公園や道路、ビルや住宅などをつくる際には、必ずといっていいほど樹木・植木が使われます。
道路やビル、住宅などの建築物には、街の景観に配慮した植栽が求められます。
また、樹木は年月を経るにつれて状態が変化するため、経年変化のシミュレートも必要になります。
施設の工事をするに当たり、樹木の位置も図面に示す必要があります。
また、どんな種類の樹木を植えればよいか、施主にプレゼンする必要も出てくるでしょう。
そんなときに便利なのが樹木・植木のCADデータです。
取り込んだCADデータを使えば樹木の配置を自由に動かすことができ、低木や高木など樹木の種類を変えて図面に示すことも簡単です。
そこで、このページでは樹木のCADデータのリンク集をまとめて紹介しています。
平面図・立面図・シルエット・イラスト、何でも揃っています。
拡張子は、dwg(autocad)・dxf・jww(jwcad)・ベクターワークスのデータなどがあります。
また、このページの後半では、樹木が用いられる工事の種類や注意点、樹木CADデータの活用例についても解説しています。
dwg(autocad)・dxf・jww(jwcad)・ベクターワークスなどが揃っています。
- 樹木や植木、植栽、平面と立面 2Dcadデータ
- 樹木や植栽、平面と立面 3Dcadデータ
- 樹木や植栽、平面と立面 イラスト素材
- 樹木を植える効果、快適性の向上や周辺環境への配慮
- こんなにある樹木のCADデータの活用方法と注意点
- 樹木の役割とCADデータのこれは便利な使い方
- 樹木植栽ならではのシルエットをイラストやCADデータで描いてみる
- 平面図や立面図のCADデータ、シルエットやイラストで見る樹木や植栽の力強さ
樹木や植木、植栽、平面と立面 2Dcadデータ
arch web
arch web
イタリアの建築者用サイトで、建築用語からイベント告知まで、様々な情報が掲載されています。樹木データ等、1カテゴリのCADデータを販売されており、使い勝手の良いサイトです。家具や建築物のCADデータが充実していて、平面図・立面図・シルエットなど無料でダウンロードできます。dwg(autocad)ファイルです。
APLUS
APLUS
建築、建設、土木など、様々なAutoCADデータが収載されていて、2D、3Dどちらにも対応しています。マンスリー、ライセンス購入共に有料で、購入数に応じて割引があります。建築専門の方が、設計の時間を短縮するのに便利なソフトで、トライアル期間があります。dwg(autocad)ファイルで、平面図・立面図・シルエットにも対応しています。
Pinterest
グーグルアカウントやフェイスブックアカウントなどでログインできる、無料の素材サイトです。写真素材を中心にCAD用の立体イラスト、室内写真なども充実しており、SNSなどで使用することもできます。重機での基礎工事の写真や、イラスト、平面図、立面図、シルエットも豊富に掲載されています。
樹木 cadデータ Google
樹木 cadデータ Google
平面図・立面図・シルエットなど、樹木のCADデータが見られます。dwg(autocad)・dxf・jww(jwcad)・ベクターワークスなどの拡張子があり、検索から多数のアイテムを表示できます。建設・建築設計における展開図用プレゼンテーション等での使用を目的とした添景用CADデータなどが揃っています。平面図に立体感が持たせる方法、空間構成が理解しやすく提案する手法を紹介したサイトもあります。
樹木や植栽、平面と立面 3Dcadデータ
3D Warehouse
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無償の3DモデリングソフトであるSketchUp Makeへ、直接3Dモデルを取り込むことができます。3Dモデル個別のページでは、無料で3Dモデルを回転させたり、拡大・縮小して表示できます。3Dモデルは、毎年2300万人のユーザーに対して、400万もの製品モデルを提供しています。
Free 3D
Free 3D
フリー素材で3Dモデルがダウンロードできる、様々なジャンルが網羅された海外サイトです。人体や骨格、臓器、iPhoneのガジェットなど、専門的な分野の素材が探せることが特徴です。iPhoneガジェットやキャラクター、電子機器、車両などは最新版が比較的早くアップされます。
