型枠支保工計算、型枠計算、足場強度計算のフリーソフト

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このページは、型枠支保工計算、型枠計算、足場強度計算のフリーソフトを紹介しています。
簡易型吹付法枠(のり枠)の安定計算、RC積算、土工・コンクリート・型枠・鉄筋等の積算、ビームの強度計算、コンクリート型枠や足場の強度計算、型枠支保工計算、型枠支保工の存置期間計算など、ができるソフトです。
型枠の側圧計算や支保工の計算が正確にできれば、後々のトラブルを招く心配がなくなります。
フリーソフトを使えば、コストもかからないうえ、クラウドから気軽にダウンロードできるのでおすすめです。エクセルフォーマットやexcelテンプレート、ひな形もあります。

また、記事の後半では、型枠の側圧計算のフリーソフトを使用して型枠崩壊を防止する方法、型枠支保工の計算・足場の強度計算ソフトでコスト削減と業務の効率化を図る方法、などを解説しています。

型枠側圧計算・型枠強度計算・支保工足場計算のフリーソフト

簡易型吹付法枠の設計 (のり中間からの崩壊)

簡易型吹付法枠の設計 (のり中間からの崩壊)0 - 型枠支保工計算、型枠計算、足場強度計算のフリーソフト
簡易型吹付法枠(のり枠)の安定計算(のり中間からの崩壊)ができるフリーソフトです。エクセルの計算機能を使用しているので、簡単な条件入力を行うだけでだけで、簡易型吹付法枠の安定計算を解析することができます。なお解析は、「のり枠工の設計・施工指針」、「簡易吹付のり枠工設計・施工指針(案)ソイルクリート工法」、「道路土工-のり面工・斜面安定工指針」に準拠しています。

RC積算システム byエクセル

RC積算システム byエクセル0 - 型枠支保工計算、型枠計算、足場強度計算のフリーソフト
RC積算をエクセルで行うことができるシェアウェアです。土工・コンクリート・型枠・鉄筋等の積算について、汎用性の高いシステムとなっています。エクセルが基本となって作成されているソフトウェアなので、使用方法などについて特に迷うこともありません。計算についてもエクセルの計算式を用いているため、迅速かつ単純に結果を提示してくれます。手軽に使える頼れるソフトウェアです。

型枠支保工早期解体 -ロ型スラブ

型枠支保工早期解体 -ロ型スラブ0 - 型枠支保工計算、型枠計算、足場強度計算のフリーソフト
ロ型スラブにおける型枠支保工を、設計基準強度発現以前に解体するための算定が行えるシェアウェアです。算定方式は、日本建築学会の標準仕様書である「JASS5」に準じて行われます。エクセルのマクロを使用しているソフトウェアで、ダイアログボックスが表示されたところに、対象スラブの諸数値を入力するだけという簡単操作で、早期解体の検討を行うことが可能となっています。

ビームの強度計算_Excel for Windows

ビームの強度計算_Excel for Windows0 - 型枠支保工計算、型枠計算、足場強度計算のフリーソフト
コンクリート型枠での、ビームを使用したビームの強度計算が行えるシェアウェアです。複雑な計算もソフト内で素早く算出を行ってくれます。ソフトウェア自体はエクセルで作成されていますので、使用方法や操作性についてはエクセルを取り扱える方であれば、特段難しいことはないはずです。簡単な操作で素早く、そして正確に計算を行いたい場合には、最適なソフトウェアだと言えるでしょう。

仮設の達人

仮設の達人0 - 型枠支保工計算、型枠計算、足場強度計算のフリーソフト
仮設物(コンクリート型枠・足場)の強度計算書を取り扱えるシェアウェアです。試用期間は起動回数10回までとなっています。まずは試用期間で使用感を実感してから導入を検討するがおすすめです。なお、台風などの災害が発生した地域については、無料での提供を行っています。ID、固定電話番号を「legaroid@jyoubun.jp」宛に記入して送信すると、パスワードが返信されてきます。

