浄化槽管理士は、浄化槽の点検や保守などの業務に従事することができる国家資格です。 浄化槽設備を行う設備会社などに勤務するケースが多く、保守や点検を行う場所は、会社や事業所といった場所の他に、一般家庭での業務もあります。 水周りの全般についての相談を受けることもありますので、浄化槽や配管、付属機器などの幅が広い知識が必要となります。 幅広く水環境にかかわる仕事として、責任をもって管理しなければならない職業になります。
浄化槽管理士の資格取得の方法は、浄化槽管理士試験に合格するか、浄化槽管理士講習の課程を修了する、方法のいずれかによります。
浄化槽管理士試験の試験科目は、浄化槽概論、浄化槽行政、浄化槽の構造及び機能、浄化槽工事概論、浄化槽の点検と調整及び修理、水質管理、浄化槽清掃概論などについて問われます。
浄化槽管理士試験の過去問と重要事項
浄化槽概論／BOD計算、硝化と脱窒、放流水の影響
1.河川水のBOD計算
浄化槽管理士試験では、BOD（生物学的酸素要求量）の計算が頻出テーマです。BODは水質の指標であり、浄化槽から放流される処理水が環境に与える影響を評価するために使用されます。以下の計算方法を通じて、浄化槽の効果的な運転管理を学ぶことができます。
・問題設定
流量10,000㎥/日、BOD 1mg/Lの河川に1,000㎥/日の浄化槽処理水を放流した場合、混合後の河川水のBODを2mg/L以下に保つために必要な処理水のBODを求めます。
・計算式
(河川の流量×河川のBOD)+(処理水の流量×処理水のBOD)=混合後の河川水の流量×混合後のBOD
・解法
10000 × 1 + 1000 × x = 11000 × 2
x = 12mg/L
この計算を通じて、浄化槽の放流水が河川水質にどのように影響するかを理解できます。
2.硝化と脱窒
浄化槽の窒素処理プロセスである硝化と脱窒は、浄化槽管理士試験で非常に重要なテーマです。これらの過程を理解することは、浄化槽が水質改善にどのように寄与するかを把握するために欠かせません。
・脱窒
脱窒は、アンモニア性窒素を脱窒細菌によって窒素ガスに還元して大気中に放出する過程です。この過程には水素供与体が必要であり、酸素が不足した嫌気性環境下で進行します。
・アンモニア性窒素の酸化
アンモニア性窒素は、硝化細菌によって亜硝酸性窒素や硝酸性窒素に酸化されます。硝化細菌は酸素を利用してこの反応を進めますが、嫌気条件下では増殖できません。
・硝化細菌の増殖速度
硝化細菌は、一般的な従属栄養細菌よりも増殖速度が遅い特徴があります。そのため、浄化槽の管理には細かい運転調整が必要です。
3.機能が発揮されていない浄化槽放流水の影響
浄化槽が十分に機能していない場合、その放流水が環境に与える影響についても試験では問われます。適切に機能しない浄化槽の放流水は、周囲の水域に悪影響を及ぼす可能性があります。
・有機物質による汚濁の進行
浄化槽が適切に機能しない場合、有機物質が水中に残り、水質の悪化を招きます。これにより、汚濁が進行します。
・大腸菌群数の増加
浄化槽の処理能力が低下すると、大腸菌群などの細菌が繁殖し、水質が悪化します。特に衛生状態に問題が生じる可能性があります。
・トリハロメタン生成能の増加
浄化槽の処理能力が不十分な場合、有機物質が十分に分解されず、これらが水中で反応してトリハロメタンを生成することがあります。
・閉鎖性水域における富栄養化
浄化槽の処理が不完全だと、栄養塩類が放流され、閉鎖性水域で富栄養化が進行し、藻類の異常繁殖などが発生します。
機能が発揮されていない浄化槽放流水が原因ではないもの
・重金属による魚介類の汚染
浄化槽の放流水が原因ではなく、別の汚染源によるものです。
浄化槽概論／水循環と水資源、損失水頭、貧栄養湖
4.水循環と水資源
浄化槽管理士試験では、水循環や水資源に関する問題も出題されます。水の循環とその大切さを理解することは、浄化槽運営においても重要です。
・水の循環
地球上の水は、降水と蒸発散を繰り返しながら循環しています。この水循環の過程は、気候や地球の生態系に大きな影響を与えます。
・年降水総量
地球上の年降水総量は約577千k㎥/年であり、その約21%が陸地に降ります。
・日本の降水量と水資源
日本の年平均降水量は、国土面積に年平均降水量(mm/年)を掛け算した値を全人口で割ると、世界平均よりも少ない数値となっています。これにより、効率的な水資源管理が必要です。
5.損失水頭
浄化槽管理士試験では、損失水頭の計算に関する問題が出題されることがあります。損失水頭は、水の流れにおけるエネルギーの損失を示します。
・水頭の損失