TURBO SQUID
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海外の3D素材サイトです。有料コンテンツが多いですがフリー素材のコンテンツもあります。3Dなので購入前に無料コンテンツで概要を掴むことができます。自動車なども3Dデータの際には、罫線などがしっかりと展開されているので初心者でも使いやすくなっています。
樹木や植栽、平面と立面 イラスト素材
pixabay
pixabay
1500万以上のフリー素材が使用可能な写真素材サイトで、素材のすべてが無料で使用できます。商用利用もOKであり、その際に許諾なども基本的には必要ありません。車、自転車、マウンテンバイクなどは、珍しい車種などもあり、思い通りの素材を入手できます。
Adobe Stock
Adobe Stock
ロイヤリティフリー素材の写真、ベクター、イラストレーションなどの、ダウンロードサイトです。有料で高品質な画像やイラストが購入でき、料金は素材の種類、素材サイズ、解像度などによって異なります。キーワードや検索フィルター、または、イメージに近い画像そのものから必要な画像を検索することができます。
樹木 イラスト Google
樹木 イラスト Google
樹木のイラスト・素材が、見れます。高画質・高解像度の画像素材、特に葉や樹木のイラスト・画像が揃っています。鳥瞰と目線アングルを考慮した樹木素材、森の中の木漏れ日、草花と木のある風景、ローアングルからのブナの木々、三本の木のある風景、樹木自然風景、緑の木、木漏れ日と森など。
データが見つからなかった方は、リンク集のまとめサイトを覗いてみてください。
次のサイトでは、樹木・植栽・低木・高木のCADデータのリンク集をまとめて紹介しています。
樹木・植栽・低木・高木、CADデータのまとめサイト
樹木を植える効果、快適性の向上や周辺環境への配慮
樹木の目的、周辺環境の整備と道路環境の保全
さまざまな場所で樹木や植物は用いられ、公共工事で樹木が関わるものとしては、公園や街路樹の整備、公共施設の緑化工事などが挙げられます。
民間工事で樹木が関わるものには、ビルやマンションの緑化工事、住宅の造園工事などがあります。
公園は市民の憩いの場であるとともに周辺環境の整備という目的があり、街路樹には道路環境の保全と歩行者に日陰を提供するという目的があります。
住宅やマンション、ビルの周辺に樹木を植えることで、居住者の快適性の向上や周辺の環境への配慮、建物の付加価値を高めるといった効果が期待できます。
樹木を植栽するときのポイントを考える
ビルやマンションの植栽を行う際は、植物が育つために必要な厚さの土層を確保し、排水性に問題がないか確認する必要があります。
また、法面の勾配も考慮し、法面の勾配に合わせて、植栽する樹木を選ぶことも重要です。
植栽には景観はもちろん、それ以外にも敷地の境界、プライバシー保護、風よけ、防音などの役割があります。
植栽目的に合わせた樹木の種類を知ろう
建物の敷地などの境界を分けたり、プライバシーを保護したりするための樹木には、葉があまり落ちない常緑樹の針葉樹、スマラグ、ブルーヘブンなどがおすすめです。
強風や雪を防止する目的で樹木を植栽するなら、高木の常緑樹、クスノキ、シラカシ、マテバシイなどを選びます。
騒音を緩和する目的なら、下枝が低く、枝葉が密になる常緑樹を、さまざまな高さのものを混ぜて植えるといいでしょう。
火災の延焼などを防ぐ目的なら、含水量が多く葉肉の厚い常緑樹、サザンカ、ヒイラギ、マサキなどをある程度の広さがあるスペースに植栽します。
こんなにある樹木のCADデータの活用方法と注意点
樹木CADデータの活用法とメリット
公園や街路樹の整備を行った場合や、マンションやビルに樹木を植えた場合、植えたあとでやり直すことはできません。
後悔することのないように植栽計画を立て、完成したイメージに近い図面を作成する必要があります。
樹木や高木、低木のCADデータを使って図面を作成すれば、建物に対する樹木の高さや配置を正確に表現できます。
さらに、3DのCADを使えば立体的な表現もでき、平面や立面など、様々なアングルでの提案が可能になります。
打ち合わせ中のレイアウト変更にも即時に対応でき、デザイン決定までがスピーディに行えます。