型枠支保工計算

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型枠支保工計算0 - 型枠支保工計算、型枠計算、足場強度計算のフリーソフト

「型枠支保工計算」は、鉄筋コンクリートのスラブ型枠、梁型枠、水平力の強度計算をするフリーソフトです。
こちらのフリーソフトでは以下の3つ型枠計算が可能です。
・床版型枠の検討
・梁型枠の検討
・水平力の検討

基本情報と材料選択でスラブや梁を自動計算

「型枠支保工計算」ソフトの1つ目の特徴は、スラブや梁の基本情報と材料を選択すれば自動的に計算してくれます。
型枠の検討では、スラブ厚や勾配の荷重要素、せき板・根太・大引・支柱の材料・たわみ量を入力すれば簡単に計算でき、ピッチを細かく設定すれば、精度の高い計算も可能です。

曲げ応力度とたわみの判定が繰り返しチェックでできる

「型枠支保工計算」フリーソフトの2つ目の特徴は、自動計算した結果から曲げ応力度とたわみの判定をしてくれる点です。
判定は、「OK」「NG」とシンプルで分かりやすく、数値を変えて計算しなおせば、何度でもチェックできます。

フリーソフトでも計算根拠が表示できる

「型枠支保工計算」ソフトの3つ目の特徴は、計算根拠を示してくれることです。
計算結果だけでなく、左側のテキストエリアには、計算式が表示されますので、どのように型枠支保工の計算をしたのか分かりやすくなっています。

工事ごとのファイル管理ができる

「型枠支保工計算」フリーソフトの4つ目の特徴は、工事毎にファイルを管理することができる点です。
過去の同様の事例があれば、そちらのデータを活用することができます。

エクセル型枠支保工計算

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エクセル 型枠支保工計算0 - 型枠支保工計算、型枠計算、足場強度計算のフリーソフト

「エクセル型枠支保工計算」は、梁・スラブ型枠の支保工計算を簡単に行うことができる有料エクセルソフトです。
ソフトでは以下の3つ型枠計算が可能です。
・スラブ型枠支保工計算
・梁型枠型枠支保工計算
・水平力の検討

スラブ断面図から入力でき、許容値に対する比率が分かりやすい

「エクセル型枠支保工計算」ソフトの特徴は、スラブの断面図からどの部分の数値を入力すればよいか、視覚的に分かりやすくなっている点です。
また、部材間隔の判定もグラフ化されています。
無料の「型枠支保工計算」ソフトでは、「OK」「NG」のシンプルな判定でしたが、「エクセル型枠支保工計算」ソフトでは、許容値に対する比率がひと目で分かり、あとどれぐらいで許容値に収まるのか理解しやすくなっています。

計算書がエクセルで自動作成できる

「エクセル型枠支保工計算」ソフトは、自動計算だけでなく、「支保工計算書」「水平力検討書」の計算書も自動で作成してくれます。
水平力の検討では、斜材はチェーンと単管パイプの2種類に対応しています。

わく組足場 Kさん

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わく組足場 Kさん0 - 型枠支保工計算、型枠計算、足場強度計算のフリーソフト

「わく組足場 Kさん」は、わく組足場の建枠や、壁つなぎ、最上部の検討ができる有料ソフトです。
わく組足場に計算をするソフトですが、型枠の支保工計算ができる機能が搭載されています。
自動計算や判定については、紹介した「型枠支保工計算」フリーソフトと「エクセル型枠支保工計算」ソフトと同等の機能がついています。

「わく組足場 Kさん」ソフトの注意点

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「わく組足場 Kさん」ソフトを利用する注意点としては、まず未入力の場合、どこが未入力か分かりません。
「型枠支保工計算」フリーソフトの中には、どの部分が未入力か教えてくれるものもあります。
しかし、「わく組足場 Kさん」ソフトは、未入力の部分がどこか分かりませんので、すべて埋めるようしましょう。

