このページでは、美容室・美容院のチェア・椅子やシャンプー台のCADデータ・3dデータのリンク集を紹介しています。イラスト素材や写真画像もそろっています。
さまざまな形状の、チェアやシャンプー台の寸法も紹介しているので、イメージに合ったデータを手に入れられ、素晴らしい設計図を作ることができるでしょう。もちろん、無料のものも沢山ありますよ。
さらに、記事の後半では、ダウンロードした美容院のCADデータ・3dデータを利用する方法と注意点について説明していますので、是非活用してください。
まずはダウンロードサイトのリンク集から、美容室・美容院のチェア・椅子やシャンプー台のデータ・3dデータを覗いてみましょう。
美容室(椅子・シャンプー台)の2Dcadデータ その1
CAD blocks
CAD blocks
美容室、チェア、シャンプー台などの2Dcad図面が充実したデータ配布サイトです。種類豊富なCADデータを無料でダウンロードすることができます。ただし一部は有料です。トレーラー、トラック、ミキサー車、アジテータ車、パッカー車などのデータも揃っています。
arch web
arch web
イタリアの建築者用サイトで、建築用語からイベント告知まで、様々な情報が掲載されています。家具や樹木データ等、1カテゴリのCADデータを販売されており、使い勝手の良いサイトです。イタリア語サイトですが、Arregi dwgをクリックすると、CADデータの見やすい掲載ページに行けます。
美容室内装工事110番ブログ
美容室内装工事110番ブログ
美容室専門の店舗デザイン内装会社のサイトです。ブログにて店舗デザインでの悩み相談や開業アドバイスなどを受け付けています。設計変更が起きた際の、設計図の変更の様子を一部公開しています。本家サイトの方では施工事例も多数紹介されています。
K-WORLD
K-WORLD
理美容器具の中古販売、アウトレットショップのサイトです。新規開店の設計施工、デザインなどもおこなっています。美容室、チェア、客待ち椅子、待合椅子、カット台、シャンプー台、理容向け椅子などがあり、一部製品のCADデータをダウンロードすることができます。
サロンプラネット
サロンプラネット
業務用エステ用品・化粧品・マッサージ用品・ネイル用品・ヘア用品の通販サイトです。電動シャンプーユニット、シャンプーボールスタンド、シャンプーチェアの施工説明書、寸法、仕様図面、給排水図面が掲載されています。PDFデータでのダウンロードが無料でできます。
BEST LIFE
BEST LIFE
住宅・店舗の設計施工会社のサイトです。責任と愛着をもって、家つくりに取り組むことをモットーとしています。店舗・商業施設の施工事例紹介で、3か所の美容室施工事例を紹介しています。外観や内装、図面、設計図がそれぞれ掲載されています。
美容室(椅子・シャンプー台)の2Dcadデータ その2
Free CAD Block And AutoCAD Drawing
Free CAD Block And AutoCAD Drawing
CAD図面のフリーダウンロードサイトです。美容室、客待ち椅子、待合椅子、カット台、シャンプー台、椅子、チェア、パイプ椅子、イス、机、デスク、テーブルセット、ソファ、応接セット、ベッド、オフィス家具、事務椅子、事務机などの、CADデータが無料で揃っています。
CAD BLOKS free
CAD BLOKS free
CAD BLOKS freeは、数千人が訪れるCADデータのライブラリーサイトです。無料で使えるCADデータには、人物・自動車・植物・標識・住宅用のドアがあります。CADデータを買うだけではなく、自分のCADモデルをCADBLOKSfreeに登録できます。このサイトでは、美容室、チェア、客待ち椅子、待合椅子、カット台、シャンプー台などの、フリー2Dcadデータが掲載されています。
美容室・内装デザイン.com
美容室・内装デザイン.com
美容室内装デザインを手掛けている会社のサイトです。デザインのコンセプトや施工例、施工予算などが掲載されています。10坪、20坪、30坪の広さにあわせた、最適なシャンプー台とセット面の数について、それぞれ図面・寸法・設計図を掲載して解説しています。
BEAUTY GARAGE
BEAUTY GARAGE
理美容、エステ、ネイルの、美容商材の卸通販サイトです。美容室、チェア、客待ち椅子、待合椅子、カット台、シャンプー台などの、CADデータが掲載されています。セット椅子、バーバーチェア、バックシャンプー、リアシャンプーなど、多様な取り扱い製品が掲載されています。
カジャグーグー
カジャグーグー
建築設計事務所のサイトです。店舗設計・建築設計・医院設計・住宅設計まで幅広く手掛けています。また、平面図、設計図、パースの図面作成支援もしています。待合の位置・大きさや、セットブースやシャンプーブースの位置・席数がわかる平面図がダウンロードできます。
美容室 図面 Google
美容室 図面 Google
