乾燥設備作業主任者は、乾燥設備を使用する現場での指導、不備のある設備への適切な措置、乾燥設備内部や換気状態の点検、火災防止を行う責任者です。乾燥設備作業主任者の資格を得るには、全国の労働基準協会連合会で開催されている講習を受講し、修了試験に合格する必要があります。
乾燥設備作業主任者技能講習は、年に数回開催されており、乾燥設備の設計・製作検査・取扱作業の実務経験などの受講資格を満たしている人が受講できます。講習の最終日に実施される乾燥設備作業主任者試験の難易度はそれほど高くなく、真面目に講習を聞いていれば合格できる程度です。
この記事では、乾燥設備作業主任者とはどのような資格なのか、乾燥設備作業主任者になるにはどうすれば良いのか、乾燥設備作業主任者講習会・試験の費用や日程、難易度、合格率について解説します。
乾燥設備作業主任者試験の過去問と重要事項
爆発・火災災害と乾燥作業の安全
1.爆発・火災災害と乾燥作業の安全
・近年、労働災害の件数は減少傾向にありましたが、その減少速度は鈍化しており、依然として多くの死傷者を出していることが懸念されています。
・爆発や火災が原因となる労働災害は、死傷災害、死亡災害ともに発生頻度が高く、その被害規模も大きいため、特に注意が必要です。
・乾燥作業を行う現場では、爆発や火災が起こりやすいリスクが内在しており、設備や環境の管理を徹底することが災害防止において非常に重要です。
・乾燥作業では高温を扱うことが多く、これにより可燃物が発火したり、ガスや蒸気が爆発を引き起こすことがあるため、これらの危険要因をしっかりと管理しなければなりません。
・乾燥設備作業主任者は、作業開始前にリスクアセスメントを行い、現場での安全対策を講じ、爆発や火災の発生を防ぐ役割を担います。
・乾燥設備の点検や整備はもちろんのこと、作業中も常に温度や換気の状態を監視し、異常があればすぐに対応しなければなりません。
・また、乾燥設備作業主任者は作業員に対して安全教育を実施し、事故を未然に防ぐために安全意識を高めるための指導も行う必要があります。
・設備が正常に動作しているかを確認し、異常が発生した場合は速やかに停止し、修理を行ってから再開することが求められます。
・乾燥設備作業主任者は、爆発や火災が発生した場合に迅速に対応し、作業員の避難を指示するなど、災害時の対応を適切に行えるよう備えておく必要があります。
2. 乾燥設備による災害の発生状況
・乾燥設備による災害は減少しつつあるものの、依然として多くの災害が発生しています。これらの災害は、設備の不具合や作業員の不注意、環境の悪化などが原因となっていることが多いです。
・乾燥設備による災害で特に深刻なのは爆発や火災で、これらが発生すると、現場の設備や物品だけでなく、作業員の命にも影響を及ぼします。
・乾燥作業においては、加熱装置や燃料を使用する設備が多いため、これらが適切に管理されないと火災の原因となることがあります。
・また、乾燥作業における高温や加圧によってガスが発生し、そのガスが爆発の原因となる場合もあります。これらのリスクを管理するためには、設備の構造や運用方法を正確に理解し、適切な点検やメンテナンスを行う必要があります。
・設備の点検は定期的に行い、特に温度調整装置や換気装置、圧力の調整装置などに不具合がないかを確認し、不具合が見つかった場合は速やかに修理を行います。
・乾燥設備作業主任者は、乾燥作業の計画段階からリスクを予測し、事故が発生しないように事前に予防措置を講じることが求められます。
・乾燥作業においては、異常の兆候が発見された場合には、即座に作業を中止し、作業員に指示を出して安全な状態にすることが重要です。
・乾燥設備作業主任者は、常に乾燥作業に関する知識を更新し、災害防止に向けた最新の情報を取得して、作業員に共有し、全員で安全を確保することが必要です。
乾燥設備作業主任者の選定
3. 乾燥設備作業主任者の選定
・乾燥設備作業主任者は、乾燥設備の管理を担当する重要な職務であり、その選定には一定の基準があります。
・乾燥設備作業主任者を選定する事業場は、以下の設備に該当する場合に必ず主任者を選任する必要があります。
・内容積が1㎥以上の危険物乾燥設備
・熱源として燃料を使用する乾燥設備で、燃料消費量が一定以上である設備(固体燃料:毎時10kg以上、液体燃料:毎時10ℓ以上、気体燃料:毎時1㎥以上)
