コンクリートポンプ車は、多くの建設現場で活躍する重要な機械で、ブームを使ってコンクリートを送る役割を果たします。ブーム車や配管車など、さまざまな種類が存在し、現場の状況に応じた選択が求められます。また、コンクリートポンプ車のCADデータを活用することで、施工計画書を作成する際に非常に便利です。現場での効率的な作業を実現するために、適切なデータを選ぶことが重要です。
このページでは、コンクリートポンプ車の種類や区分、CADデータの選び方について解説しています。

多くの建設現場で活躍するコンクリートポンプ車
現場での使用頻度が高く凡庸性に優れている
コンクリートポンプ車は「大は小を兼ねる」の言葉通り、大型車輌でも生コンの使用の少ない現場で活用できます。小型に拘る必要はありません。
また、生コンを送る為に荷台にブームを搭載しているので、高所への生コンの打設や、コンクリートポンプ車を設置した場所から、多少離れた場所への生コンの供給を可能にしてくれます。
しかし、それはあくまで現場での状況判断で行う事なので、計画書や積算用の図面の場合は、現場や工事内容に合致したコンクリートポンプ車のCADデータを使用しなければなりません。
施主や元請けに対し、施工図に合ったCADデータの提出でなければ、図面の正確性や仕事の取り組みに疑いをかけられてしまいます。
例えば2t ポンプ車を使うなら2t ポンプ車のCADデータを、小型なら小型のCADデータを用意しましょう。
そしてできれば、メーカーも極東開発工業株式会社・プツマイスターなど、使う機種に合わせたデータを使用しましょう。
プレゼン用には、3DCAD図データを使用して、客先にわかりやすく丁寧な図面の提出が求められます。
他にも、現場に指示書に添付する図面やコンクリートポンプ車のCADデータを提出する時にも、図面サイズに合わないコンクリートポンプ車のCADデータを使用して提出すると、このサイズのコンクリートポンプ車を用意するのか?という誤解を招く可能性もあります。
現場環境や、使用方法にあったCADデータの使用は重要であり、現場での使用頻度が高く、凡庸性に優れているコンクリートポンプ車だからこそ、図面上においてはしっかりと現場状況に合致した、コンクリートポンプ車CADデータの使用が求められます。無料のフリーサイトなどからCADデータをダウンロードする際には、サイズやメーカー、圧送能力などをしっかり確認しましょう。
また、dwgやjwwといったファイル形式にも注意しましょう。
多くの建設現場で活躍する
コンクリートポンプ車は建築の多くの場面で使用される建機です。特に戸建住宅の基礎や壁打ちなどでは、必ず搬入される建機だとも言えます。取り扱う事が多い建機だからこそ、フリー素材や無料のcadデータをダウンロードして整理しておくと良いでしょう。
また、4tポンプ車や8tポンプ車といったよく使われるコンクリートポンプ車は、リニューアルや新車種などもリリースされる事が少なくありません。メーカーサイトや無料のcadデータを取り扱うサイトなどを常にチェックしておき、間違いのないcadデータを取り扱うように心がけましょう。
もちろん、4tポンプ車や8tポンプ車以外にもさまざまなポンプ車が日々活躍を見せています。信頼のあるcadデータをダウンロードし、あらゆるcadデータを適切にcad図に活用して図面を作成させましょう。
主な役割
コンクリートポンプ車の4tポンプ車や8tポンプ車具体的にどんな仕事をしているのでしょうか。建設現場などでよく見かけますが、主にビルの基盤工事のコンクリート詰めに使い、道路の崖崩れの防止工事などに使われます。
ブームは縦だけでなく横にも大きく伸ばせるので広い範囲をカバーできます。長いブームとホースを使いながら狙っている場所にコンクリートをしっかりと流し込んでいきます。ホースの先端は職人さんが手動でコントロールするため、熟練の技が必要になります。
コンクリートポンプ車のなかにあるコンクリートは、トラックのミキサー車から挿入されたものを使います。車体の後ろにあるホッパを開閉してコンクリートを流しこみ使います。ミキサー車は一緒に使われる機会が多く、セットのようなものです。
使われるコンクリートは、主に「フレッシュコンクリート」もしくは「生コン」と呼ばれるものになり、PTOポンプで発生させた油圧力を使い、ドロドロとした形状のものを固まらないように混ぜながら運んでいきます。
また、その機能を生かして過去に災害支援を行った例もあります。過去、ナホトカ号重油流出事故が起きました。重油を取り除く作業としてスクイーズ式のポンプを使い逆転させ回収した事例もあります。他にも福島で燃料棒冷却の放水にも役立つなど、柔軟に対応できる機能もありさまざまな場所で活躍しています。
これだけ優秀なコンクリートポンプ車もcadデータやcad図でみると、いろいろな発見があります。Jwwなどのcadデータにフリーダウンロードとして使用することで、無料の図面も手に入ります。Cad図で困っている人にとっても無料だと役立ちますね。極東開発工業株式会社・プツマイスターなどメーカー別、あるいは4t・2t ポンプ車、小型など重量別で揃っています。
誰でも運転できるのか?