美容室のデザイン設計の留意点の解説や寸法表示、設計図もあります。作業場と客待室の設置、作業場のスペースが確保されていること、洗面台(シャンプー台)の洗髪設備を設けること、洗髪設備とは別に、手指・器具等の洗浄用の流し台を設けること、換気設備を設けることなどです。
美容室(椅子・シャンプー台)の3Dcadデータ その1
美容室、チェア、シャンプー台 3Dcadデータのダウンロードでは、TURBO SQUID、CadNav、3D Warehouse、Free 3D、Grab CAD、美容室椅子 3D Google、123RF、shutter stock、cgtrader、FOTO SEARCH、iStock、BEAUTY GARAGE、SALON MARKETなどのサイトで、お探しの3dデータなどのデータが紹介されています。
検索すれば本当に沢山のデータが出てきますよ。
TURBO SQUID
TURBO SQUID
このサイトでは、美容室、チェア、シャンプー台などの3Dcadデータ・3dデータが揃っています。3Dも立体やVチューバーなどのモデリング、ポリゴンなど豊富に分かれてます。初心者でも使いやすいサイトです。コンテンツごとに分かれており、有料でもサムネイルなどで、梱包されているものを確認できます。
shutter stock
shutter stock
素材の豊富さは、毎日数千点ずつ追加されていることなどからもわかります。季節の素材をはじめ、空と都市の景観、建築、ビジネスシーンなど、コンテンツの区分けもわかりやすくなっています。旅行などは、国外の景色やカフェ、雑踏なども豊富にあり、ネットコンテンツを作成するに便利です。
美容室椅子 3D Google
美容室椅子 3D Google
このサイトでは、美容室、チェア、客待ち椅子、待合椅子、カット台、シャンプー台などの、図面、イラスト、写真があります。美容室椅子で検索ヒットしたフリーCADデータ・3dcadは、ミスト椅子、シャンプー台付き椅子、シャンプーベッド、美容室椅子の正面側面、洗濯水栓です。美容室平面計画に使用できます。
メガソフト
メガソフト
デジタルソフトの開発会社のサイトです。「3DマイホームデザイナーPROシリーズ専用素材集<美容室/理容室>」を紹介しています。素材集は同社製ソフト3Dデザイナーシリーズに対応しています。スタイリングスペース、シャンプースペースなどの3Dパーツ・3dデータが収録されています。
CanStock Photo
CanStock Photo
1900万点の素材が揃っており、ストックフォトの画像は、ロイヤリティー写真、ベクターなどです。世界中のフォトグラファーにより、高品質の写真が毎日25,000以上アップロードされています。イラストストックフォト、ロイヤリティー 、フリー画像、などを低価格でダウンロード可能です。このサイトでは、美容室のデザイン、チェア、客待ち椅子、待合椅子、カット台、シャンプー台などの、3Dcadデータ・フリーの3dデータがあります。
PIXTA
PIXTA
写真、イラスト、動画、ホームページやSNS、ブログなどの構築に必要なものが無料で入手できます。素材の拡大などは有料になりますが、現存の大きさのままであれば無料で使用できます。樹木や背景、写真素材などの多くが無料で利用できますが、一部有料コンテンツなどもあります。このサイトでは、美容室のデザイン、チェア、客待ち椅子、待合椅子、カット台、シャンプー台の探し方などの、フリーの3Dcadデータ・3dデータがあります。
美容室(椅子・シャンプー台)の3Dcadデータ その2
ARCHIBASE NET
ARCHIBASE NET
無料の3Dモデルがダウンロードできるサイトです。建築家、デザイナーのギャラリーやブログもあります。3Dモデルは毎日更新されています。シャンプー台、椅子、チェア、客待ち椅子、待合椅子、カット台、机、テーブルセット、ソファ、ベッド、オフィス家具などのフリーのCADデータ・3dデータが利用可能です。
SALON MARKET
SALON MARKET
中古理美容器具、オリジナル製品の販売、美容室・理容室のサロン開業・改装支援サービスを行っている会社です。レイアウト作成のページには、イメージ図から2D、3D図面を作成するサンプル画像や、CGシミュレーションによるカラーバリエーションなどが紹介されています。
cgtrader
cgtrader
VR・AR、3D印刷、コンピュータグラフィックス用の3Dモデルを購入できるサイトです。無料データも多数掲載されています。3Dプリントサービスも提供しています。美容室、シャンプー台、パイプ椅子、イス、机、デスク、応接セット、ベッド、オフィス家具などの、CADデータが紹介されています。
3D Warehouse
3D Warehouse
SketchUpで作成された3Dモデルが利用できるサイトです。素材はSketchUpに直接ダウンロードすることができます。モデルの共有にはGoogleアカウントでのサインインが必要になります。美容室、シャンプー台、椅子、パイプ椅子、テーブルセットなどの、CADデータがあります。
Free 3D
