このページは、弁、バルブのCADデーを紹介するページです。
・仕切弁、バタフライ弁、空気弁のCADデータ
・バルブのCADデータ
・ボールタップのCADデータ
また、記事の後半では、次のようなバルブのさまざまな種類について解説しています。
・ゲートバルブ(仕切弁) ・グローブバルブ(玉形弁)
・ボールバルブ ・バタフライバルブ
・チャッキバルブ(逆止弁) ・ダイヤフラムバルブ
仕切弁・バタフライ弁・空気弁のCADデータ その1
仕切弁、バタフライ弁、空気弁のCADフリーデータです。
ドルゴ通気弁、バタフライ弁、ゲート弁、グローブ、チャッキ、ストレーナー、消火栓、補修弁、減圧弁、安全弁、スチームトラップ、空気弁、通気弁、コイルバルブ、ストレーナ―、電動弁、電磁弁、仕切弁などの、CADデータが、ダウンロードできます。
KITZ キッツ
各種バルブなど配管材料の、CADデータが、ダウンロードできます。バタフライ弁、ゲート弁、グローブ、チャッキ、ストレーナー、ボール、ラムダポート、継手、ニードルなどの資料がそろっています。
千代田工業 株式会社
仕切弁、バタフライ弁、空気弁などの、CADデータが、ダウンロードできます。
株式会社 ハズ
仕切弁、バタフライ弁、空気弁、消火栓、補修弁などの、CADデータが、ダウンロードできます。
清水合金製作所
仕切弁、バタフライ弁、空気弁、消火栓、補修弁などの、CADデータが、ダウンロードできます。
クリモト
ステンレス製バタフライ弁などの、CADデータが、ダウンロードできます。
クボタ
空気弁などの、取扱説明書が、ダウンロードできます。
ダイドレ
排水器具、弁・ボックス類、ルーフドレン、グレーチング、MDジョイント、ドレネージ継手、フロアーハッチなどの、CADデータが、ダウンロードできます。
仕切弁・バタフライ弁・空気弁のCADデータ その2
ベン
減圧弁、安全弁、スチームトラップ、空気弁、通気弁、コイルバルブ、ストレーナ―、電動弁、電磁弁などの、CADデータが、ダウンロードできます。
ヨシタケ
減圧弁、ドレンセパレーター、安全弁、ストレーナ、トラップ、電磁弁・電動弁・空気弁、ラジエターバルブ・冷温水バルブなどの、CADデータが、ダウンロードできます。
エスロンプラント
手動バルブ・弁類の、CADデータが、ダウンロードできます。
仕切弁 図面 Google
仕切弁の図面、写真、イラストが、見れます。仕切弁は、くさび状の弁体が流体の流れを仕切る構造になっています。水門の構造に似ていることから、ゲートバルブとも呼ばれます。ベーシックな構造のバルブで、サイズが400Aまでと大きな口径まであります。
バタフライ弁 図面 Google
バタフライ弁の図面、写真、イラストが、見れます。検索から多数のアイテムを表示できます。バタフライ弁は、蝶の形状と似ていることから、バタフライバルブとも呼ばれます。配管はフランジに挟み込むタイプで、面間寸法が他の弁種と比べて短く軽量です。
通気弁 図面 Google
通気弁の図面、写真、イラストが、見れます。検索から多数のアイテムを表示できます。通気弁は、排水立て管・排水横枝管などで、負圧が発生すると弁が開き、大気を吸込んで排水管内の圧力を均等化して、トラップの封水を保護するために取付けられます。
バルブのCADデータ
バルブ、ボールタップのCADフリーデータです。
バタフライバルブ、ロータリーバルブ、ライニングバルブ、ゴムシートバルブ、チェッキバルブ、サニタリーバルブ、ダイヤフラムバルブ、ボールバルブ、シーケンスバルブ、防振材、日立バルブ、ベンチレーター、バルブボックス、ボールタップ、吸気弁、減圧弁、電磁弁、定水位弁、水位調整器、パイロットバルブなどの、CADデータが、ダウンロードできます。
東洋バルヴ
バルブの姿図、CADデータが、ダウンロードできます。
マエザワ
TS継手、HI継手、給水特殊継手、量水器ボックス、散水栓ボックス、バルブボックス、水栓柱、ビニベンゲート、バタフライなどの、CADデータが、ダウンロードできます。
巴バルブ
バタフライバルブ、三重偏心プロセスバルブ、二重偏心ハイパフォーマンスバルブ、ロータリーコントロールバルブ、フッ素樹脂ライニングバルブ、ゴムシートバルブ、チェッキバルブなどの、CADデータが、ダウンロードできます。