2つ目の注意点は、曲げ応力度とたわみの判定が%と文字色で表示される点です。
100%を超える結果の場合は、赤文字でNGとなりますので、数値の意味を理解して利用するようにしましょう。

エクセル 型枠支保工の存置期間計算

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エクセル 型枠支保工の存置期間計算0 - 型枠支保工計算、型枠計算、足場強度計算のフリーソフト

「エクセル 型枠支保工の存置期間計算」は、梁やスラブの支保工除去時に必要となる、コンクリートの圧縮強度を算出する有料エクセルソフトです。
計算結果を利用して、型枠支保工の早期解体や支保工除去時の構造安全性を検討することができます。
また、計算過程を詳細に記載した「型枠支保工存置期間の算定書」をエクセルで自動作成する機能も備わっています。

コンクリートの問題点を考慮した型枠側圧計算

型枠側圧とは、型枠の側圧が大きくなるのは

側圧というのは型枠を押し広げようとする力のことです。
コンクリートを型枠内に流し込んでいくと真下にかかる重量、型枠に働く力に分かれます。
型枠の幅が狭いほど側圧も大きくなると考えられます。
また、生コンのスランプがやわらかい(高い)場合も側圧が大きくなります。

型枠側圧計算はコンクリートに発生する問題を考慮して計算を行う

型枠を設計する上で最も重要なことは、コンクリートを型枠に流し込んだときの側圧といえます。

液体の場合は、液体の密度と深さに比例した側圧になります。

コンクリートの場合は、次のような問題を考慮して側圧計算を行うことになります。
・骨材の内部摩擦やアーチ作用
・セメントペーストの粘性
・セメントの凝結
・コンクリートの打ち込み速度や型枠の材質
・気温または突き固めの問題
・バイブレーターや剛性などの影響を受ける可能性

とても複雑な計算こそソフトウェアを使ってみてください。
手計算と比較すると、とても簡単なのでランキング上位に入るシステムもあり、おすすめです。
ぜひクラウドからダウンロードしてみてください。

鉄筋コンクリート構造物における型枠工事の重要性

ミスが許されない型枠工事

型枠工事とは、鉄筋コンクリート(RC)構造物を建設する際に、ベニヤ板で製作した型枠にコンクリート流し込みますが、その型枠を製作する作業のことをいいます。
型枠工事には、mm単位の精度が求められ、型枠隙間から生コンクリートが漏れることや型枠が壊れるなどのミスが発生するとやり直しができませんし、他の作業に支障が発生するため、非常に重要な作業ですので、技術・経験・知識が必要となります。

型枠工事には重要な役割が多い

鉄筋コンクリート構造物を構成するコンクリートは型枠に流し込まれた状態で固まるため、型枠の形状により、コンクリートの形状・寸法・位置が決定されます。
型枠に流動性のあるコンクリートを流し込むため、かなりの側圧がかかります。そのため、型枠には、コンクリートが固まるまでの間、コンクリートの自重や側圧を支え続けるための強度が必要となります。また、建築物や部材が設計通りの品質や性能を有するため、型枠には精密さも求められます。
このように、鉄筋コンクリート構造物の建設において、型枠工事の役割は非常に大きいものとなります。

型枠工事でコンクリート部材の形状・寸法・位置が決まる

コンクリート部材の形状・寸法・位置を設計通りに造るためには、型枠工事では、次の3点が重要となります。
・型枠を設計図に基づき正確な形状・位置に組み立てる。
・コンクリートが硬化するまで、様々な荷重に耐えられるように強固に組み立てる。
・鉄筋とせき板の間隔を正しく確保し、その間隔がコンクリート打込み完了まで確保できるように組み立てる。