Free 3D
このサイトでは、美容室、チェア、シャンプー台などの、3Dcadデータが掲載されています。ゲームや映画のキャラクター、輸送機やドローンなど、他で探しにくい素材が見つかります。iPhoneガジェットやキャラクター、電子機器、車両などは最新版が比較的早くアップされます。一部会員登録が必要ですが、UIが分かりやすく、素材が探しやすいと評判が高いサイトです。
Grab CAD
Grab CAD
エンジニア、デザイナー、メーカー、技術系学生向けのオンラインコミュニティサイトです。3DCADデータが無料でダウンロードできます。生データがダウンロードできるので、モデリングの作成履歴が確認できるものもあります。シャンプー台などの、CADデータが掲載されています。
美容室(椅子・シャンプー台)のイラスト素材
美容室(椅子・シャンプー台)のイラスト素材は、FREE VECTOR、Adobe Stock、getty images、FOTO SEARCH、iStock、depositphotos、などのサイトで、評判のデータがダウンロードできます。
私の場合も、これらのサイトでいろいろ探して、楽しんでいますよ。
getty images
getty images
定額使用、まとめ買い割引などのサービスがあります。美容室、シャンプー台などの、イラスト・写真データが利用可能です。ロイヤリティフリー素材、ストックフォト、クリエイティブ向けライツマネージ素材などがダウンロードできるサイトです。
iStock
iStock
このサイトでは、美容室、美容院、チェア、シャンプー台などのイラスト素材があります。ミキサー車・クローラダンプなどの重機関係だけではなく、道具や人など、建設関係のイラストも多数掲載されています。有料のサイトであり、素材はお手頃価格のベーシックと、プラス2つのコレクションに分けられています。
CanStock Photo
CanStock Photo
ロイヤリティフリーの写真、イラスト素材のダウンロードサイトです。単品購入のほか、定額プランもあります。アカウント登録せずに購入することも可能です。素材サイズによってダウンロード料金が異なります。シャンプー台、椅子、客待ち椅子、待合椅子、カット台、デスク、ベッドなどのイラストがあります。
FREE VECTOR
FREE VECTOR
ベクターアートをダウンロードできるサイトです。フリー素材とプレミアム素材があります。キーワード検索すると、検索結果と併せて関連キーワードが表示されるので検索時のヒントになります。美容室、チェア、客待ち椅子、待合椅子、カット台、シャンプー台、椅子、テーブルセットなどの、イラストがあります。
FOTO SEARCH
FOTO SEARCH
このサイトでは、美容室、チェア、客待ち椅子、待合椅子、カット台、シャンプー台などの、美容室、イラスト素材が掲載されています。ロイヤリティーフリー素材も多く、世界中のストックサイトを一括で検索することができます。商用利用可能な素材も多数あり、価格別、素材別で、検索可能な検索窓は使いやすいと評判です。CD/DVDのロイヤリティーフリー画像集があり、頻繁に探す方はこちらを購入すると安くて便利です。
depositphotos
depositphotos
ロイヤリティフリーの写真素材、ベクターイラスト、動画の販売サイトです。プロの写真家、イラストレーター、ビデオグラファーの素材が購入できます。素材は一枚から購入可能です。美容室、シャンプー台、イス、テーブルセット、ベッドなどの、フリーのイラストデータが揃っています。
美容室(椅子・シャンプー台)の写真画像
美容室(椅子・シャンプー台)の写真画像は、アベリー、PEXELS、flickr、shutter stock、Unsplash、などのサイトで、高品質のデータが参考になります。
皆がよく利用しているサイトです。これらのサイトをお勧めします。
shutter stock
shutter stock
さまざまな素材を無料アカウント登録の後、ダウンロードできるデータ提供サイトです。ユニック車やトラック、トレーラ、ビケ足場、カラーコン、工事看板など現場素材もあります。自然、公園、製造、建築現場、移動機器、交通などのカテゴリーを取り扱っています。このサイトでは、美容室、チェア、客待ち椅子、待合椅子、カット台、シャンプー台などの、写真画像が掲載されています。
Unsplash
Unsplash
無料の写真素材ダウンロードサイトです。高画質画像を無料で利用することができます。素材は商用可能です。クレジットは必須ではありませんが、表記が推奨されています。美容室、シャンプー台、ソファ、ベッド、オフィス家具などの、写真データが揃っています。
アベリー
アベリー
理美容室の店舗づくりを主とした建築会社のサイトです。施工店舗一覧のページに、実際に施工にあたった美容室・理容室・美容院の写真が多数掲載されています。それぞれ、施工にあたってのポイントが併せて掲載されており、コンセプトなども紹介されています。
depositphotos
depositphotos
