トレーラーは運ぶ荷物の種類やサイズに応じてさまざまな形態があり、仕様は荷物の特性に合わせて選定することが重要です。フルトレーラー、セミトレーラー、ポールトレーラーといった異なる構造のトレーラーは、それぞれ特有の運搬能力を持っています。また、トレーラーのCADデータを活用することで、設計や施工の効率化が図れます。
このページでは、トレーラーの種類とその特徴、CADデータ活用方法について解説しています。

運ぶ荷物によって変わるトレーラーの種類
トレーラーは、牽引自動車を構成する車両で、運転席と荷台や客車が分離できる自動車の構成の中の、被けん引車のことを指します。大きさの違いによって10tトレーラー、20tトレーラーなどがあります。けん引する側を、トラクタといいます。連結を前提としているので、トラクタ単体には積載スペースがなく、トレーラー単体には前輪がありません。トラクタを切り離すことで、フェリー輸送などの場面では、トレーラーのみを積み込むことができます。
トレーラーは、運ぶ荷物によってその種類は多岐に渡ります。街なかでよく見かける、運転席の後ろが荷台となっているトレーラーは平ボディと呼ばれ、平ボディの中でも荷台の高さによって高床、低床に分けられます。荷台の部分が箱形となっているのはバンボディと呼ばれ、冷蔵車や保冷車などがあります。
平ボディやバンボディ以外のトレーラーでも大型トレーラー、セミトレーラー、ポールトレーラー、フルトレーラーや、荷台の形状や高さによってキャリアカー、高床トレーラー、低床トレーラーなど細かく分類することができます。そして10tトレーラーや20tトレーラーなど、重さによってさらに細分化することができます。
フリーサイトなどでCADデータを無料ダウンロードする場合も、これらのトレーラーの種類を細かく設定することで、より適切なデータをダウンロードすることが可能です。
動力がない荷台部分がトレーラー
運転席と荷台が分けられていて、運転席を含む動力部分がトラクター、動力がない荷台部分がトレーラーと呼ばれます。トレーラーは自走することができないことが前提となります。
トレーラーの部分は形状によって分けることができ、他のトレーラーと連結して使われる単車をフルトレーラー、トラクターに連結することを前提に後輪だけがあるものがセミトレーラーとなっています。トレーラーの中でも、トレーラー部分をトラクターよりも低くした大型トレーラーは低床トレーラーと呼ばれ、車体をできるだけ低くすることにより、重くて巨大なものを積んでいるときも、カーブなどで安定して走ることができます。
さらに搭載できる重さによって分けられ、10tトレーラーや20tトレーラーなどと呼ばれます。
トレーラーはトラクターと別構造となるため、図面作成する際もトレーラーの内輪差を考慮した軌跡図を作成しなければなりません。CADデータを無料ダウンロードする際も、形状や長さだけでなく重さや車軸の位置などにも注意が必要です。
トラクターと低床のフルトレーラーをつなぐポールトレーラー
ポールトレーラーは、トラクターと低床のフルトレーラーがポールでつながれたもので、長い鉄の柱などを運ぶための特殊車両です。けん引を行うトラクターと連結することによって積荷を運搬することができます。トレーラー部分は車体の後部に備えられたセミトレーラーの形状となっており、荷重のかかる連結部分は第5輪と呼ばれます。運ぶものの長さに合わせてトレーラーの位置を変えることができることがポールトレーラーの最大の特徴で、他のセミトレーラーとは異なり、40メートル超の積荷でも運搬することが可能となっています。
特殊車両通行許可を申請する際も、軌跡図の提出が義務付けられていますので、CADデータをフリーでダウンロードして図面を作成する際も、重さや長さを正確に把握することがポイントとなります。
荷台に別の車両を積んで運ぶキャリアカー
キャリアは英語で「輸送車」または「荷台」という意味で、キャリアカーとは荷台に別の車両を積んで運ぶことのできるトレーラーとなります。一台だけを積むことができるものから、車両を8台積むことができる大型のものまで、さまざまな形があります。
車両を積むときの荷台の傾け方はキャリアカーによって異なり、荷台だけをスライドさせスロープの状態にしたり、折り畳み式の道板を下ろして傾斜を付けたり、キャリアカー全体を傾けるジャッキアップ型などさまざまです。
キャリアカーに車両を載せる方法は、搭載する車両を運転して1台ずつキャリアカーに載せていくことが一般的ですが、ウィンチが内蔵されたものやクレーン付きのキャリアカーなどもあります。この場合、故障して走れなくなった車両をウィンチで引き上げたり、クレーンで吊り上げて積み込んでいきます。搭載された車両は走行中にぐらつかないよう、車両の固定用フックとキャリアカーの荷台に装備されている留め輪をつなぎます。
キャリアカーは車両を運搬するという性質上、他のセミトレーラーと比べると車体が長く作られています。さらに車両を搭載した際、最後部にはみ出しが発生することがあり、車両図面よりも全長が長くなることがあります、またキャリアカーは一軸のものが多く、ポールトレーラーやフルトレーラーよりもホイールベースが長くなることもあるため、CADをフリーサイトでダウンロードして軌跡図を作成する際に注意が必要となります。