水面の高さに差がある2つの水槽をパイプで結ぶと、水面が高い方から低い方に水が流れます。一定時間内に、二つの水槽の水位差に相当する水頭の損失が生じます。
・損失水頭の要因
この損失水頭は、管への流入、管壁での摩擦、管からの流出などに起因します。
・水位差と流速
水槽の水位差が大きいほど、流速は大きくなり、損失水頭も大きくなります。
・パイプの太さ
水槽を結ぶパイプが太いほど、損失水頭が小さくなるため、設計時にはパイプの選定が重要です。
6.貧栄養湖
浄化槽管理士試験では、湖の栄養状態について理解することも重要です。貧栄養湖と富栄養湖の違いを把握することが試験対策として有効です。
・溶存酸素濃度
貧栄養湖では表層水の溶存酸素濃度が高く、水質が良好です。
・植物プランクトン
貧栄養湖では、植物プランクトンの主な種は珪藻であり、種類や量ともに少ないです。
・魚類の量
貧栄養湖では魚類の量が少なく、非常に安定した水質環境が保たれています。
・透明度
貧栄養湖では透明度が高く、通常は水が非常に澄んでいます。
・栄養塩類の少なさ
貧栄養湖では、窒素やリンなどの栄養塩類が少なく、過剰な藻類の繁殖が抑制されています。
ワンポイント解説
浄化槽管理士試験では、BODの計算や硝化・脱窒のプロセスに関する理解が非常に重要です。特に、BODの計算問題では、浄化槽の処理水と河川水がどのように混合されるかを計算し、環境に与える影響を最小限に抑えるための処理水BODを求める問題がよく出題されます。また、硝化と脱窒の過程は、浄化槽が窒素をどのように処理するかを理解する上で不可欠です。これらの知識は、浄化槽の適切な運用と環境保護の観点からも非常に大切です。試験では、このような理論的な知識を基に実務的な運用問題を解決する力が求められます。
浄化槽行政
1.型式認定
・浄化槽を製造する際、その設計や性能が国土交通大臣が定めた基準に適合しているか確認するため、型式認定が必要です。
・工場内で試験的に製造された浄化槽については、型式認定は不要です。
・型式認定を受けた浄化槽には、販売時に所定の表示を付ける義務があります。
・型式認定の有効期間は5年間であり、その後は更新しないと認定効力が失われます。
・型式認定は国土交通大臣の認定を受ければよく、環境大臣の認定は必要ありません。
2.浄化槽管理士と浄化槽設備士
・浄化槽管理士は、浄化槽の保守点検業務を行う資格を有しており、浄化槽の状態を定期的に点検・管理する役割を担います。
・浄化槽清掃業務は、浄化槽管理士ではなく、浄化槽清掃業者が行います。清掃業者は市町村長からの許可を受けなければなりません。
・浄化槽設備士は、浄化槽の設置や修理・改良業務を担当し、その職務を行う際には浄化槽設備士証を携帯する義務があります。
・浄化槽管理士の資格を得るためには、特別な受講資格は必要なく、誰でも受講して資格を得ることが可能です。
・浄化槽設備士の資格を得るためには、管工事施工管理技術検定に合格している必要があります。
3.一般廃棄物処理計画
・一般廃棄物処理計画は、市町村がその地域で適切に実施するために定めます。
・この計画は、ゴミ処理と生活排水処理の2つの計画から構成されます。
・生活排水処理の基本計画には、住民への啓発活動が含まれており、地域住民の協力を得ることが求められます。
・生活排水処理計画には、浄化槽や下水道など、どの処理方法を採用するかが記載されます。
・一般廃棄物処理計画は、廃棄物処理および清掃に関する法律に基づき策定されます。
4.保健所を設置する市の市長の職務
・市長は、浄化槽設置届の受理を行います。
・市長は、浄化槽清掃業の許可を与える役割を担っています。
・浄化槽の保守点検業務を行う業者の登録も市長の職務です。
・市長は浄化槽清掃業者に対して改善命令を出すことができます。
・指定検査機関の指定は市長の職務には含まれていません。
5.浄化槽法の目的
・浄化槽法は、浄化槽設備士および浄化槽管理士の資格を定め、業務が適正に行われるようにすることを目的としています。
・浄化槽工事業者の登録制度や浄化槽清掃業の許可制度を整備し、適切な業務実施を監督します。
・浄化槽の設置、保守点検、清掃、製造に関する規制を行い、浄化槽を通じたし尿や雑排水の適正処理を促進します。
・浄化槽法は、公共用水域の水質保全を目指し、生活環境の保全や公衆衛生の向上に寄与します。
ワンポイント解説
浄化槽管理士試験を受けるにあたって、浄化槽の設置や管理に関する法的な知識が非常に重要です。型式認定の重要性や浄化槽の運用管理について理解することは、試験の内容に直結します。特に浄化槽設備士や浄化槽管理士の役割の違いをしっかりと把握しておくと良いでしょう。また、一般廃棄物処理計画や浄化槽法の目的についても知識を深めておくと、より実務に役立つ内容が多く含まれているため、試験合格に向けてしっかりと準備することが求められます。