プロの写真家、イラストレーター、ビデオグラファーの素材が購入できます。ロイヤリティフリーの写真素材、ベクターイラスト、動画の販売サイトです。素材は一枚から購入可能です。美容室、シャンプー台、椅子、客待ち椅子、待合椅子、カット台、テーブルセットなどの、写真データが利用可能です。
Dreamstime
Dreamstime
イラスト、写真、動画素材のダウンロードサイトです。無料素材と有料素材があります。有料素材の価格は様々です。また、ロイヤリティフリー素材の印刷・配布枚数に制限があるため注意が必要です。シャンプー台、椅子、客待ち椅子、待合椅子、カット台、応接セットなどの写真データが揃っています。
美容室・美容院のレイアウト設計
美容室・美容院の店舗設計においては、その営業業務形態によって、設計時に様々な規制や条例などを考慮しなければなりません。
新規の美容室や美容院の設計では、地方自治体や各保健所による条例によって「先発設備義務化条例」により、シャンプー台の設置が義務化されています。
美容師の動線に注意が必要
店舗のスペースや美容師の人数にもよりますが、美容室、美容院の設計では人の動き、動線が重要になります。
待合室からお客様がチェアに腰掛けるまでのアプローチに、ハサミなどの作業カーゴが邪魔になってはいけません。
美容師の作業を妨げる様な、チェアやシャンプー台の位置ではいけません。
どんなにデザインが素晴らしくとも、仕事のしづらい美容室、美容院が完成しては困ります。
そのような問題が、設計の段階で解る様に、施主やオーナーに解りやすく、正確な寸法の図面を作成する必要があります。
チェアやシャンプー台の選定
美容室・美容院の中には、目的に応じたさまざまな椅子が置かれています。
女性相手の場合、肩まわりの髪の毛を切ることも多いですから、背もたれが高すぎないことも大切なポイントです。
種類としては、ソファのようなタイプや、チェア形式のものまでさまざまあります。
施術時にお客さまが腰かけるチェアには、カットやパーマなどに使う「スタイリングチェア」や、シャンプーのときに使う「シャンプーチェア」、両方の機能に加え、ハンドケアやフェイシャルケアにも対応する「多機能チェア」があります。
スタイリングチェアは、お客様がリラックスできる体勢になれるよう設計されています。
一般的には脚を置く台があるものが多いですが、腰から足元までをサポートするリクライニングソファのようなものがあります。
シャンプーチェアは、背もたれが倒れ頭がシャンプー台に来るように設計されています。
シャンプー台は、大きく「バックシャンプー」と「サイドシャンプー」の2種類があります。
サイドシャンプーは美容師がお客さまの横に立つタイプで、髪が洗いやすいのがメリットです。
バックシャンプーはシャンプー台を挟んでお客さまの頭側に立つタイプで、お客さまが圧迫感を感じずに済むのがメリットです。
お客様の姿勢は、理容室とは異なり、仰向けになってシャンプーされ、座った状態で少し背もたれが倒れる程度の姿勢になります。
そのため、呼吸が苦しくなく、頭と首をしっかり支えてくれること、そして寝転がったときの快適さも重要です。
女性の場合は脚が開きやすくなりますから、傾斜がかかったものだとなおよいでしょう。
膝から下の脚が上がるタイプと、座ったままで背中だけ倒れるタイプのものがあります。
また、寝転がったときに首の部分を調節できるタイプと、そのままのものがあります。
その他に、美容師が施術時に使う「スツール」や、待合スペースに置く「ウェイティングスツール」もあります。
店舗の営業状況に応じたシャンプー台の設置
施主の好みや業務の形態によって、それに対応したチェアやシャンプー台があります。
シャンプー台の主流は、サイドシャンプー型とバックシャンプー型の2種類があります。
サイドシャンプー台は、髪を洗う事をメインとしたものです。
バックシャンプー台は、マッサージする事をメインとしたシャンプー台です。
設計前に、業務形態や導入するシャンプー台の形状や寸法を、事前に施主から確認しておけば、スムーズに設計する事ができます。
また、シャンプー台の設置には、給湯や排水といった配管や、使用電源、壁面の防水といったものが大きく関わってきます。
事前に情報を得ていれば、図面を作図する時に問題無く作図する事ができます。
この様な情報は、施工管理者を通して、施工事前に必ず収集しておきましょう。
保健所への届け出
店に置くチェアやシャンプー台を決める際、美容室・美容院の施設基準を押さえておく必要があります。
美容師法や都道府県などの自治体の条例により、作業室(カットやシャンプーなどをするためのフロア)の面積やスタイリングチェア・シャンプーチェアの台数、客待スペースの設置場所、消毒器具、床や腰張りの素材などが定められています。
作業室は13平方メートル以上の面積が必要となり、13平方メートル以上でスタイリングやシャンプーなどの作業椅子は6台まで設置することができます。7台以上設置するときは、1台につき作業室の面積を3平方メートル確保しなければなりません。
