基準点測量、トラバース測量、多角測量の計算ソフト、本物をさがす

04 cc0333 - 基準点測量、トラバース測量、多角測量の計算ソフト、本物をさがす 測量計算 ソフト

基準点測量とトラバース測量、多角測量の計算、のおすすめソフトとは

基準点は国土交通省が定めるものです。
基準点の場所にはそれを明確にするために、金属のプレート標や標石、鋲などが設置されています。

基準点は地籍調査のために必要であり、測量技術者などが使用する起点にもなります。
基準点測量やトラバース測量の際には、専門の測量ソフトやツールなどを使い正確な数値、座標値を算出する必要があります。

厳密網平均計算や基準点測量とトラバース測量、逆トラバース計算、ヘルマート変換、気象補正、倍横距法、観測手簿、結合トラバース、放射トラバース、多角測量の計算ソフトなどの人気アプリやエクセルテンプレートは、フリーソフトでも実務に使用できるものが多くあります。
製品版の購入の前にフリーソフトをダウンロードし、使用してみて、自分にどのツールがあっているのかを比較してランキングし、見つけるのがベストな検討方法です。

このサイトでは、基準点測量とトラバース測量、気象補正、倍横距法のフリーソフトが用意されています。
それぞれのソフトの特徴比較や機能についてご紹介します。


後半の記事でも、活用できるおすすめソフトを紹介しています。
基準点測量とトラバース測量、気象補正、倍横距法、結合トラバース、放射トラバースのフリーソフトで、自分に合ったツールを見つけましょう。

それでは、基準点測量とトラバース測量・ヘルマート変換・厳密網平均計算・逆トラバース計算のフリーソフトやシステムの紹介です。
あなたのお役に立つソフトがきっと見つかるはずです。
下記の、リンク集からダウンロードしてくださいね。


基準点測量のフリーソフト

基準点点の記作成ツール for Access

基準点点の記作成ツール for Access0 - 基準点測量、トラバース測量、多角測量の計算ソフト、本物をさがす
基準点点の記をデータベース化して一括で印刷することができるフリーソフトです。accessで作成されているソフトウェアとなっているため、操作性にはaccessへの慣れが必要です。基準点点の記の記述を揃えるとため、エクセルへの入力が一度必要となります。html形式のマニュアルもソフトに同封されていますので、詳しい使い方などについてはそちらを参考にすると良いでしょう。

県別基準点設置点数一覧表

県別基準点設置点数一覧表0 - 基準点測量、トラバース測量、多角測量の計算ソフト、本物をさがす
県別の基準点設置点数一覧表です。平成6年3月現在のデータが使用されています。データはテキスト形式となっていますので、どのソフトウェアでも容易にインポートできる形式となっています。このデータだけでは何かを算出したり計算することはできませんが、正確なデータを取り扱う場合には必要な情報となります。より最新の情報が必要な場合は、個人で収集するなどの手間が必要となります。

電子基準点データ取得 GEO_GET

電子基準点データ取得 GEO_GET0 - 基準点測量、トラバース測量、多角測量の計算ソフト、本物をさがす
国土地理院の電子基準点データおよび電子基準点観測データの取得が簡単に行うことができるシェアウェアです。国土地理院の電子基準点データおよびGEONET(GPS連続観測システム)で得られた電子基準点観測データや解析結果値を、Webより取得するのが効率的で簡単になります。業務効率の向上を目指した場合、こうしたソフトウェアを導入することが大切で、一つ一つの業務を見直すことが重要です。


トラバース測量のフリーソフト

測算

測算0 - 基準点測量、トラバース測量、多角測量の計算ソフト、本物をさがす
クロソイド曲線や拡幅計算、トラバース計算、座標管理などの測量計算を行うシェアソフトです。ソフトはエクセルのVBAを使用しています。またソフトはUSBメモリを鍵にしたセキュリティとなっており、このUSBを所持することで複数台のPCで使用することが可能となります。測量計算については12種類の計算が行う事ができますので、このソフト一つで多様な計算を補う事が可能です。

◆追加

測量新補君ライト

測量新補君ライト0 - 基準点測量、トラバース測量、多角測量の計算ソフト、本物をさがす
クロソイド曲線、拡幅計算、トラバース計算、座標管理、その他の測量計算を行うことができるシェアソフトです。測算はエクセルのVBAを使用しています。USBメモリが鍵となり複数のPCで使用が可能です。。測量計算は拡幅計算、結合トラバース、交点計算、高低計算、座標データリスト、逆計算、縦横断高計算、数量計算、線長計算、中間点座標計算、方向角座標計算、面積計算となります。

