写真・画像を用いた計測ができる測量ソフトは十分な実力がある
写真や画像から寸法を測る測量ソフトは、種類が多く、どのソフトを導入するか迷ってしまいます。
計測ソフトには、有償システムだけではなく、無償ソフトがあります。
無償で入手できるフリーソフトやテンプレートでも、十分に活用できる実力を備えています。
もちろん無料のソフトやシステムでも、以下のことはexcelの入力のように簡単に作業可能です。
画像から寸法測定する、画像から長さを測る、画像から面積を求める、画像から距離を測定する、写真から長さを測る、写真から寸法を割り出す、写真からサイズを測る、写真から面積を求める、画像から寸法測定できるソフトやアプリを紹介しています。
このようなランキングに入るようなおすすめアプリを集めましたので、ぜひご検討ください。
お目当てのデータが見つかるかもしれません。


写真や画像から、長さを測定する定規ソフト
P-定規
画面上のものの長さを測ることができるソフトウェアです。
長さの単位で測るものではなく、基準となる長さを設定して比率で長さを測定することができます。
地図の縮尺や顕微鏡写真を測るときなどに向いています。
縦と横の定規を表示可能です。
四隅で測ろう
四角形の頂点付近のみを画面上に表示し、その四角形の幅と高さを表示するソフトウェアです。
操作方法は、四角形の四隅を測りたい物に合わせることで、距離を測定することができます。
挟むものさし
画面上の四角形の距離を測るソフトウェアです。
測りたい物を二つの直線の間に挟み測定します。
Measure
画面上の画像をピクセル単位で計測する定規です。フリーソフトとなります。
アプリケーションを起動すると、定規が表示されます。
表示された定規を画像にあてがう事で、ピクセル数を計ることができます。
非常にシンプルな作りとなっていますので、使い方に迷うことはほとんどありません。
数値の測定は目測となっていますので、より正確な数値を必要とする場合は、他のソフトを検討しましょう。
測ルンです
デスクトップ上に表示されている物を測ることができるフリーソフトです。
対象物の幅・高さ、長さを測ることが可能です。
測定単位はピクセル・ミリ・画面専用ミリ・ポイント・インチ・Twip(VisualBasic用)に加えて、地図尺度(17種類の選択項目と任意尺度可)・フリースケール(任意の単位を5つ登録可)を選ぶことができます。
操作性にも優れている人気の高いソフトです。
Win Ruler
Windows上で動作する半透明の定規で、あらゆるものをピクセル単位で測ることができます。
色・サイズ・形状の指定もできます。
各種ウィンドウのサイズ測定や、画像作成時の目安として、HTMLデザイン時、デスクトップアクセサリ等、使用方法は多彩です。
カメラ・スマートフォンの画像・写真・地図から、寸法を測定するソフト
極楽画像計測 BMP_measure
デジタルビデオカメラ等から取り込んだ画像から計測を行うソフトウェアで、非接触で対象物の挙動を計測したい人向けのソフトウェアです。
静止画像上のマーカーを画面上でクリックすると、その座標がテキストファイルに記録されます(BMP_measure)。
また、別のフリーウェアソフトであるstick_viewerを用いることで、入力されたテキストファイルを連結してExcelで解析、あるいはスティック画像をBMP画像として再構築できます。
Click Measure
写真・画像から寸法を測定するソフトです。
画像内の基準となる寸法を登録して、画像内の寸法を測定できます。
画像データは、BMP、JPG、PNGやクリップボードの画像を読み込むことができます。
画像の中の基準となるものを設定することで測定するソフトウェアなので、マイクロスコープなどで写真とスケールを一緒に撮影しておくと設定がスムーズです。
測定した画像上に寸法など任意の文字を記入できます。
また、補正機能として寸法校正データ保存機能や、画像傾き補正データのCSV書き出し機能があります。
解像度計算ツール
寸法から解像度を、解像度から必要寸法を簡単に算出するソフトウェアです。
CGのレンダリングの際や画像ファイルの印刷時に必要なドット数(ピクセル)を算出する計算補助ツールです。
「A4サイズの用紙に350dpiで印刷する」といった場合に必要なドット数を計算できます。
EXCEL de 災害写真作成支援
「EXCEL de 災害写真作成支援」は、EXCELのアドインツールです。
ワークシート上でCADのように寸法が作図できる寸法描画機能に加え、赤白リボン(距離スケール)や測量ポールを描画する機能、ワークシート上のXY座標を結線し図化する機能などがあります。
主に災害査定用写真の作成支援用のツールですが、現場写真や施工管理写真等の整理の際にも大変有用です。
FLand-日本地図 & 情報表示-で2点間の距離を測定する
FLand-日本地図 & 情報表示-で2点間の距離を測定する
日本地図の情報表示で、2点間の距離を測定するフリーソフトです。
日本世界の地図を取り扱う「FLand」というソフトを使用します。
使い方は簡単で、FLandの地図上で基準点となる場所を設定し、当ソフトで基準点設定ボタンを押して使用します。
当ソフト「FLaSok」はフリーソフトですが、「FLand」はシェアウェアとなっていますので、その点には注意が必要です。
measAR note
「measAR note」は、スマートフォンのAR機能を活用して家具や家電の大きさを計測し、更にメモや画像をスマートフォンに保存する機能を持った、スマートフォンアプリ向けSDKです。
カメラ機能を⽤いて撮影された写真に対し、距離を計測した⽮印や被写体に対するコメントを記載した画像を作成、編集できます。
AR 機能を利⽤して距離の計測を⾏ない、距離を計測した⽮印や被写体に対するコメントを記載した画像を作成、編集できます。
ダウンロードサイト: measAR note
スケールポスト
「スケールポスト」は、画像や写真の実際のサイズが測れるアプリです。