フルトレーラー式・セミトレーラー式・ポールトレーラーの違い
けん引する車両が必要となるトレーラー
「トレーラー」とは、駆動する装置がなく、けん引する車両が必要となる車両です。そのため、トレーラーには必ずけん引する車両である「トラクター」が採用されます。トラクターが「けん引車」と呼ばれる一方で、トレーラーは「被けん引車」という日本語名となっています。
なお、トレーラーという言葉自体に連結車の全体を表現している意味合いもありますので、「トレーラーとトラクター」という表現をする事はあまりありません。そのためトレーラーとトラクターを一体にして「フルトレーラー」、「セミトレーラー」、「ポールトレーラー」、「10tトレーラー」、「20tトレーラー」といったような名称で呼ばれるわけです。
トレーラーを大きく分けると、「フルトレーラー式」と「セミトレーラー式」に分かれます。また、フルトレーラーをけん引するトラクターを「フルトレーラー用トラクター」、セミトレーラーをけん引するものは「セミトレーラー用トラクター」と呼びます。
駆動部が備わっているフルトレーラー式
見た目では、駆動部が備わっているトラックと大差なく見えるのがフルトレーラー式です。これは、トラクター側にも荷台が備わっている構造であるためです。フルトレーラーと一般的なトラックの見た目の違いは、トレーラーとトラクターを連結するけん引用のフックが備わっているかだけの違いです。
フルトレーラーの場合、荷重の全ては走行部となるトレーラーに負担させます。また、トレーラー単体でも独立していられるよう、最低でも4つのタイヤを備えています。
最近ではセンターアクスル式と言われるフルトレーラーを見ることがあります。これは、見た目はフルトレーラー式と特段違いがありませんが、連結装置の位置が車両後ろの隅の方にあるのではなく、後ろの車軸近くに配置されているものです。これにより、連結によるトレーラーの折れ曲がり点を減少させ後ろへ下がる時の車両取り扱いが容易になったり、通常のフルトレーラーより荷台を長くすることが可能となります。
一般的なフルトレーラー式の軌跡を軌跡図としてcad図面で使用する場合、センターアクスル式には気をつけたいところです。それは、記述の通り、連結部分に対するアプローチの違いが軌跡および軌跡図に影響を及ぼすからです。フルトレーラーの軌跡cadをcadデータだけで判断してしまうと、図面化した時に大きな誤差が生まれます。無料でフリーダウンロードしたcadデータであればなおさらです。必ず、使用するフルトレーラーの形式、方式を確認して、無料やフリーのcadデータをダウンロードするようにしましょう。
荷台がなくけん引するだけのセミトレーラー式
トラクター側に荷台が存在せず、けん引するだけのトラクターでの方式がセミトレーラー式です。本来であればトラックの荷台となる部分には、「カプラー」というセミトレーラーと連結を行う設備が配置されています。セミトレーラーの場合、車輪は後方に2つだけという構造の荷台も少なくありません。こういった構造から、単独で自立することができず、セミトレーラーの前部分を補助脚で支えてあげる必要性があります。
トラクター側の前方荷台下に「キングピン」という連結部分があり、これにセミトレーラーのカプラーを接続させます。こうして、セミトレーラーの荷重の一部をトレーラーに負担させる仕組みとなっているのです。
なお、フルトレーラーとの連結を可能にする台車である「ドーリー」を組み合わせると、セミトレーラーはフルトレーラーとしても扱うことができます。
ちなみに、「ダブルストレーラー」というトレーラーがありますが、これはセミトレーラーの一種です。ダブルストレーラーは、セミトレーラーの後ろにさらにトレーラーを連結させたものとなります。
長い物を運ぶ専用のポールトレーラー
フルトレーラーとセミトレーラー、どちらにも属さないトレーラーが「ポールトレーラー」です。ポールトレーラーはポールなどの長い物を運ぶ専用のトレーラーです。平ボディの低床であるポールトレーラーを、ポールトラクターに連結させて移動します。
ポールトレーラーの連結部分はポール自体です。そのため、ポールトレーラーは他のトレーラーとは軌跡も大きく変わります。cadで軌跡図の図面を確認すると、その違いがよく分かるはずです。また、ポールの長さによっても軌跡は変わりますので、単純にトレーラーやトラクターのcadデータを図面に配置しただけでは軌跡図は作れません。フリーや無料のcadデータをダウンロードした上で、長物の長さや性質などを考えて、cadで軌跡図などの図面を作り上げるようにしましょう。
10tトレーラー・20tトレーラー、トラックとの比較
10tトレーラーや20tトレーラーといった、総積載量によるトレーラーの種別があります。セミトレーラーを例に取ると、この10tトレーラーや20tトレーラーといった車両総重量に対する分類は、連結装置の中心から最終軸の中心までの距離によって、保安基準により定められています。
保安基準によると、連結装置中心から最終軸中心までの距離が5メートル未満の場合は10tトレーラーや20tトレーラーなどのトレーラー、いわゆる20tまでのトレーラーまでと定められています。さらに、同5メートルから同7メートル未満で22tまで、同7メートルから同8メートル未満で24tまで、同8メートルから同9.5メートル未満で26tまで、そして9.5メートル以上で28tまでとそれぞれ定められています。