・電力を使用する乾燥設備で、定格消費電力が10kW以上の設備
・乾燥設備作業主任者は、乾燥設備の構造や取り扱いについての十分な知識を持ち、異常時には迅速に適切な対応ができる能力が求められます。
・主任者は、通常、乾燥作業を指揮している班長や責任者から選任されることが多いですが、設備の規模によっては複数名の主任者を選任することもあります。
・大規模な事業場では、1名の主任者では担当しきれない設備の数があるため、複数名の主任者を選任し、それぞれの担当範囲を明確にすることが重要です。
・選任された乾燥設備作業主任者は、その職務を遂行するための十分な権限を与えられ、関係者にその選任結果が周知されることが求められます。
・主任者の選定後は、設備の管理や点検を確実に行うために、定期的な教育を受けさせることも重要です。
・作業主任者は、自己の管理下にある設備が安全に運転されているかを確認し、作業員が安全に作業を行うために必要な指導を行うことが求められます。
乾燥設備作業主任者の職務
4. 乾燥設備作業主任者の職務
・乾燥設備作業主任者の職務は非常に重要で、設備の使用開始時や乾燥方法、乾燥物の種類を変更する場合には、その内容を作業員に周知し、作業方法を指導した上で指揮を取ることが求められます。
・乾燥設備および附属設備に不備を見つけた場合には、直ちに必要な措置を講じ、修理や改善を行います。
・乾燥設備内の温度、換気状態、乾燥物の状態を定期的に点検し、異常が認められた場合には迅速に対応し、異常の原因を特定し修正します。
・乾燥設備の設置場所は、常に整理整頓し、可燃物や不必要な物品が置かれないようにします。これにより、火災や爆発のリスクを減少させることができます。
・作業員が適切に安全作業を実施しているかどうかを確認し、必要に応じて再教育を行うことが主任者の責任です。
・設備の運転中に異常が発生した場合には、速やかに運転を停止し、必要な修理や点検を行った後に再開するようにします。
・主任者は、設備が常に安全に運転されているかを管理し、作業員が危険な作業をしないように指導する必要があります。
5. 乾燥設備作業主任者の心構え
・乾燥設備作業主任者は、その職務において非常に大きな責任を負っています。自らの責任をしっかりと自覚し、作業現場での安全を確保するために尽力する必要があります。
・設備の整備や安全教育の徹底は、災害を防ぐために不可欠ですが、それだけでは災害を完全に防ぐことは難しいため、日々の点検や監視を怠らず、異常を早期に発見することが重要です。
・作業者が教育を受けている内容を実際の作業に反映させ、安全作業が確実に行われているかを管理することも主任者の重要な任務です。
・設備に不具合が発生した場合には、その原因を早急に特定し、改善策を実施することが求められます。
・乾燥設備作業主任者は、災害防止に向けて作業員に意識を高めさせるためのリーダーシップも求められます。
・関係作業者とのコミュニケーションを大切にし、安全提案制度やミーティングを通じて、全員で災害防止に向けた取り組みを行うことが重要です。
・作業主任者自身が安全意識を高め、その姿勢を作業員に示すことが、作業員の意識改革にも繋がり、作業現場全体の安全性を向上させます。
ワンポイント解説
乾燥設備作業主任者として求められる最も重要な責任は、現場での安全管理です。設備の正常な運転を維持するために、定期的な点検とメンテナンスを行い、異常が見つかった際には迅速に対応することが必要です。特に、温度や換気の管理が不十分だと爆発や火災のリスクが高まるため、これらの点を常に確認する習慣をつけましょう。また、乾燥作業に従事する労働者には、作業前に十分な安全教育を行い、作業方法の理解を徹底させることが大切です。作業主任者は、全員の安全意識を高めるために、定期的なミーティングや情報共有を行い、問題点を早期に発見・解決できる体制を整えることが求められます。
乾燥設備による火災
1. 火災の防止
・乾燥設備による火災事故の原因として、設備の欠陥や故障、取扱い上の不注意が挙げられます。
・特に取扱い上のミスが火災を引き起こす事例が非常に多いです。
・乾燥設備での火災防止のためには、以下のような点を徹底することが非常に重要です。
・乾燥室の構造は不燃性の材料を使用して設計することが重要です。
・乾燥室の壁には鉄骨鉄板張り、鉄鋼モルタル塗り、鉄筋コンクリート造り等の不燃性素材を使用することを推奨します。