コンクリートポンプ車は、高い技術を必要とします。また、労働安全衛生法によって厚生労働省が定めた法律があり、危険性がある有害な業務に労働者を働かせるときは、その業務に関する、安全または衛生のための特別な教育を行わなくてはいけないとしています。建設機械のなかには22種類が該当しますが、そのなかの一つにコンクリートポンプ車も含まれます。
そのため、車両系建設機械の作業装置に関わる特別教育を修了していることが条件として定められています。この資格は小型、2t ポンプ車、4tポンプ車や8tポンプ車どれも関係なく“重量無制限”になり、どんなポンプ車の操作にも対応できます。もちろん、この資格とは別に車の免許を持っていることも運転するうえでは必須になります。
Cadの図面を使えば、無料のフリー図面などもあり活用できます。余計な費用をかけずにCadを取り込みたい人にとってもフリー(無料)で使えるのは大きいですね。フリーCADのjwwデータならもっといいですね。極東開発工業株式会社・プツマイスターなどメーカー別、小型などサイズ別のデータも揃っていますよ。
コンクリートポンプ車は建設現場に関わらず、さまざまなところで活躍しています。所定の資格が必要なものにはなりますが、災害時にも活躍できる優秀な車といえるのではないでしょうか。Cadを無料のフリーデータで落とし込む際は、メーカーやサイズ、圧送能力などを十分に確認したうえでダウンロードを行うようにしてくださいね。
ブームを使ってコンクリートを送り出すコンクリートポンプ車
コンクリートポンプ車は、生コンクリートを圧送する建設機械です。
主なメーカーは極東とプツマイスターです。
生コンクリートはミキサー車が運搬してきますが、ミキサー車には輸送管はないので、細かい部分や離れた部分に生コンクリートを流すことはできません。
ミキサー車から流れてくる生コンクリートをコンクリートポンプ車の中に1度入れて、輸送管を介して生コンクリートを流したい部分に流し入れます。
コンクリートポンプ車には、大きく分けて2つの種類があります。
大きさの違いであり、ミニポンプ車と普通のポンプ車の2つがあります。
ミニポンプ車は2t~4程度であり、普通のポンプ車は8t~25tまであります。
ミニポンプは、住宅などの比較的小さなコンクリート工事に使います。
普通のポンプ車は、大型建築物や橋、トンネルなどの大規模のコンクリート工事に使います。
コンクリートポンプ車の得意な作業は、離れたところへの生コンクリートの圧送です。
コンクリートポンプ車の折りたたみ式のブームにより、離れたところや高所に生コンクリートの圧送を行うことができます。
ブームを使ってコンクリートを送り出す
コンクリートポンプ車は別名「コンクリート作業車」と呼ばれることもあります。同じコンクリートポンプ車と言ってもブームがついているタイプもあれば、ついていないものもあります。
コンクリートポンプ車は後方についている、40mもの長いブームを使います。ポンプを使って作業を行うことからこの名前で呼ばれています。離れた場所や高い場所にコンクリートを送り出す役割を担っています。
コンクリートポンプ車が打設箇所に近寄れない場合でも、問題なく作業を進められます。40m以上の高さになるとコンクリートポンプ車だけでは対応できなくなるので、手動で配管を引いてポンプのみを設置して使うこともあります。
コンクリートポンプ車の大きさによっても対応できる作業範囲や圧送能力が変わります。例えば一番小柄な2tは11m程度、4tポンプ車になると16m~18m、8tポンプ車になると21m~26mまでブームを伸ばせます。
コンクリートポンプ車には種類がたくさんあり、世界には最大60m以上の範囲をカバーできるものもあります。他にもミキサー車の役割を担っているコンクリートポンプ車もあります。幅広い機能を搭載するなど、常に進化し続けています。
また、ブームのついていないタイプは、配管車と呼ばれておりポンプから配管を直接敷設して圧送しコンクリートを送ります。アウトリガーもないので、作業スペースをほとんど取ることもありません。
作業スペースも通常のトラックとも変わりません。高さ制限のある場所だったりするなど、超高層ビルなどの作業にも使われています。圧送能力など機能性の高い超高圧仕様の配管車もあるなど、使う場所によってさまざまな形があるのも特徴です。
コンクリートポンプ車などのcadデータは、効率的な図面を作成するのに欠かせません。
