家電選びとは?省エネ性能比較と選定ポイントを初心者向けに解説

point3d commercial imaging ltd x7UCASMXRTY unsplash scaled - 家電選びとは?省エネ性能比較と選定ポイントを初心者向けに解説 家具 CADデータ

冷蔵庫や電子レンジ、炊飯器、洗濯機、ロボット掃除機などの家電は、加熱方式や容量、センサー機能、加熱効率といった性能と省エネ指標を比較して選ぶことが重要です。
2D・3DのCADデータで設置寸法や動線を事前確認すれば、使い勝手と省エネの両立が容易になります。

このページでは、主要家電の仕組みと選定ポイントを詳しく解説しています。さらにユーザー目線でも比較表でコストと機能を比べ、買い替え時期も提案します。

e3d1f8dc ba54 4a05 b792 2d73c196f33c 160x90 - 家電選びとは?省エネ性能比較と選定ポイントを初心者向けに解説
家電(炊飯器・冷蔵庫・洗濯機・電子レンジ)のCADデータ・イラスト
家電製品、電化製品、テレビのCADフリーデータです。キッチン家電は、冷蔵庫、冷凍庫、電子レンジ、食器洗浄機、炊飯器などです。映像機器家電は、液晶テレビ、レコーダー、プロジェクターなどです。生活家電は、洗濯乾燥機、掃除機、ミシン、電話、FAXなどです。

省エネ性能は要チェック 冷蔵庫の選び方

冷蔵庫は、洗濯機、エアコンと並ぶ白物家電です。
選ぶ際には、容量やデザインに目が行きがちです。
一般家庭の年間使用電力量の2位が冷蔵庫と言われています。
最初にチェックしておきたいのは、消費電力量です。

最新の冷蔵庫を10年前のモデルと比較すると、およそ1/2まで消費電力は押さえられています。
冷蔵庫は常に電力を消費するものであり、使わないときはコンセントを抜くことができません。
年々電気料金が上っていることもあり、省エネ性能により、どれくらい電気代が節約できるのかは、重要なチェックポイントです。

イマドキ冷蔵庫の性能

家庭用の冷蔵庫は、冷凍室、パーシャルケース、チルドケース、冷蔵拾、野菜室などに別れ、それぞれ適温で管理されています。
昨今では、買ったときのおいしさをそのままキープできるような高機能冷蔵庫が揃っています。
・野菜室に水蒸気を送り、ラップなしで保存できる
・熱々の食材を覚まさずに冷凍できる機能がある
・冷凍とチルドの中間くらいの温度帯で保存できる冷却機能がついている

冷蔵庫のしくみ

冷蔵庫のしくみは、エアコンと同じで、液体が気化するときに周囲から気化熱を奪う現象を応用しています。
冷蔵庫には、直冷式と間冷式があます。

直冷式は、野菜室やチルド室などそれぞれに専用の冷却器が設置されています。
ヨーロッパでは直冷式が主流ですが、日本では湿度が高く、冷却器に霜がつくためあまり使われていません。

日本で主流なのは間冷式です。
間冷式は、冷蔵庫の奥に設置された冷却器でつくられる冷気を各室に送り込み冷却する方法です。
霜取りの手間が省けるため、湿気の多い日本やアメリカで広く採用されています。

冷蔵庫やその他家電のcadデータ、イラストの無料ダウンロードは、ページ上部のボタンから。

必要機能で選ぶ 電子レンジ・オーブンレンジ

便利な冷凍食品が増え、電子レンジの利用頻度は、ますます高まっています。
電子レンジは直接火を使わなくて済むため、ガスよりも安全で、調理時間も短いため電気代の節約にもなります。

電子レンジは、温めることに特化した「単機能電子レンジ」とオーブン機能も搭載された「オーブンレンジ」の2つにわかれます。
1万円以下のものから、10万円を超える高額商品まであります。
温め機能で十分であれば、価格をおさえた「単機能電子レンジ」で十分でしょう。
お菓子や料理もする場合は、「オーブンレンジ」が便利です。

電子レンジのしくみ

電子レンジは、波長1mm〜1mほどの電磁波(マイクロ波)によって食品を加熱する家電です。
電子レンジで加熱できる仕組みは、電子レンジが発する周波数(2,450MHz)のマイクロ波が食品の中に入り、食品のなかに含まれる水の分子を回転させ、水の分子同士が擦れ合うことにより起こる摩擦熱が発生するためです。

電子レンジやその他家電のcadデータ無料ダウンロードは、ページ上部のボタンから。

炊飯器選びのコツは 加熱方法と内釜の素材

わたしたち日本人にはご飯に対する大きなこだわりがあります。
家電量販店には実にさまざまな種類の炊飯器が並んでいます。

自分好みの炊飯器を選ぶポイントは、加熱方法と内釜の素材です。
おいしいお米は、強い火力と均一な熱伝導で釜の温度差がないという2つの条件を満たす必要があり、加熱方法と内釜の素材選びがカギとなります。

・加熱方法
鍋底をヒーターで加熱し炊飯する「マイコン式」は、IH式よりも価格が安く、1〜3合くらいの少量炊きであれば、十分おいしく炊き上がります。
「IH式」は、マイコン式よりも価格は高くなるものの、ムラなく釜全体を加熱できるため、おいしいご飯を炊くことができます。

