ブルドーザーの種類や構造、特徴と用途を初心者向けにわかりやすく解説!

bulldozer 4581576 1280 - ブルドーザーの種類や構造、特徴と用途を初心者向けにわかりやすく解説! 土木機械 CADデータ

ブルドーザーは建設現場や土木工事に欠かせない重機で、土砂の移動や地面の整地作業に広く利用されています。地面をしっかり捉えるクローラーや、多様なブレード・リッパーを備えた構造が特徴で、用途に応じたサイズ選定が可能です。さらに、ICT技術を取り入れた操作の効率化も進んでおり、作業の精度向上にも貢献しています。
このページでは、ブルドーザーの種類や構造の特徴、そして具体的な活用方法について初心者にもわかりやすく解説しています。

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ブルドーザーのCADデータ、bulldozerの規格と平面図
ブルドーザー・bulldozerの2Dcadデータ、掲載サイトの紹介です。 ブルドーザーの主な製造メーカーは、アメリカのキャタピラー社と日本の小松製作所で、この2社が市場を寡占している状態です。 小松製作所は小型から世界最大級のモデルまで、...

ブルドーザーの種類とサイズ

ブルドーザーは大量の土砂や岩を押し出しデコボコな地面を平らに均したりする

工事現場で活躍する建機に「ブルドーザー」があります。ブルドーザーは、土砂や岩を抱え込みそして、デコボコな地面を均したりすることができる建機です。大型のブルドーザーになれば、最大27トンもの土砂を押し出すことができるほどのパワーも兼ね備えているのです。
1台あれば力強く多くの仕事をこなすことができるブルドーザーのcadデータは、ダムなどの大型工事現場から道路工事のような現場まで、多様なcad図面で使用することがあるのではないでしょうか。

強い雄牛のブルドーザーが弱者を押し退ける

ブルドーザーは英語で「bulldozer」と表記します。この「bulldozer」という名前の由来は複数あります。
数説ある内の一つとしては、bulldozerの「bull」が強い雄牛を表しており、その強い雄牛が弱い雄牛を押し退けるという、動きや仕草がbulldozerの由来となった説です。
もう一つのbulldozerの説は、ブルドーザーが開発されたことにより雄牛の役目が居眠りするほどになくなった。すなわちbull(雄牛)が居眠り(doze)という言葉を組み合わせて「bulldozer」となった説です。

ブルドーザーの力強さのポイントは地面をしっかりと捉えるクローラー

ブルドーザーが強い力を発揮できるのは、地面をしっかりと捉えているクローラーが鍵となっています。タイヤに比べてクローラーは接地する面積が広いため、それだけ摩擦力や踏ん張る力が増す仕組みとなっています。そのためブルドーザーは、自身の約2倍の重量があるダンプトラックでさえも押し切ってしまう力を備えているのです。また、一般車両とは違うので走行に速さを求めていないため、エンジンの動力を押す力に注力できるといった点も、ブルドーザーの原動力となっています。
なお、ブルドーザーを運転する際には、技能講習を受ける必要があります。重機メーカーが請け負っている技能講習を受講することでブルドーザーを運転することができるのです。

ブルドーザーのパーツ、メインはブレード、後ろにはリッパー

ブルドーザーのメインとなるのが「ブレード」です。ブレードは横から見ると真ん中がへこんでいるのがわかります。このへこみに土を溜め込んで、デコボコを平らにしていくこととなります。
ブルドーザーの後ろには「リッパー」と呼ばれる爪がついています。この爪は、硬い地面を掘り起こしたりする大切な部分です。リッパーは使用しない時は地面とは接地させない状態にしておきます。
ブレードやリッパーの操縦は運転席で行います。運転席の左右に備えられているレバーや装置を使用して、ブレードやリッパーなどを操作します。
また、ブレードやリッパーを動かす「油圧シリンダー」や、クローラを動かす歯車である「スプロケット」などがあります。
各部品およびパーツは、無料でダウンロードできるフリーのcadデータなどでも詳細に確認することが可能です。

