特定化学物質及び四アルキル鉛等作業主任者とは?試験の難易度・合格率・勉強法・過去問・解答速報をご紹介!

e36731e02093f4b4ae97fb9f807172e6 - 特定化学物質及び四アルキル鉛等作業主任者とは?試験の難易度・合格率・勉強法・過去問・解答速報をご紹介! 建設関連の資格試験

有害化学物質や四アルキル塩のような有害物質に人が触れると、重大な健康被害を起こします。
特定化学物質や四アルキル鉛有機溶剤などを取り扱う事業者は、特定化学物質・四アルキル鉛等作業主任者を選任し、作業を行う作業員の指揮、監督をさせるように、労働安全衛生法で定められています。作業主任者は、作業者が特定化学物質や四アルキル鉛に汚染・吸入しない作業の方法を決め、作業者に徹底させなければなりません。
「特定化学物質作業主任者」及び「四アルキル鉛等作業主任者」の資格は、特定化学物質及び四アルキル鉛等作業主任者技能技能講習が終わった後で行う、修了試験に合格した者に与えられます。

特定化学物質及び四アルキル鉛等作業主任者試験の過去問と重要事項

防じんマスクの種類

特定化学物質及び四アルキル鉛等作業主任者試験では、防じんマスクの種類や特性を正しく理解することが重要です。
防じんマスクは、「防じんマスクの規格」(昭和63年労働省告示第19号)に基づく国家検定に合格したものを使用しなければなりません。
防じんマスクには、以下の2種類があります。

取替え式防じんマスク

1. 取替え式防じんマスク
・面体と吸収缶が分かれており、ろ過材を交換しながら使用するタイプです。

(1)取替え式防じんマスクの種類
・直結式 … 面体と吸収缶が直接接続されているもの。
・隔離式 … 面体と吸収缶が連結管で接続されているもの。

(2)構成要素
・ろ過材
・連結管
・吸気弁
・面体
・排気弁
・しめひも
・ろ過材、吸気弁、しめひもは交換可能で、適切な管理を行うことで長期間使用できます。
・吸気補助具が付いているものと付いていないものがあります。
・ろ過材が粉じんを除去し、清浄な空気を吸入し、呼気は排気弁から外気へ排出されます。
・直結式半面形のものが最も一般的に使用されています。
・目の保護や高い防護性能を求める場合は、顔全体を覆う全面形が推奨されます。

(3)特徴
・耐久性が高く、適切な保守管理を行うことで、新品同様の性能を維持できます。
・作業環境に応じて、面体の仕様や構造を選択することが可能です。
・着用者自身がフィットチェックを容易に行うことができます。

使い捨て式防じんマスク

2. 使い捨て式防じんマスク
・使用限度を迎えたら、新しいものに交換する必要があります。

(1)使い捨て式防じんマスクの種類
・排気弁付き … 呼気をスムーズに排出し、マスク内の湿気や熱がこもるのを防ぐもの。
・排気弁無し … 構造がシンプルで軽量なもの。

(2)構成要素
・ろ過材
・面体
・しめひも
・ろ過材が粉じんを除去し、清浄な空気を吸入し、呼気はろ過材や排気弁を通じて外気へ排出されます。
・ろ過材が一体化しているため軽量で、長時間の着用でも負担が少ない構造になっています。

(3)特徴
・面体自体がろ過材として機能するため、非常に軽量です。
・使用限度を迎えたら、新しいものと交換する必要があります。
・着用者自身でフィットチェックを行うことが難しいため、適切なサイズを選ぶことが重要です。
・排気弁付きのものは、内部のムレを軽減し、快適性を向上させます。

ワンポイント解説

防じんマスクは、粉じんや有害物質を吸入から守るために重要な役割を果たします。特定化学物質や四アルキル鉛等作業主任者試験では、マスクの種類とその選定基準、使用方法に関する理解が求められます。取替え式と使い捨て式のマスクにはそれぞれ特徴があり、作業の種類や環境に応じて適切なマスクを選ぶことが大切です。取替え式マスクはメンテナンスが容易で、フィットチェックが可能なため、より高い安全性を確保できます。一方、使い捨て式マスクは軽量で簡便ですが、フィットチェックが難しく、一定期間ごとの交換が必要です。試験では、こうした違いを理解し、状況に応じた適切なマスクの選定が重要です。

