エクセルの水準測量とレベル計算、計算ミスで失敗しない人の使い方

04 cc0222 - エクセルの水準測量とレベル計算、計算ミスで失敗しない人の使い方 測量計算 ソフト

私たちが建てるマイホームの基礎、地図を作るための測量など、工事を始める前の基礎となる調査が、水準測量です。
測量で得たデータをいかに正しく処理できるかによって、基礎工事の精度が変わってきます。

測量で得たレベルのデータを正しく処理するツールが、水準測量・レベル計算ソフトです。

水準測量やレベル計算のソフトは、たくさん種類がありますが、どのソフトが仕事の効率化に適しているか分かり難いところがあります。
エクセルを使った水準測量の計算例や野帳のサンプルも多くあり、集めるのはたいへんな作業です。

このページでは、さまざまな水準測量やレベル計算ソフトのリンク集を紹介しています。
リンク先では、それぞれのソフトの特徴が記載されています。


また、後半の記事では、水準測量の計算で誤りを犯しやすい問題点、水準測量やレベル計算のエクセルソフトを導入したメリットなどについて説明しています。

それでは、水準測量・レベル計算のフリーソフトの紹介です。
次のソフトは、きっと、水準測量の計算ソフト導入の参考になるはずです。
まずは、ダウンロードサイトしてお試し下さい。


水準測量・レベル計算 フリーソフト

エクセルでレベル計算
エクセルで簡単なレベル計算ができるソフトです。簡易水準・KBM設置測量等の計算をします。使い方がエクセルのシートに記載されているので、誰でも簡単に取り扱うことができます。

レベルブック
エクセルのレベル測量計算表です。 水色の表示部分に入力します。わかりやすく表示されていて、誰でも簡単に入力操作できます。

レベル計算プログラム
レベル測量の計算を行うソフトです。地盤高等の計算を行います。長い距離の路線測量などに便利に使えます。レベル(水準儀)に据え付けられた視準用の望遠鏡は、水平方向にしか回転しないため、2点間の高低差を計測することができます。

水準測量 器高式計算 WBCX2002 for Excel
水準測量の、ややこしい器高式計算ができるソフトです。関数電卓等で計算が可能です。初心者でも操作が非常に簡単です。該当する個所に測定値を入力するだけで全ての計算を自動的に行えます。計算後のデータをテキストファイルに保存できます。

簡単レベル計算君
簡単にレベル計算(野帳計算)を行うソフトです。必要箇所の入力で、成果表も一緒に出力できるので便利です。すばやく間違いなく計算したい時に、もってこいのソフトです。 印刷や他のソフトへのデーターコピーなどもできます。


克服すべき水準測量計算の問題点はこんなにあった

水準測量計算では2つの標高値の差を計算します

水準測量は、道路や河川、鉄道の工事現場の基礎を安定させるために必要な測量です。
特に、地震による地盤沈下のレベルの測量も災害地の早急な復興のために、水準測量は重要です。

身近なところでは、家を建てるときに基礎の水平度を求めるなどで水準測量が行われます。

水準測量は、2つの標尺の中間にレベルという標尺の目盛りを読みとる機械を設置し、2つの標尺の目盛りの差から標高を算出します。

したがって、水準測量の計算は、2つの標高値の差を計算することが中心になります。

水準測量計算で起こり易い誤り、途中1点の計算ミスと検算の怠り

水準測量の計算は単純ですが、次のようなことから計算の誤りが起こり易く、その結果、誤ったレベル測量となってしまいます。

水準測量計算で扱うデータは4桁、すなわち1.876 m(メートル)、のような数値となるため、慎重に扱わないと計算ミスを犯しやすくなります。

測量点は数十点に及ぶことがあるため、その数だけ連続して計算します。
途中からそれ以降の計算が全部誤ってしまうのは、途中の1点の計算ミスが原因です。

精度を増すために行う標尺間の距離の補正は、計算が複雑になり、ミスを犯しやすくなります。

水準測量作業では、レベル設置と調整、標尺の設置など、決められた工程で作業が計画されます。
野帳に記載する計算は後回しとなることが多く、このような計算ミスに繋がります。