樹木は年月が経つと葉や枝が延びてメンテナンスが必要になりますが、CADデータを活用して経年変化のシミュレーションを行うこともできます。
樹木CADデータは容姿にこだわらないこと
フリー素材で提供されている樹木CADデータには、平面図で使うものと立面図で使うものがあります。
公園や街路樹、建物の境界や生垣などで使われる樹木には、さまざまな種類があります。
平面・立面ともにCADデータ化されている樹木の種類そのものは多くはありません。
高さや本数、植栽の範囲を樹木CADデータで示すのが目的なので、樹木のかたちにはあまりこだわらず、樹木の名称をデータの横に書き添えておけばよいでしょう。
ただし、dwg(autocad)・dxf・jww(jwcad)・ベクターワークスなどの拡張子は、きちんと確認してください。
樹木の役割とCADデータのこれは便利な使い方
樹木の役割と植えるための準備
樹木の役割には、住民の憩いの場として公園に樹木を植えるほかに、街路樹には道路環境の保全、ビル・マンションの植栽には境界や目隠しなどの目的があります。
植栽の目的に適した樹木の種類はおおよそ決まっています。
樹木を植えるには、植物が育つための土層や排水などを整える必要があります。
植栽計画にCADデータを使う価値あり
植栽計画にCADデータを使用すると、完成状態をリアルにイメージすることができます。
平面、立面などさまざまな視点で、植栽の状態を検討できます。
計画段階で、樹木の高さや本数、植栽の場所や範囲など、さまざまな試行錯誤を簡単に図面に落とし込むことが可能です。
無料のデータにも素晴らしいものがありますので、まずは使ってみてください。
拡張子も、dwg(autocad)・dxf・jww(jwcad)・ベクターワークス・PDFなど、さまざまなものがありますよ。
樹木植栽ならではのシルエットをイラストやCADデータで描いてみる
樹木植栽について、なんだか難しそうだなと感じている人もいるのではないでしょうか。植木や高木、低木などの種類もありますし、それぞれに樹木植栽を行う方法が違います。初心者にとっては少しハードルが高く感じがちな樹木植栽も、その方法を知っていれば挑戦しやすいかもしれません。植木を始めるうえでの基礎知識も含め紹介します。
樹木や植木の健康状態を上から下までに分けて確認する
樹木の健康状態を確認するためには、植木の上から下までを分類分けして評価していきます。同じように見える樹木でもその部分ごとに状態が違うのがわかるので、植木の元気がない原因を把握することにも繋がります。
樹木植栽の悩み①:剪定部分にコブを作る
樹木にとっては、大きな枝や幹が切られるのは死活問題です。高木や低木などのちがいはなく、今まで植物の生活に必要な物質を作っていた葉が大量になくなります。樹木を少しでも大きくしたいと考えているのであれば、若木の頃から剪定をするのをおすすめします。
若木を切ると、切り口の部分より多くの枝が出てきて次第にコブ状になります。見た目こそいまいちではありますが、病害虫にも対抗できる強いエネルギーを持っています。
ちなみにコブを作らない方法として「すかし剪定」呼ばれる方法もあります。人工的で伏江膳な状態を改善するために、長く大きくなった枝を剪定するときに切り葉を落とす枝の代わりに、枝の叉部を平行に切っていきます。
この方法で得は、葉から糖が切り口の部分に送られるので切り口の癒合も早く腐りにくくなります。花芽分化も支障なく行われるため、毎年新しい花が咲く特徴もあります。
樹木植栽の悩み②:葉の大きさが小さくなる
植木や高木、低木によっても違いますが、元気のない木は葉の長さが短くなります。大気中の環境や土壌の乾燥、根の障害などの理由によって十分に栄養が吸収できないときに、葉を小さくしたり、枝の先端が枯れてしまう原因になります。
葉は植木にとっても光合成を行うなど、エネルギーを作る大切な部分になります。水が少ないのが葉が小さくなる原因です。
樹木植栽の悩み③:胴吹き、ひこばえ
太い幹から小枝が直接生えているとき、眠っていた芽が緊急事態で起こされて出てきたものになります。例えば、上にある枝が病気になってしまい、代わりに栄養を届ける役割があります。根元から出ているものをひこばえといい、幹や枝から出ているものを胴吹きといいます。植木や高木、低木の上の小枝が枯れて胴吹きやひこばえしかない状態は、木が衰えている可能性があります。これらが全く生えない木は危機的状況といえます。