◆追加

測量ユーティリティ (逆トラバース・座標面積)

測量ユーティリティ (逆トラバース・座標面積)0 - 基準点測量、トラバース測量、多角測量の計算ソフト、本物をさがす
JW_CAD上での測量図面作成を支援するフリーソフトです。外部変形スクリプトとなっており、使用には「測量ユーティリティ集(https://www.vector.co.jp/soft/dos/business/se026656.html)」が必要となります。最初に、「S_PRO.BAT」で座標系を登録し、外部変形メニューから各バッチファイルを実行して使用します。



フリーソフトで使い方をマスターしてから、製品版の購入を検討してみる

測量のソフトウェアやツールは高額なものが多く、返品ができないことがほとんどです。

気象補正、や厳密網平均計算、倍横距法などができるのかなど、事前にどの様なソフトなのかを知ることは大事なことです。
しかし、そのソフトが自分にとって必要なものなのかを見極めることは、さらに重要なことです。

フリーソフトはベーシックなものが多く、お試し版として使用することもできます。

実務で実際に体験してみて更に応用の通用するものを購入するか、
フリーソフトをベースにして追加パッチとして有料ソフトウェアを購入するかなどの比較ランキングも重要になります。

特に、測量計算では、正確な数値が求められるため、ソフトやツールは目的に応じていろいろな種類に分かれています。

フリーソフトやアプリで使い方をマスターしてから、製品版や必要なソフトの購入を検討することで、無駄のない測量計算への投資につなげることができます。


基準点測量とトラバース測量、多角測量の計算、おすすめソフトはこれだ

これから紹介するサイトでは、基準点測量とトラバース測量、多角測量の計算のフリーソフトがたくさん用意されています。
さまざまな測量計算の場面で、活用できるツールだと思います。

日本測量協会

日本測量協会

測量ソフトウェアは、日本測量協会と国土交通省を基準にしたものがほとんどであり、この二つは同様の基準になっています。

測量ソフトの購入の際には、日本測量協会と国土交通省を基準にしたものを購入することになります。

日本測量協会と国土交通省を基準にしたソフトを使用すれば、測量計算の際にも安心して使用できるようになっています。

ヘルマート変換で網平均

ヘルマート変換で網平均

基準点測量の網平均ソフトを持っていない人には、最適のサイトです。

このサイトでは、厳密水平網平均計算や厳密網平均計算に匹敵する新点位置の決定方法を紹介しています。
新点位置の決定方法を日本測量協会発行の「基準点測量計算範例集(H10.9.30版)」を基準にした計算方式で掲載しています。

実際の計算方法、算出した数字などをもとに図表化したものが掲載されています。
計算方式などもわかりやすく、ソフトなどを使用せずに、厳密水平網平均計算の数値を求めることができるようになっています。

網平均ソフトはフリーソフトもありますが、正確な数値を算出する場合には有料ソフトで高額なことも多く、測量初心者はなかなか手が出しにくいのが実情です。

計算とソフトでどちらが必要なのか、比較と検討にも使用することができるサイトとしても有効です。

日本測量学会を基準にしているので、正確さなどは実務向けであるといってもいいでしょう。

あさかぜネット トラバース計算(Web)

あさかぜネット トラバース計算(Web)

数値を入力するだけでトラバース計算・逆トラバース計算を行ってくれる人気サイトです。

オンライン上で計算できるので訂正や確認などの処理も素早くできます。
パソコンはもちろん、タブレットなどにブックマークすることで、ソフトのインストールができない場合に便利です。
このトラバース計算や逆トラバース計算、放射トラバースのサイトなら、その場で正確な数値を即座に求めることができます。

計算タイプも放射計算、続計算から指定することができます。
タブレットなどでソフトが持ち歩けない場合に、ブックマークすることをおススメします。

あさかぜネットでは、他にも多くのフリーツールをオンライン上で使用することができます。
測量はもちろんですが、逆トラバース、閉合トラバース、放射トラバースなど細部に分かれたオンラインツールが掲載されています。
アイパッドなどのウィンドウズソフトの共有などが難しい端末でもブックマーク一つだけで、トラバースツールはほぼカバーできると考えても問題ありません。