美容室の施設基準を考慮したうえでチェアやシャンプー台を選び、工事着工前に平面図や設計図などを保健所に持参し、構造設備基準を満たしているか確認しておきましょう。
基準を満たしていることが確認できれば、工事にかかります。開業の1週間前には保健所に「美容所開設届」「構造施設の概要」「施設の平面図」「美容師免許証」などの書類を提出します。
施設が完成したら、保健所による検査を受けます。
問題がなければ保健所から確認書の交付を受け、お店をオープンすることができます。
CADデータを活用したレイアウト設計
CADデータを活用すれば、チェアやシャンプー台の位置や設置時の必要なスペースを、把握する事ができます。
バックシャンプー台は、その構造上、移動する事が可能なので、限られたスペースでも設置、導入するメリットがあります。
しかし、サイドシャンプー台を設置の場合には、チェアを大きく倒して広いスペースが必要になります。
チェアタイプによっては、フルフラットになるものもあります。
店舗が導入する、チェアとシャンプー台のCADデータを図面に落とし込み、スペースや位置の確認を必ず行いましょう。
CADデータの活用は、実際に美容師が作業を行う時の動線を把握する事ができます。
実際に使用するシャンプー台のCADデータを図面に落とし込むことで、店舗設計に問題がないか確認する事ができます。
これにより、チェアやシャンプー台の数を増減したり、シャンプーブースを新たに設置する必要性を確認することができるようになります。
美容室チェアやシャンプー台のCADデータの利用法
レイアウト提案のために、CADデータを、美容室のチェア、客待ち椅子、待合椅子、カット台やシャンプー台を販売しているメーカーから無料でダウンロードしてきたり、フリーサイトから引っ張ってくることもあるでしょう。
チェアの高さや幅については、認識して配置することが常識です。
そして、お客様が快適に感じる間隔は、他に比べて余裕を持った配置にすることが大切です。
また、髪を切るチェア部分は、深く腰掛けたとき、お客様が前のテーブルに手が届くか、シャンプー台の間はどのくらい空ければ快適かが重要です。
そのほか、シャンプー台で脚を上げたときに、前の通路とどのくらいの幅が空いているか、隣や向かいの席と接触しないか、なども重要です。
そのあたりにも配慮してシャンプー台やチェアを配置をして、動線確保を行いましょう。
CADデータを利用する際の注意点
メーカーから無料でダウンロードしてきた場合、著作権・所有権がメーカーにある場合があります。
そのため、CADデータをレイアウト図や設計図に使ってしまうと、著作権侵害となることもあります。
著作権についてはよく確認し、自社内で使う以外の目的に、使わないように注意しましょう。
また、ダウンロードしてきたデータが、現存しない商品であるケースもあります。
提案時期だけでなく、実際に購入しようとしたときに、計画とまったく同じものがあるかどうかもわかりません。
そのため、確実に在庫を確保できる見込みのあるもの、同じくらいの予算で代替品があるかどうかも確認しておきましょう。
美容室(美容院)の顧客を維持するために必要な考え方
美容院(美容室)ではお客様をいつでもお迎えできるように、顧客のニーズに適応した受け入れ体制を整えておかなくてはいけません。そもそも美容業界は競争率の高い業種でもあり、新規はもちろん、いかにリピーターさんに脚を運んでもらうのかが重要になってきます。
美容室の受け入れ体制には、設備なども含まれます。施術を行う椅子(チェア)の快適性はもちろん、客待ち椅子(待合椅子)にもこだわる必要があります。シャンプー台やカット台など考えることはたくさんあります。そんな美容室の設備について解説します。
美容院(美容室)の多様化したサービス体制について
美容業界では広範囲の競争が発生しています。そもそも本来の業務にはないオーバーラップしたサービスを行っているケースもたくさんあります。エステティックサロン、マニュキュア専門のサービス業、ウイッグ関係のサービス業、整形関係の医療サービスなどは、顔部分のエステティックサービスは美容業界に含まれるものではありません。
呉服屋などで行っている着付けサービスや、貸衣装でおこなう着付けサービスなども、美容関連の作業を伴う行為とはいえません。美容業界においては自らが競業関係を増幅させているのではないか、といった意見も出ています。消費者の多様化に伴い、それぞれの業者の立場によって活動分野を拡大させています。
これらのサバイバルにいかに勝ち抜けるのかを、しっかりと認識しておく必要があります。
美容院の受け入れとして、3dデータ(3dcad)などの設計図や寸法はcadデータを使って把握することも求められています。図面はフリー(無料)ダウンロードもでき便利です。
椅子やシャンプー台だけではなく美容院(美容室)のプライドを自覚しよう