さらに、型枠工事の施工にあたっては、適切な工程計画を立て、工期や工事現場のストックヤードの広さ等を考慮した上で、型枠の選定、型枠工法の種類やコンクリートの打込み区分を決定することが重要です。
コンクリートが硬化するまでの間、型枠はコンクリートの自重や側圧の他に様々な施工荷重を受けるため、型枠には、各荷重に対して十分な強度や剛性が必要となります。そのためには、コンクリートの打込み区分、コンクリートの種類、打込みの早さ、施工荷重などを考慮し、型枠の構造計算を行う必要があります。
また、鉄筋のかぶりは、鉄筋を保護するために必要なもので、適切なかぶり厚さが確保されないとコンクリート内部の鉄筋が錆やすくなり、鉄筋コンクリートの耐久性、強度が損なわれてしまいます。また、コンクリートの打込み時にかぶり厚さが不足した状態では、砂利などの粗骨材が型枠と鉄筋間を通過できず、打込み不良部が生じることもありますので、型枠工事では、所定のかぶり厚さを確保することが重要となります。

ネット上には、型枠計算、足場強度計算などのソフトウェアやシステムが、たくさんリリースされていますので、活用してください。
また、有料の製品版だけでなく、無料でダウンロードできるフリーソフトや、エクセル(excel)形式で簡単に整理、処理できるテンプレートやツールがたくさんあります。製品版のソフトウェアの購入前にフリーソフトをダウンロードし、実際に型枠側圧計算、型枠強度計算、足場強度計算などに使用してみてください。
たくさんあって迷いますが、おすすめ比較ランキングサイトなどでの評判を参考に人気のアプリやツールを選ぶとよいでしょう。

型枠工事はコンクリートの表面性状を決める

「せき板」とは型枠の一部であり、直にコンクリートに接する部材で、せき板の材質がコンクリートの表面の仕上がりに大きく影響します。せき板の材料には木材、合板、鋼材などが使用され、最近では軽金属やプラスチックなども用いられています。
せき板の材料選定にあたっては、コンクリート部材の仕上がり表面が求められる平たんさ、平滑度、テクスチャを得られることを考慮して選定する必要があります。
コンクリートの表面に求められる平たんさが得られてない場合は、追加作業として、付け送りモルタル、増打ち、はつりなどが必要となることがあります。
コンクリートの表面には、特に仕上げの状態によって求められる平滑度が異なります。例えば、コンクリートに左官モルタルを塗るときには、モルタルの密着性を考慮し、コンクリートの表面は粗い仕上がり状態が必要となりますので、求められる平滑度に応じたせき板の種類を選定する必要があります。せき板材料としては、①普通合板、②塗装合板、③鋼板が使用されることが多く、一般に③の鋼板を用いた場合が最も平滑度が高く、見た目は鏡面仕上げに近くなります。
この場合、コンクリートの表面が緻密な組織となるため、外部からの水分や空気は浸透しにくく、コンクリート内部の保護効果は比較的高くなりますが、コンクリー卜の種類によっては表面に小さな気泡が生じやすく、プリーテイングによる水道もできやすくなります。
また、コンクリートの表面は平滑な仕上がりとなるので、湿式のタイル張り仕上げやモルタル仕上げは付着しにくいため、せき板として鋼板は選定しないようにしましょう。
また、打放しコンクリートでは、型枠材に杉板等を使用し表面を木目状にする、表面処理合板を用いて表面を滑面状にするなど、コンクリート素地本来の美しさが表現できます。コンクリート表面の上に他の材料を用いて仕上げをおこなわないため、型枠の精度の高さ、入念な打ち込み作業など、高い施工技術が要求されます。

初期材齢の養生がコンクリートの強度に大きな影響を与える

コンクリートが硬化後に十分な強度を発揮するためには、打込み後の硬化初期において、一定期間は十分な湿潤状態に保つ必要があります。
せき板は、コンクリート中の水分が散逸することを防止し、コンクリートが湿潤状態を保つように養生する役割を持っているため、せき板の種類は、透水性がない、もしくは、きわめて低いものが望ましいです。せき板の種類によっては、コンクリート中の水分を吸収して表面部の硬化不良を起こすことがあります。