荷物の輸送量という観点で見るのであれ、一般的な大型トラックの場合は最大積載量で25tとなっていて、トラック自体の重量が10t程度あるため、荷物は15t程度しか積み込むことができません。一方で、セミトレーラーであれば、車両の測量重量は5t程度なのでトラックよりも多くの荷物を運ぶことが可能なのです。そのため、10tトレーラーや20tトレーラーといったセミトレーラーは、同じ最大積載量のトラックよりも多くの荷物を運ぶことができるのです。
ちなみに、長さはについては10tトレーラー、20tトレーラー、それにトラックでも全長12メートルと定められています。ただしm車両制限令により、セミトレーラーでは連結全長で16.5メートル、フルトトレーラーでは連結全長で18メートルが認められています。
バンボディや平ボディなど荷台の違い
トレーラーにはバンボディや平ボディといった、荷台のボディの取り扱いがあります。平ボディは荷台に天井がなく重量も軽いため、より多くの荷物を運ぶことができます。一方で、バンボディの場合は、重量を運べる割には比較的速度を出して走行することを可能とします。
そのため、低速でも多くの荷物を運ぶ際には平ボディを、より遠くへ輸送する場合にはバンボディをといった形で、ボディの使い分けをするのが一般的です。
また、床の高さも重要です。トレーラーの床の高さには「高床」と「低床」があります。高床は、荷物や運転手へ対する道路からの振動が抑えられるメリットがあります。また、高床の場合は、道路状況にあまり左右されずに走行できるという点もあります。
一方の低床は、なんと言っても荷物の積み下ろしの容易さです。高床に比べて低床は、荷台に対する体の負担が軽減されます。ただし、低床の場合は、高床に比べると地面からの振動などには敏感にならざる負えないのです。
平ボディや高床、低床などという違いは、軌跡を表す軌跡図ではあまり影響のないところです。しかし、無料やフリーのcadデータをダウンロードして取り扱う時には、車体の違いなどで図面が大きく変わります。平ボディで低床だと思いこんでいたら、高床だったりしてしまうと、cadの信憑性にも関わる部分です。特に、無料やフリーの車両画像データをダウンロードする時には、明らかに違う車体になってしまいます。無料cadやフリー素材をダウンロードして使う時には気をつけたいポイントとなりそうです。
トレーラーのこだわりプリクラッシュ・セーフティシステム
一言にトレーラー(trailer)と言っても種類はさまざまなものがあります。役割や形状なども違えば、それぞれの呼び方も変わります。
例えば一度は耳にしたことのあるトレーラーも、セミトレーラーやポールトレーラー、フルトレーラー、10tトレーラー、20tトレーラーなど、種類が多すぎてきりがありません。トレーラーにはどんな種類があるのでしょうか。
トラックの構造の違い(高床・低床)なども含め解説していきます。
トレーラーは「車両運搬車」からカートランスポーターと呼ばれている
自動車を後ろに何台も乗せている大型トラックを目にしたことはありませんか。これは軌跡図から「車両運搬車」といい英語表記でカートランスポーターと呼ばれています。
車を工場から輸送するときや、移動、配送するときに使われるもので大きさにも種類があります。小さなものだと荷台傾斜装置をつけたものもあれば、6~8台を一気に移動できる大型のものもあります。
車両運搬車の横から観たときの軌跡で「亀の子」と表されることあり、2通りのものがあります。「トラックタイプ」になると平ボディから造り上げたように見えるもの、「車載トレーラー」になるとトラクターに組み合わせているようにも見えます。
平ボディタイプの場合、荷台を低く調整できる「低床」になります。「高床」と比較すると積み下ろしが簡単で、積み上げる台数も多くでき大型のものも見かけます。平ボディタイプは低床と高床を昇降して調整できる機能を搭載しています。
平ボディの機能はこれだけでなく、油圧ウィンチも採用しています。主な構造は銅材・油圧部品・油圧シリンダ・車輪の構成や軌跡になります。メイン素材は一般構造用圧延鉄板のSS材が使われています。
平ボディは車両を乗せるときは低床になりロードプレートを使いますが、軌跡図を見ると使用しないときは高床や直角に折り曲げられた形になります。平ボディの軌跡を見ると構造物が常に外部にあり風雨にさらされる仕組みになるので防錆加工の高さも求められています。
他にも平ボディで安全に運ぶために、荷崩れや事故を防ぐための安全装置を施しています。油圧機器のセルフロックや低床や高床からのフロア落下防止機能、専用ワイヤーや制限ピンなどの工夫があります。
Cadの図面データを使えば、平ボディもより立体的に表現することができます。無料(フリー)のダウンロードなどもありますので、cadデータを使うときは軌跡や軌跡図も含め参考にしてみてくださいね。
トレーラーの取り外しのできるアームロール車とは