持ち歩き用の端末には入れておきたいサイトの一つです。
既知点なども求めることができることもメリットの一つになるといえます。

基準点測量の観測や計算の詳細とソフト使用のすすめ

基準点測量とは~三角点・水準点・電子基準点~

基準点とは、地球上の位置や海面からの高さが正確に測定された三角点、水準点、電子基準点等をいい、それらの基準点を測定する作業が基準点測量で、既知点を基に基準点の位置や標高を定める作業です。
三角点は、~4等の種類があり、経度、緯度、標高が正確に求められ、地図作成・道路建設・都市開発などの公共事業を行う際に必要とされます。
水準点は、基準・一・二等の種類があり、土地の高さが精密に測量でき、地殻変動・地盤沈下対策に不可欠な土地の上下変動は、水準点測量の繰り返しから求められます。
電子基準点は、GNSS衛星からの電波を受信して測量できる基準点です。
基準点は、標石・金属標・鋲などの標識が設置されてその場所を明確にされます。基準点には、国の根本的な測量の基礎の、国家基準点(1等~3等三角点等)、公共事業に必要な公共基準点などの種類があります。
基準点の区分ごとに使用できる既知点の種類が決まっていて、1・2級基準点測量では同級の基準点を既知点として使用が可能ですが、3・4級基準点測量では上位の基準点を既知点とすることが必要です。ただし、水平の厳密網平均計算・高低の厳密網平均計算・二次元網平均計算のような厳密網平均計算で設置された同級の基準点を既知点として使用するときは、2分の1以下での使月が可能です。また、電子基準点を既知点として使用する測量は、1級基準点測量だけです。
測量ソフトには、無料のフリーソフトやアプリ、測量計算のテンプレートやツールが整理されたエクセル(excel)ベースのフリーソフトも多く出て、高い人気とランキング上位にあるソフトは、機能の比較するためにダウンロードして試用するのもおすすめです。AutoCADなどのCADを使った座標軸作図や面積計算ができる無料フリーソフトも人気が高く、おすすめです。大がかりな基準点測量では、測量点が多くなるため測量計算の数も多く、さらに、図面や計算表にまで作成するのはフリーの測量ソフトでは難しいでしょう。その場合は、有料ながら、システム化されたソフトウェアが出されているため、ダウンロードしての試用もおすすめです。トラバース測量の規模や測量計算の規模から、フリーソフトとするか、システム化ソフトウェアにするかは、一度ダウンロードして両者を比較、試用するのもおすすめです。

基準点測量の結合多角測量方式(結合トラバース測量)と単路線方式

基準点測量には、2つの方式が標準で、1・2級基準点測量は、結合多角測量方式(結合トラバース測量)で行う方式が1つ、もう1つは、3・4級基準点測量を、結合多角測量方式(結合トラバース測量)か単路線方式で行う方式です。多角測量(トラバース測量)は、基準点をつないでできる多角形の水平角と、点と点間の距離を測定し、測量計算によって計測した点の座標を決める基準点測量法です。
結合多角測量方式(結合トラバース測量)は、3点以上の既知点を使用し、既知点と新点とを多角路線で結合し、多角網を作って測量する方式です。多角網は、測量を行う市街地や林のような地形や基準点の数によって色々な形状があります。結合多角測量方式(結合トラバース測量)は2つの形式に分けることができ、任意で多角網を形成する方式と、定形な多角網を形成する方式の2つです。
任意で多角網を形成する方式は、既知基準点と新設基準点を見通せる基準点を、任意の多角路線で結ぶ方式で、平均計算を一括で行います。定形な多角網を形成する方式は、既知点と定型的な多角網を形成できるような、Y,A,X,H型の定形的な形状で、多角路線を作る方式です。例えば、Y型は、アルファベットのYの形状のような多角網を作る方式です。
一方、単路線方式は、既知点間を1つの路線で結合させる多角測量方式(トラバース測量方式)です。両既知点またはどちらかの1点で、方向角を取付けて観測を行います。
また、放射多角測量(放射トラバース)は、トラバース測量法の1つで、1点から放射状に測量を続ける測量法です。

単路線方式の作業方法

方向角の取付は、1点以上の既知点に取付を行います。路線の辺数は1級基準点測量では7辺以下、2級球で8辺以下のように行います。新点の数は、1級で2点以下、2級で3点以下のようになります。路線の長さでは、1級が5km以下、2級で3km以下です。1・2級の路線の図形は、新点では、両既知点を結ぶ直線から両側40°以下に選点し、路線の中の夾角が、60°以上とします。ただし、地形の状況によリやむを得ないときは、この限りでない。
単路線方式の場合、1級・2級基準点測量では、新点数の制限が決められています。また、やむを得ず単路線方式を行う場合に限って、地形や既知点の状況によりやむを得ず行う方式です。