ちなみに松の芽はシンクイムシなどに侵されなければ、必ず発芽して枝になります。松は休眠芽を全く持っておらず、枝が切られるとふさごうとすると癒傷組織がほとんどできません。
その代わりにまつやにを使って傷口を覆います。病原菌が内部に入るのを防ぎ、傷口や枝の痕は幹の成長とともに埋もれていく仕組みになります。松は他の高木や低木とは違った修復の仕方をしている特徴があります。
樹木植栽のシルエットをイラストやCADに描く
樹木植栽ならではのシルエットをイラストに描くときは、平面図や立面図が重要です。Autocadやベクターワークスなどは視覚性が高くインターフェイスに優れています。Cadデータによってdwg、dxf、jwcad、jwwなども違いもありますし、フリー素材の図面なども十分に使いこなしてみてくださいね。
dwg、dxf、jwcad、jwwの変換方法に注意しながら、無料のフリー素材などの図面をダウンロードしてみてくださいね。Autocadは初心者にも向いていますし、ベクターワークスは平面図や立面図などのイラストのシルエット把握にも向いています。
Cadデータの無料ダウンロードを使わない理由はありません。
樹木植栽の枝はとても重要、その診断や手当する方法
樹木にとって高木や低木に関わらず枝もとても重要です。
状況を診断して適切な手当も必要になります。
冬に落葉した枝が生きているのかどうか確認するのは、樹皮を少しはげば簡単に判別できます。枝は独立採算性になり、必要な糖分はその枝についている葉で作られます。そのため、枝は他の枝が作った糖分を受け取ることはできません。
糖分をきちんと作れないと、枝の付け根まで枯らせてしまうリスクもあります。木にとっても光合成の悪い枝から窒素やミネラルを回収していくため、余計に枝の枯れがひどくなります。枝は枯れ始めると早いのはこんな理由があるのです。
夏から秋の時期に欅の木の下に行ったことはありますか?枯れ枝がたくさん落ちているのですが、これはその年に伸びた枝に覆われて光合成が十分に行えなくなった枝を自分で落としていることにあります。欅は枯れて乾燥すると収縮が始まり、まだ生きている部分との間に亀裂を作ってしまいます。少しでも強い風が吹いてしまうと、簡単に落ちてしまいます。欅はもともと自分で枯れ枝を整理する特徴があります。
Autocadやベクターワークスを使って樹木植栽の平面図や立面図を描く
樹木の枝の診断方法も見た目からはわかりにくいものです。Autocadやベクターワークスを使って、平面図や立面図、シルエットなどをダウンロードしてイラストを描いてみてくださいね。
Autocadやベクターワークスはdwg、dxf、jwcad、jwwなどの選択肢も多く、cadデータとしても申し分有りません。無料のフリー素材で図面を選ぶのはもちろん、dwg、dxf、jwcad、jwwの変換方法なども注意してくださいね。
平面図や立面図、シルエットは、cadデータを使うのが一番わかりやすくおすすめです。イラストにしても出来上がりの質が違います。図面のフリー素材や、無料で使えるダウンロードも使いこなしてみてくださいね。
枝が元気か確認する、樹木植栽の上部の枝が枯れているときは要注意
枝が元気な常態かどうか確認する方法があります。例えば上部の枝が枯れているときは要注意のサインになります。春から初秋の頃は葉からも蒸散が頻繁に行われています。
でも根の部分が傷んでしまったり、次が踏み固められて土壌のなかにある酸素が不足したり、水が停滞すると樹木は十分な水分が確保できません。特に高い位置まで運ぶのが難しくなり、葉が小さくなったり枝が伸びなくなったり、葉が少なくなることもあり最終歴には枯れてしまいます。
大気中からの水分を吸い取ろうとする力と、根が土から水を吸い上げる力の釣り合いがとれないと、途中で切れてしまいそれ以上上には水が上がらなくなってしまいます。逆に上の枝が元気で下や中間にある枝が枯れている場合は、日陰になっているのが原因です。木の自然な姿になるので、大きな問題としては捉えません。
関東平野などの大都市になると杉林の上部が枯れてしまうのは、酸性雨や光化学スモッグなどの大気汚染、落雷などの説が考えられています。ヒートアイランド現象によって、平野部は気温が高くなり大気の乾燥を進めてしまいます。