トレーラーのボディ部分とシャシー部分を切り離しできることを、アームロール車といいます。トレーラー自身が自分の力でコンテナ部分をまるごと切り離して積み下ろしができる便利なものになります。軌跡をたどると昭和51年に新明和工業がフランスの企業と提携したものになります。1台でコンテナの脱着とダンプの排出の機能を備えています。
以前は脱着ボディのロールオンと呼ばれるボディ車も販売されています。車両の入りにくい奥にある場所でもコンテナを引き上げられる良さがありますが、フック付きのワイヤーをコンテナにつけるなどの手間がかかるのを問題だと考えられていました。
でも高さ制限もあるような場所でも、高床や低床などを気にせずできるのも大きな点です。アームロール車がメインになってはいるものの、ロールオンも長年人気があり併売されています。
脱着ボディはとにかく互換性の高さもありさまざまな種類が登場しています。セミトレーラー、ポールトレーラー、フルトレーラー、10tトレーラー、20tトレーラーなど利用用途に合わせて選べます。低床や高床だけでなく、トラックシャシーとコンテナを自由に組み合わせて使える柔軟性も人気です。
アームロール車とロールオンの違いもcadデータを使うと図面で確認できます。無料のフリーダウンロードなどもありますので、cadを使いこなすと、図面がわかりやすくなります。cadデータを使って軌跡図を確認しつつ配置位置や構造などを比較してくださいね。無料でもフリーダウンロードでも満足できます。
トレーラーの脱着ボディの仕組みに迫る
PTOを使って油圧ポンプで動かしています。コンテナの上下で使われるものになり、アームの動作をスムーズに行うためにも3本備わっています。2本は外から見られる仕組みになり、残りの1本は外から見えずアーム本体に内蔵する仕組みになります。
アームの根元にはメタルブッシュを内蔵していること、グリスニップルによって定期的な補充も必要です。コンテナの自重量によっても対応できるアームも変わりますし、ベテラン作業員による手作業に近い製作技術も必要になります。コンテナ部分はセミトレーラー、ポールトレーラー、フルトレーラー、10tトレーラー、20tトレーラーなどの違いもありますが、基本的には受注性になります。
軌跡図を見ると上蓋なしのもの、カバー付きのもの、天蓋付きのもの、散水用のタンクコンテナ、マトリョーシカ風など、それぞれに工夫があるからこその違いもあります。
脱着ボディの違いもcadを使ったcadデータで図面に表現できます。無料のフリーダウンロードからお試しで始めることもでき、cadデータならではの軌跡や機能性の高さを活かせます。無料のフリーダウンロードだからとダウンロードしないのは損ですよ。
トレーラーメーカーがこだわるプリクラッシュ・セーフティシステムとは
セミトレーラー、ポールトレーラー、フルトレーラー、10tトレーラー、20tトレーラーなどの大型のトラックが事故を起こしてしまうと、被害が大規模になってしまいます。
ユーザーへの安全性に注目されているなか、メーカーそれぞれがこだわっている工夫があります。例えば、日野自動車に採用されているのはPCSになり、衝突時の速度を抑制し、被害の軽減に努めています。
停止した車や歩行者までも検知して「車間距離を自動抑制し、運転の負担を軽減する」ための装置ともいえます。
車間距離が近くなると警告を発してくれるのでセミトレーラー、ポールトレーラー、フルトレーラー、10tトレーラー、20tトレーラーなどの大型トラックを運転している人にも安心です。
他にもヘッドライトのハイビームを自動で抑制してくれる機能や、脇見運転によるドライバーモニターにも定評があります。セミトレーラー、ポールトレーラー、フルトレーラー、10tトレーラー、20tトレーラーなどの長距離トラックになると、ちょっとした脇見や居眠りなどの事故が多くなります。
ダッシュボードの上部に取り付けることによって、ドライバーの顔を赤外線で検知し、注意力の低下を防止します。警告を発しても衝突の危険性があるときは、自動ブレーキがかかるので、長距離運転も安心です。
他にも車両ふらつき警報や、車両逸脱警告、左折時巻き込み防止などもあります。近頃のニーズを形にした高齢者ドライバー向けのマルチディスプレイなどを搭載しているものも。7インチの大きなものになるので、運転を始めたばかりの初心者にとっても負担が少なくなります。
各メーカーのこだわりもcadデータや軌跡図を見ると、どうしたらいいのかが見えてくるはずです。Cadならではの図面の見方も違うので軌跡を知ること、ある程度の慣れは必要です。フリーでcadを使える素材もたくさんあるので無料でも図面のその違いを実感できるはずです。
トレーラー(trailer)も含めそれぞれの違いを実感してみてくださいね。Cadを使えば、外側から見えない内部構造までしっかりと確認できるはずですよ。
トレーラーの連結装置の構造
トレーラー(trailer)には、セミトレーラーやポールトレーラー、フルトレーラーなどがあり、それぞれの連結装置(カプラー)に対してJIS規格が定められています。現在、市場に多く出回っているカプラーが、5thホイールカプラー(5輪式連結器)です。構造は10tトレーラーや20tトレーラーで変わることはありません。一方で、平ボディや高床・低床といった要素はトラクターとトレーラーの組み合わせに影響しますが、仕組みは変わりません。