浄化槽の構造及び機能
1.小型浄化槽の薬剤筒
・スリット状の開口部は、汚泥や異物が詰まりにくい形状とすることで、安定した薬剤供給を確保します。
・薬剤筒内の消毒剤は、上部から下部へと徐々に移動する仕組みにし、一定の濃度で放出されるようにします。
・材質は、耐食性や耐久性に優れたものを使用し、長期間の使用に耐えられるようにします。
・設置方法は、薬剤筒を垂直に固定し、簡単に取り外しや交換ができる構造とします。
・容量は、点検頻度に応じた期間、必要な量の消毒剤を保持できる大きさにします。
2.標準活性汚泥方式と長時間ばっ気方式の特徴
・標準活性汚泥方式は、余剰汚泥の発生量が多く、頻繁な汚泥処理が必要です。
・長時間ばっ気方式は、余剰汚泥の発生量が少なく、管理の手間が軽減されます。
・汚泥返送率は、標準活性汚泥方式が小さく、長時間ばっ気方式が大きいです。
・BOD（生物化学的酸素要求量）の容積負荷は、標準活性汚泥方式が大きく、長時間ばっ気方式が小さいです。
・ばっ気時間は、標準活性汚泥方式が短く、長時間ばっ気方式が長いです。
・汚水量に対する送風量は、標準活性汚泥方式が少なく、長時間ばっ気方式が多いです。
3.凝集分離法
・生物処理水に含まれるアルカリ成分の大部分は、重炭酸塩として存在します。
・無機凝集剤（陽イオン）を添加すると、水中で負に帯電し分散している微細な粒子がフロックを形成し、沈殿しやすくなります。
・オルトリン酸を含む水に消石灰を加えると、ヒドロキシアパタイトという結晶物質が生成され、リンの除去が可能になります。
・PAC（ポリ塩化アルミニウム）は、硫酸アルミニウムよりもアルカリ度の消費量が少なく、効率的な処理が可能です。
・リンの除去には、理論的な必要量以上のアルミニウムを添加する必要があります。
4.浄化槽における金属の腐食
・汚泥貯留部で発生するメタンガスは、金属を腐食させる作用を持たないため、特別な対策は不要です。
・浄化槽内で腐食が発生しやすいのは、水に常に接している部分や、発生するガスに触れる部分です。
・消毒装置から発生する塩素ガスは、特に強い腐食性を持つため、金属部分の劣化を防ぐための対策が必要です。
・腐食を防ぐために、耐食性に優れた材料を使用し、定期的な点検や適切な保守管理を行います。
5.活性汚泥法と生物膜法の特徴
・低濃度汚水の処理は、活性汚泥法では困難ですが、生物膜法では対応が可能です。
・活性汚泥法では、生物量の制御が容易であるのに対し、生物膜法では調整が難しいです。
・微小後生動物は、活性汚泥法では生息しにくく、生物膜法では生息しやすい環境となります。
・発生する汚泥量は、活性汚泥法が比較的多く、生物膜法が比較的少ないため、汚泥処理の負担が異なります。
・増殖速度の遅い微生物は、活性汚泥法では生息しにくく、生物膜法では生息しやすい特徴があります。
6.生活排水の標準的な水量と水質
・台所排水のBOD濃度は、約600mg/Lであり、高い有機物濃度を示します。
・生活汚水全体のBOD濃度は、約200mg/Lで、台所排水に比べて低めです。
・1人が1日に排出するBOD負荷量は40gで、適切な処理能力を持つ浄化槽が必要です。
・1人が1日に使用する水量は約200Lであり、この水量に応じた処理能力が求められます。
・水洗便所の汚水のBOD負荷量は、1人1日あたり13gであり、適切な処理を行うことで水質の維持が可能です。
7.生活排水関係施設
・下水道では、家庭や工場から排出される生活排水や産業排水を、終末処理場で浄化します。
・し尿処理施設では、浄化槽の汚泥を処理することができ、適切な処理システムを備えています。
・農業集落排水施設は、浄化槽法において「浄化槽」に分類され、農村地域の水質保全に役立ちます。
・みなし浄化槽（単独処理浄化槽）は、し尿のみを処理し、生活雑排水を処理することはできません。
・合併処理浄化槽は、し尿と生活雑排水の両方を処理できるため、水環境の保全に効果的です。
ワンポイント解説
浄化槽管理士試験では、各処理方式の特徴や、浄化槽の構造について詳しく理解することが重要です。特に、標準活性汚泥方式と長時間ばっ気方式の違い、活性汚泥法と生物膜法の特性を正確に把握することが求められます。さらに、凝集分離法や金属の腐食に関する知識は、浄化槽の維持管理に直結するため、試験だけでなく実務においても重要です。生活排水の水質や排水量の基準値についても正確に覚えておくことで、適切な処理システムの選定や維持管理に役立ちます。浄化槽管理士として、浄化槽の適切な運用と保守管理を行うために、これらの知識をしっかり身につけましょう。
