トレーラー・セミトレーラーなどの2Dcadデータが揃っています。海外のCAD用の素材サイトです。基本的に無料のコンテンツで、一部有料ですがPAYPALやVISAなどでの課金コンテンツの利用も可能です。検索の基本が英語ですが、翻訳機能などの利用も可能です。


トレーラー・trailer・セミトレーラー 3Dcadデータ

TURBO SQUID

TURBO SQUID
このサイトでは、トレーラー・セミトレーラー、フルトレーラー、10tトレーラー、20tトレーラーなどの3Dcadデータや図面、軌跡図などがあります。3Dも立体やVチューバーなどのモデリング、ポリゴンなど豊富に分かれてます。初心者でも使いやすいサイトです。フリーコンテンツだけでも素材が豊富なので、カスタムなどで大きな範囲で使用展開が可能です。

shutter stock

shutter stock
このサイトでは、トレーラー・セミトレーラー、ポールトレーラーなどの3Dcadデータや図面、軌跡図がダウンロードできます。写真素材の豊富さは、毎日数千点ずつ追加されていることなどからもわかります。季節の素材をはじめ、空と都市の景観、建築、ビジネスシーンなど、コンテンツの区分けもわかりやすくなっています。

iStock

iStock
トレーラー・セミトレーラー、10tトレーラー、20tトレーラー、ミキサー車、クローラダンプなどの2D・3DCADデータや図面、軌跡図が掲載されています。重機関係だけではなく、道具や人など、建設関係のイラストも多数掲載されています。白黒のデータからカラーのデータまで、様々なデータが掲載されているので便利です。


必要なCADデータは見つかりましたでしょうか。
データが見つからなかった方は、リンク集のまとめサイトを参考にしてください。
次のサイトでは、トレーラー・セミトレーラーのCADデータのリンク集をまとめて紹介しています。フリーのダウンロードサイトもあるので活用しましょう。

トレーラー・セミトレーラー、CADデータのまとめサイト



トレーラーやセミトレーラーのCADデータを使う際の問題点

トレーラー・セミトレーラーのCADデータを使用する際、以下のことでお悩みになる方が多くいます。

トレーラー・セミトレーラーにはさまざまなCADデータがある

一般的にトレーラーと呼ばれている車両は、荷台であるトレーラーとトレーラーを牽引するトラクターに分類されています。
トレーラーとトラクターを製造するメーカーは、基本的に異なっています。

トラクターはもちろん、トレーラーにもさまざまな種類があるため、使用車両と同型のCADデータを探すには、多大な労力を要します。無料・有料を問わずたくさんのダウンロードサイトから探す必要があります。

トレーラーには、フルトレーラーやポールトレーラー、平ボディトレーラー、高床トレーラー、低床トレーラーなどがあります。また、10tトレーラーや20tトレーラーなど積載量による違いもあります。

使用車両と同じサイズのCADデータも、なかなか見つけることができません。
フリーサイトだと思っていて、ダウンロードするときに、CADデータが有料であることに気がついた。

ダウンロードしたトレーラーのCADデータの使い勝手が悪い

さまざまなサイトからダウンロードしたCADデータは、サイズがまちまちで使いづらいです。
図形イメージのみで、寸法などのデータが記載されていない。
使用条件の確認を忘れていたため、商用利用が可能なのか分からない。
プレゼンテーション資料に相応しいデザインやアングルのCADデータではなかった。


トレーラー・セミトレーラーのCADデータを使う際の問題点を解決する方法
次章では、トレーラー・セミトレーラー・平ボディトレーラー・高床トレーラー・低床トレーラーなどのCADデータを使う際の問題点を解決する方法をご紹介します。


トレーラー(trailer)のCADデータを使う際の問題点を解決する

CADデータをダウンロードする前に考えておきたいこと

サイト内のトレーラー、セミトレーラー、平ボディトレーナー、高床トレーラー、低床トレーラーなどのCADデータを閲覧する前に、利用規約に目を通しましょう。
商用利用が可能なCADデータか、使用料が不要か、などは必ず確認してください。
CADデータの使用用途や欲しいサイズ、データ形式を明確にしておきましょう。
検索精度を上げる努力を惜しんではいけません。
2Dや3Dなどの表示形式や、DWGなどのCADデータ形式をキーワードに加えて検索しましょう。多くの有料・無料ダウンロードサイトから、ほしいデータを絞り込みます。