・床、柱、天井、屋根、出入口の扉、棚等もすべて不燃性の材料で構成することが求められます。
・乾燥室内の開口部(のぞき窓、排気口、出入口など)は、発火時に他の部分へ延焼しないように慎重に配置し、防火戸やダンパーを設置し、火災発生時に迅速に閉鎖できるようにすることが必要です。
・乾燥室内の可燃材料部分が煙道やスチームパイプ等を貫通する場合は、不燃材料で保護することが求められます。
・炭火やコークス等の固体燃料を直火で使用する場合、炎やはね火による出火を防ぐための隔壁を設けることが必要です。
・換気装置を設置し、乾燥室内の温度や湿度を適切に管理し、火災のリスクを低減します。
・電熱器やスチームパイプの発熱部は乾燥設備の上方や側面に配置し、乾燥物と安全な距離を確保し、直接接触しないように遮蔽物を設けることが重要です。
・温度測定装置を設置して、乾燥室内の温度分布を正確に把握し、温度管理を徹底する必要があります。
・電熱器や動力機器の配線、開閉器などは、専用のものを使用し、適切に管理しましょう。
・爆発性や引火性、自然発火性の危険物を取り扱う乾燥設備は、他の建物から隔離することが強く推奨されます。
2. 乾燥設備の構造
・乾燥設備の構造は火災や爆発のリスクを最小限に抑えるために非常に重要です。
・以下の点を考慮して設計を行うことが推奨されます。
・乾燥室は不燃性の材料で構築し、鉄骨鉄板張り、鉄鋼モルタル塗り、鉄筋コンクリート造りなど、不燃性の構造を使用することが求められます。
・乾燥室内の床、柱、天井、屋根、出入口の扉等もすべて不燃性材料で作成することが望ましいです。
・乾燥室内の開口部(のぞき窓、排気口、出入口等)は、火災発生時に他に延焼しないように配置し、防火戸やダンパー等を設置して、火災時に速やかに閉鎖できるようにしましょう。
・乾燥室内の可燃材料部分が煙道やスチームパイプ等を貫通する場合、不燃材料で適切に保護してください。
3. 取扱いおよび保守
・乾燥設備を安全に運用するためには、定期的な取扱いや保守が不可欠です。
・以下の点に留意して、乾燥設備を取り扱いましょう。
・乾燥設備周辺には不要な物を置かず、原材料や製品等は必要最小限の量にとどめるようにします。
・乾燥設備は定期的に点検し、不良部分が見つかった場合は速やかに修理を行ってください。
・高温で乾燥させた可燃物は、十分に冷却を行う必要があります。
・乾燥物が容易に脱落しないよう、安定した配置を心がけてください。
・乾燥設備の外面の温度にも注意し、過熱が発生しないように管理しましょう。
爆発および中毒の防止
4. 爆発の防止
・乾燥設備での爆発を防止するためには、熱源による爆発防止と乾燥物による爆発防止の2つの観点から対策を行う必要があります。
5. 熱源による爆発防止
・燃焼装置の安全対策において、可燃性ガスや引火性液体に対する対策が特に重要です。
・バーナーの火が消えている状態で燃料ガスが放出され続けると、ガスが滞留して事故を引き起こす危険性があります。
・乾燥設備を使用中は、加熱装置の作動状態を常に確認し、点火時には換気を行う等、作業マニュアルを遵守することが事故防止に繋がります。
6. 乾燥物による爆発防止
・静電気の除去
・可燃性の粉じんが乾燥設備内で高濃度で浮遊している場合、静電気が原因で爆発を引き起こす可能性があります。
・スプレードライヤーや気流乾燥器などの乾燥設備では、乾燥設備本体や流体輸送配管等、粉体が静電気を帯電しやすい部分に完全な接地を行い、静電気の蓄積を防止することが大切です。
・乾燥設備の換気
・乾燥作業中に換気を行うことで、乾燥設備内で発生する可燃性蒸気の濃度を低く保ち、爆発のリスクを防ぐことができます。
・乾燥を開始すると可燃性蒸気が発生し、内部の蒸気濃度が上昇します。爆発下限界濃度に達する前に換気を行うことが非常に重要です。
・換気量の算出基準は、通常の3~4倍の換気を行うことが推奨されています。
・可燃性蒸気が2種類以上発生する場合、それぞれの溶剤換気量を算出し、その合計を換気量として設定します。
・予備乾燥
・揮発性の大きい溶剤を使用した乾燥物等は、安全な場所で予備乾燥を行い、溶剤を蒸発させてから乾燥設備での作業を行うことで、爆発事故のリスクを減少させることができます。
・予備乾燥を行うことにより、作業能率が若干低下する場合がありますが、事故リスクを減らすためには、この手順を必ず実施するべきです。