浄化槽工事概論
1.底版コンクリートの施工
・底版コンクリートの施工時、掘り過ぎてしまった場合には、高さ調整のために捨てコンクリートを使用します。
・底版は浄化槽の上部荷重を地盤に適切に伝えるため、重要な役割を果たします。
・浄化槽が複数槽の場合、底版は一体構造で施工し、強度を確保します。
・コンクリートの表面は平滑で水平に仕上げ、均一な施工が求められます。
・コンクリート打設後は急激な乾燥や温度変化を避けるため、適切に養生を行い、ひび割れや劣化を防ぎます。
2.住宅浄化槽のピット工事
・ピット内部には、モルタルを使用して雨水勾配を整え、排水パイプを放流側の升に接続します。
・ピットの立上げ部分には、コンクリートブロック構造または現場打ち鉄筋コンクリートを使用し、耐久性を確保します。
・かさ上げが30cmを超える場合は、ピット工事のみで対応し、かさ上げ工事を行いません。
・チェッカープレートの枠は取り外し可能な構造にすることで、後のメンテナンスを容易にします。
・ピット内部には、維持管理や清掃作業がしやすいように十分なスペースを確保します。
3.製図用語の定義
・工程図: 製作工程の途中経過や一連の工程全体を示すもので、浄化槽の製作プロセスを理解するために使用されます。
・一般図: 浄化槽の形式や一般構造を示す平面図、立面図、断面図などで、設計の基本的な情報を提供します。
・配管図: 浄化槽内で使用される管の接続や配置を示す系統図で、配管の構造や配置を把握するために必要です。
・装置図: 浄化槽内の各装置の配置や相互の関係を示す図面で、装置の配置を理解しやすくします。
・組立図: 部品の相対位置や組み立てられた部品の形状を示す図面で、浄化槽の組み立てに必要な情報を提供します。
4.宿泊施設関係の処理対象人員算定基準
・ビジネスホテルなどの宿泊施設では、宿泊客以外の厨房排水量が少ないため、BOD濃度が低くなることが多いです。
・処理対象人員を算定する際、従業員数も含めて計算することが求められます。
・温泉施設を持つ宿泊施設では、温泉排水を浄化槽に流入させず、別の処理方法を取る必要があります。
・民宿等で浴場が共用の場合、汚水量が低減するため、実際の状況に応じて汚水量を減らすことが可能です。
・観光地やスキー場の宿泊施設では、流量の変動が大きいため、流量調整機能をしっかり検討し、設計に反映させます。
5.工場生産浄化槽の施工状況の確認
・浄化槽の施工後、異常がないことを確認した後、消毒装置に消毒剤を充填し、消毒剤が適切に溶解していることを確認します。
・放流口と放流水路に水位差が適切に設定されているかを確認し、正常に水流が確保されているかを確認します。
・流入管や送気管などの接続部に誤接合がないかをチェックし、浄化槽の機能に支障がないかを確認します。
・生活排水が適切に浄化槽に接続されているかを確認し、汚水の漏れを防ぎます。
・浄化槽周辺に保守点検や清掃作業の支障になる設備が設置されていないかを確認し、作業環境を整えます。
ワンポイント解説
浄化槽管理士試験の過去問や重要事項をしっかり理解しておくことが、試験合格への近道となります。特に、浄化槽工事の施工方法や設備の管理についての基礎知識は重要です。例えば、底版コンクリートやピット工事では、施工の際の細かな規定に従うことが求められます。さらに、製図用語や宿泊施設の汚水処理基準についても理解が必要です。これらの知識をしっかり押さえた上で、実務に必要な管理業務を行うためのポイントを確認しておくことが合格への鍵となります。実際の現場では、理論を基にした適切な判断が求められるので、試験勉強だけでなく、日々の業務で実践することも大切です。
浄化槽管理士試験の科目ごとの勉強法
「浄化槽概論」の勉強法
出題内容の分析
浄化槽概論では、主に以下の内容が出題されます。
・浄化槽の目的と役割
・生活排水の処理と環境保全
・公共水域の水質保全の重要性
・浄化槽の種類と構造
・単独処理浄化槽と合併処理浄化槽の違い
・各処理工程（沈殿、分解、ろ過など）の仕組み
・微生物の働きや管理方法
・浄化槽の維持管理と適切な処理方法
これらの内容は、浄化槽の基本的な知識を問うものであり、浄化槽管理士としての実務においても重要な知識となります。
基礎力を固めるための参考書選びのコツ
・まず、公的機関が発行している「浄化槽管理士試験対策テキスト」を活用し、基本事項を網羅的に学習しましょう。
・各章ごとに要点をまとめ、自分なりのノートを作成すると理解が深まります。
・図解を活用し、浄化槽の種類や処理工程の流れを視覚的に把握することが効果的です。
・専門書籍や技術資料を活用し、より詳細な知識を補強しましょう。