CADデータをダウンロードする際に注意するポイント

有料・フリーサイトを問わず、ダウンロードする前に、必ずCADデータの使用条件を確認する。
商用利用不可のCADデータをダウンロードしない。
社外に対して公開するマニュアルへの使用などは、商用利用になります。
CADデータの使用条件を必ず確認し、無用なトラブルを防ぎましょう。

手持ちのソフトで利用できるCADデータ形式(DWGやDXF、SXFなど)でダウンロードしてください。
ダウンロードしたCADデータは、寸法などの必要な情報が記載されているかをチェックしましょう。
人物や建物のCADデータを添景として追加することが、効果的なケースがあります。

CADデータを最大限に活用するために必要なこと

機能や性能を正しく理解している人員を、制作スタッフとして参画させる。
CADデータを使用しても、内容が不十分な資料では作成する意味がありません。
危険ポイントの共有や安全面に配慮した作業要領の徹底に、CADデータが役立ちます。
添景のCADデータを必要以上に掲載した資料は、肝心の部分が分かりにくくなるおそれがあります。


トレーラーやセミトレーラーのCADデータの探し方と有効活用法

トレーラー・セミトレーラーのCADデータの探し方と有効活用する方法をご紹介してきました。

CADデータを収集する前の注意点

サイトを利用する前に、商用利用の可否や使用料の有無を含め、利用規約を必ず確認してください。
ネット上には、膨大な数の有料・無料ダウンロードサイトがあります。無駄に時間を要しないため、必要なCADデータのサイズや形式などを明確にしましょう。
検索キーワードにCADデータ形式や表示形式を加え、検索精度を上げてください。

CADデータを収集する際の注意点

CADデータの使用条件は、ダウンロード前に、必ず確認しましょう。
商用利用が可能なCADデータのみをダウンロードしてください。
使用条件を無視したCADデータの利用は、トラブルの原因になりかねません。

使用可能なCADデータ形式で、ダウンロードしましょう。
必要な情報が記載されたCADデータか、ダウンロードの度に確認してください。
作成する資料のイメージを固めておき、添景が必要だと感じた場合は、建物などのCADデータをダウンロードしておきましょう。

業務を円滑に進めるための注意点

制作陣には、CADデータを正しく扱えるスタッフを加えましょう。
CADデータは、資料の一部分であるとの認識が必要です。
CADデータを掲載することだけに労力を傾けてしまい、資料の内容をおろそかにしてはいけません。

添景のCADデータを追加することは、分かりやすい資料作りに寄与しますが、使いすぎると逆効果になるおそれがあります。
今後利用するかもと考え、余計なCADデータまでダウンロードすることはやめましょう。


フルトレーラー式、セミトレーラー式、ポールトレーラーの違いをチェック

けん引する車両が必要となるトレーラー

「トレーラー」とは、駆動する装置がなく、けん引する車両が必要となる車両です。そのため、トレーラーには必ずけん引する車両である「トラクター」が採用されます。トラクターが「けん引車」と呼ばれる一方で、トレーラーは「被けん引車」という日本語名となっています。
なお、トレーラーという言葉自体に連結車の全体を表現している意味合いもありますので、「トレーラーとトラクター」という表現をする事はあまりありません。そのためトレーラーとトラクターを一体にして「フルトレーラー」、「セミトレーラー」、「ポールトレーラー」、「10tトレーラー」、「20tトレーラー」といったような名称で呼ばれるわけです。
トレーラーを大きく分けると、「フルトレーラー式」と「セミトレーラー式」に分かれます。また、フルトレーラーをけん引するトラクターを「フルトレーラー用トラクター」、セミトレーラーをけん引するものは「セミトレーラー用トラクター」と呼びます。

駆動部が備わっているフルトレーラー式

見た目では、駆動部が備わっているトラックと大差なく見えるのがフルトレーラー式です。これは、トラクター側にも荷台が備わっている構造であるためです。フルトレーラーと一般的なトラックの見た目の違いは、トレーラーとトラクターを連結するけん引用のフックが備わっているかだけの違いです。
フルトレーラーの場合、荷重の全ては走行部となるトレーラーに負担させます。また、トレーラー単体でも独立していられるよう、最低でも4つのタイヤを備えています。
最近ではセンターアクスル式と言われるフルトレーラーを見ることがあります。これは、見た目はフルトレーラー式と特段違いがありませんが、連結装置の位置が車両後ろの隅の方にあるのではなく、後ろの車軸近くに配置されているものです。これにより、連結によるトレーラーの折れ曲がり点を減少させ後ろへ下がる時の車両取り扱いが容易になったり、通常のフルトレーラーより荷台を長くすることが可能となります。
一般的なフルトレーラー式の軌跡を軌跡図としてcad図面で使用する場合、センターアクスル式には気をつけたいところです。それは、記述の通り、連結部分に対するアプローチの違いが軌跡および軌跡図に影響を及ぼすからです。フルトレーラーの軌跡cadをcadデータだけで判断してしまうと、図面化した時に大きな誤差が生まれます。無料でフリーダウンロードしたcadデータであればなおさらです。必ず、使用するフルトレーラーの形式、方式を確認して、無料やフリーのcadデータをダウンロードするようにしましょう。