忙しさのため、つい忘れがちになる検算は、水準測量計算では必ず行うべき確認作業です。

報告書に誤りがあることや、途中で標高値が誤っていることに気付いた場合には、水準測量を始めからやり直しという問題が生じます。

これらの問題をいかに克服するかが、測量を担当する工事担当者に求められる課題です。

引き続き、水準測量の計算ソフトを使用する際の問題点を解決する方法について説明しましょう。


水準測量計算はエクセルを使えば、こんなに計算ミスが減る

誤差をなくすために往復計測を行うと、水準測量の計算量は大幅に増える

水準測量には直接法と間接法があります。
直接法は、2つの標尺とレベルによって標尺の目盛りを読んで測量を行う方法です。
間接法は、2つの地点間の距離と角度からレベルを求める方法です。

直接法の水準測量は、次の手順で進められます。
2つの標尺を測量する2地点に立て、2つの標尺の間にレベルを設置します。
2つの目盛りの差から2つの地点の高低差を求めます。

2つの標尺の読みは、レベルの後ろ側をBS、前側をFSといいます。

次に、最初に置いた標尺の一つを次の地点に設置します。
同じように2つの目盛りの差から、新たな2地点の高低差を求めます。

これを繰返し、目的地点までの数点あるいは数十点の地点の標高を求めていくのが水準測量です。

水準測量は精度から一級から四級までに分けられています。
地盤沈下のような公共の水準測量では、一級の高精度の測量が行われます。

さらに、誤差となる要因をなくすために、往復計測が行われます。
その結果、大幅に増えるのが計算量です。

水準測量の誤りをなくすための多くのチェック確認作業

水準測量計算の誤りをなくすためには、入力データが正しいか、チェックマークを入れて再確認するなどの確認作業が必要です。

計算を行うごとにデータのチェックと計算結果の検算を行わなければなりません。
2地点の高低差の計算を行う前に、入力データと計算データが正しいかをチェックする必要があります。

これまでの入力値と計算した全データが正しいかをチェックする場合は、項目ごとのデータの総和が、互いに合致するかをチェックします。

標尺のBSデータの総和とFSデータの総和の差が、最初の地点と最終目的地点の標高の差と合っているかを確認することになります。

水準測量計算ソフトは、誤りをなくすために有効なツールです

水準測量計算は、測量データを項目ごとに表にして計算するため、エクセルの表計算と同じです。

水準計算の野帳には計測した測量データを書き込み、決められた項目間で計算を行います。
それから標高を求めますが、これはエクセルのセル間の計算そのものです。

エクセルをベースとした水準計算ソフトを使うことが、水準計算には有効です。

記載ミスを見つけるためには、入力データと計算データの総計計算で確認できます。
しかし、数十点のデータを手で計算すると、計算ミスが多くなり、数回の検算を必要とします。

エクセルであれば、セルの何番から何番までの総和計算が簡単に行えます。
サム関数を使い一発で求められるため、入力データの誤りがあればすぐに見つけることができます。

水準計算では多くのデータの入力とデータ間の計算をします。
エクセルの計算では間違えはなくとも、入力の転記ミスは起こり得るものです。

しかも、数値が入ったエクセルのセルの数値を一目見て、どれが入力データでどれが計算データか分かり難い場合があります。
そこで入力セルと計算セルを色分けすることで、どの数値をチェックすべきかすぐに分かること、これがエクセルを使うメリットの一つです。


まとめ/エクセルを使った水準測量計算ソフトは有効なツールです

水準測量計算は各地点の標高を求める作業です

水準測量は2点に置かれた標尺の目盛りを計測し、その計測を次々と目的の最終地点まで行い、各地点の標高を求めるための測量です。

測量の結果は野帳の表に書き込み、表の項目間の計算を行って各地点の標高を求めます。

水準測量計算の誤りは途中1点の入力ミスや計算ミス

水準測量で求めたデータは桁数が多く、測量するデータの量も多いことから、入力ミスや計算ミスなどの誤りを生じ易いという問題があります。

この計算では、途中のデータの入力や計算を誤ると、それ以降で求める計算が誤ってしまいます。
その結果、誤った標高となってしまうことが、重大な問題です。

水準測量計算ソフトを有効に利用して、入力データと計算データの問題をなくす

水準測量計算ソフトでは、水準計算は入力した項目間の引き算を次々と行い標高を計算します。
エクセルの表計算は、項目間の計算が簡単にできます。

水準計算の入力データのチェックと計算データが正しいかの確認を行う必要があります。
エクセルを使うメリットは、サム関数を使いデータ間の総和を求め、入力データと計算データが合っているかどうかを、常時チェックすることができることです。

このように水準測量の計算やチェックが簡単にできる、エクセルを使った水準測量計算ソフトは有効なツールです




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