問題集を解いて伸ばす実践力のポイント
・基礎知識を身につけた後は、過去問題集を解き、出題傾向を把握します。
・特に、単独処理浄化槽と合併処理浄化槽の違いや各処理工程の仕組みについて、頻出問題を重点的に対策しましょう。
・模擬試験形式の問題を繰り返し解くことで、解答スピードを向上させることができます。
・解説を読みながら、間違えた問題の原因を分析し、知識を強化しましょう。
試験で覚えておきたい重要事項のまとめ
・浄化槽の目的と環境保全の関係
・各処理工程の役割とそのメカニズム
・浄化槽の分類と特徴
・微生物の種類とその機能
試験の準備で最初にやるべきこと
・浄化槽の基本的な目的と種類について、概要を把握することから始めましょう。
・処理工程の流れを理解し、具体的な処理プロセスを押さえることが重要です。
・微生物の働きや管理の仕方を理解することが、応用力向上につながります。
忙しい人向けの試験効率学習テクニック
・過去問題の解答解説を読むことで、効率的に重要ポイントを把握できます。
・問題を解く際に、正答だけでなく、誤答の理由を確認し、知識の定着を図りましょう。
・音声教材や動画を活用し、移動時間などを有効に活用します。
・重要ポイントを絞り込み、短時間でも学習効果を高める工夫をしましょう。
「浄化槽法規と制度」の勉強法
出題内容の分析
浄化槽法規と制度では、主に以下の内容が出題されます。
・浄化槽法の基礎知識
・浄化槽の設置・維持管理に関する法的要件
・定期検査や清掃の義務
・設置届出や処理方式の選択
・関連法令
・水質汚濁防止法、環境基本法などの関連規定
・廃棄物処理法に基づく規制
・法律遵守の重要性
・点検記録の保存義務や報告手続き
・遵守違反に対する罰則規定
効率よく基礎を習得する参考書の使い方
・浄化槽法や関連法令を解説した公式テキストを使用し、条文ごとの内容を理解します。
・条文の重要ポイントをまとめ、一覧表を作成しておくと、試験直前の確認に便利です。
・法改正情報にも注意を払い、最新の内容を把握するよう心がけましょう。
・判例や過去の違反事例を参照し、実践的な視点を養いましょう。
問題集を活用して試験得点力を高める
・過去問題集を活用し、出題頻度の高い項目を重点的に学習します。
・条文の具体的な適用事例を確認し、実践的な知識を身につけることが大切です。
・判例や実務での運用事例を参考にし、理解を深める工夫をしましょう。
・模擬試験を活用し、実践的な演習を行うことが重要です。
暗記すべき試験のポイントを解説
・浄化槽法の設置・維持管理に関する要件
・定期検査や清掃に関する義務
・主要な関連法令の概要と適用範囲
・罰則規定とその適用条件
最初に手をつけたい試験合格の基盤作り
・浄化槽法の全体像を把握し、設置や管理の基本要件を理解することから始めます。
・次に、関連法令との関係性を整理し、体系的に知識を身につけましょう。
試験勉強を効率化する短時間活用法
・法律の重要ポイントを要約した資料を活用し、短時間で知識をインプットします。
・問題演習を中心に学習し、頻出分野に絞った学習を進めることで、効率よく点数を伸ばせます。
・チャートやフローチャートを活用し、法的手続きの流れを視覚的に理解することも有効です。
これらの勉強法を実践することで、浄化槽管理士試験に向けた効果的な学習が可能となります。計画的に学習を進め、試験合格を目指しましょう。
「浄化槽の維持管理」の勉強法
出題内容の分析
「浄化槽の維持管理」では、主に以下の3つのテーマについて出題されます。
点検と清掃浄化槽内の堆積物やスカムの除去方法、ポンプ・ブロワーなどの機器点検に関する知識が問われます。
これには、設備ごとの点検手順や、劣化・故障の兆候を見極める技術が必要です。
定期的な点検項目や、各機器の寿命、適切な清掃頻度についても理解しておく必要があります。
水質管理浄化槽の放流水が基準値を満たしているかどうかの確認、水質検査の手順、分析結果の読み取りについての理解が求められます。
水質検査機器の使用方法や、測定誤差を最小限に抑えるための工夫も学ぶべきポイントです。
異常時対応異常発生時のトラブルシューティング方法や、発生原因の特定と適切な対応策についての知識が必要です。
異常発生の初期対応、原因究明のフロー、再発防止策の立案と実施など、多岐にわたる対応能力が求められます。
参考書で学ぶ試験の基本攻略
・「浄化槽管理士試験」向けの公的なテキストを使用し、以下の点を重点的に学習します。
・点検や清掃の具体的な手順と使用機材
・放流水の水質基準と分析方法
・異常事例と対処手順
・各種装置の基本構造とメンテナンス方法