荷台がなくけん引するだけのセミトレーラー式

トラクター側に荷台が存在せず、けん引するだけのトラクターでの方式がセミトレーラー式です。本来であればトラックの荷台となる部分には、「カプラー」というセミトレーラーと連結を行う設備が配置されています。セミトレーラーの場合、車輪は後方に2つだけという構造の荷台も少なくありません。こういった構造から、単独で自立することができず、セミトレーラーの前部分を補助脚で支えてあげる必要性があります。
トラクター側の前方荷台下に「キングピン」という連結部分があり、これにセミトレーラーのカプラーを接続させます。こうして、セミトレーラーの荷重の一部をトレーラーに負担させる仕組みとなっているのです。
なお、フルトレーラーとの連結を可能にする台車である「ドーリー」を組み合わせると、セミトレーラーはフルトレーラーとしても扱うことができます。
ちなみに、「ダブルストレーラー」というトレーラーがありますが、これはセミトレーラーの一種です。ダブルストレーラーは、セミトレーラーの後ろにさらにトレーラーを連結させたものとなります。

長い物を運ぶ専用のポールトレーラー

フルトレーラーとセミトレーラー、どちらにも属さないトレーラーが「ポールトレーラー」です。ポールトレーラーはポールなどの長い物を運ぶ専用のトレーラーです。平ボディの低床であるポールトレーラーを、ポールトラクターに連結させて移動します。
ポールトレーラーの連結部分はポール自体です。そのため、ポールトレーラーは他のトレーラーとは軌跡も大きく変わります。cadで軌跡図の図面を確認すると、その違いがよく分かるはずです。また、ポールの長さによっても軌跡は変わりますので、単純にトレーラーやトラクターのcadデータを図面に配置しただけでは軌跡図は作れません。フリーや無料のcadデータをダウンロードした上で、長物の長さや性質などを考えて、cadで軌跡図などの図面を作り上げるようにしましょう。

10tトレーラー・20tトレーラー、トラックとの比較

10tトレーラーや20tトレーラーといった、総積載量によるトレーラーの種別があります。セミトレーラーを例に取ると、この10tトレーラーや20tトレーラーといった車両総重量に対する分類は、連結装置の中心から最終軸の中心までの距離によって、保安基準により定められています。
保安基準によると、連結装置中心から最終軸中心までの距離が5メートル未満の場合は10tトレーラーや20tトレーラーなどのトレーラー、いわゆる20tまでのトレーラーまでと定められています。さらに、同5メートルから同7メートル未満で22tまで、同7メートルから同8メートル未満で24tまで、同8メートルから同9.5メートル未満で26tまで、そして9.5メートル以上で28tまでとそれぞれ定められています。
荷物の輸送量という観点で見るのであれ、一般的な大型トラックの場合は最大積載量で25tとなっていて、トラック自体の重量が10t程度あるため、荷物は15t程度しか積み込むことができません。一方で、セミトレーラーであれば、車両の測量重量は5t程度なのでトラックよりも多くの荷物を運ぶことが可能なのです。そのため、10tトレーラーや20tトレーラーといったセミトレーラーは、同じ最大積載量のトラックよりも多くの荷物を運ぶことができるのです。
ちなみに、長さはについては10tトレーラー、20tトレーラー、それにトラックでも全長12メートルと定められています。ただしm車両制限令により、セミトレーラーでは連結全長で16.5メートル、フルトトレーラーでは連結全長で18メートルが認められています。