フリーのcadデータをダウンロードして説得力のある図面を作りましょう。
基本構造
コンクリートポンプ車の基本構造は「運転席」「ブーム」「アウトリガー」「操作パネル」「ホッパ」になります。運転席は主に運転のみを行う場所になり、ブームの操作は行いません。
ほとんどトラックと同じ形になるので、トラックの運転に慣れている人には問題ありません。4tポンプ車や8tポンプ車でもこのあたりについては違いはなく、基本的にブームを移動するなど動かすのは後方にある「操作パネル」です。
ブームには4tポンプ車や8tポンプ車などの種類によっても違いますが、現在の主流は4つ折にたためるものになり、コンパクトな外見をしています。それなのに40mもの長い範囲までコンクリートを運べるので、驚く人もいるのではないでしょうか。
アウトリガーは、ブームを使用するときに車が傾かないように安定させる役割があります。張り出し脚のような役割をしているため、設置する際に大きな幅がないと対応できないこともあります。
コンクリートポンプ車は取り扱いが難しい部分もあり、風の影響を受けやすいこと操作方法も簡単とはいえません。ブームによって軽量化されているものもあり、他の車体を運転したことがある人でも難しく感じることもあります。
それぞれの構造に役割があるので、一つとして欠けてしまうと、コンクリートポンプ車として機能しなくなってしまいます。
また、コンクリートポンプ車には「ピストン式(押し出し式)」と「スクイーズ式(絞り出し式)に分類されます。ピストン式は、コンクリートピストンが後退するときに、ホッパ内にある生のコンクリートをシリンダの中に吸い込ませます。
前に進むときに押し出し圧送する仕組みになります。スクイーズ式は円筒ドラムの内側にセットしたチューブを歯磨きのように、ローラで絞り出しながら圧送します。それぞれにコンクリートを無駄なく排出してくれる優れた方法といえます。
cadデータを使えば、無料のフリー図面のダウンロードもできるので、図面を書くときにも便利です。Cad図は慣れてしまえばさまざまなところに使えます。小型の4t・2t ポンプ車や極東開発工業株式会社・プツマイスターなどが揃っています。また、どのように機械を配置できるのか、jwwなどのcadデータをダウンロードして活かすこともできます。
コンクリートポンプ車の種類/ブーム車と配管車
コンクリートポンプ車は、生コンクリートをブームとパイプやホースを通じて、土木・建築現場の型枠等へ、圧力をかけて送るポンプを装備した作業車です。
主に、土木・建築現場で使用される建設機械です。
コンクリートミキサー車と連携して作業する事が多く、ミキサー車で運ばれた生コンクリートを、コンクリートポンプ車がポンプで圧送します。
圧送とは、ポンプで圧力をかけて吸い上げることです。
ブーム(アームのような棒)で、運ぶのが難しい場所に、生コンクリートを送り込むことができるポンプ車です。
コンクリートポンプ車は、単純に、ブームがあるかないかの違いで、2種類のタイプがあります。
大きな物では、ブームの最大作業高さは40m弱まであります。
したがって、マンション建設等の、高所の難しい場所へのコンクリートの運搬が、比較的容易となります。
ただし、高い場所に重い物を運ぶので、車体が倒れないよう安定性を保つ必要があり、アウトリガーを張り出すことになります。
ブーム車
生コンクリートを圧送するために、折りたたまれたブームを備えているコンクリートポンプ車です。ブームの長さは、輸送できる架装シャシの重量で変わります。そのため、cadで図面を作成する際には、架装シャシにも注目してブームの長さを把握しましょう。一般的には、2tポンプ車で11メートル、4tポンプ車で16から18メートル、8tポンプ車で21~26メートルなどとなっています。また、より大型なポンプ車もありますので、cad図に落とし込む時には、4tポンプ車や8tポンプ車などといった車輌の違いを必ずチェックして、無料データやフリー素材のダウンロードを行いましょう。
ブーム車は高所の生コン圧送にも適している構造となっています。そのため、高所の作業をより安定されるため、アウトリガーが備わっている場合がほとんどです。作業場などのcad図作成時には、アウトリガーも考慮して図面を作成するべきでしょう。