・直火の使用禁止
・乾燥設備内で引火性溶剤の蒸気や可燃性ガスが発生する場合、直火を使用することは絶対に禁止です。
・電源装置は防爆性能を備えたものを使用し、熱を持つ部分は可燃性ガスや蒸気の発火温度より低いものを使用するようにしてください。
・赤外線電球を使用する場合は、電球の破損やフィラメントの溶断、ソケット部の加熱などを防止するような取り扱いやメンテナンスが必要です。
・乾燥条件での対応
・乾燥設備内の可燃性蒸気や粉じんが限界域まで達した場合、酸素濃度を下げることで爆発リスクを低減することが可能です。
・この場合、不活性ガス(例えば窒素や二酸化炭素)を使用して酸素濃度を制限し、爆発リスクを防ぐことができます。
ワンポイント解説
乾燥設備の火災や爆発を防ぐためには、構造や取り扱いの面で徹底した安全管理が必要です。まず、乾燥設備自体の設計段階で不燃性材料を使用し、火災のリスクを最小限に抑えることが大切です。また、作業環境においては、乾燥室内の温度管理や換気の徹底が不可欠で、特に可燃性蒸気や粉じんが発生しやすい場合は、静電気除去や適切な換気を行うことが重要です。さらに、乾燥中の爆発を防ぐためには、予備乾燥や不活性ガスの使用、そして直火を避けるなどの対策を徹底することが求められます。定期的な点検とメンテナンスを行い、安全対策を強化することで、事故のリスクを大きく低減できます。
乾燥設備作業主任者試験の科目ごとの勉強法
「乾燥設備の作業に関する知識」の勉強法
出題内容の分析
「乾燥設備の作業に関する知識」では、乾燥設備の種類、構造、乾燥の基本原理、運転操作に関する知識が問われます。具体的には以下のような内容が出題されます。
・乾燥設備の種類と特徴
乾燥設備には熱風乾燥機、冷凍乾燥機、真空乾燥機などがあり、各設備の使用目的や特徴を理解する必要があります。
・乾燥の基本原理
乾燥のメカニズムとして熱伝導、対流、蒸発などの原理を学び、効率的な乾燥方法を理解します。
・運転操作の知識
乾燥設備の運転方法や作業中の注意点、トラブルシューティングについての知識も必要です。
試験突破の第一歩:参考書で学ぶ基礎
・乾燥設備の種類と特徴を理解
各乾燥設備の名称、用途、特徴を押さえましょう。熱風乾燥機と真空乾燥機など、設備ごとの運用場面を学ぶことが重要です。
・乾燥の原理を学ぶ
熱伝導、対流、蒸発のメカニズムを理解し、それぞれが乾燥効率にどのように影響を与えるかを学びます。
・運転操作を覚える
乾燥機の運転方法や操作手順、安全に運転するための注意点を学びます。
試験問題集を活かした応用力養成術
・運転操作に関する問題を解く
運転操作の手順やトラブル対応についての問題を解くことで、実際の運転に近いシナリオに慣れます。
・乾燥の原理に関する問題を解く
乾燥効率を高めるための条件や原理に関連する問題を解くことが重要です。
試験で暗記が重要なポイント一覧
・乾燥設備の種類と特徴
各乾燥設備の特徴(例:熱風乾燥機は温風を使用)や使用目的を暗記しましょう。
・乾燥の基本的な原理
熱伝導、対流、蒸発など、乾燥メカニズムの基本概念を理解し暗記します。
・運転操作の基本手順
乾燥機の運転方法や作業手順を覚えておきます。
試験勉強の序盤で押さえるべきポイント
最初に学ぶべきは、乾燥設備の種類と特徴です。これにより、各設備の運転方法や乾燥原理の学習がスムーズになります。設備の基本的な特徴を整理して、全体像を把握しましょう。
忙しい人向けの試験効率学習テクニック
・要点を絞って学習
時間がない場合は、乾燥設備の基本的な種類と特徴を最優先で学びます。特に試験に出やすい運転方法や乾燥の原理を中心に学習を進めましょう。
・過去問で反復練習
過去問や問題集を繰り返し解くことで、効率的に重要な知識を身につけます。特に運転操作や乾燥のメカニズムに関する問題を重点的に解きましょう。
「乾燥設備に関する災害の防止に関する知識」の勉強法
出題内容の分析
「乾燥設備に関する災害の防止に関する知識」では、乾燥設備の運転中に発生する可能性のある災害を防ぐための知識が問われます。特に、火災や爆発の防止、換気や排気の管理、緊急時の対応に関する知識が重要です。具体的な出題内容は以下の通りです。
・火災や爆発の防止
乾燥設備の運転中における火災や爆発のリスクを把握し、それを防ぐための予防策を学びます。
・換気や排気の管理