バンボディや平ボディなど荷台の違い

トレーラーにはバンボディや平ボディといった、荷台のボディの取り扱いがあります。平ボディは荷台に天井がなく重量も軽いため、より多くの荷物を運ぶことができます。一方で、バンボディの場合は、重量を運べる割には比較的速度を出して走行することを可能とします。
そのため、低速でも多くの荷物を運ぶ際には平ボディを、より遠くへ輸送する場合にはバンボディをといった形で、ボディの使い分けをするのが一般的です。
また、床の高さも重要です。トレーラーの床の高さには「高床」と「低床」があります。高床は、荷物や運転手へ対する道路からの振動が抑えられるメリットがあります。また、高床の場合は、道路状況にあまり左右されずに走行できるという点もあります。
一方の低床は、なんと言っても荷物の積み下ろしの容易さです。高床に比べて低床は、荷台に対する体の負担が軽減されます。ただし、低床の場合は、高床に比べると地面からの振動などには敏感にならざる負えないのです。
平ボディや高床、低床などという違いは、軌跡を表す軌跡図ではあまり影響のないところです。しかし、無料やフリーのcadデータをダウンロードして取り扱う時には、車体の違いなどで図面が大きく変わります。平ボディで低床だと思いこんでいたら、高床だったりしてしまうと、cadの信憑性にも関わる部分です。特に、無料やフリーの車両画像データをダウンロードする時には、明らかに違う車体になってしまいます。無料cadやフリー素材をダウンロードして使う時には気をつけたいポイントとなりそうです。


車輪タイプや連結カプラーを考慮したトレーラー軌跡図の作成

JIS規格によるトレーラーの連結装置

トレーラーをcad図面で書き起こす場合、トレーラー本体だけをcadデータで図面化しても意味がありません。その牽引部であるトラクターも合わせてcad図面としてcadデータ化する必要があります。
無料で提供されているトレーラーのcadデータやフリーの図面は、トラクターが連結されているものはありません。そのため、作業場や搬入倉庫などでトレーラーをcad図に配置する場合は、図面にトレーラーだけのcadデータを当て込むのではなく、その牽引部であるトラクターのcadデータも図面に配置する必要があります。
特に、トレーラーとトラクターをつなぐ連結装置部分は、より詳細に図面化されているものが多いです。それほどまでに、連結部分はトレーラーにとって大切な箇所と言えるのでしょう。
トレーラーには、セミトレーラーやポールトレーラー、フルトレーラーなどが存在します。それぞれのトレーラーは構造が異なるため、走行部であり牽引部であるトラクターと安全に接続されている必要があります。そのためトレーラーの接続部分は、JIS規格により定められているのです。

トラクターを接続する連結装置のカプラー

セミトレーラーやポールトレーラー、フルトレーラーなどのトレーラーと、牽引する車輌であるトラクターを接続する連結部の装置を「カプラー」と呼びます。カプラーの原型はヨーロッパで開発されたもので、アメリカでの発展を経た後に世界へと普及していきました。日本では「第5の車輪」と呼ばれる事もあります。これは、牽引するトラクターに備えられている4輪に次ぐ車輪という意味合いです。
カプラーにも種類がありますが、詳しい仕様や寸法はcad平面図を見れば把握できます。多くの場合は、カプラーを取り扱っているメーカーサイトにて無料で入手できます。また、フリー素材を取り扱うサイトでもダウンロードできる場合もあります。どのカプラー
を使用しているかは、トラクターやトレーラーによって変わります。無料のcadデータやフリー素材を闇雲に取り入れるのではなく、状況にマッチした無料データやフリー素材を扱うように気をつけるべきです。

カプラーは後輪の車軸中心より前方に配置する

カプラーを取り付ける位置は、トレーラーの荷重によって配分されます。例えば、セミトラクターの場合は、後輪の車軸中心より若干前目に配置されます。このように、前方へカプラーをずらして配置する事を「第5輪オフセット」、カプラーが負担を受ける荷重を「第5荷重」と呼びます。
カプラーの位置は後輪の車軸よりも後方に配置することはありません。それは、後方に荷重をかけてしまうことで、加速時や坂道の走行そして旋回する時などに、トラクターの運転にトレーラーの荷重が影響してしまうからです。
本来、セミトレーラーやポールトレーラー、フルトレーラーなどのほか、10tトレーラーや20tトレーラーなど、トレーラーの荷重に合わせてカプラーの位置を変更させる方が効率的ではあります。しかしながら、日本においては安全面に考慮してカプラーの位置をセミトレーラーやポールトレーラー、フルトレーラー、10tトレーラーや20tトレーラーなどで変更する事はあまりません。
一方で、アメリカなどの場合は、一つのトラクターで多様なトレーラーを牽引できるようにするため、カプラーの位置を変更できるスライディングカプラーを採用している場合が多く見られます。

トレーラーをつなぎ合わせ牽引するカプラー

カプラーの機能は、トラクターと10tトレーラー、20tトレーラーなどのトレーラーをつなぎ合わせ牽引するというだけではありません。トレーラーの荷重をカプラーが請け負うという役割を持っています。またカプラーは、トレーラーのキングピンと結合することで、牽引力を伝達しサブベース上にあるカプラーベースが荷重を請け負うとともに、内部にあるジョーと呼ばれる部分でキングピンを固定しています。