PISCO
継手、制御機器、手動弁、ポンプ、バルブ、圧力計・スイッチなどの、CADデータが、ダウンロードできます。
OKM
バルブ、弁類の、取扱説明書・CADデータが、ダウンロードできます。
TOZEN
ゴム製継手、ゴム製可とう伸縮継手、ゴム被覆フッ素樹脂可とう管、フッ素樹脂製継手、ステンレス製継手、防振材、バルブ、圧力計、温度計などの、CADデータが、ダウンロードできます。
バルブ cad-data.com
バルブのフリーCADデータがあります。バルブは、オンオフ・コントロールなどの使用目的、液体・気体・可燃性・毒性・腐食性などの流体別、金属・非金属などの材料別、低圧・中圧・高圧などの圧力別、低温・常温・高温などの温度別により、様々な構造のものがあります。
バルブ 図面 Google
バルブの図面、写真、イラストが、見れます。ゲートバルブは、さまざまなサイズで製作でき、材料範囲が広く、圧力、温度の対応範囲が広いです。グローブバルブは、球状の外観から玉形と呼ばれ、ゲートバルブに比べ開閉時間が短く、ジスク形状で流動特性を変更できます。
日立バルブ 図面 Google
日立バルブの図面、写真、イラストが、見れます。検索から多数のアイテムを表示できます。ストレーナは、流体物の異物、ごみ、配管内腐食を分離・排除するこし網・スクリーンを内部に持っています。 ボールバルブは、操作性が良く最も広範囲の用途に用いられます。
ボールタップのCADデータ
三栄水栓
ボールタップ、バルブ、デザイン水栓、混合栓一覧、単水栓、シャワー用品、キッチン用品、バス用品、洗面用品などの、PDFカタログが、ダウンロードできます。
FMバルブ製作所
バルブ、ボールタップ、吸気弁、減圧弁、電磁弁などの、CADデータが、ダウンロードできます。
アイエス工業所
ボールタップ、定水位弁、水位調整器、パイロットバルブなどの、CADデータが、ダウンロードできます。
トーステ
バルブの、CADデータが、ダウンロードできます。サニタリーバルブ、ダイヤフラムバルブ、タンク底バルブ、バタフライバルブ、ボールバルブ、チャッキバルブ、サンプリングバルブ、シーケンスバルブなどのデータが掲載されています。
建築設備 セツビット
ボールタップなどの、CADデータが、ダウンロードできます。
ボールタップ cad-data.com
ボールタップのフリーCADデータがあります。検索から多数のアイテムを表示できます。アイエス工業所のボールタップS20のCADデータが、ics形式で掲載されています。ボールタップは、トイレのタンク内に支持棒の先端に取り付けてあるボール状の浮球です。
ボールタップ 図面 Google
ボールタップの図面、写真、イラストが、見れます。検索から多数のアイテムを表示できます。ボールタップには単一機械式と、ダイヤフラム式があります。単一機械式は、給水圧とテコの原理を利用して吐水・止水を行い、吐水口にゴム栓を押し込んで、水を止めます。
バルブにはさまざまな種類があります
配管内の流体の流れをコントロールするには、バルブ(弁)が必要です。
バルブにはさまざまな種類があり、それぞれ構造が異なります。
長所・短所を理解して使う場所に合ったものを選びましょう。
ゲートバルブ(仕切弁)
板状の弁体を垂直方向に上げ下げすることで、流れを仕切る方式のバルブです。
さまざまなサイズがあり、圧力や温度に応じて使い分けができます。
流体抵抗が小さいのが長所です。
弁体を中間開度の状態で使うと弁体振動が起こる恐れがあるため、全開か全閉での使用に限ります。
グローブバルブ(玉形弁)
S字状の通路を流れる流体に対し、上から弁体が押さえつけるように流れを止める方式のバルブです。
S字状の通路を通るときに流体の圧力が大きく失われるため、流量調節がしやすいのが長所です。
ただし、10%以下の開度では流体抵抗が大きく、寝食を受けやすくなるのが短所です。
ボールバルブ
球体の一方向に穴を貫通させた弁体が回転し、流れをコントロールするバルブです。
一直線の流路なので抵抗が小さく、開閉させやすいのが長所です。
操作性がよいので、さまざまな用途に使われます。
ボールバルブにはソフトシートが使われていますが、ソフトシートの材料により、使用できる温度や流体が限られる点に注意しましょう。
バタフライバルブ