防じんマスクの選択に当たっての留意点

(1)国家検定合格品の選定
・防じんマスクは、国家検定に合格した製品を選定する必要があります。国家検定を通過したマスクは、一定の安全基準をクリアしており、使用者の健康と安全を守ることができます。
・検定合格品には、製品に対する合格証明があり、通常、製品本体やパッケージに「合格番号」が表示されています。この番号を確認することで、適切な製品が選ばれているかどうかを確認することができます。
・国家検定合格品には、使用可能な粉じん濃度やフィルター効率などが明記されており、作業環境に適した製品を選定するための指針を提供します。

(2)作業条件に基づく選定
・防じんマスクの選定は、作業環境や作業内容に基づいて行うことが重要です。特に、粉じんの発生量や性質、作業時間の長さ、作業強度などを考慮し、最適なマスクを選定します。
・粉じんの発生量や種類に応じて、ろ過効率が高いマスクを選ぶことが必要です。たとえば、細かな粉じんが大量に発生する場合は、高性能のフィルターを持つマスクが必要になります。
・作業環境によっては、作業強度や温度などの条件を考慮したマスクの選定が求められます。高温環境や湿度が高い場所での作業には、通気性の良いマスクや呼吸抵抗の少ないマスクが推奨されます。

(3)吸気抵抗と排気抵抗の低さ
・防じんマスクの吸気抵抗や排気抵抗が低いほど、作業者は長時間にわたって快適に作業を行うことができます。
・吸気抵抗や排気抵抗が高いマスクは、呼吸が苦しくなり、作業効率が低下する可能性があります。特に長時間使用する場合、低い抵抗値を持つマスクを選ぶことが推奨されます。
・高い吸気抵抗を持つマスクは、作業者の体力に余計な負担をかけることになり、作業中に疲労を感じやすくなります。このため、長時間使用を予定している場合は、低抵抗タイプを選ぶことが非常に重要です。

(4)粉じん等の種類および作業内容に基づくマスク選定例
・廃棄物焼却施設での作業
・廃棄物の焼却作業などでは、ダイオキシンや重金属などの有害な粉じんが発生することがあります。このような環境では、RS3 RL3タイプのマスクや、RL3タイプのマスクを選定することが必要です。
・これらのマスクは、細かい粒子や有害物質を高効率でろ過する能力を持っています。作業者の健康を守るために、適切なマスクを選定することが重要です。
・放射性物質がこぼれた区域での作業
・放射性物質が関与する作業では、放射線管理区域での使用が必要です。このような環境では、RS3 RL3タイプやRL3タイプなど、放射線に対する特別な保護が必要です。
・放射性物質を含む粉じんは、通常の粉じんとは異なる性質を持つため、専用のマスクを使用することが求められます。
・金属ヒュームが発散する場所での作業
・溶接作業や金属加工作業などでは、金属ヒュームが発生することがあります。これに対する保護が必要であり、金属ヒュームに対する高いろ過性能を持つマスクが選定されます。
・このような作業では、RL2またはDL3タイプのマスクが適しており、高いろ過性能を誇ります。
・粉じん濃度が低い作業
・粉じん濃度が低い作業環境では、RS2タイプやDS3タイプなど、比較的軽いマスクが適しています。
・粉じん濃度が0.1mg/㎥以下の場合でも、必要に応じてマスクを選定し、作業環境に適した対策を講じることが求められます。

防じんマスクの顔面への密着性の確認

(1)マスクフィッティングテスターの使用
・フィッティングテスターを使用することで、マスクが顔面に適切にフィットしているかを確認することができます。
・テスターは、マスクの外部と内部の粉じん粒子数を測定し、顔面への密着性が十分であるかどうかをチェックします。
・もしフィット感に問題がある場合、マスクの調整や交換を行う必要があります。

(2)陰圧法によるフィットチェック
・陰圧法を使って、マスクと顔面の密着性を確認します。この方法では、マスク内の空気を吸い込むことで、マスクと顔の間に隙間がないかを調べます。
・もしも空気が漏れる感覚があれば、マスクの調整や再装着が必要です。隙間が生じないように注意深く調整します。

(3)陽圧法によるフィットチェック
・陽圧法は、マスク内に空気を送り込み、排気口をふさいだ状態で使用者が息を吐いてみる方法です。
・この方法でマスクが外部に漏れがないかを確認し、漏れが確認された場合は、密閉性を改善するために再調整を行います。