・図表やフローチャートを活用し、各項目の流れを視覚的に理解することが大切です。
問題集を使った応用力の効率的な鍛え方
・各テーマごとに分かれた問題を繰り返し解き、問題のパターンを把握します。
・実際の水質基準値や点検項目を暗記し、計算問題にも対応できるようにします。
・過去問を解き、時間配分の練習を行います。
・記述式問題にも挑戦し、説明力を高めます。
確実に暗記しておく試験の要点整理
・浄化槽の水質基準値
・各機器の点検頻度と点検手順
・異常時の対処フロー
・清掃作業時の安全管理手順
・語呂合わせやカードを使って覚えると、効率的に記憶できます。
初心者向け試験の取り組み方ガイド
・浄化槽の基本的な構造と維持管理の流れを理解する
・点検手順を流れで把握し、どの機器にどのような対応が必要か学ぶ
・水質管理の基礎的な数値を覚える
忙しい人向けの試験短時間勉強法
・重要事項をリスト化し、通勤時間などの隙間時間に復習する
・過去問を中心に学習し、出題傾向を把握する
・ポイントをノートにまとめ、要点のみを繰り返し確認する
・音声教材や動画を活用して、短時間でインプットする
「浄化槽の構造と機能」の勉強法
出題内容の分析
「浄化槽の構造と機能」では、浄化槽の処理プロセスや設計・運転に関する詳細な知識が問われます。
各処理工程の役割浄化槽の処理プロセスは、主に嫌気性処理、好気性処理、消毒の3段階に分かれます。
それぞれの工程の目的や仕組みを正確に理解することが重要です。
特に、生物膜法や活性汚泥法の特性や適用条件、長所・短所について問われることが多いため、確実に押さえておく必要があります。
浄化槽の設計と運転浄化槽の適切な設置や運転管理には、処理能力に応じた設計基準を満たす必要があります。
負荷量や水温、流入水質などの運転条件が性能に与える影響について深く学ぶことが求められます。
また、適切な処理を実現するための制御方法や、異常時の対応策も試験の重要なポイントです。
初心者必見！参考書で基礎を築く方法
・浄化槽の各処理工程について、図解や写真を活用して視覚的に理解を深める
・「浄化槽技術基準」や関連法規に準拠した参考書を用い、設計や運転管理の基礎を固める
・実際の運転事例やトラブル事例を学び、現場での対応力を養う
問題集を活用して試験得点力を高める
・各処理工程の流れや処理機構に関する問題を繰り返し解き、理解を定着させる
・設計計算問題を多く解き、適切な処理能力の算出や負荷条件の把握を確実にする
・過去問や予想問題を解き、試験の出題傾向を掴む
必ず覚えておくべき試験の重要ポイント
・各処理工程（嫌気性・好気性・消毒）の特性と適用条件
・浄化槽の処理能力に影響を与える要素（流入水質、負荷量、温度など）
・設計基準における数値や条件（BOD除去率、SS基準値など）
・機器の運転管理ポイントと日常点検項目
試験準備で最初に重要なポイントを把握
・浄化槽の構造や処理フローを把握し、各工程の役割を理解する
・主要な設計基準を確認し、どのような条件が運転管理に影響するかを学ぶ
・過去問を解きながら、自分の弱点を見つけて重点的に復習する
時間がない中で進める試験対策の秘訣
・各処理工程の要点をまとめた一覧表を作成し、隙間時間に確認する
・重要ポイントを音声や動画で学習し、移動中でも学習を進める
・過去問を短時間で繰り返し解き、理解度をチェックしながら進める
「汚泥と廃棄物の処理」の勉強法
出題内容の分析
「汚泥と廃棄物の処理」では、以下の内容が出題されます。
・汚泥の性状と処理方法：脱水処理、焼却処理、コンポスト化などの手法
・廃棄物の適正処理：産業廃棄物としての汚泥の取り扱いと法規制、処理施設の管理基準
・再資源化の取り組み：汚泥の堆肥化やバイオガス化、リサイクルの実施状況
これらの内容から、汚泥の種類ごとの特性や適用可能な処理方法、廃棄物処理法の適用範囲、再資源化技術の具体的な手順とコスト面の考慮について深く理解する必要があります。
参考書を活かして試験の基礎を攻略
・公式テキストの精読：浄化槽管理士試験用の公式テキストを用い、各処理方法の原理や流れを把握します。
・関連法規の確認：廃棄物処理法や環境基本法を参考書で理解し、法規制のポイントを押さえます。
・図解やフローチャートの活用：処理方法の工程を視覚的に覚え、理解を深めます。
・専門書の活用：廃棄物管理に関する専門書を活用し、応用知識を深めます。
試験対策問題集で応用力を鍛えるコツ
・各処理方法について、問題集の「選択肢のひっかけ」に注意し、出題の傾向を分析します。
・実際のケーススタディ問題を解き、汚泥の処理プロセスが適切かどうかを判断する力をつけます。
・過去問を繰り返し解き、出題のパターンをつかみます。