また、ブームの折りたたみは4段が主流です。しかし、サイズが大きい大型のポンプ車になると、より多段な折りたたみとなっていますので、そういった部分にもcadで図面を作成する時には注目して落とし込みます。
配管車
一方でブームを備えておらず、ポンプから生コンクリートを直接配管して圧送するタイプのコンクリートポンプ車を、「配管車」と名付けて区分けしています。配管車はブームを保持していないため、高所障害物への制限がないため、山間部や鉄塔の基礎工事などの現場で使用される事があります。
ブーム車とは違いアウトリガーもありませんので、cadで図面を作成する時には車輌以外の部分を考慮する場面も少ないため、cadデータも扱いやすいものとなっています。
コンクリートポンプ車の区分/ピストン式とスクイーズ式
コンクリートポンプ車には2つのタイプがありますが、実際に多くの現場で使用されるのはブーム車がほとんどです。それは、現場での活用幅の広さや高所へのアプローチなどが要因のようです。
そのため、一般的な作業場や工事現場でのコンクリートポンプ車を、cadを用いて図面に起こす場合は、特に指定がなければブーム車のタイプで間違いないはずです。
cadデータは、どちらのタイプであったとしても、大体の場合が車輌を取り扱っているメーカーのサイトでフリーのcadが存在します。また、図面や性能表といった資料もフリーでダウロード可能となっています。もし、各メーカーが取り扱っていないコンクリートポンプ車があった場合は、無料cadデータを取り扱っている一般ユーザーのサイトなどからダウンロードすると良いでしょう。
cadで図面を作成する際にはあまり関係がありませんが、コンクリートポンプにも2つのタイプが存在します。cadデータには反映されていない部分ですが、作業場などをcadで図面作成する時には、それぞれの建機の特徴などを知っていると、より信頼感のある図面を作成する事ができます。また、プレゼンやクライアントへの提案などといった時にcad図を使用する時にも、建機毎の特徴や癖などを知っておくだけで、安心感を与える内容になるのです。
ピストン式
コンクリートピストンと呼ばれる部分が後ろへ下がる時に、ホッパ内部にある生コンクリートをシリンダ内に吸入し、ピストンが前へ進む時に吐き出して圧送するコンクリートポンプ車です。筒型の水鉄砲で水を吸い込み吐き出すといった動作を連続的に行う事で、コンクリートを押し出します。
特徴としては、圧送する能力に長けており、より粘度の高い生コンクリートを輸送する事が可能です。4tポンプ車や8tポンプ車はもとより、GVW25tポンプ車といった大型な車輌にも活用されている方法です。
スクイーズ式
ポンピングチューブと呼ばれ円形の筒を円形のドラムの内側にセットし、回転式のローラーで絞り出す方法です。チューブタイプの歯磨き粉や調味料から、中身を押し出す姿を想像すると理解しやすいはずです。スクイーズ式は、生コンクリートを充填する時などに、余分なコンクリートを比較的排出しないため、資材の無駄を省けるというメリットがあります。
圧送能力はあまり高くないので、主に建築現場などで活躍を見せています。そのため、住宅や小型の店舗といった場合は、スクイーズ式のコンクリートポンプ車を使う場合が多いようです。コンクリートポンプ車のタイプとしては2tポンプ車、4tポンプ車、6tポンプ車、8tポンプ車など、大型ではない車輌に装備されています。
また、アメリカのチャレンジクックブラザーズ社が国際化に対して技術を提携したという事から、一部では「チャレンジ式」とも言われれているようです。
現場の使用状況に合ったコンクリートポンプ車CADデータの選び方
車輌寸法、ブーム寸法に注意が必要
建築工事では、主に、折りたたみブーム付きのコンクリートポンプ車を使用します。
車輌のサイズも大小ありますので、CADデータを使用する際には、サイズだけではなく、建築現場の大きさや圧送能力、コンクリートの打設量、メーカーも考慮したコンクリートポンプ車の選択が必要です。
極東開発工業株式会社・プツマイスターなど、車輌メーカーの提供CADデータは勿論のこと、無料でダウンロードできるフリーCADデータサイトや、重機リース会社のホームページ等もよくチェックしましょう。CADデータには、jwwやdwgといったファイル形式があるので、使用しているcadソフトに対応しているものを選びます。jwwは「jw_cad」、dwgは「Auto cad」というcadソフトに対応しているファイル形式です。