1軸式カプラーと2軸式カプラー

カプラーには、車輪のタイプにより1軸式と呼ばれるものと2軸式と呼ばれるものが存在します。現在の日本においては、牽引力があり1軸あたりの荷重負担を減らすことができる2軸式が主流となっています。

キングピンを受け止める「ジョー」

カプラーの中で、キングビピンを受け止める部分を「ジョー」と呼びます。カプラーベース裏側の真ん中に位置しているジョーは、2つ1組で使用されます。ジョーの前方部分には「ロックプランジャー」と呼ばれる部品があります。これは、カプラーベースにある細長い棒状の部品に接続されて、操作レバーと一体となって動きます。また、操作レバーには掛け金が備わっていて、レバーの位置をキープしています。
ジョーの受け止め部を開く場合は、ストッパーを外して操作レバーを前方向に移動させることにより、バネの力でジョーを開かせますジョーに固定されているキングピンは、「第5輪カップリング」とも呼ばれます。この第5輪カップリングと言われる部分は、牽引時の荷重や旋回走行する際の横荷重、さらに振動時の衝撃など非常にストレスがかかる部分です。そのため、この部分には強度と耐摩耗性が十分に備わっている素材を使用する必要があります。セミトレーラーなど軽量級のトレーラーには炭素鋼が、ポールトレーラーやフルトレーラー、10tトレーラー、20tトレーラーなど大型なトレーラの場合は特殊鋼が使用されています。

低床トレーラーと高床トレーラー

トレーラーの荷台部分は、主に低床と高床に区別されます。低床は、地上から床面が73cmの高さ、高床は、地上から床面が140cmから160cmの高さにある床高を意味しています。加えて、床面の幅は主に低床が299cmで高床が250cmです。
低床が利用される場面は、建機や機械など大型の荷物を輸送するときが多いようです。一方の高床は、グレーチングやU字溝といったコンクリート2次製品など建材を運搬する場面で多く見ることができます。

平ボディの高床・低床の旋回軌跡

トレーラーが平ボディの場合、低速時の旋回であればキングピンを中心として回転しても、カプラーがトレーラー後部に接触する軌跡をたどることはありません。そのため、軌跡図をcadなどで作成する時には、平ボディでの低速時旋回でカプラー接触を軌跡を考慮する必要はありません。
平ボディの高床や低床であったとしても、平ボディの裏面が全面平面の場合、走行中のトレーラーではローリングが発生するため、平ボディの裏面がトラクターに接触しやすくなります。そのため、低床や高床といった上床の構造は、ローリングの発生を考慮した形で決定されています。
セミトレーラーやポールトレーラー、フルトレーラー、10tトレーラー、20tトレーラーといったトレーラーの軌跡図をcadを使って図面作成する場合は、カプラーの形状だけではなく、平ボディ、高床、低床といった床面の形状を考慮する一方、作業場におけるトレーラーの速度は低速であることから、カプラーとトラクターおよびトレーラーの接触に対しては配慮が必要ない場合がほとんどです。

トレーラーの図面や軌跡図を作成する注意点

セミトレーラー、ポールトレーラー、フルトレーラー、10tトレーラー、20tトレーラーといったトレーラーの図面や軌跡図をcadで作成する時、カプラーに対する考慮も大切ですが、加えてポイントとしたいのが車輪の大きさや荷降ろしスペースです。
トレーラーの総積載量や使用用途などは、平ボディや高床、低床といったトレーラーの機能に影響を与えるだけではなく、その車体の大きさ、すなわち車輪の大きさや軌跡にも影響を及ぼします。
まずは、トレーラーの規格を把握した上でcadデータをダウンロードしましょう。また、メーカーサイトにある無料のcadデータ以外のフリーで使えるcadデータをダウンロードした場合は、必ずメーカーが発行しているカタログなどを参照にして、サイズや仕様が適切か把握するようにしましょう。
トレーラーを軌跡図など図面に配置する場合、その周辺のスペースを考慮する事も大切です。荷物の積み下ろしや資材置き場など、トレーラーの軌跡に影響を与える場合も少なくないからです。
cadで図面を作成したり軌跡図を起こすと、現場の安全性が見えてくる場合もあります。そのためにも、無料やフリーのデータであったとしても、正確で信頼度の高いcadデータを取り扱うように心がけましょう。



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