美容院(美容室)の客待ち椅子(待合椅子)や、はもちろん、快適なシャンプー台やカット台も重要ですが、それ以上に考えなくてはいけないのが、プライドを自覚することです。山野愛子先生の店長さんの集まりで「いくら高い美容技術でお客様をキレイにして差し上げても、そのお客さんが本当に美容室の接客マナーを含むサービスに満足して、にっこりと微笑むような気分で、お帰りにならない限り、そのお客さんの本当の美しさを引き出した美容技術とは言えないのですよ」と話をしたことがあります。
外見上の美容技術と、ともに心の内側の楽しさや満足度が構成されない限り、本当の美容サービスとはいえません。客待ち椅子(待合椅子)や、シャンプー台、カット台なども含めすべてにおいていかに満足させるのかが重要な役割になってきます。逆をいえば「まごころサービス」があれな、多少の技術や店構えに問題があっても、顧客満足を得られていることも、認識するべきことです。価値観も広がり、心のケアサービスを伴った美容に強い関心を持っています。客待ち椅子(待合椅子)や、シャンプー台、カット台にお金がかけられなくても、お客さんに満足してもらうこともできるのです。
美容室としてもプライドを守るためにも、3dデータ(3dcad)などの設計図や寸法を上手に活かすこと、cadデータを使い、図面をフリー(無料)ダウンロードして試しに活用してみてください。普段は見えてこない点がわかるようになり、必要な接客なども見えてくるようになるはずですよ。
美容院(美容室)では顧客のニーズに合わせること
美容室(美容院)にくるどんな顧客だとしても、自分好みの美容スタイルは誰もが持っているものです。個人の生活感や職業、感覚による違いもありますし、好みの美容スタイルがその人の顔の形や肌の色、髪の性質にあっているかは確かではありません。
若い女性のなかには、流行や社会の風潮を気にした美容スタイルが確率していますし、高齢者になると自分流の髪型を変えたくないといった強い気持ちを持っています。美容室(美容院)側から見れば疑問でも、あえて口にしないこともあると思います。
ただ、顧客の本来の目的は「的確な美容技術でサービスを受けたい」というものです。自分にあったヘアースタイルにしてほしい気持ちもあり、新しい自分の美しさを引き出して欲しい、新しいヘアースタイルに挑戦してみたいなどの、複雑な気持ちを持ち合わせています。好みを確認しながら、最新のヘアースタイルや、美容情報を提供し、美容師の考える美容技術を提供することもサービス向上に繋がります。
顧客のニーズに合わせるためにも、いかに情報を集めることも重要です。Cadデータなら図面をフリー(無料)ダウンロードもできますし、寸法や設計図なども作れます。
ムード作りも美容室(美容院)の集客に繋がる
美容院(美容室)はムードも重要です。客待ち椅子(待合椅子)、シャンプー台やカット台の選び方はもちろん、定期的なメンテナンスも需要な鍵になります。
また、新しい美容技術をよく導入しているお店をイメージ付けてもらうためには、定期的な案内状やチラシで、新しいヘアースタイルを計画的に紹介していくことも必要です。待合椅子(客待ち椅子)の近くには外国の美容雑誌や、ファッション誌をおいて自由に閲覧できるようにしておきます。顧客にいかに重要な情報を提供できるのかも鍵になってきます。
接客マナーが完璧なお店を目指すためには、待合椅子や客待ち椅子、シャンプー台、カット台などはもちろんのこと、誰に対しても丁寧な言葉遣いやテキパキとした対応、楽しそうに働く雰囲気をつくることも大切です。顧客にとって従業員の動きがいつも以上に活気に溢れていると、サービスの質の高さも感じられ気持ちのいいお店の印象になります。
特に清潔さに気をつけているお店は評価も高くなるので、客待ち椅子(待合椅子)やシャンプー台、カット台などはいつでもきれいにしておくべきです。椅子(チェア)は長時間座るお客さんもいるからこそ、きれいに管理ができていないと、不快さを覚えてしまいます。
お客さんが求める店舗を知るためにも、3dデータ(3dcad)などのcadデータをいかに活用するかも重要な鍵になります。寸法や設計図がわかること、無料(フリー)ダウンロードもできるので簡単です。
美容室(美容院)のサービスイメージチェックを使う
競合店よりも顧客の集客力を向上させるためにも、付近のお店の営業活動についてチェックして比較し、劣る点があれば改善していく必要も出てきます。椅子(チェア)などの快適性も些細なことですが、とても重要なことになります。競合店よりも高い評価のときは伸ばすべき点ですが、悪い項目を拾い出し、一覧表にまとめていきます。
椅子(チェア)などの簡易的なものもあれば、修正できないものもあると思います。競合店よりも劣っている項目のなかで早急に修正が必要なものを最優先に進めていき、早期修正項目として提示します。自分のチェックと競合店のチェックを従業員に実施してもらうと、より明確に見えてくる部分もあると思います。
3dデータ(3dcad)を使ったcadデータによる管理もあります。設計図や寸法などを考えるのはもちろん、図面はフリー(無料)ダウンロードもあるので、まずは試しに使ってみてください。
美容室の顧客を増やすには~4つのポイントと具体的なテクニック~
思わず顧客がリピートする美容院の外観・内観とは?