型枠工事に伴うコンクリートの欠陥に注意が必要

型枠工事に伴うコンクリートの欠陥として、のろ漏れや豆板があります。
豆板とは、ジャンカとも呼ばれ、コンクリートの粗骨材が密集した部分のことです。
豆板は、かぶり厚さの不足、コンクリートの品質等が原因で、モルタルと粗骨材が分離し、粗骨材だけの状態で固まった状態をいいます。この豆板が起こると粗骨材が表面に浮き出るため、外見の悪さだけでなくコンクリートの強度が低く、隙間から空気や水分が入り込み中の鉄筋が錆びる原因ともなります。
のろ漏れは、せき板のジョイント部の隙間からコンクリートが染み出ることで発生します。のろ漏れが生じたコンクリート部分には粗骨材のみが残され強度がほとんどない豆板ができてしまいます。また、のろ漏れ部分はコンクリート硬化後には不要な突起となるためバリ取りなどの補修作業が必要となります。

型枠計算、足場強度計算などの計算ソフトの人気アプリやエクセルテンプレートは、フリーソフトでも実務に使用できるものが多くあります。
さまざまな計算機能にも対応しており、型枠側圧計算、コンクリート型枠側圧計算、型枠強度計算、型枠計算、型枠計算書、型枠支保工計算、型枠セパ計算、型枠斜め計算、支保工計算、支保工足場、足場計算、足場強度計算、足場割付などがあります。
ソフトにより対応する計算機能も異なりますので、比較検討の際には、必要な計算機能が付いているかどうかを確認してみてください。

型枠計算・型枠側圧計算・型枠支保工計算における型枠工法の種類

転用型枠工法と打込み型枠工法それぞれの特徴

型枠計算書作成の際には、型枠強度計算、コンクリート型枠側圧計算、型枠支保工計算、型枠セパ計算、型枠斜め計算などを行います。また、型枠以外にも仮設材として支保工足場などの足場割付、足場計算、足場強度計算を行います。
型枠工法は、転用型枠工法と打込み型枠工法に分けられます。
転用型枠は型枠をコンクリート打設時にのみ使用する工法で、完成時には型枠は全て撤去されます。転用型枠には、合板のせき板を使用する在来工法と組立、解体を合理化したシステム型枠が一般によく使用されます。
打込み型枠工法は、コンクリート打設時に使用した型枠の一部を撤去せずに構造体の一部として残す工法です。型枠の解体、撤去がないため施工の合理化が可能となりますが、コンクリートの充填の確認が難しいこともあるため、コンクリート打設時には注意が必要です。打込み型枠工法には構造性能を高めるハーフPCa型枠、施工性を高めるラス型枠、耐久性を高める薄肉打込み型枠、建物の断熱性を高める断熱材兼用打込み型枠などがあります。その他にも様々な工法が最近では開発されています。
型枠強度計算はエクセルを使用したソフトウェアなどのシステム、ツールを使用することが一般的です。ソフトウェアは有料のものもありますが無料のフリーソフトをダウンロードすることもできます。ネット上には有料、無料合わせて多くのソフトウェアやエクセルを用いたテンプレートがあります。ランキングサイトなどで人気のアプリを探すとよいでしょう。

型枠計算、型枠支保工計算、型枠側圧計算、コンクリート型枠側圧計算の形状

型枠支保工計算、型枠セパ計算、型枠斜め計算で最も一般的に使用されている、木製合板せき板を使用した在来工法について説明します。
型枠を構成する部材には以下のものがあります。
せき板:コンクリートと直接接する部分。部材形状を形造ります。
根太:床・梁下のせき板を支持します。
大引:床・梁下で根太を支持します。
セパレーター:柱・梁・壁側面のせき板の間隔を保持し、コンクリート打設時の側圧によるせき板の変形を防ぎます。
梁下受木:梁下で根太を支持します。
内端太:柱・梁側面・壁のせき板の変形を防ぎます。
外端太:内端太を補強し、せき板の変形を防ぎます。
建入直しチェーン:型枠全体の傾きに対する補強、部材の傾きを微調整します。
支柱:床・梁下で大引や受木を支持し、部材全体の変形を防ぎます。また、支保工は型枠以外にも支保工足場の足場計算、足場強度計算、足場割付に使用します。
フォームタイ:セパレーターを利用して、外端太とせき板を固定します。
型枠強度計算は無料でダウンロードできるソフトウェア・アプリやエクセルを利用したフリーソフトのツールを活用すれば、簡単に行うことができておすすめです。
無料でダウンロードできるフリーソフトや、有償で販売されているシステムがあるので、導入前に比較検討する必要があります。おすすめのランキングサイトなどを参考に人気のあるものを選ぶとよいでしょう。