・模擬試験を利用して、本番形式での実践力を養います。
暗記で差がつく試験の得点アップポイント
・汚泥の処理方法の種類と特徴
・廃棄物処理に関連する法律条文や基準値
・再資源化におけるプロセスの流れとその利点
・汚泥の保管および輸送に関する基準
初期段階から差をつける試験の学習法
・「汚泥の性状と処理方法」の基本を固め、各処理方法の特徴を理解します。
・法規制の概要を把握し、頻出条文を暗記します。
・過去問の分析を行い、出題傾向を把握します。
限られた時間で仕上げる試験対策方法
・処理方法のフローやポイントをまとめたノートを活用し、短時間で復習
・過去問を解き、苦手分野を短時間で重点的に復習
・スマートフォンのアプリを活用して、移動時間に用語の暗記
・視覚的に学べる動画教材を活用し、短時間で理解を深める
「環境衛生と公衆衛生」の勉強法
出題内容の分析
「環境衛生と公衆衛生」では、以下の内容が出題されます。
・浄化槽管理と衛生面の関係：悪臭、害虫の発生防止対策
・地域環境への影響：排水処理が地域環境や公衆衛生に与える影響
・環境保全活動：浄化槽の適切な管理がもたらす環境改善効果
この科目では、公衆衛生の基本概念や浄化槽の適切な維持管理が地域環境へ及ぼす影響について深く理解することが重要です。
参考書で学ぶ試験の基本攻略
・公衆衛生の基礎知識の理解：公衆衛生や環境衛生に関する基礎知識を参考書で確認し、関連する用語や概念を整理します。
・関連法規の把握：公衆衛生法や水質汚濁防止法などの関連法規を学び、各規則の目的と適用範囲を理解します。
・環境影響の具体例の学習：浄化槽管理が地域環境や健康に与える影響について、具体的な事例を通して学びます。
・視覚資料の活用：図表やグラフを用いた学習により、数値データや統計情報を理解しやすくします。
問題集を活用して試験得点力を高める
・過去問を繰り返し解き、出題傾向を把握します。
・ケーススタディ問題を通じて、浄化槽管理の実践的な理解を深めます。
・実践的なシミュレーション問題を解き、環境衛生上の課題に対処する力を身につけます。
試験で問われる暗記内容の具体例
・悪臭や害虫発生の防止対策とその具体例
・公衆衛生法の主要な条文と規制内容
・環境保全活動の具体的な取り組み内容
・浄化槽維持管理の基準と手順
試験準備で最初に重要なポイントを把握
・浄化槽管理と衛生管理の関係性を理解し、基本概念を押さえます。
・環境保全活動の事例を学び、実際の現場での対応策を把握します。
忙しい方必見！効率重視の試験学習法
・キーワードや重要用語をまとめた単語帳を作成し、通勤時間などを活用して暗記します。
・過去問を優先的に解き、出題傾向を把握した上で重点的に復習します。
・スマートフォンアプリを利用し、隙間時間に効率よく学習を進めます。
・問題を解いた後に解説をしっかりと確認し、間違えた箇所を重点的に復習します。
以上の勉強法を活用し、浄化槽管理士試験の合格を目指しましょう。
浄化槽管理士とは
浄化槽管理士とは、浄化槽の保守点検の業務に従事する者をいいます。
浄化槽法では浄化槽の保守点検については、浄化槽の点検、調整またはこれらに伴う修理をする作業として定義づけられています。浄化槽管理者より委託され浄化槽の保守点検を実施する者は、環境大臣より浄化槽管理士免状の交付を受けた浄化槽管理士でなければなりません。
資格の目的
公共用水域等の水質の保全等の観点から浄化槽によるし尿及び雑排水の適正な処理を図り、もつて生活環境の保全及び公衆衛生の向上に寄与することを目的として浄化槽設備士及び浄化槽管理士の資格は定められています。浄化槽管理士試験については浄化槽法第46条で規定されており、試験では浄化槽の保守点検に関して必要な知識及び技能が十分に備わっているかが問われます。
浄化槽管理士の資格を得るには
浄化槽管理士資格を得るには、浄化槽管理士試験に合格するか、浄化槽管理士講習を受講し考査（試験）に合格する必要があります。
浄化槽管理士試験のみを受験することも可能ですが、浄化槽管理士講習によって資格を収得する者が圧倒的に多いです。
仕事内容
浄化槽管理士の仕事内容は、浄化槽設備会社などに勤務して、浄化槽管理者の委託を受け、 水質汚濁防止のために、浄化槽の保守・点検業務をおこなうことです。 浄化槽管理士は、責任を持って水環境を管理する必要があります。
関連する資格
浄化槽管理士に関連する資格として、浄化槽設備士・浄化槽技術管理者・浄化槽検査員・浄化槽清掃技術者があります。
浄化槽設備士については、下記の記事で詳しく解説しています。
浄化槽管理士講習
浄化槽管理士講習は、環境省関係浄化槽法施行規則第52条に基づき、環境大臣より当教育センターが指定講習機関として指定され、公益財団法人日本環境整備教育センターが実施しています。