清潔なチェア、外の光が差し込む応接ブース、吹き抜けのある開放的な店内…もし美容院が髪を整えるだけの作業的な場所でしかないのなら、このような内観は顧客にとって不必要なはずです。髪の毛を切る、整えるというのはあくまで美容院の作業の一側面にすぎません。もしリピーターを増やしたいとお思いなら、そうした作業よりも「美しくなって楽しくなりたい」「おしゃれな空間で楽しく美容をしたい」という気持ち、体と合わせて心もリフレッシュしたいという要望を叶えることが一番かも知れません。
そしてまずは「予約してみよう」と思わせる外観、内観を作っていかなくてはなりません。
美容院の施設は法律によって一定基準が設けられている
美容院は、保健所に届け出なければならないこと、公衆衛生の観点から一定基準の施設仕様を満たさなければならないことには注意しておきましょう。
美容院の図面で使用するcadデータはフリー素材がおすすめ
美容院の設計図や3Dデータに使用するcadデータ、例えばシャンプー台やカット台など美容院独自の特殊な設備も、無料でダウンロードできるフリー素材がおすすめです。Cadデータなら加工がしやすく、寸法通りに設計図に落とし込むことも簡単。図面を作成する時のサポートとしてぜひ利用してみましょう。
外観は店内の様子が分かるように間口を大きくしよう
外観は店内の雰囲気と合わせて空間づくりをすることが大切ですが、それよりも重要視したいのが「店内が見えるかどうか」です。外から店内の様子が見える方が人の記憶に留まりやすく、新規顧客の獲得に繋がります。美容院業界では当日飛び込みでやってくる客は少ないものの、日ごろから近くに住んでいる人は何気なく店を目にしていることで記憶しています。ネット集客のみよりも幅が広がります。
外から丸見えすぎるのはNG。やりすぎに注意
閉鎖的な店構えよりも開放的な方が顧客を掴みやすいとお話しましたが、その一方であまりにも外から丸見えの美容院はいかがなものでしょうか。お客様の立場から考えてみると「初めて行く美容院は予め店内の雰囲気などは知っておきたい。でも、カットやカラーをしてもらう時に、外から丸見えなのは恥ずかしい」という思いがあって当然ですよね。そうした意見から考えてみると、美容院に適している外観は「一見明るく開放的なお店」に見えても実は「店内のプライバシー性は十分保たれている」といったところに落ち着きます。
例えば、受付ブースは外から見えるけれど、カット台やシャンプー台は奥まった配置にすれば「何となく開放的な雰囲気」を出しやすいですね。また店舗前のアプローチを女性が好むおしゃれな雰囲気にするだけでも、店内の雰囲気を想像することができて良いイメージに繋がりそうです。
店舗兼住宅型の美容院はここに気を付けよう
中小規模の美容院でよく見られるのが、住宅の一部を美容院にしている店構えです。こうした店舗のデメリットは天井が低いことにあります。というのも、店舗用に建てられる建築物よりも住宅用の建築物の方が構造上、柱と柱の間が狭く、天井高もそれほど取れないケースが多いのです。そうしたやや狭い空間では、広い店舗用に作られているカット台やシャンプー台を設置するだけでかなりの圧迫感があります。そのうえ、店の備品や大型の美容機器なども置くことを考えると余計に窮屈で、客としては「寛げない店」だと感じることでしょう。
狭い店舗をなるべく広々に見せるテクニック
それは、思い切ってシャンプー台やカット台の台数を大きく減らすことです。回転率が下がるのでは?と思われるかも知れませんが、実はその方が効率的に仕事するモチベーションが上がり、結果的にそれほど差が出ない場合が多いのです。また経営方針として、回転率を重視するよりも顧客とのコミュニケーションや一人一人の満足度向上を重視する方が長期的に見ると望ましい場合もありますよね。
内装はシンプル・イズ・ベスト
また、内装を極力シンプルにするのも、店内を広く見せるにはおすすめです。照明器具は吊り下がりのないダウンライトなどにする。カット台もシンプルさを重視する。壁のクロスや床材の色を白や明るめの色に統一する…ちょっとした工夫で店内を広く見せる効果が期待できます。そして、備品などはなるべく客の目に入らない棚下や収納スペースにしまい込んでおく方が、印象が良いでしょう。