型枠計算、型枠側圧計算、型枠強度計算に使用するせき板

型枠計算書のコンクリート型枠側圧計算において、せき板はコンクリートと直接接する重要な部分です。また、せき板はコンクリートの形状や表面性状を決める、とても重要な部材です。せき板は一般的には合板を使用することが多いです。最近ではコンクリートからの水分吸収を抑制し、型枠解体時にコンクリートと剥離しやすいように表面塗装された塗装合板がせき板として用いられることが多いです。せき板の組立精度がそのままコンクリート形状に影響しますので、せき板はコンクリート部材の設計図通りに精度良く組み立てる必要があります。建物には、窓や出入口などの開口部や柱梁接合部などの複雑な部分があり、比較的加工の容易で、かつコストも安い木製の合板はせき板として優れた材料です。
型枠工法の内容を簡単に反映できるエクセルソフト、システム、ツール、アプリがおすすめです。無料でダウンロードできるフリーソフトでもコンクリート型枠側圧計算ができるものもあります。比較ランキングサイトなどを参考にすると、人気のあるおすすめソフトがわかります。さまざまなexcelシートのテンプレートもあるので比較してみましょう。

型枠セパ計算、型枠斜め計算、型枠計算書に使用するせき板支持材

型枠計算書の型枠セパ計算、型枠斜め計算で使用するせき板が変形すると、コンクリート形状も同じように変形します。また、せき板はコンクリートが硬化するまでは、側圧を受けます。さらに、施工時には締め固め用のバイブレータや作業荷重などの施工荷重も作用します。これらの外力に対してせき板の形状や寸法を保持するために様々な材料が用いられます。
床用のせき板は大引の上に一定間隔で並べた根太の上に設置されます。打設するコンクリート質量や施工荷重により、大引、根太の強度やピッチは設定します。壁の取り付かない梁では梁下受け木が大引の役割をします。また、壁の取り付く梁では梁下受け木が使用できないため、方杖等で鉛直方向の形状を保持します。梁側面には梁幅を保持するために端太を取り付けます。セパレーターはこれを補強するためのもので、側面の2枚のせき板をつないで間隔を保持します。この状態でコンクリートは打設されるため、セパレーターはコンクリート内部に残ります。柱部材や壁部材用の型枠では、長さ方向を補強する内端太と高さ方向の形状を保持する外端太によりせき板は保持されます。これらの足元には、柱や壁が所定の位置で所定の形状となるようにするために敷角が地墨に沿って敷かれています。
無料でダウンロードできるフリーソフトやシステム、ツール、アプリによっては簡単に型枠セパ計算や型枠斜め計算できるものもあります。人気のおすすめランキングを参考に比較し、自分にあったものを選ぶとよいでしょう。エクセルフォーマットやexcelテンプレートも便利です。