換気装置や排気装置の適切な管理と、それらが不十分な場合のリスクについて理解します。
・緊急時の対応
乾燥設備での事故や災害が発生した際の初動対応や緊急措置を学びます。
基礎力を固めるための参考書選びのコツ
・災害リスクと予防策の理解
乾燥設備における火災や爆発の原因を学び、それを防ぐための予防策(温度管理、湿度管理、設備点検など)を理解します。
・換気・排気装置の役割を学ぶ
換気や排気装置が乾燥設備の安全性にどのように影響するかを学び、適切な運用方法を理解します。
・緊急時対応手順の習得
事故発生時に必要な対応方法、消火設備の使用方法、緊急連絡先の確認などを基礎的に学んでおきます。
問題集を解いて伸ばす実践力のポイント
・火災や爆発を防ぐための問題
火災や爆発を防ぐための管理方法や、過去の事故事例を問う問題を解くことが有効です。乾燥設備特有の危険要因とその対策を学びましょう。
・換気・排気の管理に関する問題
換気や排気装置の効果的な運用方法に関する問題を解き、設備の安全な運用についての理解を深めます。
・緊急時の対応を問う問題
事故発生時の初期対応や安全措置についての問題を解くことで、迅速かつ適切な判断力を養います。
試験で覚えておきたい重要事項のまとめ
・火災や爆発の予防策
火災や爆発を防ぐためのポイント(温度管理、湿度管理、定期的な設備点検など)を暗記します。
・換気や排気管理の基本
換気・排気装置の管理方法と、それに関するリスクを理解し、具体的な管理手法を暗記します。
・緊急時の初期対応手順
事故が発生した際に行うべき初動対応(消火活動、避難誘導など)や緊急連絡先を覚えておきます。
試験準備の第一歩!最優先のポイント
最初に取り組むべきは「火災や爆発の防止」に関する知識です。これをしっかり理解することで、乾燥設備の安全管理における基本的な考え方が身につきます。設備運転のリスクを把握し、予防策を意識して学習を進めましょう。
試験を効率よく攻略する時短学習術
・重要ポイントに絞った学習
時間がない場合は、特に火災や爆発の防止策、換気・排気装置の管理方法に絞って学習します。これらは試験で頻出のテーマです。
・過去問を活用
過去問を解くことで、試験の出題傾向や重要なポイントを効率よく学べます。特に緊急時対応や予防策に関する問題に注力しましょう。
「関係法令」の勉強法
出題内容の分析
「関係法令」では、乾燥設備作業主任者として必要な法的知識を問われます。主に以下の法令が出題されることが予想されます。
・労働安全衛生法
作業環境や作業者の安全を守るための法的基準や義務に関する知識が必要です。乾燥設備を扱う際に重要な法令となります。
・設備管理基準
設備を運転・管理する際に遵守すべき基準や規定が含まれます。設備の点検、保守、安全基準に関する理解が問われます。
・その他関連法規
環境に配慮した設備運用を求める法規や、省エネルギーに関連する法令も出題されることがあります。
効率よく基礎を習得する参考書の使い方
・労働安全衛生法の理解
作業者の安全と健康を守るための法令について基礎から学びます。特に乾燥設備を運転する際の安全管理に関する法的要件を押さえておきましょう。
・設備管理基準の把握
設備に関する管理基準、点検・保守に関する規定を理解し、定期的な設備点検や法的に求められる保守業務を学びます。
・関連法規の学習
環境法規、省エネルギー法規など、乾燥設備の運用に影響を与える法令を広く学び、運用上の法的責任を理解します。
試験の得点力アップ!問題集の使い方
・法令関連の問題を解く
労働安全衛生法や設備管理基準についての問題を多く解くことで、法令の理解を深めるとともに、試験での出題パターンに慣れることができます。
・ケーススタディ形式の問題に挑戦
法令違反のケーススタディ問題を解くことで、実務に即した法的な判断力を養います。特に事故や不具合が発生した場合に求められる法的対応を理解します。
合格に向けて覚えるべき試験の要点集
・労働安全衛生法の主要項目
労働者の安全・健康を守るために必要な法的要件や基準、労働条件に関する項目を暗記しておきます。
・設備管理基準の基本的規定
設備の点検や保守、運用中の基準や安全措置に関する具体的な規定を暗記します。
・関連法規のキーワード
環境法規や省エネルギー法に関連するキーワードを覚え、法令に基づく運用方法を理解します。
試験の土台を作る第一歩のポイント