(4)密閉性の重要性
・マスクの顔面への密着性が確保されていない場合、粉じんの侵入を防ぐことができません。密閉性がしっかりと確認されていないマスクは、安全性が低くなり、作業者の健康を危険にさらすことがあります。
・作業者が使用するマスクが完全に密閉されているか、定期的に確認することが重要です。

防じんマスクの使用方法と管理

(1)使用前の確認
・防じんマスクを使用する前には、まずその状態を確認します。マスクに破損や欠けがないか、フィルターが詰まっていないかなどをチェックします。
・マスクのフィルターが汚れていたり、目詰まりしている場合は、使用前に交換を行います。

(2)使用中の注意点
・使用中は、マスクを顔にしっかりと密着させることが最も重要です。
・作業中にマスクがずれたり、隙間ができたりしないように定期的に確認します。作業者が自分で確認するだけでなく、周囲の監視者によるチェックも重要です。
・呼吸がしやすいかどうかを常に確認し、違和感があればすぐに対応することが求められます。

(3)使用後のメンテナンス
・使用後は、防じんマスクを適切に清掃し、フィルターやゴム部分などの状態をチェックします。
・マスクが汚れていたり、異物が付着している場合は、洗浄を行い、清潔な状態で保管します。

(4)定期的な点検と交換
・防じんマスクは定期的に点検し、必要な交換を行うことが重要です。
・特にフィルターやゴム部品は、劣化しやすいため、早期の交換が求められます。

(5)保管場所の選定
・防じんマスクは、直射日光や湿気、高温などの環境から遠ざけて保管する必要があります。
・清潔で乾燥した場所に保管することで、マスクの劣化を防ぐことができます。

(6)保管方法の工夫
・保管時には、マスクが形状を損なわないように圧力をかけないようにします。
・また、他の汚染物質と接触しないよう、密閉容器に入れて保管する方法が効果的です。

ワンポイント解説

防じんマスクは、作業環境に合わせた正しい選定と使用が必要です。選定時には、粉じんやオイルミストの種類、作業内容、作業強度などを考慮し、適切なマスクを選びましょう。顔面との密着性を確認するために、フィットチェックを行い、漏れを防ぐことが重要です。特に、ろ過材の粒子捕集効率が高いほど密着性が求められます。また、使用時には、マスクの破損や異常がないかを点検し、適切に装着することが大切です。さらに、定期的な点検と保守管理を行い、交換時期を見逃さないようにしましょう。保管時は湿気の少ない清潔な場所を選び、再使用可能なマスクも適切に保管してください。

特定化学物質及び四アルキル鉛等作業主任者試験の科目ごとの勉強法

「健康障害及びその予防措置に関する知識」の勉強法

出題内容の分析

この科目では、特定化学物質や四アルキル鉛による健康障害と、その予防措置について問われます。特に、四アルキル鉛中毒の症状や、それに伴う健康障害を理解することが重要です。加えて、特定化学物質に関するさまざまな障害と、それに対する予防策や応急措置の手順も出題されます。具体的な作業現場で役立つ知識が求められるため、実際的な理解が必要です。

基礎力を固めるための参考書選びのコツ

基礎固めでは、まず特定化学物質や四アルキル鉛が人体に与える影響を理解することが大切です。以下のポイントを押さえて学習します。
・健康障害の種類
呼吸器系、神経系、皮膚障害など、物質による各部位への影響
・症状の特徴
どのような症状が現れるか(例:四アルキル鉛中毒の手足の震えや記憶障害)
・予防措置の理解
作業環境や安全対策を講じる方法(換気装置や適切な作業手順)

問題集を解いて伸ばす実践力のポイント

・実戦形式に慣れる
試験形式に沿った問題を解くことで、実際の試験に対する準備ができます
・出題傾向を把握
よく出題される内容や形式を把握し、効率的に学習します
・応用力を強化
予防措置や応急措置に関する問題を解き、実践的な理解を深めましょう

覚えておきたい試験の必須ポイント

・四アルキル鉛中毒の症状
手足の震え、記憶障害、皮膚炎など
・特定化学物質による健康障害
呼吸器、神経系、皮膚に与える影響
・予防措置
換気装置、作業環境の改善、保護具の使用
・応急措置
事故発生時の初期対応方法