5thホイールカプラーの取り付け位置は、セミトラクターの後輪車軸の中心より少し前に設定されています。この連結装置の位置によって荷重配分が決定されます。例えば、後輪車軸よりも後方にカプラーを設置すると、フリーな状態であってもトレーラーの荷重がトラクターの運転に影響し、重大な事故につながってしまう可能性があります。
効率を考えるのであれば、カプラーの位置を可変式にした方がよいものの、日本では安全の観点からカプラーの位置が固定となっています。一方で、アメリカではトラクターの汎用性を高めるために、カプラーの位置を前後に移動させられるスライディングカプラーが主流です。こうした違いは無料でダウンロードできる海外メーカーのフリーCADデータや図面で確認できます。
カプラーはセミトレーラーやポールトレーラー、フルトレーラーの荷重を支え、牽引する支点となるもので、1軸式と2軸式があります。
トラクターを接続する連結装置のカプラー
セミトレーラーやポールトレーラー、フルトレーラーなどのトレーラーと、牽引する車輌であるトラクターを接続する連結部の装置を「カプラー」と呼びます。カプラーの原型はヨーロッパで開発されたもので、アメリカでの発展を経た後に世界へと普及していきました。日本では「第5の車輪」と呼ばれる事もあります。これは、牽引するトラクターに備えられている4輪に次ぐ車輪という意味合いです。
カプラーにも種類がありますが、詳しい仕様や寸法はcad平面図を見れば把握できます。多くの場合は、カプラーを取り扱っているメーカーサイトにて無料で入手できます。また、フリー素材を取り扱うサイトでもダウンロードできる場合もあります。どのカプラー
を使用しているかは、トラクターやトレーラーによって変わります。無料のcadデータやフリー素材を闇雲に取り入れるのではなく、状況にマッチした無料データやフリー素材を扱うように気をつけるべきです。
1軸式カプラー
1軸式のカプラーは基本的にローリングができないタイプ(ピッチングオンリー型)で、路面が良好であれば問題なく走行できます。このタイプのカプラーは、さらにシャフト付きカプラーとラバー付きカプラー、ラバー&シャフト付きカプラーに分類でき、それぞれ特徴が異なります。
まず、シャフト付きカプラーは、カブラーベースの左右に結合部部があり、ピッチングシャフトによってブラケットと接続されます。回転部分にはメタルブッシュが採用され、サブベースに固定されます。ピッチングシャフトを中心に回転運動ができます。比較的フリーな状態で運用できますが、軌跡図などを確認して回転範囲を確認しておきましょう。
一方、ラバー付きカプラーはラバーの弾力でピッチングが行えるようになっています。カプラーベースの裏側にラバーが入ります。ブラケットにはクランプが付属していて、カプラーベースの力を受け止める働きがあり、弾力によって上下運動をします。また、多少のローリングであれば受け止めてくれます。
こちらのカプラーの特徴はセミトレーラーやポールトレーラー、フルトレーラーからの突き上げを吸収してくれるため乗り心地がよく、運転に負担がありません。部品交換も簡単で、シャフト式に比べて軽量です。10tトレーラーや20tトレーラーではカプラーにかかる力の大きさがあるため、乗り心地への影響は違います。
3つめのラバー&シャフト付きカプラーは、上記2つのカプラー機構を搭載しています。カプラーベースの裏側にラバーブッシュを設けてホルダーピンをクランプで国定します。これらをピッチングシャフトをで接続しています。こうした構造は図面で確認しておくことをおすすめします。
2軸式カプラー
2軸式はローリングできるタイプ(ピッチング・ローリング型)と呼ばれ、悪路走行に向いています。重量用のトラクターや、10tトレーラー・20tトレーラーの連結にも採用されています。
2軸式のカプラーは、カプラーベースの左右の結合部分にピッチングシャフトが通されていますが、こちらはブラケットではなく、ウォーキングビームサポートに接続されます。ウォーキングビームサポートにはシャフト穴が空いていて、ローリングシャフトによってサブベースに接続される構造です。このウォーキングビームにはスプリングが備えられていて衝撃を吸収できる仕組みになっています。また、サブベースの両側には楔の形をしたウェッジがあり、前後に動かすことでウォーキングビームの可動域を制限することができます。
例えば、10tトレーラーや20tトレーラーを牽引した状態で悪路を走行する場合、ウェッジを最大まで引き出してローリング角度を大きくすることで、対応可能です。平坦な路面を走行する場合はローリング角度を小さくして運行することができます。これはセミトレーラー、ポールトレーラー、フルトレーラーで共通しています。
また、カプラーベースには丸型と角型があり、形状によって圧力を受ける面積は変わりません。判断基準はフリーですが、角型の方がフレームの強度が高く合理的です。そのため、現在は角型のカプラーベースが主流となっています。
連結過程
カプラーベースの裏側中有に取り付けられている部品の一つにキングピンを受け止める顎型の構造部分があります。この部分はジョーと呼ばれ、ジョーピンによって接続されています。このジョーとジョーピンは、発進と停止時に大きな荷重がかかる部品です。