型枠支保工計算、支保工計算、型枠計算書に使用する支保工

型枠計算書の型枠支保工計算や支保工足場で使用する支保工は、せき板とせき板を補強した部材の位置を保持するものです。梁や床には支保工としてパイプサポートを使用することが一般的です。支保エの強度や剛性が不足すると、コンクリート部材の変形、また場合によっては倒壊につながることもあるため、十分な構造計算と確実な施工を行うことが重要です。また、水平部材同士の間隔を適切にし、傾きに対する補強のために水平つなぎを使用することもあります。また、支保工は型枠以外にも支保工足場の足場計算、足場強度計算、足場割付に使用します。
設置した型枠の水平精度、鉛直精度の調整と位置を保持するために建入れ直しチェーンを使用します。チェーンに取り付けたターンバックルを締めたり、緩めたりすることで型枠の位置を調整することができます。
これらの計算ができるexcelテンプレートを用いたシステムやソフトウェアが人気です。エクセルソフトだけでなく、様々な無料でダウンロードできるフリーソフトがありますので、人気ランキングを比較してみるのがおすすめです。

型枠計算、型枠強度計算、コンクリート型枠側圧計算などの鉄筋位置保持材

せき板と鉄筋の間隔を適切に確保することは、鉄筋のかぶり厚さを確保することになるため、鉄筋コンクリート部材の耐久性確保のために非常に重要です。型枠工事と同時に部材内部の鉄筋位置を所定の位置にするためにバーサポートやスペーサーを使用します。

型枠計算、型枠強度計算、型枠支保工計算などで使用する型枠の構成材料

在来工法型枠を構成する材料の役割、用途について以下に説明します。

①せき板

コンクリートと直接接する板材です。合板とさん木でパネル化されたものが最も一般的です。約900mm×1800mm(3×6尺)のサブロク板と呼ばれる合板がよく使用されます。近年では軽量化による施工性向上のため2×6尺板もよく使用されます。せき板材料として鋼板を使用した鋼製型枠や高分子系の板材を使用することもあります。

②端太

端太には、せき板に直接接して補強する内端太と内端太の外側に直交方向に設置する外端太があり、木製角材、単管パイプ、LGS、角パイプなどが使用されます。端太材とせき板の固定にはフォームタイや番線を使用します。近年ではコラムクランプやビームホルダーなどのシステム化された端太材を使用することもあります。

③根太・大引

根太、大引は床型枠における端太材のことを指します。根太はせき板に直接接して、せき板を支持し、大引は根太を支持するもので、根太の下に直交方向に配置されます。梁材では大引の代わりに梁下受け木を使用します。これらの強度が不足すると床の倒壊につながるため、確実な施工と構造計算を行う必要があります。

④支保エ

支保工は大引や外端太を支持して、型枠を保持するもので、支柱、水平つなぎなどのことをいいます。支柱にはパイプサポートを使用することが一般的です。支保工も根太、大引と同様に強度が不足すると倒壊の恐れがあるため、構造計算により安全を確認する必要があります。また、支保工は型枠以外にも支保工足場の足場計算、足場強度計算、足場割付に使用します。

⑤セパレーター

セパレーターは両側面のせき板の間隔を保持し、コンクリート側圧による変形に抵抗するもので、型枠内に設置されます。

⑥バーサポート・スペーサー

バーサポート、スペーサーは型枠内の鉄筋位置、間隔の保持、鉄筋とせき板の間隔を保持するために設置されます。

⑦敷板

敷板は支柱の位置を保持するもので、支柱の下部に設置される板材のことを指します。

⑧建入れ直しチェーン・アンカー

建入れ直しチェーン・アンカーは型枠の水平精度、垂直精度を微調整して位置を保持するものです。
型枠計算にフリーソフト、システム、ツール、アプリを使用する際は、入力が簡単なものを選ぶようにしましょう。ソフトウェアはexcelシートのテンプレートを含めてたくさんの種類があり、どれを使っていいか迷ってしまいます。選ぶ際は人気のおすすめランキングを比較するとよいでしょう。また、型枠以外にも仮設材として支保工足場などの足場割付、足場計算、足場強度計算を行います。

コンクリート型枠の側圧計算

コンクリート型枠にかかる側圧は、使用する材料の種類、コンクリートの配合比、打ち込み速度、打設高さ、締固めの方法、そして打ち込み時のコンクリートの温度など、多岐にわたる要因で変動します。側圧は、これらの要素によって変化し、適切に計算することが施工の品質と安全性を保つためには欠かせません。