試験の土台を作る第一歩のポイント

最初に取り組むべきは、四アルキル鉛や特定化学物質が引き起こす健康障害についてです。特に、四アルキル鉛中毒の症状に関する理解が重要です。最初に健康障害のメカニズムを押さえ、予防方法と応急措置を順を追って学んでいくと良いでしょう。

試験を効率よく攻略する時短学習術

・過去問を中心に学習
よく出題される症状や予防策を重点的に学習
・頻出項目を暗記
四アルキル鉛中毒症状や予防措置に絞って覚える

「保護具に関する知識」の勉強法

出題内容の分析

「保護具に関する知識」では、特定化学物質や四アルキル鉛を扱う作業環境における保護具の使用と管理について問われます。保護具は、作業者を危険から守るための重要な役割を果たします。そのため、保護具の種類や使用方法、管理方法に関する知識が必要です。特に、作業環境に合わせた適切な保護具を選定し、正しく使用することが求められます。

効率よく基礎を習得する参考書の使い方

保護具に関する基礎固めのためには、まず保護具の種類とその特徴を理解することが重要です。以下のポイントを押さえて学習を進めましょう。
・保護具の種類
呼吸器保護具、皮膚保護具、眼・顔保護具、手足の保護具など、各種類の特徴と使用目的を確認
・選定基準
どのような作業環境にどの保護具が必要か、状況に応じた選定方法を理解
・管理方法
保護具の点検、清掃、保存方法など、適切な管理の方法を学ぶ
これらの内容を、各物質の取り扱いや作業環境に応じた適切な保護具選びに結びつけて学習しましょう。

問題集を攻略して実践力を磨く方法

基礎を固めた後は、問題集を使って実際の試験形式に慣れましょう。問題集を解くことで、以下のような力が養われます。
・保護具の適切な選定
どの作業環境にどの保護具が必要かを選ぶ力をつける
・使用方法の理解
保護具を正しく使用するための具体的な方法を学ぶ
・管理方法の理解
保護具の管理方法や点検方法をしっかりと覚える

試験対策:確実に暗記しておくべき内容

保護具に関する科目では、いくつかの重要項目を暗記しておくことが求められます。以下の点を特に注意して覚えましょう。
・保護具の種類と用途
呼吸器保護具や手足保護具など、それぞれの保護具の使用目的と特徴
・選定基準
作業環境に応じて必要な保護具を選ぶための基準
・管理方法
保護具の点検、清掃、保存に関する正しい方法

試験対策で最初に着手するべき事項

最初に取り組むべきは、保護具の種類と使用目的に関する基礎知識です。呼吸器保護具や皮膚保護具など、各保護具の特性を理解し、どのような作業環境で必要かを把握することが最も重要です。その後、管理方法や点検の知識を順を追って学んでいきましょう。

試験対策の効率的な短時間学習法

時間が限られている場合は、過去問を中心に学習を進めましょう。過去問では、保護具に関する問題がよく出題されます。特に、選定基準や管理方法について頻出の問題を確認し、重点的に学習します。以下の方法で効率よく勉強できます。
・過去問の反復練習
保護具に関連する問題を繰り返し解くことで、試験に備えます
・頻出ポイントの暗記
保護具の種類や使用方法を優先的に覚え、試験対策を行います

「作業環境の改善方法に関する知識」の勉強法

出題内容の分析

「作業環境の改善方法に関する知識」では、特定化学物質や四アルキル鉛を扱う作業環境の改善に関する知識が求められます。これには、物質の性質や作業環境のリスク、適切な改善策が含まれます。出題内容としては、作業環境の管理方法、換気設備や器具の選定、作業場の整備方法など、作業者の安全を確保するための対策が中心となります。安全で効率的な作業環境を作るために必要な具体的な方法や基準を学びましょう。

試験突破の第一歩:参考書で学ぶ基礎

まずは、特定化学物質や四アルキル鉛の性質について学び、これらが作業環境に与える影響を理解しましょう。その後、作業環境改善の方法について次のポイントを学びます。
・物質の性質
各物質の危険性や特性を理解
・作業環境改善策
換気設備、清掃、温湿度管理などの具体的な方法
・器具の選定
作業に適した器具や設備を選ぶ基準
これらの知識を基に、実際の作業現場でどのように環境を改善するかを理解します。