ブルドーザーを用途ごとに様々なサイズで適合させる

ブルドーザーは作業により小型から大型までさまざまなサイズを取り扱います。
中型ブルドーザーの場合、川や山、そして公園などを作る時に見ることができます。ブレードは1.7トンほどの土砂を取り扱うことができます。大型ブルドーザーに比べると速度が早いのも特徴です。
また、小型ブルドーザーは、道路や家といった小規模な工事から、農作業や除雪といった建設以外の作業でも用いられます。
このように、作業現場や工事の規模によって取り扱うブルドーザーの規模が変わるため、図面を作成する時にもそれに合わせたcadデータをダウンロードなどして取り扱わなければなりません。
万が一、cadで図面を作成している時に、作業現場にマッチしないブルドーザーのcad図を使用していると、図面としての価値がなくなってしまうのです。それは、cad図が実際の作業現場を表しておらず、その図面に記されているcadデータなどは、現場とは程遠いものとなってしまうからです。

ブルドーザーの種類、ドーザーショベル、トリミングドーザー、水中ブルドーザー

ブルドーザーにはサイズの違いだけではなく、用途により種類が存在します。
バケットをブレードの代わりに備え、土砂をトラックに積み込んだり盛ったりするブルドーザーを「ドーザーショベル」と言います。また、進行する方向に向けて土砂を押し出すだけではなく、後方に下がりながら土砂を引き寄せる「トリミングドーザー」や、狭い水路や浅瀬など、陸地と水中を走行できる「水陸両用ブルドーザー」、有線の遠隔操作により水中で動作できる「水中ブルドーザー」などがあります。
それぞれのブルドーザーで用途が違うものの、大きな役割は変わることがありません。そして、ブルドーザーの力強さや付随するメリットなども大きく損なわないのも特徴だと言えるでしょう。

ブルドーザーと情報通信の技術を用いたICT

ブルドーザーに限らず、最近の重機でキーワードとなっているのが「ICT」です。
ICTは「Information and Communication Technology」の略称で、情報通信の技術を用いたさまざまなサービスのことを表しています。
建設業界や建機業界というと、どこか古臭くそして時代遅れなイメージを持っている人もいることでしょう。しかしながら、最先端技術を用いるICTは、建設業界や建機業界とは切っても切れない関係となってきています。これは、働き方改革や生産性向上などの観点が大きく関わっていると言えるでしょう。
分かりやすいところでは、無人の重機などがそれにあたります。運転席に人を配置せずに、遠隔から重機を管理して工事を行います。cad図面などを用いて座標を表記し、GPSやAIなどの技術を用いて自動で施工を行います。
これであれば、人が乗り込めない危険な場所であっても、フリーアクセスで重機を導入することが可能です。また、デジタルデータで工事が行われるため、ミスも少なく測定通りの施工を行ってくれるのです。
もちろん、こういった技術はまだまだ開発途中の物が少なくありません。しかしながら、GPSを用いた除雪作業車やドローンを使用した3D地形図作成など、現在の建設業の技術は目覚ましい進化を遂げているのです。
こういった技術や情報は、建機メーカーや建設業者のサイトなどから無料で入手することができます。中には、資料をフリーでダウンロード可能な場合もありますので、そういった場合は、ぜひ無料でダウンロードをして最新の情報を確認してみてください。

ブルドーザーの2大メーカー、キャタピラー社と小松製作所

ブルドーザーは、アメリカのキャタピラー社と日本の小松製作所の2社が生産市場をほぼ独占している状態です。キャタピラー社と小松製作所のブルドーザー図面を基にして、さまざまなcadのデータや図面が作成されているのです。また、キャタピラー社と小松製作所のサイトなどを確認することで、最新のブルドーザー事情が分かるはずです。
cadデータは、キャタピラー社や小松製作所でも取り扱っていますが、レンタル会社などでも無料のcad図を取り扱っています。フリーダウンロードで入手してcad図面にcadデータを配置すると良いでしょう。
また、無料のcad図をフリーダウンロードする時には、アタッチメントにも目を向けると良いでしょう。ブルドーザーではアタッチメントを用いることは少なくありません。アタッチメントのcad図を入手して、ブルドーザーのcad図と合わせて図面化することで、作業現場にマッチングしたcad図面を作成することができるでしょう。
加えて、キャタピラー社や小松製作所ではブルドーザーのカタログなどを取り扱っています。こうしたカタログには寸法や詳細な図面などが記載されています。カタログはキャタピラー社や小松製作所のホームページにおいて無料で提供されていますので、フリーダウンロードして確認すると良いでしょう。