まずは労働安全衛生法から取り組むべきです。この法令は乾燥設備作業主任者の業務に直接関わり、作業者の安全確保が最優先となります。次に設備管理基準や関連法規を学び、法的な責任を理解しましょう。
短時間で合格を目指す試験の学習プラン
・重要な法令を優先的に学習
時間がない場合、特に労働安全衛生法や設備管理基準について重点的に学びます。これらの法令は試験でもよく出題されるため、効率よく押さえておきましょう。
・過去問を活用
過去問を解き、試験でよく出る法令やその適用方法に慣れておくことが大切です。法令に関する問題は実務に直結するため、過去問を繰り返し解くことで理解が深まります。
「機械に関する基礎知識」の勉強法
出題内容の分析
「機械に関する基礎知識」では、乾燥設備を操作・管理する際に必要な機械的知識が問われます。主に以下のポイントが出題される可能性があります。
・設備の操作とメンテナンス
乾燥設備の基本操作や定期的な点検・保守手順に関する知識が問われます。設備を安全に運転するための基本的な管理方法を理解することが求められます。
・動力とエネルギー効率
乾燥設備の動力(電力や燃料)の使い方や、エネルギー効率を最適化する方法について学びます。エネルギー効率が悪いとコストが増加するため、効率化の方法も重要です。
・機械の安全装置
乾燥設備に搭載されている安全装置(過熱防止や圧力センサーなど)の役割や運用方法を理解することが求められます。
試験の基本を徹底理解する参考書術
・操作手順の確認
乾燥設備の運転に関する基本的な操作方法を参考書で確認し、各工程を理解します。操作手順がスムーズに行えるように覚えましょう。
・メンテナンスの基本知識
設備のメンテナンス方法や点検項目を学び、日常的に実施すべき点検事項を理解しておきます。
・エネルギー効率向上策
エネルギー効率を向上させる方法や、乾燥設備のエネルギー使用を最適化する手段を学んで、効率的な運用を目指します。
試験対策:問題集で仕上げる応用力
・操作手順に関する問題
設備操作に関する問題を解き、実際の作業での手順を確認します。特に運転時のチェックリストや点検項目を理解しましょう。
・メンテナンス関連の問題
メンテナンスや点検に関する問題を解くことで、必要な知識を実践的に身につけます。日常的な保守の重要性を意識しましょう。
試験の得点源となる暗記ポイント解説
・基本操作と点検項目
設備の操作手順や、定期的に行うべき点検項目を暗記し、実務に役立てることが大切です。
・エネルギー効率の改善策
エネルギー効率を上げるためのポイントを覚え、コスト削減や環境保護に貢献できる知識を深めます。
試験の準備で最初にやるべきこと
まずは設備の操作手順や基本的なメンテナンス手順に取り組み、日常的な点検や保守の流れを学びます。その後、エネルギー効率や安全装置に関する知識を深めていきましょう。
試験対策の効率的な短時間学習法
・基本操作に絞った学習
時間がない場合は、設備の基本的な操作手順やメンテナンスに絞って学び、実務に直結する重要なポイントを押さえましょう。
・過去問の活用
過去問を解くことで、出題傾向を把握し、効率的に学習できます。特に実務に関連する問題を中心に取り組むことをお勧めします。
「化学に関する基礎知識」の勉強法
出題内容の分析
「化学に関する基礎知識」では、乾燥設備を操作する際に必要な化学的な理解が求められます。この科目では、乾燥物の性質や化学反応、乾燥プロセス中の危険性に関する知識が中心に問われます。以下の内容が重要です。
・乾燥物の性質
乾燥対象物質の特性を理解し、乾燥における水分含量や温度の関係を学びます。これにより、乾燥が適切に行われる条件を把握できます。
・化学反応と危険性
乾燥プロセスで発生する化学反応や、それに伴う危険性(発火・爆発)について理解することが求められます。乾燥対象物質の性質により反応のリスクが異なるため、注意が必要です。
・乾燥プロセスの管理
温度や湿度を適切に管理する方法を学び、乾燥対象物にとって最適な条件を作り出すことが重要です。
参考書で効率よく基礎を学ぶ方法
・乾燥物の性質
乾燥物質の化学的性質を理解し、乾燥に関する基本的な物理・化学の知識を習得します。
・化学反応と危険性
発火や爆発を防ぐための化学反応に関する知識を参考書でしっかり確認しましょう。
・乾燥条件の管理
温度や湿度、風速などの管理方法を学び、乾燥が適切に進む条件を理解します。