建設現場だからと言って、主流の4段ブーム車を使用するとは限りません。
高さ制限や幅員に制限のある建設現場では、ブーム車は車高やアウトリガーの設置の点で問題があるので利用には向きません。
また、高層ビル建設の場合もブームが届きませんので、この様な場合には、配管車が現場ではよく利用されます。
図面上に落とし込む際には、この点をよく注意して、コンクリートポンプ車CADデータを選定して、図面に落とし込みましょう。
使用状況をヒアリングしてからCADデータを選択しましょう
3DCADデータの場合、依頼者や住民説明会といった場面において、相手に解りやすく、納得のいく図面に仕上げなければなりません。
無料のフリーサイトから、安易にコンクリートポンプ車のCADデータをダウンロードして落とし込むのではなく、施工管理者などの現場担当者に、使用状況をヒアリングしてからCADデータを選択しましょう。そうでなければ、サイズやメーカーの違いは顕著に出てしまいます。極東開発工業株式会社・プツマイスターは決して同じ機体ではありません。
コンクリートポンプ車は、ほとんどの現場で利用します。
車高、幅、ブームの寸法、圧送能力等を考慮した上、建造物の種類や現場の状況も鑑みながら、図面にCADデータを利用するようにしましょう。
コンクリートポンプ車のCADデータを利用する際の問題解決法
コンクリートポンプ車のCADデータは探すのが難しい
コンクリートポンプ車のCADデータは、乗用車やバスより形状が複雑なことから制作の難易度が高く、CADデータ自体が少ないという難点もあります。
コンクリートポンプ車は必要な企画寸法図や平面図・正面図などのCADデータが見つからないこともあります。
フリー利用できる無料のCADのデータサイトは、商用利用や意匠権の問題に注意が必要です。
意匠の権利がクリアされていないデータは、トラブルに発展する可能性があるため注意してください。
目当てのCADデータが見つからない場合に大事なこと
イメージ通りのデータが見つからなくても、業務に使う場合は必ず商用利用可能なCADデータを使用するようにしてください。
まれに素材によっては改変可能なCADデータもあるので、それをベースに自作することができます。
コンクリートポンプ車のCADデータを使った添景や図解は、制作物のメインではないので、似たデータで工夫するとよいでしょう。
自動車には20年の意匠権があるので、実在する車種のCADデータを使用する際は、意匠権がクリアされているものか確認することが重要です。
目当てのCADデータが見つからない時は検索方法を変える
コンクリートポンプ車の平面図・正面図などのCADデータを探すときには、車種やメーカー名・データ形式を指定すると希望のものを見つけやすくなります。
同じCAD図データでも、dxf・dwg・jww 、PNG、PDF、JPEGなど、様々なファイル形式が存在するため、確認してください。
探す順番はメーカー公式サイト、他国内サイト、海外のサイトで検索するのがおすすめです。
製作物に合わせて解像度などの優先項目を変える
CADデータの扱いに慣れていないと、目的に合わないCADデータを選んでしまうケースがよくあります。
コンクリートポンプ車の用途によって、必要になるデータの解像度が異なることは知っておきましょう。
例を挙げると、旋回軌跡図や施工計画書などの図面作成に高い解像度は必要ありません。
むしろ作業効率を高めるためには、容量の軽いデータが適しています。
しかし、印刷物に使用するためのデータには、ある程度高解像度のデータが必要になります。
3DCADのモデリングの際は、データ容量が大きくなりすぎないように調整しましょう。
商用利用可能なデータと意匠権に注意
業務上でCAD図データを利用する場合は、商用利用が可能かどうかと意匠権の確認が必要です。
フリーの無料CADデータサイトにも商用利用可能データはありますので探してみてください。
意匠権とは、形状、色彩、模様など、外観のデザインの権利で、登録から20年間設定されています。
両方ともよく確認しなければトラブルにもなりかねません。
商用利用権や意匠権をクリアしたCADデータを探すためには、信頼できるサイトからダウンロードするようにしてください。
きちんとした素材サイトであれば、商用利用権や意匠権について必ず明記されているため、そのCADデータがどんな用途で使えるかを確認することができます。