13日間の計80時間の講習が行われ、最終日に全教科目にわたった考査(試験)が行われ、合格することで資格を取得できます。
受講資格
浄化槽管理士講習には、受講資格はありません。学歴・実務経験を問わず、誰でも受講できます。
講習科目
- 浄化槽概論(8時間)
- 浄化槽行政論(4時間)
- 浄化槽の構造及び機能(22時間)、
- 浄化槽工事概論(4時間)
- 浄化槽の点検、調整及び修理(30時間)
- 水質管理(10時間)
- 浄化槽の清掃概論(2時間)
浄化槽設備士資格を取得していて、受講一部免除を選択する場合は、上記科目の(1)及び(4)が免除されます。
日程
浄化槽管理士講習は、年に１・２回実施されています。日程は、講習会場によって異なります。
講習地
宮城、東京、愛知、大阪、徳島、福岡、鹿児島
受講料
129,700円(※浄化槽設備士資格取得者で受講一部免除を選択される方は、120,200円)
考査（試験）
考査（試験）は、浄化槽管理士講習の最終日（13日目）に実施されます。試験時間は2時間です。
不合格になった場合でも、5回までは考査を受けることができます。
浄化槽管理士試験
浄化槽管理士試験は、浄化槽法(昭和58年５月18日法律第43号)第46条第４項の規定に基づき、公益財団法人日本環境整備教育センターが実施しています。
受験資格
浄化槽管理士試験には、受験資格はありません。学歴・実務経験を問わず、誰でも受講できます。
受験料
20,200円
試験地
宮城、東京、愛知、大阪、福岡
試験内容
・午前・・・多岐選択式50問(2時間30分)
・午後・・・多岐選択式50問(2時間30分)
- 浄化槽概論
- 浄化槽行政論
- 浄化槽の構造及び機能
- 浄化槽工事概論
- 浄化槽の点検、調整及び修理
- 水質管理
- 浄化槽の清掃概論
合格基準
総合得点の65点（満点数の65%）。※合格基準点は難易度に合わせて毎年変動する。
合格率・難易度
浄化槽管理士試験の合格率は、20～30％程度です。この合格率は、浄化槽管理士講習の考査の合格率とは異なります。考査の合格率は公開されていませんが、80～90％の人が合格しているようです。
2017年に行われた浄化槽管理士試験では、受験申請者数1,160人、受験者数1,160人、合格者数250人、合格率24.8％でした。
浄化槽管理士に関連する資格として、浄化槽設備士・浄化槽技術管理者・浄化槽検査員・浄化槽清掃技術者がありますが、浄化槽設備士と同程度の合格率となっています。
浄化槽管理士に関連する資格の合格率
- 浄化槽設備士：約30％
- 浄化槽技術管理者：約75％
- 浄化槽検査員：約90％
- 浄化槽清掃技術者：90％
浄化槽管理士試験の過去問を繰り返し解く
浄化槽管理士試験の勉強方法は、試験のみを受験するか、講習を受講するかで大きく異なります。
試験を受験する場合の合格率は20～30％程度、講習を受講する場合は80～90％程度と言われており、難易度に大きな差があります。講習を受講して資格の取得を目指す人がほとんどという状況を考えると、よほど自身がない限り、講習の受講をおすすめします。
ただし、試験のみを受験する場合の費用は20,200円、講習を受講する場合は129,700円と、6倍以上の差がある点に注意が必要です。試験のみを受験する場合はテキスト・過去問を自身で入手する必要があり、独学で勉強する必要があります。一方、講習を受講する場合は、費用はかかるものの、13日間で合格できます。
費用だけでなく勉強時間にも大きな差が出るため、どちらの方法で資格の取得を目指すのかをしっかり検討しておきましょう。
講習を受講せずに、試験のみを受験する場合は、テキストを読み込み、過去問を繰り返し解くことが重要です。
テキストや問題集は公益財団法人日本環境整備教育センターのホームページで販売されています。
テキスト・問題集については、下記ページで紹介しています。
講習を受講する
浄化槽管理士試験と講習後に行われる考査の試験範囲は同じです。しかし、浄化槽管理士試験が50問(2時間30分)であるのに対して、考査では40問（2時間）となっています。試験時間は短くなりますが、設問数が10問少ないのは大きなポイントとなります。
また、講習では講師が考査で出題する箇所を重点的に教えてくれるため、しっかりメモを取っておきましょう。
講習を受講する場合の合格率が80～90％程度であることから考えると、講師の言うことをしっかり聞いていれば、合格できる可能性は高いです。講習中の態度もチェックされているようなので、居眠りしないように対策・準備しておきましょう。