試験合格に直結する問題集学習法
・乾燥物の性質に関する問題
乾燥物質の性質に関する問題を解くことで、実際の乾燥プロセスの理解を深めます。
・化学反応と危険性についての問題
発火や爆発などの危険性についての問題を解き、対応方法を学びます。
暗記すべき試験のポイントを解説
・乾燥物の性質
乾燥物質の基本的な性質(水分含量や蒸発温度)を暗記し、乾燥条件を適切に管理できるようにします。
・危険性の予防策
乾燥中に起こり得る化学反応や、それに伴う危険性に対する予防策を覚えます。
最初に取り組む試験合格の要点
最初に乾燥物の性質を理解し、その後化学反応の危険性や予防策を学び、リスク管理に備えることが重要です。
試験勉強を効率化する短時間活用法
・過去問の活用
過去問を解き、出題される範囲を絞って効率的に学習します。特に危険性に関する部分に重点を置いて学習しましょう。
乾燥設備作業主任者とは
乾燥設備作業主任者とは、乾燥設備を使用する現場での指導、不備のある設備への適切な措置、乾燥設備内部や換気状態の点検、火災防止を行う責任者です。
乾燥設備作業は、乾燥器と乾燥室で加熱乾燥する仕事です。労働安全衛生法に基づき、乾燥設備作業を行うには、乾燥設備作業主任者のもとで乾燥作業を行うことが定められています。乾燥設備作業主任者は、乾燥設備作業主任者試験に合格した人の中から選ばれます。
労働者に①危険物(安衛令別表第一危険物)を乾燥する内容積1m³以上の乾燥設備(乾燥室又は乾燥器)、②熱源として燃料を使用するもので、燃料の最大消費量が固体燃料にあっては毎時10kg以上、液体燃料にあっては毎時10ℓ以上、気体燃料にあっては毎時1m³以上の乾燥設備、電力を熱源として使用するもので、定格消費電力10kW以上の乾燥設備により乾燥作業を行わせる場合は、乾燥設備作業主任者技能講習を修了した者のうちから、乾燥設備作業主任者を選任して作業指揮、その他規則で定められた職務を行わせなければならないことになっています。
主な仕事
乾燥設備作業主任者としての業務は、作業員に対して作業方法を周知させて指導し、設備に異常を感じたら直ちに設備を止めて点検・復旧させることです。また、乾燥設備内の温度や換気状態をチェックし、作業者の安全を守ることも、乾燥設備作業主任者の重要な役目になります。
乾燥設備作業主任者の資格が活かせるのは、食品加工会社、印刷会社、製紙工場などの乾燥設備のある工場です。
資格を得るには
乾燥設備作業主任者の資格は、乾燥設備作業主任者技能講習を受講し、最終日の修了試験に合格することで得られます。乾燥設備作業主任者技能講習は、全国の労働基準協会連合会で、年に数回開催されており、受講資格を満たしている人が受講できます。修了試験の難易度は高いものではなく、2日間の講習を真面目に受講していればほぼすべての人が合格できる程度の難易度です。
乾燥設備作業主任者の資格を得るには一定の実務経験が必要なうえに、乾燥設備を使用した現場の作業での必須資格なので、企業からの安定したニーズがあり、転職でも有利になります。
乾燥設備作業主任者技能講習
乾燥設備作業主任者技能講習は、各地域の労働基準協会連合会で開催されています。
合計2日間の学科講習を受け、最終日の修了試験に合格すれば、乾燥設備作業主任者の資格が得られます。修了試験後すぐに合格発表が行われ、合格者には乾燥設備作業主任者技能講習修了証が与えられます。
講義の内容は、乾燥設備及びその附属設備の構造及び取扱いに関する知識に4時間、乾燥設備とその附属設備等の点検整備及び異常時の処置に関する知識に4時間、乾燥作業の管理に関する知識に5時間、関係法令に2時間、というように各科目ごとに講義の時間が設けられています。
受講資格
乾燥設備作業主任者技能講習を受講できるのは、18歳以上で下記のいずれかに該当する人です。
- 乾燥設備の取扱作業に5年以上従事した者。
- 大学又は高専の理科系卒業者で、乾燥設備の設計・製作検査・取扱作業1年以上の実務経験者
- 高校の理科系卒業者で、乾燥設備の設計・製作検査・取扱作業に2年以上の実務経験者。
2・3の場合には、卒業証明書が必要になります。
受講内容
- 乾燥設備及びその附属設備の構造及び取扱い(4時間)
- 乾燥設備、その附属設備等の点検整備及び異常時の処置に関する知識(4時間)
- 乾燥作業の管理に関する知識(5時間)
- 関係法令(2時間)
- 修了考査(1時間)