実際のサイズ感が手軽にわかるアプリです。
「オンラインショッピングで商品サイズがわかる」、「オンラインショップで試着ができる」、「お部屋のレイアウトも手軽に確認できる」、等のような使い方ができるアプリです。
ダウンロードサイト: スケールポスト
写真や画像から、面積を計測するフリーソフト
ImgWorks-簡単操作の面積集計
「ペイント」または「輪郭トレース」の手法で目的の画像領域を確定し、色(RGB)や面積・周囲長を計算するソフトウェアです。
拡大、縮小、移動、を制御キーで行いながら、マウスを使って領域を確定し、その面積を計算します。
ペイント領域には塗装密度の設定が可能で、集計結果に反映されます。
集計結果は様式ごとに纏められ、テキストファイルに出力されます。
「枠の除去」、「明度アップ」、「画像連結」の支援作業が可能です。
menseki
画像ファイル(24bitモードbmpファイル)内に使われている色の面積(実際にはピクセル数)を求めるプログラムです。
知りたい面積の場所をペイント等により色を付けて、その色のピクセル数を求めます。
muscle Pointer
「musclePointer」は、富士フィルムが販売している医療従事者向けのソフトウェアです。
腰部CT画像から椎体周辺にある大腰筋、および脊柱起立筋に相当するCT値面積を算出することができます。
musclePointerのレポート機能は、項目の自動入力やコメントの事前登録など簡単操作により、短時間で体脂肪と大腰筋の解析結果を作成できます。
また、解析画像をカラーDICOM形式やBMP形式で、解析数値をテキスト形式(CSV)で出力可能です。
ダウンロードサイト: muscle Pointer
測屋平兵衛
「測屋平兵衛」は、株式会社テレマが提供している、PCやモバイルデバイスに取り込んだ写真で面積計測ができるアプリです。
「庭に並べる予定の石畳の具体的な購入数が知りたい」、「屋根にソーラーパネルを置きたいけど、いくつ置けるのか知りたい」、「空地に駐車場を作りたいけど乗用車を何台置けるか知りたい」などの用途に利用することができます。
計測基準(面積の算出基準となる矩形)は 縦横ともに最大100,000mmまで設定が可能です。
ダウンロードサイト: 測屋平兵衛
写真や画像から、こんなものの面積も測定できるフリーソフト
LIA for Windows
LIA for Windows は、画像から葉の面積推定及び色解析を行うプログラムです。
現在のバージョンはスキャナーから読取ったフルカラーの画像のみが使用できます。
注意点として、ビデオ画像等の読取り精度(dpi)が事前に分かっていない画像では葉面積を推定することはできません。
このプログラムは、画像内の葉のエリアのピクセル数及びそのRGBの各デジタル値の平均・分散を計算することで、面積及び色解析を行っています。
TENTEN
TENTENは、JPEG、BMP画像の面積を測定し、植物の葉の面積や動物の足裏の圧力などを求めることができます。
TENTENはインストール不要で利用できます。
TENTENは、画面の点々(ピクセル数)をカウントするものなので、基準となる1円玉のような画像を使って、測定物の面積を比例計算する必要があります。
「植物」の学習では、葉の面積と葉の質量(成長),光合成などの関連を調べるのに利用でき、
「動物」の学習では,それぞれの環境で生活する動物の足裏の面積から圧力を求め、環境との関連を調べることができるでしょう。
葉面積測定
葉面積を測定するソフトウェアです。
葉をなぞることで面積が求められます
葉の面積を求めることで、植物の蒸散量測定ために用いることができます。
測定物と基準図形を一緒に取り込み、両者を比較することで面積を求めます。
測定手順をワークシート型とし、マウスでなぞるという操作で面積を求めることができるため、簡単に測定操作を行えます。
OniCalc 面積計算
『OniCalc 面積計算』 は、ごく簡単な操作でワッペンなどの面積を求めることができるソフトウェアです。
画像の輪郭をなぞり、縦横の長さを入力することで、面積計算をすることができます。
計算結果は、ワッペンなどの実物大画像および計算式とともに印刷されます。
写真や画像からできる、写真測量、画像計測、位置情報取得ソフト
写真測量ソフト
デジタルカメラで撮影された複数の写真に対して、実際の形状の同じ点を設定することで、3次元形状を作成することができるソフトウェアです。
3次元形状はVRML、STL、DXF、IGES、MQO、OBJ形式のファイルで出力することが可能です。
なお、プログラムは64bit版になっています。
使用する端末が64bit版に対応している確認した上で、導入するようにしましょう。
3Dパノラマ画像計測システム 『PanoMeasure2』 評価版
3Dパノラマ画像計測システム 『PanoMeasure2』 評価版
リコーの360°パノラマ映像作成ツール「THETA」で撮影された360°画像を使用して、寸法計測や3D図面作成が可能となるソフトウェアです。
パノラマ画像を背景に寸法計測や3次元図面が作成することができます。
撮影した画像を取り込み、360°の画像をマウスや指先で直観的に確認することで操作が可能です。
作成した3次元図面データは、DXF形式やCSV形式で出力することができます。
Graph Reader
グラフ画像で、マウスで選択したポイントの数値の読み出り、近似式作成などを行う人気ソフトです。
線形軸、対数軸に対応しています。
傾いた画像、歪んだ画像も判読できます。
各系列毎に、データ処理が可能です。
定義、読み取りデータの保存機能もあります。
画像位置情報取得ツール
画像の位置情報を取得するおすすめソフトです。
写真のExif情報に含まれている、GPS位置情報を取得し、地図で表示します。
GPS機能付きカメラや携帯電話で写真を撮影した場合、GPS緯度経度情報が付加される場合があります。
その情報を元に撮影位置をGoogle Mapで表示します。