ジョーの前方にはロックプランジャーがあり、カプラーベース先端の結合部にステム部が誘導され、操作レバーと一体になって動くように設計されています。ジョーの前方にあるロックプランジャーは、操作レバーと一体になって動く機構になっていて、拉致機構によってレバーの位置を保持できます。
ロックプランジャーの前方にはプランジャースプリングが設置されていて、このスプリングがプランジャーをジョー側に押し付けます。カプラーベースの結合部にはストッパーがあり、ロックプランジャーを固定しています。ジョーを開くためにはワイヤーを操作してストッパーを外し、ロックプランジャーを前方に移動させます。この状態でトラクターをバックさせて、トレーラーのキングピンをカプラー内に完全に入れると、ジョーピンが回転しながらジョーが閉じます。同時にストッパーを閉じると、ジョーが完全にロックされます。
セミトレーラー、ポールトレーラー、フルトレーラー、10tトレーラー、20tトレーラーなど種類は数多いものの、基本的な連結手順は変わりません。ただし、連結部の機能は日々進化を遂げており、最近はジョーが完全にキング品を固定しているかを検出できるカプラーも増えてきています。安全性が高くなっているので、搭載されている機能を熟知しておく必要があります。
実際のトレーラー走行でのカプラーの動き
キングピンは第5輪カップリングとも呼ばれ、トレーラー前方の床下に取り付けられています。こちらの機構もセミトレーラーやポールトレーラー、フルトレーラーでも一緒です。10tトレーラーや20tトレーラーなど、重量によっても変わりはありません。キングピンはトレーラーの牽引荷重や坂を走行している時、右左折や連結・分離・制動時の衝撃が加わるため、十分な強度と耐摩耗性が求められます。軽量のトレーラーであれば炭素鋼が用いられることもありますが、大型であれば特殊鋼が使われます。
トレーラー(trailer)の裏面が全面平ボディであれば、トレーラーが回転してもトラクターの後部に接触することはありません。しかし、積載容量を増やすためにトレーラーの床が低く(低床トレーラー)設計されていて、なおかつカプラーより低くなってしまっている場合は、トレーラーとの接触を避けるため、高床・低床問わず、シャシーフレームがせり上がっていくような形状になっています。
また、トレーラーの裏が平ボディであったとしても、実際の走行中にはトレーラーのローリングがあるため、トレーラーの床がトラクターに接触する可能性はあります。トレーラーはこうした実際の走行状況も加味して設計されています。詳しくはトレーラーのフリーCADデータや無料で提供してもらえる図面、軌跡図を確認するとよいでしょう。
JIS規格によるトレーラーの連結装置
トレーラーをcad図面で書き起こす場合、トレーラー本体だけをcadデータで図面化しても意味がありません。その牽引部であるトラクターも合わせてcad図面としてcadデータ化する必要があります。
無料で提供されているトレーラーのcadデータやフリーの図面は、トラクターが連結されているものはありません。そのため、作業場や搬入倉庫などでトレーラーをcad図に配置する場合は、図面にトレーラーだけのcadデータを当て込むのではなく、その牽引部であるトラクターのcadデータも図面に配置する必要があります。
特に、トレーラーとトラクターをつなぐ連結装置部分は、より詳細に図面化されているものが多いです。それほどまでに、連結部分はトレーラーにとって大切な箇所と言えるのでしょう。
トレーラーには、セミトレーラーやポールトレーラー、フルトレーラーなどが存在します。それぞれのトレーラーは構造が異なるため、走行部であり牽引部であるトラクターと安全に接続されている必要があります。そのためトレーラーの接続部分は、JIS規格により定められているのです。
カプラーは後輪の車軸中心より前方に配置する
カプラーを取り付ける位置は、トレーラーの荷重によって配分されます。例えば、セミトラクターの場合は、後輪の車軸中心より若干前目に配置されます。このように、前方へカプラーをずらして配置する事を「第5輪オフセット」、カプラーが負担を受ける荷重を「第5荷重」と呼びます。
カプラーの位置は後輪の車軸よりも後方に配置することはありません。それは、後方に荷重をかけてしまうことで、加速時や坂道の走行そして旋回する時などに、トラクターの運転にトレーラーの荷重が影響してしまうからです。
本来、セミトレーラーやポールトレーラー、フルトレーラーなどのほか、10tトレーラーや20tトレーラーなど、トレーラーの荷重に合わせてカプラーの位置を変更させる方が効率的ではあります。しかしながら、日本においては安全面に考慮してカプラーの位置をセミトレーラーやポールトレーラー、フルトレーラー、10tトレーラーや20tトレーラーなどで変更する事はあまりません。
一方で、アメリカなどの場合は、一つのトラクターで多様なトレーラーを牽引できるようにするため、カプラーの位置を変更できるスライディングカプラーを採用している場合が多く見られます。
キングピンを受け止める「ジョー」