問題集を解いて伸ばす実践力のポイント

基礎固めができたら、問題集を解いて実践的な問題を多くこなすことが重要です。問題集を通じて、以下を学びましょう。
・改善策の選定
どのような作業環境改善策を選ぶか
・器具選定
作業環境に適した器具を選ぶ力を養う
・実務的な対応
実際の問題に即した作業環境改善の知識を深める

試験合格に必要な暗記箇所の要点

この科目では、暗記すべき項目がいくつかあります。特に重要なポイントは以下の通りです。
・物質の性質
各物質の危険性や特性
・作業環境改善策
換気、温湿度管理、作業場の整理方法など
・器具の選定基準
どの物質にどの器具が適しているか

試験勉強を始める前に押さえるべき事項

まずは、物質の性質について理解を深めることが最優先です。その後、作業環境改善策や器具選定に取り組み、現場での安全を確保するための知識を身につけましょう。

試験を効率よく攻略する時短学習術

時間が限られている場合、過去問を中心に学習するのが効果的です。頻出の作業環境改善方法や器具選定に関する問題を集中的に学びましょう。以下の方法で効率的に学べます。
・過去問の繰り返し解答
よく出題される改善策や器具選定に絞って学習
・ポイント暗記
作業環境改善方法や器具選定基準を重点的に暗記

「関係法令」の勉強法

出題内容の分析

「関係法令」では、特定化学物質や四アルキル鉛を取り扱う際に遵守すべき法令に関する知識が問われます。主に出題される法令は、労働安全衛生法、特定化学物質障害予防規則、四アルキル鉛中毒予防規則です。これらは作業現場での安全確保を目的とし、作業環境の管理や安全措置に関する基準を定めています。出題形式は、各法令の目的や具体的な規定を理解しているかを確認する問題が中心です。

初心者必見!参考書で基礎を築く方法

まず、各法令の概要を理解することが重要です。特に、以下の点を抑えて学習します。
・労働安全衛生法
労働者の安全と健康を守るための基本法令であり、作業場の環境や機器に関する規定が含まれています。
・特定化学物質障害予防規則
特定化学物質を取り扱う際に守るべき具体的な基準や手順。
・四アルキル鉛中毒予防規則
四アルキル鉛を使用する際に遵守すべき安全基準。
これらの法令がどのように作業現場で適用されるかを理解し、具体的な規定を覚えることが重要です。

試験対策:問題集で仕上げる応用力

基礎を固めた後は、問題集を解いて実践的な知識を身につけます。特に、以下の点に注意して問題を解くことが大切です。
・法令の規定
各法令の目的や安全基準を覚えて、実際の作業現場にどう適用するかを考える。
・実務対応力
法令が現場でどのように適用されるかを具体的に理解し、問題に応じた対応ができるようにします。
反復練習を行い、試験で出題される内容に慣れましょう。

合格に向けて覚えるべき試験の要点集

この科目では、特に重要な規定や法律の目的を暗記することが求められます。
・労働安全衛生法
労働者の安全を守る基本的な目的とその範囲。
・特定化学物質障害予防規則
取り扱う化学物質ごとの具体的な基準や管理方法。
・四アルキル鉛中毒予防規則
四アルキル鉛を使用する際の安全対策。
これらのポイントを暗記し、試験に備えることが重要です。

勉強計画の最初に試験対策でやるべきこと

最初に学習すべきは、労働安全衛生法の基本的な目的や規定です。これが全ての法令の土台となり、他の法令を理解するための基礎となります。次に、特定化学物質障害予防規則と四アルキル鉛中毒予防規則を学び、具体的な規定を理解していきましょう。

短時間で合格を目指す試験の学習プラン

時間が限られている場合、過去問を解くことが効率的です。出題されやすい法令に絞って学習し、反復することで、短期間で重要な内容を習得できます。
・過去問を活用
過去問を解くことで、よく出題される法令の規定を確認。
・重要規定の暗記
主要な法令の目的や基準を短期間で覚える。

特定化学物質及び四アルキル鉛等作業主任者とは

特定化学物質及び四アルキル鉛等作業主任者とは、労働安全衛生法の改正により、2006年4月1日より統合新設された国家資格です。2006年3月までは「特定化学物質作業主任者」と「四アルキル鉛等作業主任者」はそれぞれ別の講習を受講し取得する必要がありました。2006年4月1日より制度が変わり、特定化学物質及び四アルキル鉛等作業主任者技能技能講習で、どちらの資格も取得できるようになっています。