他にも土壌の踏みかためや、舗装、下水道整備、建物の密集などがあり、水が入りにくい環境になっています。
樹木植栽のcadデータを活用して枝が元気かどうかを確認する
枝が元気かどうかを確認するためにも、cadデータを使いこなしてみてくださいね。平面図や立面図、シルエットなどのイラストはもちろん、dwg、dxf、jwcad、jwwなどの違いもあります。Autocadやベクターワークスなども使いこなすと面白く、無料のフリー素材の図面も含め、ダウンロードして試してみてくださいね。
樹木植栽の知識や技術について説明しました。それぞれの特徴やシルエットも、平面図や立面図で見るのかによっても違いますし、イラスト化してみると見えてくると想います。Autocadやベクターワークスの違い、dwg、dxf、jwcad、jwwなどの変換にも注意してくださいね。Cadデータの図面は無料のフリー素材も充実しているので、ダウンロードして使いこなしてくださいね。
平面図や立面図のCADデータ、シルエットやイラストで見る樹木や植栽の力強さ
樹木や植栽は秋になるとなぜ真っ赤に紅葉するのか
秋になると真っ赤に染まる紅葉を、秋の風物詩として考えている人も多いと思います。落葉広葉樹は街中や建物の傍にもよく植栽されていて、シンボルツリーのような役割を果たしている植木といえます。
なぜ葉が紅葉するのか。秋になり寒さが増してくると、樹木は離層と呼ばれる、落葉するための層を葉と茎の間に作ります。その過程で、ミネラルを葉から茎へ移動させ、葉緑体の中にある成分が分解されてできるアミノ酸と、葉に残る糖分が加わって一種の色素が形成されます。それが人の目には紅葉に映るのです。
施設などの設計をするときも、植栽や植木のことを考えて設計する必要があります。cadデータを使えば、図面の共有が容易で、平面図・立面図・シルエット・イラスト関わらず正確に作成することができます。無料でダウンロードできるcadデータや図面を利用するのも一つの手段です。フリー素材にはdwg、jww、dwg拡張子で保存できるものや、加工しても良いものも多くあります。
紅葉する樹木と黄色に染まる樹木の違いって何?
紅く染まる紅葉の他に、イチョウなどのように黄色に染まる樹木もありますね。これは、葉緑体の中にあるクロロフィルという成分が分解されてなくなると、もともと葉の中にあったキサントフィル類の黄色い成分が表に出てくるために黄色く色づいて見えるようになります。成分が結合して現れる紅葉と、成分が浮上して現れる黄葉の差です。
その年によって色づきが変わる樹木の紅葉の仕組み
今年の紅葉は綺麗だった、昨年はイマイチだった…そうして紅葉の見事さが毎年変わる原因は、樹木の健康状態や栄養状態が生き物のように毎年違うからだといえます。その年の夏が冷夏で雨が多かったのなら、葉中の糖濃度が低くなり、秋の紅葉はあまり綺麗にはなりません。一方、雨が少なく秋になって急に寒さがやってくるような年は、見事な紅葉になるケースが多いのです。
植栽には、もちろん日の当たりや風通しの計画も大切です。無料でダウンロードできるCadデータや図面を使えば、フリー素材でautocad(dwg)、dxf、jwcad(jww)の拡張子が簡単に手に入ります。植栽も高木や低木などさまざまですが、必要な平面図・立面図・シルエット・イラストを選ぶことができます。
ベクターワークスで樹木植栽のCADデータを使った店舗や家の設計
Autocadやjwcadなどと並ぶ人気のcadソフトがベクターワークスです。一番の特徴は、絵を描くように操作ができ、Adobeとの連携がとりやすいことでしょう。もちろんWindowsとMacの両方に対応しています。ベクターワークスには、4つの種類があります。
・ベクターワークスの種類①:建築や内装業者向けのアーキテクト
建築設計を助ける機能や豊富なライブラリデータが特徴で、3次元モデルデザインの建築設計などに最適のソフトです。
ベクターワークスの種類②:都市計画などに適したランドマーク
ランドマークは、公園や造園を計画するときにデザインをするのに適したソフトです。高木や低木などの豊富な樹木・植栽のライブラリデータが揃っています。
ベクターワークスの種類③:照明デザインに適したスポットライト
ライブ会場やステージなど、大きな施設のスポットライト、ステージ機材などのデザインをするのに適したソフトです。舞台照明の計画がしやすいように、あらゆる照明機器のライブラリデータが入っています。