観測の実施

観測は、承認が取れた平均図を持ちいて観測図を作成し、観測を始めます。
・距離測定では、気温と気圧(気象)の測定と気象補正を、①~③のように行います。
①TSを整置した観測点で行い、3級基準点測量と4級基準点測量では、気圧の測定は行わないで、標準大気圧を使って気象補正を行います。
②気象測定は、距離測定を開始する直前か、終了直後に行います。
③観測点と反射鏡を整置した反射点の標高差が400メートル以上あるときは、観測点と反射点の気象測定を行いますが、反射点の気象を計算で求めることができます。
・水平角観測では、観測方向数が多いことで観測時間が長くなり、観測機器変動や気象条件変化による精度低下を避けるため、観測方向数は5方向以下とします。
・観測の記録は、データコレクタか観測手簿への記載で、記録を残します。
・TSを使用した場合で、水平角観測で取得された鉛直角観測値や距離測定値は、平均の測量計算とします。
観測値については点検を行って、許容範囲を超えたときは、再測して観測手簿に記載します。TS等による許容範囲は、法で定められた範囲が標準です。
観測を終了するごとに、すぐに観測が良いかどうかを判断するために、水平角観測倍角差と再測は、観測差・鉛直角観測の高度定数較差・距離測定値の較差と平均値の較差を点検して、許容範囲を超えたときに行い、観測手簿に記載します。

新点の水平位置と標高を求める計算はソフトウェアが便利

新点の水平位置と標高を求める計算は、①~③のように行います。
①TSによる基準面上の距離の計算は、標高とジオイド高から求めた楕円体高を用います。ジオイド高は、国土地理院からファイルをダウンロードしての使用が可能です。
②ジオイド高の値は、国土地理院が提供するジオイドモデルから求める方法、GMSS観測と水準測量で求めた局所ジオイドモデルから求める方法があります。
③3級基準点測量と4級基準点測量では、基準面上の距離の計算を、楕円体高ではなく標高を用いた計算ができ、経緯度計算の省略が可能です。
直角座標・経緯度・標高・ジオイド高・角度・辺長などの計算は、法規の付録6の計算式を用いて測量計算しますが、この計算式と同精度かそれ以上の精度ある計算式があるときは、それを使うことができます。X、Y座標値を測量した結果の値は、0.001m位まで測量計算し、標高値も0.001mまで測量計算します。
測量計算(トラバース計算)は、距離・方向角・座標・既知点座標と観測座標の差を距離で割った閉合比などの計算を行い、結果を観測手簿に書き込んで、点検や再計算に使います。測量計算(トラバース計算)では、閉合トラバース内側の面積の計算方法、倍横距法があり、閉合トラバースの面積が三角形や台形の加算や減算による計算を利用した計算法で、調整緯距で求めた面積を加工した計算法が、倍横距法です。もう一つの閉合トラバース内側の面積の計算方法の座標計算では、旧座標と新座標の計算から、移動量や回転角を求める計算で、ヘルマート変換を使います。ヘルマート変換は、旧座標を新座標に変換する計算です。また、座標データから、角度や距離を求める逆トラバース計算も、トラバース計算の1つです。座標が書かれた図面から、基準点の位置を知るのに、逆トラバース計算が利用されます。
トラバース計算の無料のフリーソフトやアプリは、ランキング上位にあり人気の高いソフトが多くあります。フリーのソフトの中には、ソフトウェアをインストールせずに、WEB上のツールで観測手簿のデータを入力することで、即座に各種のトラバース計算ができる無料のソフトがあり、便利です。エクセル(excel)を主体に、ツールとテンプレートを備えたソフトも多く見られます。エクセル(excel)に慣れて使い易い人にとってはおすすめです。多角測量のためにシステム化された有料ソフトウェアもあり、CADとの連携と、クラウドを使うことで、どこのパソコンやスマホのアプリからでも多角測量計算や修正ができることが、システムソフトウェアの魅力です。ダウンロードしての試用もおすすめです。