ちなみに、「特定化学物質及び四アルキル鉛等作業主任者」という資格があるわけではありません。特定化学物質及び四アルキル鉛等作業主任者技能技能講習の修了者の中から、事業者が必要に応じて「特定化学物質作業主任者」あるいは「四アルキル鉛等作業主任者」を選任します。

「特定化学物質作業主任者」とは

「特定化学物質作業主任者」とは、以下の職務を行う責任者です。

  • 作業に従事する労働者が特定化学物質により汚染され、またはこれらを吸入しないように、作業の方法を決定して労働者を指揮
  • 局所排気装置、プッシュプル型換気装置、除じん装置、排ガス処理装置、排液処理装置その他労働者が健康障害を受けることを予防するための装置の点検
  • 保護具の使用状況を監視

「特定化学物質作業主任者」は、「特定化学物質及び四アルキル鉛等作業主任者技能講習」を修了した者の中から選任されます。

労働災害を防止するため、一定の有害な化学物質(特定化学物質)またはそれらを一定以上含有する製剤その他の物を製造し、または取扱う作業については、事業者が「特定化学物質及び四アルキル鉛等作業主任者技能講習」を修了した者の中から「特定化学物質作業主任者」を選任し、当該作業に従事する労働者の指揮その他厚生労働省令で定める事項を行わせる必要があります。(労働安全衛生法第14条、特定化学物質障害予防規則第19条、第19条の2)

「四アルキル鉛等作業主任者」とは

「四アルキル鉛等作業主任者」とは、以下の職務を行う責任者です。

  • 作業に従事する労働者が四アルキル鉛により汚染され、またはその蒸気を吸入しないように、作業の方法を決定して労働者を指揮
  • 換気装置の点検
  • 保護具の使用状況を監視
  • 中毒の恐れがある場所からの退避や除染作業等の緊急対応

労働災害を防止するため、四アルキル鉛を製造する作業または四アルキル鉛もしくは加鉛ガソリンを取り扱う一定の作業については、事業者が「特定化学物質及び四アルキル鉛等作業主任者技能講習」を修了した者の中から「四アルキル鉛等作業主任者」を選任し、当該作業に従事する労働者の指揮その他厚生労働省令で定める事項を行わせる必要があります。(労働安全衛生法第14条、四アルキル鉛中毒予防規則第14条、第15条)

特定化学物質及び四アルキル鉛等作業主任者技能技能講習

特定化学物質・四アルキル鉛等作業主任者技能技能講習は、全国の労働基準協会連合会、公益社団法人 日本作業環境測定協会で実施されています。

全国各地で行われているため、どこでも講習会に参加できます。講習の受講は制限がなく、18歳以上であれば誰でも受講できます。
講習会は2日間行われ、講習が終了した後に、修了試験(特定化学物質・四アルキル鉛等作業主任者試験)が行われ、合格・不合格が決まります。特定化学物質・四アルキル鉛等作業主任者試験は筆記試験のみで、4科目のうちどれもが40%以上必要で、総合得点が60%以上で合格です。特定化学物質及び四アルキル鉛等作業主任者技能講習の修了試験に合格すると、修了証(写真入りプラスチックカード)が交付されます。

特定化学物質・四アルキル鉛等作業主任者試験の合格率は高いと言われ、難易度としては低い方の試験でしょう。難易度とは、試験に対する難易度で、講習会をしっかりと聴いて覚えた人にとってはやさしいという意味です。しかし、講習会で話される内容は、専門的で難しい内容ですので、講習の難易度は高いと言えます。そのため、講習の座学にうっかり聞き漏らしなどすると、修了試験の難易度が高くなります。

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公益社団法人東京労働基準協会連合会:特定化学物質及び四アルキル鉛等作業主任者技能講習のご案内
公益社団法人東京労働基準協会連合会で開催している「特定化学物質及び四アルキル鉛等作業主任者技能講習」の講習内容についてのご説明をしております。