コンクリート型枠の側圧計算は、多岐にわたる要因を考慮する必要があります。そのため、施工前の計画と準備が非常に重要となります。施工現場では、安全で高品質な建築を実現するために、これらの要点をしっかりと把握し、徹底した管理を行うことが求められます。

以下で、具体的な要因とその影響について詳しく見ていきます。

打ち込み速度

コンクリートの打ち込み速度は側圧に直接影響します。一般的に、打ち込み速度が速ければ速いほど、コンクリートの側圧は大きくなります。これは、コンクリートの打ち込みが早ければ早いほど、型枠にかかる力が瞬間的に増加するためです。通常の打ち込み速度は2から3メートル毎時(m/h)ですが、特に高強度コンクリートの場合や大規模な構造物での施工時には、適切な配慮が必要です。

コンクリートの温度

コンクリートを打設する際の温度も側圧に大きな影響を与えます。打ち込み時のコンクリート温度が高いと、コンクリートは早く硬化し始めるため、側圧は低くなります。一般的には、温度が25から30度前後である場合が多いです。ただし、夏季や昼間の施工では高温になる可能性があり、逆に冬季や夜間の施工では低温になるため、温度管理が重要です。

使用材料と配合

コンクリートの材料選定とその配合比も側圧に影響を与えます。通常、砂、セメント、水、骨材の混合比によりコンクリートの物理的特性は変わり、それが側圧に影響します。特に、流動性を高めるための化学混和剤の使用や、特殊な繊維を混ぜた場合などは、その影響を慎重に評価する必要があります。

締固め方法

コンクリートを打ち込む際には、適切な締固め(コンパクション)が必要です。これはコンクリート内の空隙を減少させ、強度を向上させるためですが、過度な締固めは側圧を増加させることがあるため注意が必要です。バイブレーターを使用する際も、その使用速度や時間には細心の注意を払う必要があります。

打設高さ

コンクリートの打設高さは、型枠にかかる圧力を左右します。特に高層建築や橋梁の施工では、この要素が重要です。打設高さが高いと、その分、型枠にかかる水平方向の圧力が増加するため、型枠の強度設計を慎重に行う必要があります。

側圧による型枠の浮きと崩壊

側圧が過大になると、型枠に「浮き」という現象が発生しやすくなります。これは、型枠が上方に押し上げられる現象で、その結果、型枠が崩壊するリスクが生じます。型枠の浮きや崩壊を防ぐためには、事前の計画と適切な設計が不可欠です。

型枠の浮きと崩壊の予防策

適切な型枠設計
使用する型枠の強度と耐圧性能を十分に確認し、適切に設計します。

打ち込み速度と温度管理
コンクリートの打ち込み速度と温度を厳密に管理し、適切な条件で施工を行います。

定期的なモニタリング
施工中も定期的に側圧をモニタリングし、異常が検出された場合は迅速に対処します。

まとめ

型枠側圧計算ソフトを使うことで人為的ミスをなくし、正確な計算ができます。型枠の側圧計算ソフトで計算すれば、時間が短縮でき業務の効率化につながります。型枠の側圧計算が正確にできれば、コンクリートを打設する際の型枠崩壊を防ぐことができます。

型枠の側圧計算にフリーソフトやひな形(雛形)を使うことで、コストをかけず側圧計算ができます。有料ソフトでは、試しに使ってみたり、練習に使ってみたりと、気軽に使うことはできません。

支保工足場の計算を正確に行なうことは、足場からの転落事故をなくすために大変重要なことです。

型枠支保工計算・足場強度計算もフリーソフトを使用することで、正確な計算ができ、人為的ミスを削減することに繋がります。

無料で使えて正確に、なおかつ業務の効率が図れるということは、たいへん大きなメリットです。
型枠側圧計算・コンクリート型枠側圧計算・型枠強度計算・型枠計算・型枠計算書・型枠支保工計算など、さまざまなことができますよ。