カプラーの中で、キングビピンを受け止める部分を「ジョー」と呼びます。カプラーベース裏側の真ん中に位置しているジョーは、2つ1組で使用されます。ジョーの前方部分には「ロックプランジャー」と呼ばれる部品があります。これは、カプラーベースにある細長い棒状の部品に接続されて、操作レバーと一体となって動きます。また、操作レバーには掛け金が備わっていて、レバーの位置をキープしています。
ジョーの受け止め部を開く場合は、ストッパーを外して操作レバーを前方向に移動させることにより、バネの力でジョーを開かせますジョーに固定されているキングピンは、「第5輪カップリング」とも呼ばれます。この第5輪カップリングと言われる部分は、牽引時の荷重や旋回走行する際の横荷重、さらに振動時の衝撃など非常にストレスがかかる部分です。そのため、この部分には強度と耐摩耗性が十分に備わっている素材を使用する必要があります。セミトレーラーなど軽量級のトレーラーには炭素鋼が、ポールトレーラーやフルトレーラー、10tトレーラー、20tトレーラーなど大型なトレーラの場合は特殊鋼が使用されています。
低床トレーラーと高床トレーラー
トレーラーの荷台部分は、主に低床と高床に区別されます。低床は、地上から床面が73cmの高さ、高床は、地上から床面が140cmから160cmの高さにある床高を意味しています。加えて、床面の幅は主に低床が299cmで高床が250cmです。
低床が利用される場面は、建機や機械など大型の荷物を輸送するときが多いようです。一方の高床は、グレーチングやU字溝といったコンクリート2次製品など建材を運搬する場面で多く見ることができます。
平ボディの高床・低床の旋回軌跡
トレーラーが平ボディの場合、低速時の旋回であればキングピンを中心として回転しても、カプラーがトレーラー後部に接触する軌跡をたどることはありません。そのため、軌跡図をcadなどで作成する時には、平ボディでの低速時旋回でカプラー接触を軌跡を考慮する必要はありません。
平ボディの高床や低床であったとしても、平ボディの裏面が全面平面の場合、走行中のトレーラーではローリングが発生するため、平ボディの裏面がトラクターに接触しやすくなります。そのため、低床や高床といった上床の構造は、ローリングの発生を考慮した形で決定されています。
セミトレーラーやポールトレーラー、フルトレーラー、10tトレーラー、20tトレーラーといったトレーラーの軌跡図をcadを使って図面作成する場合は、カプラーの形状だけではなく、平ボディ、高床、低床といった床面の形状を考慮する一方、作業場におけるトレーラーの速度は低速であることから、カプラーとトラクターおよびトレーラーの接触に対しては配慮が必要ない場合がほとんどです。
大型トレーラーの車軸ととりまわしの関係性
10tトレーラーや20tトレーラーなどの大型車両は、一度に多くの積荷を運ぶことができることができるため、車体の重さだけでも相当なものとなります。
荷物を積むとさらに重くなり、強く路面に押し付けられるタイヤへの負担は当然ながら多くなります。
車軸が多くなればタイヤごとにかかる重さが減ることによってタイヤと路面の間の摩擦が減って小回りが利きやすくなります。
特に、フルトレーラーのように連結される車両の軌跡図を作成する際は、トレーラーの重さや長さだけでなく車軸の数も考慮しておくと、より効率的な図面を作成できるようになります。
大型トレーラーの動力と燃費性能を高める工夫
乗用車とは異なり、重い積荷を運ぶパワーを必要とする大型トレーラーの多くにはディーゼルエンジンが搭載されています。燃費とパワーの面でガソリンよりも安い軽油を燃料とすることができるだけでなく、無駄が少なく排気ガスの量を減らすことができるという利点があります。
特に物流のためのトレーラーは燃料の消費量を減らして、運送コストを安くするという使命があるため、燃料以外にも燃費を良くするための工夫がなされています。
たとえば、ギヤ変速操作をコンピューターと油圧アクチュエーターが行い、運転が楽になっている車両があります。これは長距離運転を行なう運転手への配慮だけでなく、パワーロスを減らして燃費を向上するという効果があります。また、空気抵抗を減らすために空気の流れを整えるディフレクターを装備した車両もあります。
特にディフレクターを装備したトレーラーは全高も異なります。フリーダウンロードサイトでCADデータを無料でダウンロードする際も、平ボディや高床、低床など、機能や用途による装備だけでなく、燃費面を考慮した外観面のさまざまな装備などの詳細も的確に設定することが重要なポイントとなります。
トレーラー・セミトレーラーのCADデータを活用する方法
工事開始後の資機材搬入時には、トレーラーが周辺道路を通行できずにトラブルになることを防ぐために、事前にシミュレーションする必要があります。
例えば、上空制限が厳しい工事現場がある場合に、トレーラー・セミトレーラーのCADデータを使用して、通行の不可の判断と、発注者等へ分かりやすく説明することができます。
また、狭小な道路を通行する必要がある場合には、軌跡図作成ソフトにて、平面的な検討を行います。車両諸元として、トレーラー・セミトレーラーのCADデータを使用し、分かりやすい軌跡検討資料として、発注者等へ説明することができます。
続いて、トレーラー・trailer・セミトレーラーのCADデータを、最大限に活用する方法ついて説明してみましょう。