ベクターワークスの種類④:デザイナー
今まで紹介したアーキテクト・ランドマーク・スポットライト、すべての機能を一つにまとめた最上位のモデルです。ありとあらゆるデザイン・図面設計に適しています。
ベクターワークスで作成したcadデータや図面のファイル形式は、基本的にはVWXとなります。しかし、対応できる形式は他にも、Autocadやjwcadで使われるdwg、dxf、jwwや、jpeg、psdなど幅広くあります。無料でダウンロードできるフリー素材も使用できます。
高木で落葉樹の樹木を配置、落葉で外から窓の中が丸見えになってしまった
樹木にはさまざまな種類があり、中には秋から冬にかけて落葉する種類の樹木があります。例えば設計した窓の傍に配置した樹木が高木で落葉樹だった場合、秋から冬は葉が全て落ちるので、外から窓の中が丸見えになってしまうこともあり得るのです。
cadデータや図面では、様々な植木のデータがそろい、シミュレーションができるようになっています。autocad(dwg)、dxf、jwcad(jww)など、自分に合ったファイルを使用すると良いでしょう。もちろん、フリー素材をダウンロードして無料で利用するのも良いでしょう。
樹木や植栽が落葉する理由は寒さに耐えて身を守るため
葉をつけたまま冬を迎えると、葉が凍ってしまう可能性があります。そんな寒い地方に適応しようとして植木が編み出したのが、落葉という身を守る方法なのです。
落葉樹の中でも、寒さが到来してすぐに落葉する種類もあれば、ケヤキやコナラのように、落葉を春先の新芽が出てくる時期まで待つ種類もあります。そうすることで、小さな冬芽を寒い風などから守っているのかも知れません。
樹木や植栽は日照時間を覚えて落葉する時期を判断する
植木は日の短さで冬の到来を知ります。それゆえ、街路樹で電灯の近くにある植木などは、ときに秋が来ても落葉せず葉をつけたまま勘違いしている木があります。マイナス5度まではこの状態が続き、そのままでは冬への抵抗力が落ちることが検証で分かっています。
平面図で見る樹木や植栽
施設などの植栽を設計するときも同じことですが、図面の基本は平面図ですね。これらのメリットはもちろん全体図を把握できること、誰でも完全に理解できる説得感のある図面に仕上がることが挙げられます。造園などの場合には50分の1スケールの平面図に仕上げることが多いです。あまり細かすぎても見にくいですし、大きすぎると入り切りません。樹木を配置したら、それが高木なのか低木なのか、平面図の位置に種類などを書き記します。
立面図で見る樹木や植栽
立面図が平面図と異なるのは、地表からの高さ、壁からの距離、高木や低木と屋根との関係などが立面図により一目でわかるようになっているところでしょう。建物や地面、空、人物も書き込むと、よりリアルでわかりやすい立面図に仕上がります。
シルエットやイラストで見る樹木や植栽
樹木は大別すると、常緑樹と落葉樹に分かれます。常緑樹は温かい地方の樹木、落葉樹は寒い地方の樹木、と考えることができます。シルエットやイラストのCadデータを使用するときは、その土地に合ったものなのか、おかしなところはないか、精査しなければいけませんね。高木や低木のシルエットやイラストも、無料でダウンロードできるフリー素材(autocad(dwg)、dxf、jwcad(jww))があります。
樹木や植栽が越冬のために得た力、常緑樹が落葉樹に変化する
キンモクセイは常緑樹ですが、寒い地方へ行くと落葉樹に変化します。もっと寒く雪が降り積もるような地域では、雪布団で温かく過ごせるため、あえて落葉しない樹木も存在します。
細胞を凍らさない常緑針葉樹が寒さに強い理由
冬でも細い葉を茂らせているエゾマツやトドマツを見たことがあるかと思います。なぜ冬を越せるのかというと、冬になると細胞内の糖や樹脂の濃度を一時的に高め、凍りにくい体質に自らを変化させているのです。細胞が凍らなければ、針葉樹は冬を生きたまま過ごすことができます。そして、短い夏には効率よく生育できるように、落葉しない選択をしているのです。
無料で図面を作成したいときには、フリーのcadソフトやフリー素材をダウンロードする方法がおすすめです。autocad(dwg)、dxf、jwcad(jww)が使用でき、高木や低木、イラストやシルエットもあります。