円形板の弁体が回転し、流れをコントロールするバルブです。
ボールバルブと同様に開閉しやすく、操作性も良い点が長所です。
また、軽量で構造がコンパクトなのも利点です。
バタフライバルブもボールバルブ同様、ソフトシートが使われています。
使用できる温度や流体に制限があるので注意が必要です。
チャッキバルブ(逆止弁)
弁が受ける流体の背圧によって逆流を防ぎ、流体の流れを一定方向に保つバルブです。
背圧によって弁体が自動的に開閉します。
ただし、弁を挟んだ2方向の圧力差が小さいと、弁の開度が安定しない点が弱点です。
ダイヤフラムバルブ
ダイヤフラムという膜を押し付けたり離したりして、流体が流れる量をコントロールするバルブです。
パッキンがなく、外部に流体が漏れるリスクがないのが長所です。
ダイヤフラムの素材によっては温度や圧力に制限があります。
バルブには手動操作と自動操作があります
バルブを動かす方法には手動操作と自動操作があります。
それぞれ詳しく見てみましょう。
手動操作の3つの方式
・ハンドル式
ハンドルを回して弁体を上下させるタイプです。
ゲートバルブやグローブバルブに使われる方法です。
・レバー式
レバーを左右に回して弁体を動かすタイプです。
ボールバルブによく使われます。
・ギア式
ハンドルにギア操作が付いたタイプです。
バタフライバルブやボールバルブで使われます。
多様な自動操作の方式
自動操作の方式は大きく「他力式調節弁」と「自力式調節弁」に分かれます。
(1)他力式調節弁
他力式調節弁(以下、調節弁)とは、電気や空気圧、油圧などの外部電力源とアクチュエータ(作動装置)を使い、自動で操作するバルブです。
厳密には、流量を自動で絞る働きをします。アクチュエータには以下のようなものがあります。
電気式…マルチターン式、バートターン式
空気式…シリンダ式、エアモータ式
流量を絞る際、騒音や振動などが発生するため、調節弁には多段減圧弁やケージ弁などが設けられ、絞りによって発生するエネルギーを減らす工夫がされています。
また、自動操作には外部電力源やアクチュエータに加えて、センサや調節計も必要です。
(2)自力式調整弁
自力式調整弁(以下、調整弁)とは、動力を流体から直接取り込むバルブです。
調整弁は取り付けられた配管そのものの圧力や温度などを利用して作動するため、外部からのエネルギーを必要としません。
調節弁はアクチュエータなどを組み合わせなければ使えませんが、調整弁は単独で利用できます。
そのため、調整弁よりもコストが安く、省エネルギーです。
ただし、調整弁は圧力や温度など、制御する対象ごとにつくられているので、一つのバルブで複数の要素を制御できません。
調整弁には下記のものがあります。
・圧力調整弁
・温度調整弁
・液位調整弁
・流量調整弁
・ボールタップ
・定水位弁
・安全弁
・スチームトラップ
・自動空気抜き弁
・一斉開放弁
主な自力式調整弁を紹介します
ここでは、主な調整弁をいくつか紹介します。
配管の圧力の異常な上昇を改善する「安全弁」
安全弁は圧力調整弁の一種です。
配管の圧力が異常に上昇するとバルブを開けて、圧力を外部に放出して配管内の圧力を下げます。
圧力が正常に戻ると、バルブが閉じます。
なお、流体が蒸気やガスの場合は「安全弁」とよびますが、流体が水や油などの場合は「逃し弁」とよびます。
液体から空気だけを輩出する「空気抜き弁」
空気抜き弁は、水配管に混入した空気を自動的に外に排出するバルブです。
ビル設備の給水・給湯ラインでは、頻繁に空気が混入したり、水中に溶けている酸素が気体になって水に混相したりします。
そのままにしておくと、騒音の発生や配管の腐食、流体の噴出などにつながるため、期待を排出する必要があります。
空気抜き弁は、空気が貯まる配管の最上部に取り付けます。
空気抜き弁が鋳鉄製の場合、錆が発生して機能しなくなることがあるため、定期的に内部を清掃・点検する必要があります。
水の増減に応じてバルブを開閉する「ボールタップ」
ボールタップとは、タンク内の水量の増減に応じて給水を自動的に制御するするバルブです。
水洗トイレのタンクの水が自動で止まるのは、ボールタップの働きによるものです。
タンクの水が少なくなると、ボールタップにつながっている浮き玉が下がり、給水弁が開いて水が出て、水位が上がって浮き玉が上がると弁が閉じる仕組みになっています。