基準点測量、トラバース測量、多角測量における観測方法

トータルステーションを使用した基準点測量、トラバース測量、多角測量

基準点測量、トラバース測量、多角測量では、角度と距離を計測する機器としてトータルステーションを使用します。測量では角度を測ることを「測角」、距離を測ることを「測距」といいます。測角は方向観測法で行います。基準点測量では2対回観測で行います。なお、2級トータルステーションを使用して2級基準点測量を行う場合は3対回観測を行います。応用測量では、1回のみ観測する放射観測を行います。
方向観測法とは、連続して水平角を観測する方法です。また、倍角差と観測差を用いて対回観測の観測誤差を確認します。観測値のばらつきが制限値以下であれば、4つの観測値を平均した観測角を計算に使用し、制限値を超えた場合には、再度計測を行います。
放射観測では、観測した点を再度観測、または観測点間の距離を計測し観測値との差を確認することで誤差を確認します。
得られた結果を観測手簿に記載し、測量ソフトに入力することで閉合トラバース、結合トラバース、放射トラバースによるトラバース計算、逆トラバース計算を行います。測量計算はエクセルを使用したソフトウェアなどのシステム、ツールを使用することが一般的です。ソフトウェアは有料のものもありますが無料のフリーソフトをダウンロードすることもできます。ソフトウェアの中にはヘルマート変換、厳密網平均計算、気象補正、倍横距法ができるものもあります。ネット上には有料、無料合わせて多くのソフトウェアやエクセルを用いたテンプレートがあります。ランキングサイトなどで人気のアプリを探すと、行いたい測量計算に応じた測量ソフトが見つかるでしょう。

基準点測量、トラバース測量、多角測量における放射観測

基準点測量、トラバース測量、多角測量における放射観測とは、既知点に機器を設置し、基準となる他の既知点からの角度と距離を観測する観測手法です。主に地物の観測や復元測量等で採用されます。

①地物の観測

地形測量では、事前に設定した基準点を基にして既知点からの建物の隅角部などの角度と距離を1回観測して、その点の座標値を算定します。

②復元測量

既に座標値を求めた点を既知点から現地に復元することを復元測量または杭打ち、ステークアウトといいます。トータルステーションに既知点を2ヶ所入力し、復元したい点を指定することで、角度と距離を求めることができます。
得られた結果を観測手簿に記載し、測量ソフトに入力することで閉合トラバース、結合トラバース、放射トラバースによるトラバース計算、逆トラバース計算を行います。測量計算ソフトは無料でダウンロードできるフリーソフトやシステム、ツール、アプリによってはヘルマート変換、厳密網平均計算、気象補正、倍横距法をできるものもあります。人気のおすすめランキングを参考に比較し、自分にあったものを選ぶとよいでしょう。エクセルフォーマットやexcelテンプレートも便利です。

基準点測量、トラバース測量、多角測量における2対回観測

基準点測量、トラバース測量、多角測量における2対回観測の方法を説明していきます。

(1)方向観測法

トータルステーションの望遠鏡は、鉛直方向に360°回転します。望遠鏡が通常状態にある時を正位(R)、望遠鏡を鉛直方向に180゜回転させた状態を反位(L)といいます。
正確に行う必要がある基準点測量では、望遠鏡の正・反観測を行うことで、視準軸誤差、水平軸誤差、目盛盤の偏心誤差などの誤差の影響を無くすことが必要です。正位・反位を1回ずつ観測を行うことを1対回観測といいます。基準点測量では、水平角を0°と水平角90°のそれぞれについて正位・反位の観測を行い、合計4回観測を行います。これを2対回観測といいます。2対回観測により得られた結果を観測手簿に記載し、測量ソフトに入力することで閉合トラバース、結合トラバース、放射トラバースによるトラバース計算、逆トラバース計算を行います。測量計算は無料でダウンロードできるソフトウェア・アプリやエクセルを利用したフリーソフトのツールを活用すれば、簡単に行うことができておすすめです。
無料でダウンロードできるフリーソフトや、有償で販売されているシステムがあるので、導入前に比較検討する必要があります。おすすめのランキングサイトなどを参考に人気のあるものを選ぶとよいでしょう。また、ヘルマート変換、厳密網平均計算、気象補正、倍横距法に対応しているexcelテンプレートやフリーソフトが人気ですので、ダウンロードサイトのおすすめランキングを覗いてみましょう。