・内釜の素材
内釜は各メーカーによって特徴があり、素材としてはステンレス釜、銅釜、炭釜、土釜、鉄鎌が使用されています。
お米のおいしさを引き出すのは、土釜や厚みのある金属釜の炊飯器です。
スピード重視であれば、熱伝導率のよい金属釜を選びます。

ステンレス釜は、比較的価格の低い炊飯器の内釜に採用され、IHの火力の強さを実感できるのが特徴です。
銅釜は、鉄やステンレスよりも熱伝導率がよいため、短時間で炊きあがります。
炭釜は、高い熱伝導率と遠赤外線効果があるため、ムラなくふっくらとしたご飯になります。
土釜は、蓄熱性が高く遠赤効果があるため、米内部の水分までしっかり加熱します。それにより米自体の甘みや旨味を引き出すことができます。
鉄釜は、発熱性、蓄熱性、断熱性に優れており、一粒一粒ふっくらと炊き上げます。
また、メーカーによって複数の素材を用いて多層釜にしている炊飯器もあります。

炊飯器のしくみ

炊飯器は、お米に水分を吸わせ、熱を加えることで、ふっくらもちっと炊き上げる役割を果たしています。
ヒーターで釜を熱し、その熱が釜内の水に伝わり、温度差による対流の発生から始まります。
その後、米自体も加熱され、米表面のデンプンが溶け出します。
加熱により釜内の水温度が均等になると対流が止まり、水は米に吸収され水蒸気となることで、十分な水分を吸収した米はふっくらと炊きあがります。

ふっくらおいしく炊き上げるには、十分な火力(加熱)と内釜の素材選びが重要となります。

炊飯器やその他家電のcadデータ無料ダウンロードは、ページ上部のボタンから。

洗濯機の選び方 縦型かドラム型か

縦型洗濯機とドラム型洗濯機が洗濯機の主流です。
日本で普及しているのは、もみ洗いを模した縦型(噴流式・水流式・渦巻式などとも呼ばれます)の洗濯機です。
コンパクトに設置でき、汚れ落ちがいい反面、水流が強く洗濯物が絡みやすい面もあります。

もう一方のドラム式(横型とも呼ばれます)は、洗濯槽を横向きにした構造でいるが回転し上から下に落ちる勢いを利用する「たたき洗い」を模した洗い方です。
生地が傷みにくく、水量も縦型よりも少なく済むというメリットがあります。

縦型洗濯機とドラム式洗濯機のいいとこ取りが「ななめドラム方式」の洗濯機です。
設置面積が多くなりますが、従来洗濯機の欠点を改善できると人気が高まっています。

選ぶときは、価格の面から縦型かドラム式になるでしょう。
汚れ落ちを重視するのであれば、縦型がおすすめです。
水道代や静音性を重視する場合は、ドラム式が適しています。
価格よりも性能重視であれば「ななめドラム方式」の洗濯機も候補に入るでしょう。

縦型とドラム式洗濯機の機能違い

縦型洗濯機は、洗濯槽を高速回転による遠心力で洗濯物同士をこすり合わせて汚れを落とす「もみ洗い」方式です。
遠心力によって洗剤が衣服の繊維に浸透し、しっかり洗い上げることができます。

ドラム式洗濯機は、ドラムを回転させ衣類を持ち上げて落とす「たたき洗い」で汚れを落とす洗浄方法です。
こすり洗いではないので、洗濯物のからみが少なく、縦型よりも節水・省エネに優れています。

設置面積は、縦型のほうがコンパクトに収まります。
建物によって、ドラム式洗濯機が設置できない場合もあるので、事前に寸法を測っておきましょう。

洗濯機やその他家電のcadデータ無料ダウンロードは、ページ上部のボタンから。

ピンからキリまで ロボット掃除機の選び方

家事にかける時間を大幅にカットできるのがロボット掃除機です。
共働き家庭が増え、効率よく家事を済ませたいときに大活躍します。

ロボット掃除機といえば、ルンバが有名ですが家電量販店に行くとそれ以外のメーカーのロボット掃除機も実演販売されています。
実演販売と実際の家庭では、条件が異なることを頭に入れておきましょう。

実演販売だけではわからない部分もあります。
 ・カーペットなどの段差にも対応しているか
 ・進入禁止機能はあるか
 ・掃除音はうるさくないか
 ・四隅はどれくらい清掃できるか
 ・交換部品(バッテリー交換の頻度)
 ・ダストボックスの大きさや掃除しやすさ

ロボット掃除機のしくみ

ロボット掃除機のしくみは、複数のセンサーでルートを決めて自動走行場所、通過場所を掃除するというものです。
ルンバで有名なアイロボット社は、軍事用の地雷探査ロボットを開発している企業です。
ルンバは「地雷」を「ゴミ」に置き換えて、ロボット掃除機を開発したという経緯があります。

1万円台の低価格なロボット掃除機も多くなりましたが、価格のばらつきは、次のような性能によるものが大きいです。
 ・音がうるさくないか
 ・カーペットでつまずくことはないか
 ・ブラシのかきだし力が弱くなく、キレイに掃除できているか

デザインや価格だけでなく、自分の家の状況にあったものを選ぶようにしましょう。

掃除機やその他家電のcadデータ無料ダウンロードは、ページ上部のボタンから。