受講資格

学歴やしかくなどの受講資格はありません。18歳以上であれば誰でも受講できます。

試験地

全国の労働基準協会連合会、公益社団法人 日本作業環境測定協会

日程

月に数回実施されています。受講地によって異なります。

受講料

特定化学物質及び四アルキル鉛等作業主任者技能技能講習の受講料は、受講料が12,000円前後、テキスト代が2,000円前後です。受講地によって異なります。

公益社団法人東京労働基準連合会:受講料12,600円(税込) テキスト代1,980円(税込)

公益社団法人日本作業環境測定協会:受講料13,200円(税込) テキスト代1,980円(税込)

内容

①健康障害及びその予防措置に関する知識 4時間
②保護具に関する知識 2時間
③作業環境の改善方法に関する知識 4時間
④関係法令 2時間

特定化学物質・四アルキル鉛等作業主任者技能講習会の内容は、最初の日にオリエンテーションを20分行い、それから講義に入ります。
健康障害及びその予防措置に関する知識に4時間で、特定化学物質による健康障害、四アルキル鉛中毒の症状、これらの物質からの予防方法と応急措置について学びます。
保護具に関する知識に2時間で、特定化学物質の製造と取扱い、四アルキル鉛等業務に必要な保護具使用と管理などが講義されます。
作業環境の改善方法に関する知識に4時間では、特定化学物質・四アルキル鉛の性質、特定化学物質の製造と取扱い、四アルキル鉛等業務に要する器具、作業環境などの講義です。
関係法令2時間では、労働安全衛生法や特定化学物質障害予防規則、四アルキル鉛中毒予防規則について講義されます。

特定化学物質及び四アルキル鉛等作業主任者試験

12時間の特定化学物質及び四アルキル鉛等作業主任者技能技能講習が終了すると、マークシート方式の修了試験が1時間行われます。

試験合格者は特定化学物質及び四アルキル鉛等を取り扱う作業で作業主任者として、作業に従事する者が誤った行動をしないように指揮し、また使用装置に問題がないことを確認し、労働者に危険が及ばないようにしなければなりません。そのためには特定化学物質及び四アルキル鉛等の危険性や特性、使用装置に対する知識の会得が不可欠となります。試験ではこのような作業主任者として適切な行動をするために必要な事項を取得できているかが問われます。試験の内容は講習で学んだ事項が出題されるので、合格後に確実な安全作業を行うためにも、よく学習するようにしましょう。

試験時間

1時間

合格基準

修了試験の各科目40%以上、かつ総合で60点以上の得点で合格

合格率・難易度

特定化学物質及び四アルキル鉛等作業主任者試験の合格率は公開されていません。95~98%程度と言われています。

特定化学物質及び四アルキル鉛等作業主任者試験に落ちる人とは

特定化学物質及び四アルキル鉛等作業主任者試験の勉強方法は、講義をしっかり聴くことです。テキストが講習会数日前に配布されますが、ざっと見程度で詳しく見る必要はありません。

講義では、講師の方が重要なポイント、覚えるべきところや語句などを指摘してくれますので、それらはテキストにマークを入れるなり、ノートに記録などして覚えるようにします。講師の方が指摘することのいくつかは、ほぼ終了試験に出ると考えて良いでしょう。

1日目の講習会が終了してから、自由な時間が持てますので、その日にやった事を、マークやノートへの記述をもとに整理し、覚えるようにします。

講習会形式で講義の後で修了試験を行う資格は、数多くあります。そのような資格は、落ちる人が少ないのが一般的です。講師の方から、「真面目に話を聞いていれば落ちることはない」と言われることもあります。

それでも落ちる人がいる理由は、講師の指摘ポイントを聞き逃したためで、その中で多いのが、居眠りです。就職後に、2日間の座学を経験することはまれで、うっかり睡魔に襲われる場合もあります。そこをどう乗り切るかで、資格を得るかどうかが決まってしまいます。

テキストは購入すべき?

特定化学物質及び四アルキル鉛等作業主任者試験は、学科講習を真剣聞くだけで十分合格できます。あえて市販のテキストを購入する必要はありません。

市販されているテキスト・問題集については、下記ページで紹介しています。

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特定化学物質・四アルキル鉛等作業主任者試験
特定化学物質・四アルキル鉛等作業主任者試験の内容①健康障害及びその予防措置に関する知識、②作業環境の改善方法に関する知識、③保護具に関する知識、④関係法令、⑤修了考査・資格試験: 特定化学物質・四アルキル鉛等作業主任者試験・解答速報&過去問