(2)水平角の測定方法

①望遠鏡の正位・反位
基準点測量では望遠鏡を鉛直方向に180°回転させて正位・反位の両方で観測を行います。
正位とは鉛直角の数値が0°~180°の範囲にある状態のことをいいます。望遠鏡の固定つまみ(望遠鏡微動つまみ)が望遠鏡接眼レンズの右側にあるため、この正位の状態をRightのRで表します。
反位とは正位の状態からトータルステーション本体を水平に180°回転させて、望遠鏡を鉛直方向に180°回転して同じ計測物を視準する状態のことをいい、鉛直角の数値が180°~360°の範囲となります。このとき、望遠鏡固定つまみは正位の時とは逆で望遠鏡接眼レンズの左側に来るため、反位の状態をLeftのLで表します。
②望遠鏡による視準
視準とは望遠鏡内に見える十字を目標物に合わせることをいいます。正確に合わせないと誤差が発生しますので慎重に行います。

(3)対回観測による誤差調整

対回観測とは測量機器の誤差を無くすために行う観測方法です。望遠鏡が正位のときと反位のときそれぞれで同一対象を観測して、正位、反位の平均角度を求めます。正位・反位で一回ずつ観測を行うことを1対回の観測といいます。基準点測量では2対回の観測を行います。
対回観測では、視準軸誤差、水平軸誤差、外心軸誤差、偏心誤差、目盛盤誤差を無くすことができます。視準軸誤差とは視準線が水平軸に直交していないことにより発生する誤差のことをいいます。水平軸誤差とは鉛直軸に対して水平軸が垂直になっていないことにより発生する誤差のことをいいます。外心軸誤差とは視準線が水平目盛盤の中心を通らないことにより発生する誤差のことをいいます。偏心誤差とは目盛盤の中心と鉛直軸の中心がずれることで発生する誤差のことをいいます。目盛盤誤差とは目盛盤の目盛幅が均一でないことで発生する誤差のことをいいます。目盛盤を回転させて目盛盤を均一に使用することで誤差を小さくすることができますが、完全に無くすことは難しいです。

(4)望遠鏡の正位・反位

正位、反位の観測は以下の手順で行います。
①望遠鏡が正位状態で対象物を視準し、水平角を0°0′0″にします。
②望遠鏡を反転(鉛直方向に180°回転)させます。
③水平角を180°回転させ、同じ対象物を視準すると理論上は水平角目盛は180°となります。ただし、誤差があるため完全には180°とはなりません。

(5) 2対回観測

2対回観測は、0°輪郭と90°輪郭それぞれで正位・反位の観測を行い、合計4回観測を行います。0°、90°それぞれ行うことで角度を均等に使用することが可能となります。手順は以下の通りです。
①後視点の視準をし、水平角を0°0′0″にします。その後前視点を視準します。
②望遠鏡を180°鉛直方向に回転し、再度前視点を視準します。その後、後視点を視準します。
③反位状態で角度を270°0′0″にし、前視点を視準します。
④望遠鏡を180°回転させて、再度前視点を視準します。その後、後視点を視準します。

(6)観測方法

実際の基準点観測では、前視点および後視点に反射プリズムを設置して視準して観測します。トータルステーションを使用することで水平角観測、鉛直角観測、距離測定を同時に行うことができます。

(7)倍角差・観測差・高度定数差

理論上は、方向観測法によって測定された2対回観測の4つの水平角は一致します。しかし、実際はトータルステーションの機器の誤差や観測誤差等により一致しません。そこで、水平角観測結果の確認は倍角差と観測差、鉛直角観測結果の確認は高度定数の較差、距離測定結果の確認は1回の2対回観測の較差および各2対回観測の平均値の較差で行います。1観測が完了するごとに確認を行い、許容値内であれば次の観測点に移動しますが、許容値を超過した場合には再計測を行います。
こうして得られた結果を観測手簿に記載し、測量ソフトに入力することで閉合トラバース、結合トラバース、放射トラバースによるトラバース計算、逆トラバース計算を行います。測量計算でフリーソフト、システム、ツール、アプリを使用する際は、入力が簡単なものを選ぶようにしましょう。ソフトウェアはexcelシートのテンプレートを含めてたくさんの種類があり、どれを使っていいか迷ってしまいます。選ぶ際は人気のおすすめランキングを比較するとよいでしょう。無料ダウンロードできるexcelテンプレートやシステム、ツール、アプリによってはヘルマート変換、厳密網平均計算、気象補正、倍横距法をできるものもありますので比較してご自身のしたい測量計算にあった測量ソフトを選ぶのがおすすめです。




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