管とバルブの適切な接続方法を選びましょう
バルブは管に接続して使います。
接続に不備があると、流体の漏れや管の破損につながるため、配管の設置場所やバルブの大きさに応じて適切な接続方法を選ぶことが重要です。
バルブの接続方法には「ねじ込み接続」「フランジ接続」「溶接」があります。
ねじ込み接続
サイズ50㎜以下、圧力1.0メガパスカル以下の接続に使われるのが、管用ねじを使った「ねじ込み接続」です。
ねじ加工だけで施工でき、他に部品がいらないので低コストですが、修繕などによるやり直しの難しさがネックです。
フランジ接続
管とバルブの接続部分をそれぞれ「フランジ」というつば状にし、ボルトとナットで2つのフランジを固定する方法です。
小さいサイズから大きなサイズまで、管とバルブの接続で一般的に広く用いられています。
バルブと管の溶接
高温高圧の配管やパイプラインなど、漏れを完全に防止する必要がある場合は、バルブと管を直接溶接します。
溶接方法には、「差込み溶接」と「突合せ溶接」があります。
・差込み溶接
バルブの寸法が50㎜以下の小さなサイズでは、バルブに管を差し込んで溶接します。
・突合せ溶接
バルブと管を突き合わせて溶接します。
バルブの寸法にかかわらず採用されている方法です。
さまざまなバルブの材質と特徴
バルブには青銅や鋳鉄からステンレス鋼、樹脂までさまざまな素材が用いられます。
銅の合金
バルブの素材には、銅・錫・亜鉛・鉛の合金である「青銅」や、銅・亜鉛の合金である「黄銅」が用いられます。
青銅は高い耐食性をもっています。
また、切削性に優れているので複雑な形状の鋳物造りに適しており、低・中圧のバルブに採用されています。
ただし、給湯や温水配管などに使うと、弁棒が腐食する恐れがあるので注意しましょう。
黄銅は青銅よりもコストパフォーマンスにすぐれていますが、高温の水の配管で使うと、亜鉛が溶け出して強度が低くなる恐れがあります。
鋳鉄
鋳鉄は炭素と鉄の合金です。融点が1150℃と比較的低く、鋳物によく使われることからこの名称がついています。
低圧・常温用のバルブを作る際に用いられる素材です。
ただし、鋳鉄は錆が発生しやすく、バルブ内部に溜まって弁の開閉を妨げるという弱点があります。
そこで、給水や給湯用配管には、バルブ本体にナイロン11やエポキシ樹脂を塗装した「鋳鉄ライニング」を使うことが多いです。
また、銑鉄を強化・改良した「ダクタイル銑鉄」は、対応できる圧力や温度の範囲が広く、蒸気やガス、油などの配管に適しています。
鋳鋼
「鋼」は鉄と炭素の合金ですが、なかでも鋳物に適したものを鋳鋼とよびます。
対応できる圧力・温度の範囲が広く、石油関連のプラントの配管に使われます。
合金鋼
「合金鋼」とは、炭素鋼(炭素量が0.02~2.14%の鋼)に炭素以外の元素を加えた鋼です。
代表的なものにステンレス鋼があります。ステンレス鋼は耐食性・耐久性にすぐれています。
化学プラントや石油化学工業、建築設備など幅広い分野で使われています。
そのほか、ニッケルやチタンなどを加える合金鋼もあります。
cadを使った配管施工図の作成でバルブのcadデータがほしいときは…
配管施工図には平面図や立体図、配管アイソメ図などの種類があります。
配管アイソメ図のように立体的な図面を作成するときは、cadソフトを使いパソコンによる図面作成が便利です。
cadソフトを使うメリットとして、スピーディに図が作成できることと、修正が簡単にできることが挙げられます。
配管工事では施工中に配管のルートや部材の変更が起きることも多く、その都度図面を修正しなければなりません。
手書きで修正するとどうしても時間がかかります。cadソフトを使えば、すぐに変更をかけることができます。
最近は水道工事専用のcadソフトなど、業界に特化したcadソフトも登場しています。
jw_cadなどの汎用cadでも配管施工図の作成は可能です。
ただし、汎用cadで図面を作成する際は、配管施工図に必要なcadデータを集める必要があります。
バルブのcadデータは、バルブメーカーから提供されていることが多いです。
無料でダウンロードできることがほとんどですが、ユーザー登録が必要になる場合もあります。