日程・申し込み方法
乾燥設備作業主任者技能講習は、1つの会場で年に4,5回行われています。全国的に多数の会場があるため、時間と労力を惜しまなければ、1年に何回も受講できます。
例えば、埼玉労働基準協会連合会で受講する場合だと、2022年の講習会の日程は以下の通りです。
- 2月15・16日
- 5月11・12日
- 7月13・14日
- 9月14・15日
- 11月9・10日
各地域の労働基準協会連合会のホームページで、受付状況が確認できます。申し込みが多ければ締め切りになるため、早めに予約するようにしましょう。
都道府県労働基準協会連合会のホームページは、下記の公益社団法人 全国労働基準関係団体連合会ホームページの関連リンクから簡単に見つけられます。
料金・支払い方法
乾燥設備作業主任者技能講習の費用は、受講料とテキスト合わせて15,000円程度です。受講する地域によって、費用は異なります。
北海道労働基準協会連合会で受講する場合だと、受講料12,100円(税込)、テキスト代1,540円(税込)です。
東京労働基準協会連合会で受講する場合だと、受講料12,580円(税込)、テキスト代1,540円(税込)になります。
支払い方法は、金融機関指定口座に振込、連合会窓口で直接支払いなどが可能です。各地域の労働基準協会連合会によって、可能な支払い方法が異なるので、事前に確認しておきましょう。
乾燥設備作業主任者試験
乾燥設備作業主任者試験は、乾燥設備作業主任者技能講習の2日目の最後に行われます。
試験内容
修了試験では、講習で受講した内容およびテキストの内容が出題され、試験では以下のような内容が問われます。
①爆発・火災災害と乾燥作業の安全
②乾燥設備の構造および取扱い
③乾燥設備の附属設備の構造、機能及び取扱い
④乾燥設備、その附属設備などの点検整備
⑤乾燥設備、その附属設備などの異常時の処置
⑥乾燥作業の管理
⑦火災事例
⑧関係法令
合格基準
乾燥設備作業主任者試験合格の基準は、修了試験でそれぞれの科目で40%以上の得点をとり、総合として60点以上取れば合格です。
合格率・難易度
乾燥設備作業主任者試験は、2日間の講習会を真剣に受講すれば試験に合格できる程度の、難易度が非常に低い試験です。合格率は90%以上と言われています。試験に合格するために、事前に勉強する必要は特にありません。
ただし、学校を卒業した常識的な知識だけでは、合格することは難しいです。講習の座学に飽きて居眠りなどをする人にとっては、難易度は非常に高い試験と言えるでしょう。
乾燥設備作業主任者試験に落ちる人とは
乾燥設備作業主任者試験の勉強方法は、講義をしっかり聴くことです。テキストが講習会数日前に配布されますが、ざっと見程度で詳しく見る必要はありません。
講義では、講師の方が重要なポイント、覚えるべきところや語句などを指摘してくれますので、それらはテキストにマークを入れるなり、ノートに記録などして覚えるようにします。講師の方が指摘することのいくつかは、ほぼ終了試験に出ると考えて良いでしょう。
1日目の講習会が終了してから、自由な時間が持てますので、その日にやった事を、マークやノートへの記述をもとに整理し、覚えるようにします。
講習会形式で講義の後で修了試験を行う資格は、数多くあります。そのような資格は、落ちる人が少ないのが一般的です。講師の方から、「真面目に話を聞いていれば落ちることはない」と言われることもあります。
それでも落ちる人がいる理由は、講師の指摘ポイントを聞き逃したためで、その中で多いのが、居眠りです。就職後に、2日間の座学を経験することはまれで、うっかり睡魔に襲われる場合もあります。そこをどう乗り切るかで、資格を得るかどうかが決まってしまいます。
テキストは購入すべき?
乾燥設備作業主任者試験のテキストは、乾燥設備作業主任者技能講習でもらえます。講習で使用するテキストだけで十分合格できるため、あえて市販のテキストを購入する必要はありません。
市販されているテキスト・問題集については、下記ページで紹介しています。

試験に合格するためのポイント
試験に合格するためのポイントは以下の通りです。
- 講師の話を真剣に聞き、ポイントをメモする
- 講習中に居眠りしない
- マークシートの記入ミスに注意
当たり前のことばかりですが、合格するためには必要なことです。合格率が高い試験ですが、手を抜かず真剣に取り組みましょう。