1. CADデータに熟知しているスタッフを配置する
トレーラーのCADデータを使用して図面を作成する場合、トレーラーやセミトレーラー、平ボディトレーラー、高床トレーラーなどに関する知識はもちろんのこと、CADデータを円滑に操作できるスタッフを配置することはとても重要です。
せっかくCADデータを使用して図面を作成しても、その内容が不十分だった場合、CADデータを使用して仕上げた資料は、現場にとってさほど意味のないものとなってしまいます。
2. トレーラーの安全面に配慮した図面づくりを意識する
トレーラーやセミトレーラー、高床トレーラーなどを使用する現場では、危険ポイントとなる場所の共有など、CADデータを駆使した図面だからこそ把握きるようになります。
特に、安全面に配慮した、図面づくりを意識することが大切です。
それには、添景のCADデータを、必要以上に使用しないことも必要です。特にフリーのダウンロードサイトから得たデータは、つい使いたくなるので注意しましょう。
3. CADデータは、あくまでも資料の一部という認識を持つ
CADデータを使用して、トレーラーやセミトレーラーの図面を作成する場合、あくまでも資料の一部、という認識を持つことはとても重要です。
図面には色々な種類があり、作業や工事の工程によって、必要となる図面も異なります。
トレーラー・セミトレーラーのCADデータを制作・添付する場合は、資料の一部として丁寧に使用するようにしましょう。
4. トレーラーのCADデータは、必要な情報のみダウンロード
トレーラーとセミトレーラーのCADデータを有料・無料のサイトからダウンロードする場合は、有効活用できる必要な情報のみを、ダウンロードするようにしましょう。
フリーのダウンロードサイトだと、なんでもダウンロードしたくなりますが、トレーラーとセミトレーラーに関する情報を、何でも図面に記すのは、かえって必要な情報を見逃してしまうことにもなりかねません。
トレーラーやセミトレーラーのCADデータを使う際の問題点
トレーラー・セミトレーラーのCADデータを使用する際、以下のことでお悩みになる方が多くいます。
トレーラー・セミトレーラーにはさまざまなCADデータがある
一般的にトレーラーと呼ばれている車両は、荷台であるトレーラーとトレーラーを牽引するトラクターに分類されています。
トレーラーとトラクターを製造するメーカーは、基本的に異なっています。
トラクターはもちろん、トレーラーにもさまざまな種類があるため、使用車両と同型のCADデータを探すには、多大な労力を要します。無料・有料を問わずたくさんのダウンロードサイトから探す必要があります。
トレーラーには、フルトレーラーやポールトレーラー、平ボディトレーラー、高床トレーラー、低床トレーラーなどがあります。また、10tトレーラーや20tトレーラーなど積載量による違いもあります。
使用車両と同じサイズのCADデータも、なかなか見つけることができません。
フリーサイトだと思っていて、ダウンロードするときに、CADデータが有料であることに気がついた。
ダウンロードしたトレーラーのCADデータの使い勝手が悪い
さまざまなサイトからダウンロードしたCADデータは、サイズがまちまちで使いづらいです。
図形イメージのみで、寸法などのデータが記載されていない。
使用条件の確認を忘れていたため、商用利用が可能なのか分からない。
プレゼンテーション資料に相応しいデザインやアングルのCADデータではなかった。
トレーラーのCADデータを使う際に知っておきたいこと
サイト内のトレーラー、セミトレーラー、平ボディトレーナー、高床トレーラー、低床トレーラーなどのCADデータを閲覧する前に、利用規約に目を通しましょう。
商用利用が可能なCADデータか、使用料が不要か、などは必ず確認してください。
CADデータの使用用途や欲しいサイズ、データ形式を明確にしておきましょう。
検索精度を上げる努力を惜しんではいけません。
2Dや3Dなどの表示形式や、DWGなどのCADデータ形式をキーワードに加えて検索しましょう。多くの有料・無料ダウンロードサイトから、ほしいデータを絞り込みます。
CADデータをダウンロードする際に注意するポイント
有料・フリーサイトを問わず、ダウンロードする前に、必ずCADデータの使用条件を確認する。
商用利用不可のCADデータをダウンロードしない。
社外に対して公開するマニュアルへの使用などは、商用利用になります。
CADデータの使用条件を必ず確認し、無用なトラブルを防ぎましょう。
手持ちのソフトで利用できるCADデータ形式(DWGやDXF、SXFなど)でダウンロードしてください。
ダウンロードしたCADデータは、寸法などの必要な情報が記載されているかをチェックしましょう。
人物や建物のCADデータを添景として追加することが、効果的なケースがあります。
CADデータを最大限に活用するために必要なこと
機能や性能を正しく理解している人員を、制作スタッフとして参画させる。
CADデータを使用しても、内容が不十分な資料では作成する意味がありません。
危険ポイントの共有や安全面に配慮した作業要領の徹底に、CADデータが役立ちます。
添景のCADデータを必要以上に掲載した資料は、肝心の部分が分かりにくくなるおそれがあります。