美容院・美容室の3Dcadデータ
3Dデータも無料でダウンロードできるフリー素材がよく出回るようになりました。設計図だけでは中々想像しがたい内装も、3Dデータがあれば細かなところまで確認することができます。また、椅子やシャンプー台などの設備でも、3Dデータがあると何かと便利です。
美容意識が高まる場所で店主の日常生活は絶対NG
店舗兼住宅型の美容院では、店主の自宅部分が垣間見えてしまうケースがあります。それが玄関ホールや書斎的な場所ならまだしも、キッチンやリビング、寝室などが店舗と隣り合わせの造りである場合、扉を開け閉めする時に客に見えてしまうというのは大きな問題です。
「美しくなろう」という気分が高まっているときに、店側の日常生活を見たいとは誰も思いませんよね。いくら店の雰囲気が良くてもそれだけで台無しになってしまいます。もしそうした懸念があるならば、カーテンを二重に取り付けて自宅側を見えなくするなど工夫が必要です。
美容機器は清潔か?客はよく見ている
エアコンやボイラーなどの空調設備やシャンプー台、消毒室の周辺など、美容院経営が忙しくなればなるほどそうした掃除が手薄になる傾向が見られます。しかし、汚れたままで放置しておくとやがて顧客から「センスのない店」「汚い」といった不快感を持たれることになり、顧客離れに繋がってしまいます。
特にこうした清潔感といった観点で店として抜けてしまいがちなのが、天井や壁、床などに着いているシミや油などの沈着汚れです。一度沈着した汚れは張り替えなければならず、拭き掃除だけではどうしても綺麗にならないので放置されることが多々あります。従業員は毎日目にしているうちに汚れていても気にならなくなるのです。その主観が初めて来店して店内を見る顧客の主観とズレてしまうため、気を付けなければいけません。
どうすれば清潔感をキープすることができる?
従業員が複数いるならば、当番制にして開店前に掃除をする習慣づけをしておくなど、掃除の管理体制をしっかりと整えておくことが肝心です。掃除を行うために掃除をする場所、掃除の方法、順番などを取り決め、それを紙に書いて共有するのがおすすめです。また、毎日行う掃除と週1回行う掃除、月1、年末の大掃除、というように掃除場所によって頻度を変えると効率が良いでしょう。
美容院経営には第三者の視点が不可欠
店舗を運営する者として大切なのは、経営者としての視点、顧客側の視点、そしてどちらでもない公平な第三者の視点を持つことです。アドバイザーやコンサルティングを雇うのも一つの方法ですが、そうしたコストや労力を掛けなくても、まずは簡単なチェックリストを作成してみましょう。例えば「看板表示は見易く店名が誰にでも分かるようになっているか?」〇か×、というように、第三者的な視点で物事を判断できるようなツールを使うのがおすすめです。
美容院の店舗設計図を作るには3dcadがおすすめです。無料で使えるツールやcadデータを参考にして、効率よく店舗経営をしてみましょう。
まとめ
美容室のチェア・椅子は、長時間座っていても疲れにくい作りで、どんな体型の人でも快適に座れることが重要です。
肘掛けや背もたれなどにもたれたとき、リラックス効果を得られることも必要でしょう。
美容室の設計の際には、必要なチェアやシャンプー台の、数とサイズも正確に理解しておくことが求められます。施工主やオーナーの自由に、チェアやシャンプー台を配置して良いわけではありません。それぞれの自治体によって、美容室の広さに応じた、チェア・シャンプー台の数は決められています。
これらの基準を満たす、美容室の設計のためには、設計図にあらかじめ必要なチェア、シャンプー台を示し、保健所などから建設工事開始の許可を得る必要があるのです。
その際の設計図には、寸法が正確なCADデータを使用することが有効的です。
美容室で使うチェア・シャンプー台のCADデータは、ネット上でダウンロードして手に入れることができます。より有効で便利な、活用方法を理解し、美容室の効率的な設計を目指し、良い設計図にしましょう。
そこで、このページでは美容室のチェア・シャンプー台ののCADデータリンク集をまとめて紹介しています。